感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2016年02月

2016年2月に見た映画とか。


2月に見た映画の一覧。

・作品名の後には、鑑賞場所・上映方式・媒体の別を記載。



2/6 ザ・ウォーク 3D字幕 @109シネマズ富谷

2/6 オデッセイ 3D字幕 @109シネマズ富谷

2/9 ホーンズ 容疑者と告白の角 吹替 DVD

2/10 GODZILLA ゴジラ 録画吹替

2/10 カリフォルニア・ダウン 吹替 DVD

2/10 ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! DVD

2/11 ガラスの花と壊す世界 @MOVIX仙台

2/11 LAST EXILE 銀翼のファム Over The Wishes @MOVIX仙台

2/11 ビッグ・アイズ 吹替 DVD

2/13 ラブ&ピース DVD

2/14 ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! DVD

2/14 ザ・インターネット 録画吹替

2/20 スター・トレック BD吹替

2/27 ザ・ワーズ 盗まれた人生 録画字幕

2/28 セーラー服と機関銃 完璧版 DVD



2月に見た映画は13本。(ガルパンOVAは除く)
そのうち映画館での鑑賞は、「ザ・ウォーク」「オデッセイ」「ガラスの花と壊す世界」「LAST EXILE 銀翼のファム Over The Wishes」の4本。

月の後半は全然映画館に行かないでしまった。
本当はガルパン4DXを観ようと張り切っていたんだけど、肝心のチケットが取れないという状態で1週目2週目ともに見逃がしてる。
人気が凄すぎる。あのスター・ウォーズですら1週目の日曜の4DXを金曜の夜に取れたりしたのに。なんなんだ。ガルパンおじさんたちちょっと怖いぞ。(←自分も片足突っ込んでるとは露知らず)

ブログの更新はこの記事で今月28個目。
月の半分くらいしか更新してない頃に比べれば満足な出来です。
内容はまったくもってアレだけど(笑)
3月も毎日更新目指していこうと思う。

ロッキー


実績もなくジムから追い出されようとしている底辺ボクサーが、スター選手の気まぐれによって人生最大のチャンスを得る。
千載一遇のアメリカン・ドリームを意地と根性で掴みとろうとする物語。

ただしこの「ロッキー」は、ボクシングの撮影手法などで後の映画に大きな影響を与えた作品らしいけど、このシリーズはボクシングを通して一人の男と周囲の人々の人生を描いている。
とりわけこの一作目はロッキーとエイドリアンのラブロマンスも丁寧に描かれ、恋愛映画ということもできると思う。

内気な女エイドリアンに絡むロッキーがしつこさが面白くて、会いに行く口実にペットショップの犬を利用してるのかと思いきや本気で犬も好きだったりする。
真っ直ぐなヤツということがよく分かる。
亀にもガンガン話しかけていくスタイル。

トレーナーのミッキーとのやりとりにしみじみ。
悪友ポーリーの粗暴な兄貴っぷりもざわざわしていい。

試合の劇的な幕切れと共に映画は終わる。
あの誰もが知ってる名台詞(というか名前連呼だが)と共に。
最後の最後に盛り上がりを持ってきて潔く終わる。
やはりクライマックスはボクシングだけれど、見所はそれよりも前にあるドラマ部分だと思う。



ロッキー
(1976年/アメリカ)
【監督】
ジョン・G・アヴィルドセン
【キャスト】
シルベスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
バージェス・メレディス
カール・ウェザース

「ドロップフレーム 第1巻」青春イチャコラからの終盤のどんでん返しがありえなさ過ぎてヤバい。


映研の仲間たちと過ごす夏休み。
ひまわり畑で出会ったハーフの美少女。
高校生たちの青春と恋を描いた少し甘々な内容で進む。
何故か出会ったばかりの美少女から好かれまくる主人公。

