感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2014年03月

【アニメ映画】ジャングル大帝(1997)



ジャングル大帝(1997年、日本)

【監督】
竹内啓雄
【声の出演】
津嘉山正種
倍賞千恵子
柊美冬
椎名へきる
龍田直樹
肝付兼太
谷啓
伊武雅刀
鈴木蘭々
富田耕生
立川談志
松本保典

感想(2012年5月5日、TV録画にて鑑賞)

手塚治虫原作の漫画を長編アニメーション化した作品。
何度もTVアニメ化や映画化がされている作品ですね。



未知のエネルギーを秘め、エネルギー危機を回避できるとされる不思議な石<月光石>。
一攫千金を夢見る人間の男・ハム・エッグは、ジャングルに詳しいヒゲオヤジと共に月光石があるというムーン山を探し求めますが、やがてジャングルの木々を焼き払い、動物たちを殺し始めます。

ジャングルの王者である白ライオンのレオとその妻・ライヤの子・ルネとルキオ。
ジャングルが荒らされたせいで大雨と洪水が襲いかかり、ルネは濁流にのまれて海へと流されてしまいます。

ハム・エッグの行動が許せないヒゲオヤジは、ハム・エッグに月光石を悪用させまいと、レオの案内でムーン山への登山を開始しますが……。



以前にも見たことあるやつでした。
これってストーリーは新たに書き起こされたものなんでしょうかね?
エネルギー危機という発想が現代的でした。

欲に目が眩んだ人間によって焼き出されてしまうジャングルの動物たち……、自然環境に対する人間の接し方に警鐘を鳴らしている作品だと思います。
どこまでも月光石に執着するハム・エッグの姿も醜く描かれており、人間の愚かさがハム・エッグに集約されているかのようでした。

一方、ジャングルと動物たちを愛する善人としてヒゲオヤジも登場。
ヒゲオヤジは死病に苦しむ動物たちを救い、動物たちの王者・レオはムーン山を登るヒゲオヤジを助けます。
最終的にはレオは自らの命を賭してヒゲオヤジを救い、ヒゲオヤジは言葉の通じない友の行動に深く感動するというお話。

小学校くらいの子にオススメですかね……。




【映画】愛しのローズマリー



愛しのローズマリー(2001年、アメリカ)

【監督】
ボビー・ファレリー
ピーター・ファレリー
【出演】
グウィネス・パルトロウ
ジャック・ブラック
ジェーソン・アレクサンダー
レネ・カービー
スーザン・ウォード
ジョー・ヴィテレリ
アンソニー・ジェイ・ロビンス
ジル・フィッツジェラルド

感想(2014年2月9日、TV録画にて鑑賞)

あなたは異性を外見で判断する人?それとも内面で判断する人?
内面が美しければ外見はどうでもいい?
この映画はそんな極論をコミカルに描いた快作です。



主人公は投資信託銀行に勤めているハルという男。
良い仕事に就いているし、それなりに仕事はできるみたいですけど、残念なのは、演じてるのがジャック・ブラック(笑)
背が低く小太りで、ちょっとイケメンとは言えない容姿の主人公です。

そんな彼は、自分の外見とは釣り合わないセクシー美女ばかりを狙っては玉砕する毎日。
しかし何度フラレてもまったく懲りず、逆に自分の外見に見合った女性には目もくれません。

そんなある日、偶然出会った精神治療医が、ハルに催眠術をかけます。
その瞬間からハルの目には、人の内面が外見となって見えるようになります。
心の美しい女性は美女に見え、内面の醜い女性は外見も醜く見えるようになるのです。

そしてハルは、とても美しい女性ローズマリーと出会います。
しかし、ハルにはスマートで美人に見えるローズマリーは、実際は136キロの巨体の持ち主でした。ハルはそのことにまったく気付きません。

セクシー美女ばかり追いかけていたハルが突然太った女性と付き合いだし、友人はハルが狂ったんじゃないかと疑います。
そして何よりローズマリー自身も、バカにされているのではないかと困惑するのですが……。

59f13522.jpg

↑体重136キロのおデブちゃんローズマリーですが……。
2596af82.jpg

↑心が美しいため、催眠術をかけられたハルにはこう見えます(笑)



ジャック・ブラック主演のコメディ作品って、何気にいいですよね。
賞レースに絡んでくるような名作ではないけれど、娯楽映画という感じで、見ると元気になれます。
難しいのばっかり見てると頭バカになりますからね(笑)

ローズマリー役のグウィネス・パルトロウは「アイアンマン」のペッパー・ポッツ役でお馴染みですね。
「アイアンマン」を見た後だったので期待して見ましたが、可愛くて良かったです。
終盤の肥満体特殊メイクは衝撃的でした(笑)

