感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2013年11月

【アニメ】ログ・ホライズン 第5話~第8話【補足】

ログホ第5話~第8話レビューの続きというか補足というか大切なこと(笑)



女性キャラがみんな魅力的すぎてヤバい!

というわけで女の子祭りだぜ!(笑)

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まずアカツキ、5話から8話まで戦闘もなく(狩りはあったけど不参加)、脇役に徹していましたが、ヘンリエッタとの絡みで存在感は示していましたね。

「謀ったな、主君~!」

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↑涙ぐんでるしw
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セララもまだまだ出番あったんで満足です。
声と外見の微妙なギャップがクセになるんですよ…///

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↑おい魚、ちょっとそこ代われw
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↑おい!魚!代われ!
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↑にゃん太さんLOVE♪



あと、とても涙もろい世話焼きのマリエール。
その涙もろさが人柄の良さを物語ってましたね。

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↑しかしなんで部屋暗いのですかマリ姉?w
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↑シロ坊がギルド作っただけで泣いてしまうとか人がよすぎるよ、マリ姉♪
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↑メガネこわい~!メガネ嫌や~!
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↑腐るしw
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↑開放的スケベの直継をたじろがせるスキンシップ姐さん、お似合いだ!
(しかしなんで部屋暗いの以下略
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↑(・ω<)てへぺろいただきました!
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↑翔龍報われなさそう(笑)
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↑リラックスの仕方おかしいwカワイイw



ヘンリエッタさんも出番が多くて良かったです。
てか、この人はセララ救出作戦中も「私のアカツキちゃんは無事なのですか!?」などと個性を発揮してましたね(笑)
もともと知的なメガネ女性って好みなんで、ヘンリエッタ、ドンピシャとまでは行きませんが、どっちかと言うとマリ姉よりも注目してるかも。(アカツキも絡む率が多いし…)
 
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↑メガネ光る回数はシロエに次ぐ多さw
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↑やべぇ…カワイイ…///



三日月同盟のクレセントガールズ(勝手に命名)もみんな可愛くて…///
このギルドにいる男たちはみんな女子目当てだと思う…。

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あと、女の子じゃないんですけど、ソウジロウが可愛すぎてツラい…///

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↑頬を染めるなよ…///
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↑微笑むなよ…///

僕の中で何かが目覚めそうでツラいw




【アニメ】ログ・ホライズン 第5話~第8話

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ログ・ホライズン
第5話~第8話

感想

もう最近では一番楽しみにしてるアニメはこのログホです。女性陣かわいい!
ちょっと期間があいてしまったので4話分一気にレビューします。
詳しいあらすじは抜きにして、感想だけサラッといきます。
(女性陣のかわいさについては次の記事でw)



第5話「アキバへの帰還」

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ススキノでのセララ救出作戦も無事に成功し、アキバへの帰路についたシロエたち。
第5話は、旅の途中で気付いた重大な真実が語られます。


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ゲームの中へと入り込んでしまったプレイヤーたちが一番困っていたのは、料理に味がないことでした。
素材アイテム自体には味がありますが、それを料理コマンドで料理に変える通常の方法では味のしない料理ができあがり、コマンドを使用せずに手作業で調理しようとしても失敗してしまう…。

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そんな事態を打開したのがススキノでセララを匿い、シロエとの再会以後行動を共にしているにゃん太班長。
このナイスミドルは、「料理人としてのスキルレベルが充分に高ければ、素材アイテムを調理して味のする料理を作ることが可能」だと教えてくれます。

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大災害以降初めて味のするものを食べたシロエやアカツキの反応が完全に熱血料理アニメ(笑)
一見、どうでもいい余興のようにも思えることですが、実はこの後の展開に必要な内容でした。


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その他には、<大地人>と呼ばれるNPC(ノンプレイヤー・キャラクター)が、大災害後はまるで自由意思を持つ人間のように振る舞っていることも描写されてました。
大地人の家族と話をするうちにその変化に気づく直継…。
これもあとあと回収されるんでしょうかね?