ところが、1巻の終盤でとんでもない事件・不思議体験に主人公が巻き込まれる。
ムードが180度転回されて先がまったく読めない。
何巻くらいでまとめる構想なのか、どこまでハードな展開を描いていくつもりなのか、非常に気になる。

「あの花」の人間関係と「ハルヒ」の混沌を合わせた印象。
夏休みという時間と、ファミレス(サイゼ)での時間、まるでハルヒの「エンドレスエイト」のエピソードみたいだ。(知ってる人にはネタバレになってしまうかも)

あと私の暮らす仙台が舞台。
というか、地元が舞台で、映画制作する少年少女たちが主人公、ときたら映画好きでもある私としては…。
しかもただの萌えコミックじゃなくて、とんでもない秘密があるらしいとくれば、これはもうね…。

超監督はベニーランド狂。



ドロップフレーム 1
成家慎一郎
REXコミックス(2015)

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」農業手伝いからパイロットへの華麗なる転身。

スター・ウォーズ エピソード4

見た気になっていたけど実は見てないことが判明した「スター・ウォーズ」ルーク三部作。
人間の記憶なんて簡単に改竄されんだね!(笑)



スター・ウォーズ・シリーズの1作目として1977年に公開。
この作品の大ヒットによって続編が決定し、「エピソード4/新たなる希望」というタイトルが加えられたそう。
以後、エピソード5→6→1→2→3の順に制作・公開されていき、昨年12月にはついにエピソード7が公開され大ヒットとなった。
まあ、こんなことは誰でも知っていることで(笑)

見てみると、とても思い切りのよい映画になっており、120分の尺の中で壮大なサーガが語られている。
主人公ルーク・スカイウォーカーの外の世界への憧れ、C-3POやR2-D2との出会い、年老いたジェダイの騎士との出会いと旅立ち、密輸商人ハン・ソロとの出会いと囚われの姫の救出、敵の機動要塞を破壊するミッション…。

農業手伝いの辺境惑星の若者が、何故かクライマックスでは戦闘機を駆ってデス・スターを攻撃している。
これだけの変化が120分の間に起こってしまうのだから熱い!
ミレニアム・ファルコンでの移動中にフォースの鍛錬を積んだり、たまたま捕まったデス・スターにレイア姫が囚われていたり、時間を適度に節約しながらテンポ良く語る手腕が見事だと思う。

映像面では、何度も修正が加えられており、70年代当時は無理だったCGも一部で使用されているらしい。
地上波放映の録画だったのだが、どこがCGなのか、そもそも新しいバージョンなのかはよく分からず。

ただ、ライトセーバー(サーベル)のON/OFFの瞬間、画面がブレるのは思わず(*´ ω `* )ウフフってなった。
フィルム切ったり貼ったりしてやってるんだろうか。今のVFXでは見ることのできない映像だ。



スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
(1977年/アメリカ)
【監督】
ジョージ・ルーカス
【キャスト】
マーク・ハミル
ハリソン・フォード
キャリー・フィッシャー
アレック・ギネス
ピーター・カッシング

「リローデッド / EGOIST」Project-Itoh三部作の主題歌が1枚に!これを聴いて「虐殺器官」の公開を待て!


ノイタミナムービー第2弾、Project-Itoh三部作の主題歌を収めたEGOISTのシングル。
3本の映画の主題歌が1枚に収められてるなんて、とってもお買い得じゃないか!特典クリアファイルも付いてくるし!みたいなノリで購入。
いや実際は「リローデッド」目当てで買いましたけどね。

プロデュースはsupercellで知られるryo。
ボーカルはオーディションで選ばれた歌姫chelly。(顔出しNGのようだ)
EGOISTはノイタミナ・アニメ「ギルティクラウン」に登場する架空のアーティスト。
アニメ終了後もEGOISTはノイタミナ作品を中心に活動中。
このミステリアスな成り立ちが魅力の一つでもある。