至る所に笑いが散りばめられているので、とても笑わせてもらいましたね。
見た目スマートなグウィネス・パルトロウですが、役の設定は136キロのため、何度か椅子を壊します(笑)
それから湖でのボートの件とか爆笑でしたね。



この映画、当然と言えば当然ですが、ハルにかけられた催眠術があるきっかけで解けます。
今まで見ていたスマートで美人なローズマリーは消え、とても太った女が目の前に現れた時、ハルがどんな反応を示すのか……。
それでも愛を貫けるのか……?そこは当然気になりながら見てました。

まあ、ラストはあまり深く考えないハッピーエンドで良かったです。
これが現実だったらどうなっただろう……なんて野暮なことは考えない(笑)

ある意味で、「美しさ」というものに過敏になっている現代社会。
まるでセレブたちの美しさが人類が目指すべき目標みたいな強迫観念がありますけれど、実際はそうじゃない。美しさの物差しはもっとたくさんあるんです。
自分に合うパートナーはきっといるよ、という前向きなメッセージを言ってるように思いました。



ちなみに、外見で人を判断するということ自体を私は否定しません。
自分が今まで生きてきて出会った顔、TVで見た顔、いろんな要素が合わさって「好きな顔・嫌いな顔」があるのだと思います。
だから、「嫌いな顔」は嫌いなものとして認めるべき。そこで無理矢理「人は内面だから」と自分に言い聞かせて好きになろうとしてもそれはストレスですよね。
まして伴侶ともなれば何十年も一緒に暮らすことになるわけです。見た目を無視して決められるような選択ではないと思います。

人間を評価する物差しは「外見」だけではない……ということは、逆に「内面」だけでもないんですよ。
性格を重んじるなら、それと同じくらい見た目も重要視するべきじゃないですか。
何故、良識を持った人たちは外見で人を判断するな、と言うのだろう。
日々、人は人を服装や人種や学歴や話し方で判断しているのにね。




【DVD】稲川 +1 ~二十世紀完全保存版~ 稲川淳二 最・恐・怪・談



稲川 +1 ~二十世紀完全保存版~
稲川淳二 最・恐・怪・談
(2001年、日本)

【出演】
稲川淳二

収録内容

赤い半纏
ゆきちゃん
サーファーの死
北海道の花嫁
富士の樹海
宿坊にて

感想(2013年7月6日、DVDにて鑑賞)

夏といえば怪談ですよね。(今は夏じゃないけどね)
怪談と言えば、稲川淳二。
今までじっくり聞いたことはなかったんですが、どんなものかいっぺん鑑賞してみようということでDVDをレンタルしたわけです。

内容は、2001年1月1日の午前1時から行われたというミレニアムライブの模様を収録したものです。
特に人気の高いエピソードが5つ集められており、稲川淳二の20世紀ベストと言える内容だとか。

「+1」というのは、「宿坊にて」のことなんですが、これだけ他の5つとは別の場での収録だったようです。
ちなみに映像は2001年のものですが、DVDの発売は2007年でした。



「赤い半纏」「ゆきちゃん」などは、ラジオに送られてきた手紙が元になっているようですね。
稲川淳二本人の体験として語られるのは、「富士の樹海」と「奥多摩の宿坊」。

どれも基本的に恐いんですが、「北海道の花嫁」だけは別で、薄ら寒さの中にどこか人間味を感じる怪談です。
有り体に言えば、癒し系ですかね。

この「北海道の花嫁」は印象が強く残ってまして、私も人に話せるくらい覚えています。
ただ、ここで書いてしまうと全然つまらないですよね……(笑)
「北海道の花嫁」というタイトルのCDも出てるようなので、興味があったら音源で聞いて見るのもいいかもしれません。

DVDだと、どうしてもステージ上に座っている稲川淳二を意識せざるを得ないんですよね。
映画的に評価するなら、90分間、オジサンが座って怖い話をする様子を見るだけの映像作品って無いですよ(笑)
もともと映像化には適さないジャンルなのかもしれません。

個人的にはちょっと物足りなかったので、いつかリベンジしたいと思っています。
まあその時は最新の怪談で、映像ではなく音で楽しめたらいいなと……。




【映画】あしたの私のつくり方



あしたの私のつくり方(2007年、日本)

【監督】
市川準
【出演】
成海璃子
前田敦子
高岡奏輔
柄本時生
桜田通
柳英里紗
藤田桃子
近藤芳正
奥貫薫
田口トモロヲ
児玉貴志
角舘玲奈
政岡泰志
石原真理子
石原良純