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まあ何はともあれ、無事にセララを三日月同盟へと送り届けることができたシロエ一行。
えっ、ヘンリエッタさんそこはさすがにセララの無事を喜ぼうよ…(笑)



第6話「決意」

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マリエールからアキバの街の様子を聞くシロエ。(どうでもいいけどなんで部屋暗いのですかマリ姉?w)
大災害直後の混乱は収まり、PK(Player Kill)も減ったものの、大規模ギルドが幅を利かせるアキバに以前の穏やかな空気はなかった…。


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↑なぜかエロいw

シロエが昔、世話をしてあげたことのある姉弟、ミノリとトウヤ。
彼らはタチの悪いギルドに加入してしまい、強者から搾取される日々を送っていました。
それを知ったシロエはミノリにボイスチャットで連絡を取り、「必ず助け出す」と約束します。(こ、この少女キラーめ!///)


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第6話では、ようやくタイトル「ログ・ホライズン」の名が登場しましたね。
にゃん太に背中を押されシロエが結成したギルド、それが<記憶の地平線=ログ・ホライズン>なんですね。

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シロエがギルド結成することをずっと待っていたアカツキと直継。
シロエのギルド結成の話を聞いて思わず涙ぐむマリ姉…。
こういう些細な描写がしっかり登場人物の個性や関係性を描いていて好きです。


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「アキバの街の掃除をする」と宣言し、莫大な金貨が必要だと言うシロエ。
いよいよ腹黒メガネの出番って感じですね。



第7話「クレセントムーン」

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第5話で判明した「美味しい料理の作り方」が早速活かされる第7話。
三日月同盟の力を借りて、モンスターを狩って食材を集め、それを料理人スキルを持つ者が調理し、出来上がったクレセントバーガーを三日月同盟の女子たちが売る!

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↑「味のする料理」は他のプレイヤーにも衝撃と感動を与えます。

ビジネスですね。意外な展開。資金調達という意味では至極真っ当な展開ですが。
まあ今回はクレセントバーガー販売にまつわる余談余談余談…という感じで、のほほんと見ていられました。


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販路拡大のために<放蕩者の茶会>のメンバーで旧知の仲であるソウジロウ=セタのギルドにも協力を依頼。
「ソウジロウ=セタ」って、「るろ剣」の瀬田宗次郎とモロかぶりなんですが原作者さん何を思って…(笑)
まあ若い世代向けの作品なので、新選組・沖田総司を思わせる風貌で、同じく沖田をモデルとする瀬田宗次郎とかけた遊び心なんでしょうね。

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ソウジロウの率いる<西風の旅団>のメンバーも羽織りがやはり新選組を思わせますね。
あとなんか「ジョジョ」っぽいオカマがいる!(笑)


秘密の調理方法で一儲けはしますが、目標の金貨500万枚には到底届かず。
腹黒メガネことシロエは作戦を第二段階へと進めます…。



第8話「腹ぐろ眼鏡」

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クレセントバーガーの噂が充分に広まった所で、マリエールとヘンリエッタはその調理方法を切り札に大手ギルドとの取引に望みます。
第8話はその商談の席が主な舞台。
表の顔と腹の内がまったく違う表情してるのが面白かったですね。

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↑名探偵コナンに出てくる容疑者たちに見えるのは僕だけでしょうかw

シロエの知名度と敏腕会計士ヘンリエッタの巧みな話術によって、大手の商業系ギルドとの取引に成功。
しかも、こちらの手の内をすべて明かさずに相手が勝手に誤解してくれたというのがミソ。
さすが腹黒眼鏡……。


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ミノリ&トウヤ姉弟の大災害直後の出来事もミノリの回想によって明かされます。
突然ゲームの中に閉じ込められ混乱し泣いてしまう姉と、ゲームの中で自由に動き回れるのが楽しくて仕方ない弟。

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もしかしてトウヤは現実では足が不自由だったりするのでしょうか?
現実では障害のある者が、仮の肉体を得て世界を謳歌する……。映画「アバター」を思い出しました。