表題曲「リローデッド」は、劇場用アニメ「虐殺器官」の主題歌として制作された。
ところが、映画の方が制作会社の倒産で一度上映延期となり、今は2016年内の公開を目指して新プロダクションが制作中のようだ。
よって、「リローデッド」は主題歌には決定しているものの、映画館で聴けるのはまだ先という面白いことになってしまっている。

そんな「リローデッド」は、EGOISTの「動」の面を最大限に表現したエレクトリックな曲。
アニメ「PSYCHO-PASS」シリーズの主題歌「名前のない怪物」とか「Fallen」の系譜に連なるアッパー・チューンだが、これまでよりも遥かに攻撃的で、荘厳な世界観を持った曲。

2曲目「Ghost of a smile」は、逆に「静」の面を表現している。
ボーカルの他はピアノのみというシンプルなラブソング。
ここまでシンプルなアレンジは始めて聴いた。

歌詞の内容がまた良くて、どうやら愛する人を置いて生を終えた「僕」が、「僕」を喪いふさぎ込む「君」に語りかけるというもの。
歌の前半では「僕」自身が死を理解しておらず、傍らにいる自分の存在に気づかない「君」に無視されてる、と思ってるのがなんだかかわいい。

この曲は劇場用アニメ「ハーモニー」の主題歌としてエンドロールで流れた。
映画の内容とは違うのだが、この生者と死者の関係は映画とリンクするような気がして面白い。

3曲目「Door」は一転大人びた曲になる。
アニソン歌手のイメージを拭い去るchellyの歌唱が良い。
ムード満点の曲だが、こんな歌い方もできる人なんだと。
この曲は劇場用アニメ「屍者の帝国」主題歌としてエンドロールで流れた。



初回限定盤のDVDには、上記3曲のライブの模様を映したミュージック・ビデオが収録されている。
ライブ会場のステージには大きなディスプレイ・パネルが設置され、そこに等身大の3DCGモデルの女性(ジャケットの彼女)が映し出される。
早い話が、初音ミクのライブと同じことをやっているのだが、その非現実性や架空と実在の混乱が面白い。
このイメージを壊さないためにもchelly本人は顔を出さないんだろうなと思った。



リローデッド
EGOIST
Sony Music Records, 2015

リローデッド
Ghost of a smile
Door
リローデッド -Instrumental-
Ghost of a smile -Instrumental-
Door -Instrumental-

ザ・フォール 落下の王国


昨年末の話ですが、実家に帰省してきた妹と大晦日にレンタル屋さんに行きました。

妹「私前から気になってたのがあって、『フォール』ていう…」
私「あー『落下の王国』とかいうやつな。フ、フ、フ…」

〜5分後〜

私「どこにもねえど!?」
妹「あったよ」
私「なぬ!どこさあっだ!?」
妹「サ行。『ザ・フォール』だった笑」
私「なにっしゃー!」

CDショップもそうだけど、「ザ・〜」から始まるタイトルって厄介。



いきなりどうでもいい話から始めてしまったが、「ザ・フォール 落下の王国」。
前から存在は知っていて、妹のおかげでようやく見た。

見所は美しいロケ地と、そこを歩く鮮やかな色彩の男たち。
13もの世界遺産を舞台に撮影されたとかで、幻想的な世界を作り出していた。

ただ、それはあくまで怪我をした青年が語る作り話の世界であり、その作り話が語り手と聞き手の状況にリンクするかと思わせつつも、実はあまり切実さを感じさせない。
聞き手は一生懸命に物語のつづきをねだり、語り手はある決意のもとにそのお話を終わらせるのだが、それが2人にとってなんの意味があるのかよく分からなかった。

さらに物語が終わった後の映像集で回収される「The Fall」というタイトル。
これも、本編中の伏線を拾ってはいるものの、それが物語に関係ないような気がして蛇足だったように思う。
映画スタントへのリスペクトは伝わったが、それならばなぜこの物語だったのか分からない。