感想(2012年5月5日、TV録画にて鑑賞)

ちょっと記憶があやふやですが、予告編から受けるような爽やかな青春物語のイメージは本編からは感じなかったですね。
落ち着いた感じは終始ありましたが。

思春期の少女たちが、携帯メールを通じて友情を育む物語です。
主演は大人びた表情の成海璃子と、AKBとしてメジャーデビューして間もない前田敦子。
2人とも、小学校高学年から高校生までの年齢幅の広い役柄をこなしています。



小学校の頃から周囲に合わせ、両親の前でも良い子であろうと努めてきた寿梨にとって、人気者の日南子は憧れの存在でしたが、ある時、日南子はクラス中から無視されるいじめの対象へと転落してしまいます。
日南子へのいじめは中学でも続き、やがて高校生になって寿梨と日南子は別々の高校に進みます。

ある時、日南子の噂を聞いた寿梨は、自らをコトリと名乗り日南子にメールを送ります。
それは「ヒナとコトリの物語」という、人気者ヒナの楽しい学園生活を綴った物語。
メールで送られてくるヒナの行動を真似するうちに、日南子は再び人気者へとなっていきますが……。



成海璃子演じる寿梨がコトリと名乗り、前田敦子演じる日南子に人気者になるためメールで指南するという物語。
寿梨はけして人気者という感じではないんですけど、クラスの仲間から疎外されないようなうまいやり方をちゃんと心得ている女の子なんですね。

・あいさつは平凡に。その後コケて笑いをとる。
・奇数人のグループを見つけて混ざる。
・歩く時はさりげなく中央をキープ。 
・得意なことは自分から主張しない。

女の子っていうのはなんとも大変な生き物だということが、コトリの処世術からも分かります。

日南子はコトリのおかげで人気者になることができるんですが、やがてそれは本来の自分との間にズレを生じさせていき、日南子はそのギャップに悩み始めます。
一方、寿梨も母親の再婚などをキッカケとして、日南子へのメールに隠された意味に気付き始めます。

クライマックスは、小学校以来口をきいていない2人が、電話で自身の本当の感情を吐露する場面。
「ヒナとコトリの物語」という架空の物語を体験することで、自分を見つめ直す……そんな映画だったような気がします(記憶が……w)




【アニメ映画】借りぐらしのアリエッティ



借りぐらしのアリエッティ(2010年、日本)

【監督】
米林宏昌
【声の出演】
志田未来
神木隆之介
大竹しのぶ
竹下景子
藤原竜也
三浦友和
樹木希林

感想(2014年2月8日、TV録画にて鑑賞)

ジブリ映画。監督はこれが監督デビューとなった「麻呂」こと米林宏昌。
メアリー・ノートンのファンタジー小説「床下の小人たち」を原作としています。

郊外にある古い屋敷の床下で、人間の生活品をこっそり「借り」ながら慎ましく暮らしていた小人のアリエッティと両親。
ある夜、アリエッティが初めての「借り」に出かけた際、人間の少年・翔に見つかってしまいます。
体の弱い翔は療養のため屋敷へ来ていて、小人との接触を試みるようになります。
そんな翔に対し、アリエッティは自分たち小人と関わらないように頼みますが、一方では両親たちが、安全な場所へ引っ越す計画を検討していました……。



セシル・コルベルの奏でる音楽が気になっていたんですが、今まで見ることのなかった作品ですね。
結局サントラも手を出してません……。

この映画、まあ悪くはないんですが、ジブリ作品の中では「中くらい」って感じですかね。
可もなく不可もなく……といったところ。

ジブリ的な表現は至る所にあって、ワクワクもニヤニヤもそれなりにあるんですが、あくまでも「ジブリ的」という感じ。
「あの人」と比べたくはないんですが、やはり何か突き抜けたものがないとダメなんでしょうかね……。
鑑賞後の満足度は「コクリコ坂から」とどっこいどっこい(死語?)です。



結局、伝えたいことがなんなのか、そこを考えてしまう映画ですね。
他者との相互理解の話で良かったのか、もっと別の意味がある物語だったのか……。
相互理解を描くためだけにしては、ちょっと話が長くないですか……?