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↑ちょwおまえかwwwPK担当スマッシュwww
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しかし、PKに遭い、何もかも奪われ神殿送りにされてしまった二人は、悪徳ギルド<ハーメルン>の誘いにのってしまい、ハーメルンでこき使われる羽目に。
シロエに迷惑をかけたくないと悩んでいるミノリは、まったく別の考えを持っていたトウヤに驚きます。うん、よい姉弟関係♪
ウジウジオドオドしていたミノリも決意をしましたね。

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↑ミノリ、かっこかわいい♪


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資金調達の目処がついたシロエは、有力ギルド宛に書面を送りつけ会議を開くつもりですが、果たして何が話し合われどんな結果になるのかまったく予想もつかないですね。
500万の金貨を何に使うのかもまだわからないし、なかなか興味深い展開です。




【アニメ】ガリレイドンナ 第六話

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ガリレイドンナ
第六話「ガリレオテゾロ」

感想

ぎょぽ~ん、ガリドン6話~。

前回の葉月の「なんか風邪っぽい」発言から急速展開!
はー姉が重体で薬を求めて総合病院へと降り立つガリレオ号。
いったい何をこじらせた、はー姉!(笑)

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折しも病院では空賊ブラックガニメデ団が占拠している最中。(世間狭いね!)
そしてブラガニ団を追って来た<メシェ>ロベルトも登場。
ガリレオの遺産を追い求める三つの勢力が揃ったわけですが…。


まあ、今回は星月たちよりもロベルトとブラガニ団の過去とか信条が描かれた回だったかな、と。
ネットでは脚本叩かれてますが、一話分でロベルトとシシーニョの過去を語ったんだから、個人的には良かったと思います。
さらに、氷河期が間近に迫り、エネルギー資源も底を尽きかけた、ギリギリの世界で生きる人々の様子も描かれましたし。こういう切羽詰まった世界観なんですよね。

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裕福な家庭に生まれたロベルトですが、ある震災で両親を亡くします。
その時彼が助けを求めたのは、かつて父親が食べ物を恵んであげたホームレスたちでしたが、彼らはロベルトの父親から受けた恩を忘れ、ロベルトの母親の遺体から宝飾品を奪い去ります。

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人間の良心を信じられなくなったロベルト少年。
さらに震災のせいで片腕片脚を切断するという大怪我を負った彼の前に、アドニムーン・カンパニーの社長が現れ、ロベルト少年を養子に迎えます。
こうしてメシェとしての冷酷なロベルトが誕生したわけですね。

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一方、ブラガニ団の方は、子分たちの視点から親分シシーニョの人柄が語られます。
養護施設で育ち、大人たちから虐待を受けていた子分たち。
しかしシシーニョの気に入らないことに敢然と立ち向かう姿勢に心を打たれ、彼に付いていくことを決めます。

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シシーニョの生き様に共感する者は増え、いつしか一派は大所帯に。
そうしてブラックガニメデ団は誕生したんですね。
シシーニョのためなら命を捨てることもできると言い放った子分たちの覚悟がすごかったですね。(何かのフラグにならなきゃいいけどw)

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今回一番衝撃的だったのは、ロベルトのアレ…ですね。
危機的な状況に陥って自分のことしか考えられなくなった人々に、ロベルトはかつて彼の両親を裏切ったホームレスたちを重ねます。
ロベルトは「世界の代弁者」という言葉を使ったけど、半ば復讐でもあったのではないかと思いました。

まあ、とにかくクドイくらいに民間人を射殺していくシーンで、さすがガリドンだと思いました(笑)
前回もけっこうな鬱展開だったと思ったけど、今回はもっと酷いですね…。
目の前であんな風に人が殺されていくの見たら、ほっちー絶対にトラウマ残すよね…。



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ラストにはガリレオテゾロの在り処がついに判明。
なんとそれはほっちー所有の光る砂時計?
やっぱり持ってたんかーい!1話2話あたりで「ガリレオテゾロを渡せ!」「はぁ?そんなの知らないし!」みたいなやりとりあったけど、実は知らずに持ってたんかーい!(笑)

なんか周りの瓦礫を吸い込んでたり、あったかい光だったり、でもまだいったい何なのかよくわからないですね。
てか、月のスケッチもそれはそれで何かの意味があるはずだし…。
「三姉妹」と「月」の物語だったはずですよね、このアニメ?