でも、感動する人も大勢いるようなので、なにか私が見落としていたのか…。
とにかく作り話パートの映像美は良かったと思う。



ザ・フォール 落下の王国
(2005年/インド、イギリス、アメリカ)
【監督】
ターセム・シン
【キャスト】
カティンカ・アンタルー
リー・ペイス
ジャスティン・ワデル
ロビン・スミス
マーカス・ウェズリー
ジートゥー・ヴァーマ
レオ・ビル
ジュリアン・ブリーチ
ダニエル・カルタジローン
キム・ウィレンブローク

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER


森博嗣のミステリー小説のテレビアニメ化作品。
ノイタミナ枠で2015年の秋クール・全11話が放送された。
私は原作小説を直前に読んでからの鑑賞となった。

個人的な好き嫌いの話になるが、あまり楽しめなかったかな。
原作を読んで事件の真相を既に知っている、つまりネタバレ状態で見たわけで、それが一番のネックだったかもしれない。
原作に忠実な展開と結末だったので…。

ただ、普通こういう映像化作品って、原作読んでネタバレしてても楽しめるように作られるのがほとんどだと思う。
というか、そうでなければ原作ファンが見る価値がない。
原作知らずに見た人は、どれくらい興味と衝撃をもって見れたのか少し気になるけど、でもこの内容はネタバレしてるしてないとは関係ないような気がする。

浅野いにおのキャラクターデザインは良いと思うのだが、キービジュアルのみで、それが実際アニメに落とし込まれると魅力がなくなっていたのが残念だった。
単純に絵柄が好きじゃなかったともいう。
他のアニメなら、つまらない作品でもたいてい萌え要素はあるので、「ヒロインは可愛かった」とかなんとか言えるんだけど、この作品はそこで勝負してないのがつらかった。
犀川先生大好きな西之園くんの一方通行な想いは面白いのだが、毎週続くので少々飽きた。

原作「すべてがFになる」の他に「四季」シリーズの要素も含めて描かれる。
つまり物語の最重要人物・真賀田四季の幼い頃の出来事が彼女の叔父の語りで描かれる。

これが「四季」を読んでない私にとっては新しい要素だったのだが、毎回ラスト付近で唐突に挿入される回想シーンはなんとなく違和感があった。
本筋の物語の進行と無関係な「真賀田四季とは?」エピソード。既に死んでいる人物による回想がどうしても違和感だった。
たぶん、現在時点の事件の進展と、過去の回想がやがてリンクしつつ真相を解き明かしていく、ということをやりたかったんだと思う。

良かったと言える要素はオープニングとエンディング映像。
KANA-BOONのノリの良い「talking」に合わせて、犀川、萌絵、真賀田四季が踊るオープニングが面白かった。
「この映像、そのまま実写で踊れそうだよな…」なんて思いながら見てたのだが、調べてみたら「ロトスコープ」という実写映像をトレースしてアニメーションにする手法で作られているそうだ(笑)

エンディング映像はプログラミングによってグラフィックを生成する「ジェネレイティブ・アート」という手法が用いられている。
こちらはシナリオアートの「ナナヒツジ」という曲が、時に7拍子(?)を刻みつつの叫ぶ曲だ。
二つの主題歌は、違うアーティストの楽曲だが、一枚のシングルに収められた。こういうのをスプリット・シングルと呼ぶらしい。

あらすじについてまったく書いてなかったが、天才科学者・真賀田四季が孤島の研究所で無残な姿で発見される。
真賀田四季博士は研究所内の居住スペースに「隔離」されており、15年間誰も出入りはしていない。
いったい誰が彼女を殺したのか?
島にキャンプに訪れていた大学教授・犀川創平と教え子・西之園萌絵は、この不可解な事件に挑む。



すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
【監督】
神戸守
【キャスト】
加瀬康之
種崎敦美
木戸衣吹
鈴木達央
佐々木敏
伊藤健太郎
日笠陽子
甲斐田裕子
桑島法子
堀江由衣

