4月からの放送に先駆けて3話分が先行上映されたもの。
これが毎週地上波で放送された時にどんな感じになるのか分からないけどとりあえずもっと期待していいぞ。
ノイタミナムービーでいえば「屍者の帝国」に続くスチームパンクもの。
あちらは西洋風だったがこちらは和風で、まずアクションが気持ち良い。
そして女子がとてもかわいい。無名ちゃんいいぞ。
作画で凄いのが、女性キャラのアップ時の存在感。
グラデーションで表現される柔らかい髪ツヤに驚いた。
従来のアニメーションでは省略されていた部分も描きこまれ、一枚絵のような完成度で喋ってくれる。
これをスクリーンで観られたのはとても良かった。
観る前は「進撃の巨人」といかに差別化できるかを勝手に心配していた。
というのも、監督・劇伴・制作スタジオが同じ、城壁の内側に篭って敵から逃れる人類、ユラユラ歩く敵などなど、世界観も「進撃」を想起させるものだったからだ。
実際に観てみて、主人公が啖呵を切る様子や、周囲に疎まれながら自分の能力と向き合う、という展開も進撃に似ていると感じた。(むしろ増えてるじゃん)
ただね、やっぱりこれは進撃じゃない。(そりゃそうだ)
もはや進撃っぽいから気になるんじゃなくて、普通にこのアニメが面白くて楽しみ。
主人公もただ熱い復讐者(エ○ン・イェーガー)とは違って、理論と実践によってカバネに対抗しようとする、科学者気質のオタクっぽくて良い。
第1話・第2話は導入部としてかなり熱いヤマ場が見られるので、もう一度見られるのが楽しみ。
そして第3話ではカバネリとは何かということが明かされ始める所でーーーッ!続くゥッ!うわあああああ!!!早く第4話が見てえええええあやめさああああああんんんんん!!!!!
甲鉄城のカバネリ 序章
(2016年/日本)
【監督】
荒木哲郎
【キャスト】
畠中祐
千本木彩花
内田真礼
増田俊樹
梶裕貴
沖佳苗
伊瀬茉莉也
逢坂良太
宮野真守