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今後の展開が気になる描写としては、アンヘドさんがロベルトと出会った時に(シシーニョ曰く)女の顔になってたこと。(アンヘドとロベルトは旧知の仲?)

それから、ブラガニ子分たちの話を聞きながら困窮に喘ぐ世界の不条理に涙した星月。
ほっちーが世界を変える展開が来るんでしょうけど、それにガリレオテゾロがどう関わってくるのか…。




【映画】キャリー(1976)

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キャリー (1976年、アメリカ)

【監督】
ブライアン・デ・パルマ
【出演】
シシー・スペイセク (キャリー・ホワイト)
パイパー・ローリー (マーガレット・ホワイト)
ナンシー・アレン (クリス)
エイミー・アーヴィング (スー)
ウィリアム・カット (トミー)
ジョン・トラボルタ (ビリー)
ベティ・バックリー (ミス・コリンズ)

あらすじ

ハイスクールに通う17歳の少女・キャリーは、冴えない容姿とおどおどした態度のせいでクラスの笑い者にされていた。ある日、体育の授業後にシャワーを浴びていたキャリーは、初潮を迎え、何も知らなかった彼女はパニックを起こす。彼女の母親・マーガレットは狂信的なキリスト教信者で、月経についての話をキャリーにしていなかったのだ。怯えるキャリーをはやし立てたクラスメイトたちは、体育教師のミス・コリンズから厳しい罰を受けることになるが、それを逆恨みしたクリスはキャリーへの恐ろしい悪戯を計画する。一方、深く反省したスーは、キャリーへの罪滅ぼしとして、恋人のトミーにキャリーをプロムパーティーへ誘うよう頼むが……。

感想 (2013年11月4日、DVDにて鑑賞)

リメイク版「キャリー」を観る前に、オリジナルである1976年の「キャリー」を借りて見てみました。
この作品を傑作と評する映画ファンも多いようですけど、僕には残念ながらそこまですごいとは思えませんでした……。
でもこれ70年代の映画なので、その点を考慮するとやっぱりすごいのかな、よく分からないです(笑)

ツイートの内容はこんな感じ。


@yucke_super_dry
「キャリー」76年のデパルマ監督作品借りて見た。キャリー自身よりも周りの人間が凶暴で怖い。男と性のすべてを恨んでる狂信者の母親、逆恨みするいじめっ子、限度を知らないその彼氏。謝罪しようとした子も、実は残酷にハメようとしてるんだと思いながら見てしまった…。何も信じられない俺www
posted at 15:00:38 11月13日


まず母親が狂信者という特殊な怖さがありますよね。
「神の名のもとに」何をしでかすか分からない怖さ。
僕は別に宗教を否定はしませんが、アメリカには実際に「世界は6000年前に神によって創られた」と主張する人がいるそうですね。そういう人たちは進化論などの科学を否定し、科学を教える学校には子供を通わせずに自宅学習という選択をするんだとか。

キャリーの母親も周囲が許せば、キャリーをそのように育てていたでしょう。
そんなわけで、キャリーは引っ込み思案な性格に育ったわけですね。
キャリーが学校に馴染めないのは母親の責任が大きいようです。

母親マギーにとっては、女であることは罪であるとか。
女はすべからくアダムを誘惑したイブであり、それゆえに初潮を迎えたキャリーを嫌悪し、男性とパーティーに出かけようとする娘を罵ります。
自分自身も女であることには目を伏せて……。


いじめっ子クリスの逆恨みも迷惑な話ですが、まあ彼女は悪役なので行動は一貫していて、ある意味で筋は通ってますよね。
コワイのはその恋人ビリー(ジョン・トラボルタ)ですよ。彼女の計画に協力して、むしろ主導的にブタを屠りに行くんですね。
……いやいや、アメリカのティーンエージャーやりすぎだろ、と。
折しもアニメ「銀の匙」でブタへの愛が膨らんでいた時だったので余計に驚きました。


