
未来世紀ブラジル(1985年/イギリス)
【監督】
テリー・ギリアム
【キャスト】
ジョナサン・プライス
キム・グライスト
ロバート・デ・ニーロ
キャサリン・ヘルモンド
イアン・ホルム
ボブ・ホスキンス
マイケル・ペイリン
ジム・ブロードベント
感想(2015年3月26日、DVDにて鑑賞)
傑作SF映画としてしばしば名前が上がってるのを記憶していた作品。
欠陥だらけの未来社会を舞台にした奇想天外なファンタジーという印象を受けた。
まるで虚構みたいな毎日の中に現れたファンタジーを追いかけてしまった主人公の物語。
謎の配管工役で登場するロバート・デ・ニーロが面白い。
というか、勝手に修理することで体制に反抗するアンチヒーローになってしまう、そういう世界観が面白い。
ラストも皮肉が効いていて良かった。
あと、タイトルの由来になっている挿入曲「ブラジルの水彩画」が全編を通して流れ、牧歌的なディストピアを演出していたと思う。
邦題はそれに「未来世紀」を付け足したわけだが、さすがに「ブラジル」だけではイメージ合わなさすぎる。
デモ曲にとりあえず付けた仮のタイトルをそのまま採用したような原題だと思った。