あるいはメッセージ性を上回るインパクトのあるアニメーションが見られたらそれだけでも満足はできるんですけどね。
「あの人」の作品にはそれがありますよね。何を言いたいのかわかんないけどとにかく凄い、っていう……。

序盤から人間の視点と小人の視点、両方で描写されてしまうんですが、これがとてももったいなかったな……と。
人間の翔にとっては、アリエッティは手のひらに乗るほど小さな妖精のようなもの。
そしてアリエッティにとっては、人間の翔は体も息づかいも大きくまさに巨人、それは当初は「脅威」であるはずなんですよね。

それぞれの視点にはそんな意味があるはずで、それをじっくり描く間もないまま序盤からごく普通に2人の視点をごちゃまぜに描いてしまったのは失敗じゃないかと。
例えば、序盤では翔の視点から小さな生き物を探す展開だけ、中盤に入ってからアリエッティの視点から驚きの世界を描けばもっと面白かったように思ったんですが。

結局、いつものボーイ・ミーツ・ガールでしかないですからねこれ。
まあ2回、3回と見ていくうちに良さがジワジワ出てくる映画かもしれませんね。カラスの襲撃面白かったし。




【映画】赤い風船



赤い風船(1956年、フランス)

【監督】
アルベール・ラモリス
【出演】
パスカル・ラモリス

感想(2013年7月6日、TV録画にて鑑賞)

フランス・パリのメルニモンタンを舞台に、少年と風船の友情を描いた短編映画。
感銘を受けた絵本作家のいわさきちひろが、後に「あかいふうせん」という絵本にしてます。

ある日、赤い風船が街灯に引っかかっているのを見つけた少年。
まるで意思があるかのようにふわふわとついてくる赤い風船。
しかし、奇妙な風船に興味を持った悪童たちが風船に石を投げつけてきて……。



ラストシーンがとにかく素敵。
色彩豊かなラストでした。

それから、撮影中、風船をどうやって操ってたのか不思議ですね。
ピアノ線かしら?……そうですよね(笑)

36分の短い作品で、台詞も少なく、映像だけで見せてくる作品です。
「芸術」に属する映画ですね。




K-20 怪人二十面相・伝

K-20 怪人二十面相・伝(2008年、日本)

【監督】
佐藤嗣麻子
【出演】
金城武
松たか子
國村隼
高島礼子
本郷奏多
今井悠貴
益岡徹
鹿賀丈史
仲村トオル

感想(2012年5月4日、地上波にて鑑賞)

怪人二十面相をモデルにしたアクション活劇。
映画ファンを始めてまだ間もない頃に映画館に観に行った作品です。

舞台は、第二次世界大戦が回避されたパラレルワールドの日本。
帝都・東京では、前世紀から続く華族制度により、富のほとんどを特権階級が独占している極端な格差社会が生まれています。
そんな中、怪人二十面相を名乗る男が富裕層を狙って犯罪を繰り返していました。

サーカス団の軽業師・平吉はふとしたことから怪人二十面相に騙され、彼の身代わりとして追われる羽目になってしまいます。
平吉は疑いを晴らすために、自らも修行を積み二十面相になり、本物の二十面相と対決することになりますが……。



面白いですよね。個人的には好きな映画です。
難を挙げれば主役の金城武の滑舌があまりよろしくないのか聞き取りにくいですが、まあそんなに難しいことも言ってないのでたいして問題じゃありませんね。

見所は、なんといっても松たか子。
入浴シーンに、アニメのヒロイン然としたクライマックス……「平吉さまーーーーっ!!」ですからね。
コミカルなシーンもあり、松たか子の魅力再発見♪って感じでした。

あと、二十面相のひとつの顔である鹿賀丈史の怪しいこと怪しいこと……。
それから明智小五郎役で出てくる仲村トオルも良いですよね。



この作品を女性監督が撮ったというのが個人的に意外です。
なんつーか、男子っぽい映画なので(笑)
女流監督って、女性ならではの視点でばかり映画撮るものだという偏見は捨てた方がいいかもしれませんね。

ちなみに佐藤嗣麻子監督は、専門校時代からの仲間である山崎貴監督と2012年4月に入籍。
この映画のクレジットを探すと、脚本協力で山崎貴の名があるし、山崎貴が所属する白組はVFX担当してるし、なんとなく山崎貴の匂いがする映画なのはそのためなのかと納得。



あ、あとパルクールを駆使した修行シーンやアクションが見所ですね。
あと騙し騙されの展開も面白いです。

【映画】ビフォア・サンライズ 恋人までの距離



ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
(1995年、アメリカ)

【監督】
リチャード・リンクレイター
【出演】
イーサン・ホーク
ジュリー・デルピー

感想(2014年2月6日、DVDにて鑑賞)

列車の中で意気投合した若い男女が、途中下車したウィーンの街を一晩歩き回りながら、愛を芽生えさせていくというロマンティック・コメディ。
公開当時の邦題は「恋人までの距離(ディスタンス)」というもので、その後、この続編の「ビフォア・サンセット」に揃えるように原題の「ビフォア・サンライズ」が付け足されたようです。