そして、もう一人の登場人物スー。
彼女はクラスメイトの中で唯一、キャリーへの行いを恥じている人物で、その罪滅しとして学校の人気者である恋人トミーに「キャリーをプロムに誘ってほしい」と頼むんですね。

プロムナードとは、高校最後の年に開かれるフォーマルなダンスパーティーのこと。
ドレスやタキシードで着飾った男女のペアしか参加できない、高校最後の素晴らしい思い出づくり。
もちろんキャリーにはとても参加できないようなイベント。
スーは恋人のトミーと参加するつもりでしたが、トミーをキャリーに譲ります。


しかし、僕はスーのこの行動が本心から謝罪の意味だとは当初受け取れなかったんですよね。
トミーにプロムに誘われたキャリーが困惑したように、そしてそれを知ったコリンズ先生がスーを問い詰めたように、スーの考えには何か裏があるのではないか、と疑ってしまいました。
最高の気分を味あわせておいて、どん底に突き落とそうという高等テクニックかと(笑)

いやでもそう見えても仕方ないような描写なんですよね。
スーの感情についてはあまり詳しく描いてませんからね。同時進行でクリスは暗躍しているわけですし。
これを素直に「スーは改心した」と受け止めろという所が、やはり70年代の素直な映画なのかな、と思いました。

結果としてスーの善意はクリスらに利用され、キャリーは人生のピークからどん底へと突き落とされることになります。
高等テクニックを使ったのは原作者のスティーブン・キングでした(笑)




@yucke_super_dry
「キャリー」いじめられる教え子を心配し、いじめっ子に制裁を加える女性教師。しかし彼女の振りかざした正義が逆に事態を深刻化させたようにも思える。まあ母親が一番の元凶なんだろうけど…。デパルマの映像いろいろ印象的です。
posted at 15:05:16 11月13日


コリンズ先生が唯一キャリーが頼れる存在として描かれていました。
実の母親よりも母親らしい存在で、プロムの夜もキャリーのことを見守っていましたね。
そして、キャリーに対して偏見を持たずに接する正義の人でもあります。

しかし、今回その正義は、いじめっ子という「悪」に対して過剰なまでに攻撃を加えてしまいましたね。
あなたたちがキャリーにしたことは酷いことなのだ、と言って、いじめっ子たちに「プロムパーティーへの参加を認める代わりに、毎日居残りで体育の授業」という制裁を下します。
これにキレたクリスは授業をボイコットし、プロムへの参加を禁止されます。

この瞬間から、クリスは自分の逆恨みにしたがって暴走気味になるわけですね。
言ってしまえば、クリスの怒りの矛先を図らずもキャリーへと転嫁させてしまったのが、キャリーの大切な味方コリンズ先生だったわけです。
結果論ですが、正しい行いをしたがためにかえって酷い結果になってしまった皮肉。

コリンズ先生の顛末というのもなかなか深いものを感じます。
なんと、キャリーの超能力が暴走した際に、他の多くの生徒たちと同じように命を落としてしまうんですね。
これが何を意図しているのか断言はできませんが、僕は「正義を実行すれば必ず報われるわけではない」という苦いメッセージに受け取りました。
「お節介な正義」「正義を振りかざして他者を攻撃する者の末路」というものを考えさせられる一瞬のカットでしたね。


デ・パルマ作品はほとんど見たことがないんですが、「あーこういう映像の監督なのね」と強烈な印象が残っています。
冒頭のいきなり生々しい映像、ニンジンをドンドンドンと切る際のクローズアップ、どう見ても目が怖いキリスト像…。
ラストは原作通りか分かりませんが、気持ち悪い終わり方で逆に余韻に浸ることができました。