「REDLINE」ぶっ飛んでる作画と説明なしで突っ走るストーリーが気持ち良い怪作アニメーション!(テンション高めレビュー)


遥か彼方の銀河系で繰り広げられるデス・レースその名はREDLINE!
なんかキメちゃってる凄い作画とアゲアゲのビート、緩急自在のトークと暴走しっぱなしのストーリーが最高。
大好きな作品なので元旦に見た。新年に相応しいアニメシヨン。

単純明快中身なし!で、爽快感のみを得られるドラッグのようなヤバい作品。
でも実は、ロボ・ワールドの反政府組織とか、法力使えるお姫様とかの説明ってほとんどなくて、ついていくのがやっとという感じもする。
気がつけば怪獣が暴れてる気がつけば怪獣がやられてる気がつけば怪獣が暴れてる、そんな感じ。


アニメへの芸能人起用ってアニメファンから叩かれがちだけど、この作品のキムタク、蒼井優、浅野忠信の芸能人キャストは、悪くないどころかキムタクむしろ主人公JPにハマりすぎ。
というかキムタクもリーゼント似合うと思うわ、うん。

蒼井優もいつも通りに本業かと思うほどの溶け込みっぷり。
途中でプロ声優に交替してなかった?てくらい芸能人ぽさがないので蒼井優の声優業は全面的に好き。転じて蒼井優が好き。

あとデイズナー弟がバカすぎて楽しい。
他のキャラもみんなバカで楽しい。
そもそも、ロボ・ワールド側は来んなって言ってんのに、無理矢理REDLINEをロボ・ワールドで開催する運営からしてひどい(笑)
そんな、命の値段が安すぎる世界観で繰り広げられる、熱くてメチャクチャなデス・レース、楽しめないはずがないっ!


REDLINE
(2010年/日本)
【監督】
小池健
【キャスト】
木村拓哉
蒼井優
浅野忠信
青野武
石塚運昇
石井康嗣

「ULTRAMAN 第7巻」あの人が帰ってきたぞ!帰ってきたぞ!

image

何かを抱えているエース北斗くん、エドのいまだ謎に包まれた真意、ベムラーやアダドの思惑、星団評議会は敵か味方か…。 
相変わらず事件の真相が読めない第7巻。 
というか出し渋りな感じもあるけど(笑) 

コマ割りがけっこう大きくて、テンポ良く読めるけど一瞬で読み終わる感もあって。
事件が数巻にまたがってるから余計に分かりづらいというか。
アイドルオタク連続殺人事件の時もそうだけど、どの要素がどこまで進展してるのか忘れてしまうから毎回数巻前から読み返す。

でもあれよね、あの人の登場は熱かったよね。
まさか、あの共闘が実現するとはー!!
しかもめちゃくちゃかっこいいという(笑)かっこよすぎて笑っちゃうという(笑)


今回購入したのはセブンのフィギュアが付いてくる限定特装版。
フィギュアはマジかっこいかった。
前回のマンよりも少しおっきくなってた。今は本棚に飾ってます。

限定とか特装という言葉に弱いので、限定特装版なんて戦う前から負けてる。(何が)
今後も特装版出るたび予約するんだろうな。
佐山レナちゃんのフィギュア化もオナシャス! (毎回言ってる気がする)  



ULTRAMAN 7
清水栄一、下口智裕
ヒーローズコミックス(2015)

「運命の女神 / I-1club」第3弾シングルは劇中でのセンター争いと同じく2チームに分かれての2バージョン同時リリース。


I-1clubの楽曲ってちゃんとレビューしたことなかったなあ、と気付いて慌ててレビュー。
昨年11月11日にリリースされた「運命の女神」について書きます。

昨年9月に公開された続劇場版・前編「Wake Up, Girls! 青春の影」において、曲名のみ登場した楽曲。(挿入歌とされているけど4回も観て一度も聴いた憶えがないw)
作中では、年少の鈴木萌歌が率いるTeam Mと現センター・岩崎志保が率いるTeam Sの2形態でリリースされ、売上の多かった方が新センターの座を獲得するセンター争奪戦が繰り広げられた。