で、先頃公開された(私は見逃した)「ビフォア・ミッドナイト」が3作目。
それぞれ1995年、2004年、2013年の作品ですが、この3作に渡って主人公ジェシーとセリーヌの愛が描かれる……という奇跡みたいな3部作になってます。

ですが、この「ビフォア・サンライズ」は単体としても充分楽しめる作品ですね。
ちなみに私は、これを見る前に続編と知らずに「ビフォア・サンセット」を見てしまったクチです(笑)



列車でたまたま隣り合わせた、アメリカ人の青年ジェシーと、フランス人の女学生セリーヌ。
意気投合した若い男女はウィーンで途中下車。
お金も無いしホテルに泊まれないからと、夜通し話しながら街を散策します。

恋愛観や哲学を語らい、互いに惹かれあっていく2人。
しかし、朝になれば2人は別れる運命にあり、その時は刻一刻と近づいてくるのでした…。



行きずりの恋とか経験ないのでアレですが、実際どうなんでしょうね。
旅先で一目惚れした場合でも想像してみますか…(笑)
仲良くなれたとしても旅の終わりには離ればなれになってしまうんですよね…とても切ない。

お互いにこれが運命の相手だと思ってるのに、それがムリだと気づいている…。
むしろそれすら運命のいたずらなのかもしれないけど、とにかく朝までの時間制限がなんともやりきれません。
時間経過と共にだんだん切なさ募ってきて…ヤバいです。

アメリカとフランス…大西洋を隔てた圧倒的な距離(ディスタンス)が2人の間に横たわります。
会いたい時に会える距離ではないし、遠距離恋愛がどんな結果を生むかを知らないほど若くはない2人。

見てる方としてはどんどん感情移入していって、もー国とか距離とかどーでもいーじゃん!なんとか2人をくっつけてあげてよ監督!…みたいな気分になってきましてね…(笑)

それに対する結末がなんともニクい展開ですね。
簡単に会えないこと、遠恋は失敗すること、一夜の恋で別れるのが一番良いこと…それらを確認しあった2人が前言を翻してあの約束…。
あの状況で唯一の希望を提示して終わるとは…監督やるぅ~♪




【映画】フィッシュストーリー


フィッシュストーリー
(2009年/日本)
続きを読む

【映画】デアデビル



デアデビル(2003年、アメリカ)

【監督】
マーク・スティーヴン・ジョンソン
【出演】
ベン・アフレック
ジェニファー・ガーナー
マイケル・クラーク・ダンカン
コリン・ファレル
ジョン・ファヴロー
スコット・テラ
エレン・ポンピオ
ジョー・パントリアーノ
リーランド・オーサー
レニー・ロフティン
デイヴィッド・キース

感想(2013年7月4日、DVDにて鑑賞)

バットマン役での映画が決まっているベン・アフレックが、過去に挑戦したヒーロー映画。



幼い頃に事故で視力を失った盲目の弁護士が主人公。
昼間は正義の弁護士として悪を裁く彼は、しかし夜になると紅いレザーに身を包み法で裁けない悪に制裁を加えるダークヒーロー<デアデビル>に。
街を牛耳る帝王キングピンに立ち向かう…。



視力を失った代わりに他の感覚が超発達したという設定のヒーロー。
音の響きで周囲の物体を認識するというコウモリみたいな離れ業を、CGを駆使して表現してます。
土砂降りの中で、雨音で恋人の顔が見えるというのが切なくて良いですね。

肉体も、訓練によって鍛え上げた設定なんですが、役者さんの体術はキレがなくて残念。
主人公と恋に落ちる女性ヒーロー<エレクトラ>の出会いの一悶着は、もっとスピーディに軽快にやってほしかったですね。

昼は弁護士、夜は問答無用で悪をやっつけるダークヒーローてある主人公。
あまりに圧倒的な力に、悪人から悪と罵られ困惑する場面もありますが、正義の意味に悩むヒーローの姿は2010年代の今見たら普通。…というか基本。

むしろ法を扱う弁護士が本職だからこそ、その葛藤は大きいはずなんですが、その後のヒーローがみんな同じ悩みを抱え始めたので目立たなくなってしまった感じですかね?

あと深紅のレザー覆面が最後までカッコいいと思えなかったのも残念です。



主人公にハマれなかった分、悪役のブルズアイの印象がよかったです。
あの変態っぷり、コリン・ファレルは良い仕事しますね(笑)

「ダークナイト」のジョーカーが狂気の権化であるなら、ブルズアイは「コミカルな狂気」といった感じ。
その名のとおりブルズアイ(大当たり)してるキャラでした。




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