【アニメ】銀の匙 Silver Spoon

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銀の匙 Silver Spoon

【監督】
伊藤智彦
出合小都美(副監督)
【声の出演】
木村良平 (八軒勇吾)
三宅麻理恵 (御影アキ)
櫻井トオル (駒場一郎)
高垣彩陽 (稲田多摩子)
島崎信長 (相川)
庄司将之 (常磐)
高梨謙吾 (西川)
こぶしのぶゆき (別府)
井澤詩織 (吉野)
増谷康紀 (中嶋先生)
三ツ矢雄二 (校長)

あらすじ

北海道の広大な自然の中にある大蝦夷農業高等学校(通称:エゾノー)に札幌の中学から入学してきた八軒勇吾。進学校での激しい学力競争に敗れ自信を失っていた八軒は、親から離れるために寮があるエゾノーを選んだのだが、他のエゾノー生たちの多くが明確な将来の夢を持っていることを知って焦りを感じる。そんな中、豚舎で生後間もない子豚と出会った八軒は、上下関係を決める競争に敗れた小柄な子豚に「豚丼」と名付け、面倒を見ていくことになるが……。

感想

「鋼の錬金術師」で有名な荒川弘の青春漫画「銀の匙 Silver Spoon」のTVアニメ化作品です。
勉強に明け暮れる中学時代から一転、エゾノーの酪農科学科へと進学した主人公・八軒が、農業高校の現実に揉まれ成長していく物語。
ちょっとレビューが遅れましたが、毎週見てたのでまとめたいと思います。

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■家族で見れるアニメ

「ノイタミナ」という深夜アニメ枠でありながら、萌えやエロやグロやメカに走ることなく、アニオタ以外の人にも見れるアニメですね。
(あーでもグロはありましたね……)

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ゆけちの家ではもともと妹がこの原作漫画を推していたこともあり、ほぼ家族で見ていました。
僕が実家に帰ると父が「豚丼見ないの?」と催促してくるほどでしたね(笑)


この「銀の匙」が一次産業の現実を背景に描いていることが、一般の人にも受け入れられる理由のひとつでしょうね。
北海道の大自然の中で行われるスケールの違う農業……。
その事実を主人公・八軒とともに驚きを持って見れるし、同時に農業の厳しい現実なども垣間見えてきます。

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しかし、辛い労働の対価として支払われる報酬「食い物」の美味そうなこと(笑)
「命を食べて生きる」ということを遠慮なしに描いていて食育ともつながりそうな内容ですし、ある意味ではグルメ番組ですよねこれ。

さらに、将来に悩む若者たちの姿なんかも描かれたりして、もう青春です!
そういった、誰もが興味深く見れる普遍的なテーマを、適度なギャグで包んで描いているのがこの「銀の匙」。
家族で見れる理由はそこにあるんじゃないかと思います。



■豚丼カワイイ

OPで八軒にキスする豚丼がカワイイですよね。
miwaのOPとの相乗効果で毎回身悶えしてました(笑)

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しかしこの作品は愛玩動物を愛でる番組ではなく、愛情を注いで育てた動物たちを食べるために殺す、という都会の人間が忘れがちな現実をしっかりと描写します。
豚丼は第1期で帰らぬブタとなりました。でもその無情に思える展開こそ、農業の本質なんですよね。
割りきって考えれば楽になる問題も、八軒は簡単に答えを出さずに悩みながら何度も経験しようとします。


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「カワイイ」ということで、このアニメの女性陣について。
まず、ヒロインの御影ですが、最初全然好みじゃなくて……(笑)
でも原作漫画の5巻まで読んだらちょっと株を上げてきましたね。

ただやっぱり八軒が御影家に夏休みの間寝泊まりしていたのに、何もなかったのは残念……。
第1期ではあまり存在感を示せたとは言えないような気がしますね。
残念なヒロイン……。

代わりに好きなのがチーズ女子の吉野ですね。
八軒とデキちゃった疑惑が浮上するなど、ヒロインのお株を奪っていたような(笑)
彼女と中嶋先生の関係性が面白いですね。

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タマコも良かったですね、例えば両親への下剋上発言はアニメ化して良かった部分と言えます。
まあ彼女はキャラクターにインパクトがありますからね。

