コンフィデンス(2002年、アメリカ)
【監督】ジェームズ・フォーリー
【出演】
エドワード・バーンズ
レイチェル・ワイズ
アンディ・ガルシア
ダスティン・ホフマン
ポール・ジアマッティ
ブライアン・ヴァン・ホルト
フランキー・G
ロバート・フォスター
感想(2014年4月20日、TV録画にて鑑賞)
観客を騙す系のクライム・サスペンス。他にも似たタイトルの作品があるみたいですけど、2002年のアメリカ映画です。
※以下でネタバレしておりますのでご注意くだちい。
主人公は詐欺師のジェイク。
彼は仲間と共にライオネルという会計士から大金を騙し取ります。
しかし、まもなく仲間の1人が遺体で発見されます。
ライオネルは暗黒街の帝王・キングに雇われており、ジェイクらが盗んだ金はキングの金だったのです。
絶体絶命のピンチに、あえてキングに会いに行くジェイク。
ジェイクの詐欺師としての腕を見込んだキングは、彼を許す代わりに大物銀行家プライス相手にさらに巨額の金を騙し取るよう命じます。
かくして、ジェイクと仲間たちによる作戦が始まりますが…。
騙し騙されの展開で、ラスト10分で明らかになる全貌に驚きました。
面白いかどうかは別として、「観客を騙して楽しませる」という目的は達している作品ですね。
ただ、ちょっと反則的な気もします。
ルパン三世ってあるじゃないですか。ルパン一味を追いかける銭形警部っているじゃないですか。
銭形警部がいつの間にかルパン一味の仲間になってたら反則じゃないですか?
そういう展開があります…。
結局は、人は金次第でどちらにでも寝返るということなんですが…。
もともと金のために犯罪に手を染めてる人たちですし…。
でもそうなってくると、結局は知能戦ではなくて、純粋にどっちが金を持っているか、そのパワーバランスの話になってしまって論理的思考とか推理とか無意味になってしまいませんか…。
観客の知らない所で寝返りがあったのが気に入らないのかもしれません。
まあ、観客の知らない所で進展があるから騙されるわけで、それがなかったら騙されもしないし、見所もない映画になってしまうんですが…。