そして現実でも「運命の女神」はTeam M盤とS盤の2形態でリリースされた。I-1clubとしては第3弾のCDリリースになる。
カップリングはI-1のファースト・シングルだった「リトル・チャレンジャー」のカバー曲「リトル・チャレンジャー2015」。
M盤とS盤の違いは、商品デザインと歌手のみで、3、4曲目のインスト曲はまったく同じものが収録されている。
(それでもどっちかを選ぶなんてできない私は両方買いました。リアルではどっちが売れたんだろう?も、もちろんみんな両方購入したよな…!?)

ちなみにM盤・S盤の参加歌手は、
Team M盤…山本希望(鈴木萌歌・役)、明坂聡美(鈴木玲奈・役)、安野希世乃(小早川ティナ・役)
Team S盤…大坪由佳(岩崎志保・役)、加藤英美里(近藤麻衣・役)、津田美波(吉川愛・役)、福原香織(相澤菜野花・役)
そしてM盤の「リトル・チャレンジャー2015」にのみ、続劇・後編「Beyond the Bottom」で登場する高科里佳を演じる上田麗奈が参加している。

そもそも2014年12月のイベント「Wake Up, Girls! Festa.2014 Winter」で、新曲発売権を懸けたWUGとのあっちむいてホイ対決に勝利したことでリリースされたシングルらしい。
でも、結局イベントから10ヶ月以上も経ってからの新曲だし、その2ヶ月前にはWUGが「少女交響曲」を先にリリースしていたわけで…。
作中ではバンバン新曲出してる印象のI-1さんだが、現実ではいろいろ難しいよね。



前フリ長ッ!



楽曲としての「運命の女神」はブラスのアレンジやアシッドなギターフレーズがなんとなく祝祭的な、ハッピーな曲。
「こっちでしょ、こっちでしょ♪」というキャッチーなサビも良い。
トップアイドルの苦悩を下敷きにしつつも、それを天職として前向きに進んでいこうという強い歌でもある。

面白いのは、歌手が替わると歌の印象的な部分も変わるということ。
萌歌が歌うと、サビの「こっちでしょ、こっちでしょ♪正解はこっちでしょ♪」がとても小悪魔的で印象深い。
明らかに間違いと分かってても選びたくなるような「こっちでしょ♪」(笑)

一方S盤では、歌詞が少しシリアスな響きに聴こえる。
「残酷な勝負のジャッジ」「全体のためのベスト」と歌うのは、一期生としてI-1を長い間支えてきたセンター志保とリーダー麻衣だ。
まったく同じ曲なのに、歌い手のバックボーンによって聴こえ方が変わってくるのが面白い。

カップリングの「リトル・チャレンジャー2015」は、一聴してイントロからギターフレーズが違うので「おおお!」となった。
間奏とかもギターが無双してる。
他の所も何か違うのかな、そこまで聴き込んでないので違いに気づけないけど。
当然、歌い手が違うのは分かるけど(笑)

続劇・後編でネクストストームの若い子たち(そんな、志保さんが若くないみたいな!)が踊ってたのは、この2015ver.の方なのかな。
リトチャレって真夢や志保たちにとっての原点でもあるし、I-3などの研修生にとっても最初に触れる特別な曲なんだろう。



運命の女神
I-1club Team M
DIVE II entertainment / avex pictures, 2015

運命の女神 Team M ver.
リトルチャレンジャー 2015 Team M ver.
運命の女神 (Instrumental)
リトルチャレンジャー 2015 (Instrumental)



運命の女神
I-1club Team S
DIVE II entertainment / avex pictures, 2015

運命の女神 Team S ver.
リトルチャレンジャー 2015 Team S ver.
運命の女神 (Instrumental)
リトルチャレンジャー 2015 (Instrumental)
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