同じ理由で中嶋先生の仏と明王の二面性もアニメ化して良かった点だと思います。

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■原作ありきのアニメの弊害

全巻ではないですが、原作漫画をある程度読んでからアニメ版を見たんですけど、基本的に原作に忠実なんですよね。
いや忠実というよりも「そのまま」と言った方が正確かもしれません。
つまり何が言いたいかというと、「アニメならでは」の部分がほぼ無いんです。

で、その漫画をそのまま動かしたような内容が、この作品の場合、弊害を生み出したんではないかと……。
正直、ギャグくらいしか視聴者を沸かせる部分は無い割に、そのギャグのテンポが悪かったんじゃないかと。
漫画であれば、読者のテンポで読めるんですが、アニメとなるとテンポの悪い漫才を聞かされるのは苦痛だよ、という……。

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もともと原作は「青春漫画」であって「ギャグ漫画」ではないんですけど、アニメ化するにあたってはもっとテンション高めでも良かったと思いますね。
漫画を読んだ時にはテンション高めで読んだ部分が、アニメ化すると意外にサラッと描かれてしまっていたりして。

もちろん忠実に再現すること自体を否定しませんが、もう少しアニメスタッフで再考しても良かったんじゃないでしょうか。
原作は人気漫画には違いないけど、非の打ち所がないほど完璧な漫画というわけでもないので……。


ただ、アニメで手を加えた部分で一つ印象的なのがあって。
それは御影家での住み込みバイトを終えた八軒が給料を貰うシーンなんですが、原作では居間のテーブルを挟んでのやりとりだったのが、アニメでは屋外になり、夕日に照らされながらのちょっと感動的なシーンに変わりました。(マジックアワーというやつですね)

そういう風に、原作に手を加えればもっと良くなるシーンはたくさんあるような気がしますね。
そこを隅から隅まで吟味せずに原作の焼き増しみたいな印象で終わってしまったのは残念です。
年明けに始まる第2期ではさらなるパワーアップを期待しています!



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駒場についてここまで一言も書かなかったので一言。
駒場は、オーバーワーク気味の母親を楽させるために、「甲子園に行く→プロ野球選手になって稼ぐ→稼いだ金で機械買って母親に楽させる→野球を引退したら農家を継ぐ」という素晴らしい夢を持った男子ですが、駒場のそのエピソードを見たうちの父がゆけちを見てちょっと残念そうな顔をしたので僕も頑張らないとな……(涙)

【映画】サイドカーに犬

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サイドカーに犬 (2007年、日本)

【監督】
根岸吉太郎
【出演】
竹内結子
古田新太
松本花奈
谷山毅
ミムラ
鈴木砂羽
トミーズ雅
山本浩司
寺田農
川村陽介
温水洋一
伊勢谷友介
樹木希林
椎名桔平

あらすじ

不動産会社の営業として働く30歳の薫は、弟の結婚披露宴に離婚した両親も出席すると告げられる。20年前、父と喧嘩の絶えなかった母がついに家を出て行った日のことを思い出す薫。数日後、母の代わりにゴハンを作りにやってきた「ヨーコさん」は、神経質で厳しい母とは対照的な大らかな人だった。煙草を吸い、カッコイイ自転車に乗り、自由な精神にあふれた大人の女性ヨーコさんと過ごす刺激的な夏休みが始まった。

感想 (2013年6月1日、TV録画にて鑑賞)

ロードムービーっぽいタイトルですが違います。
まあ一応、旅行する展開もあるにはあるけど…(笑)

まずはツイートからどうぞ。



6月20日 @yucke_super_dry
「サイドカーに犬」竹内結子主演。破天荒な父に嫌気がさし、母が家出。少女の元になんか自由そうなお姉さんが現れる。少女とお姉さんの交流。なに言いたいのかわかりづら~。というかわかりませんでしたすいません。
posted at 00:26:30

僕は基本的に「○○と○○の心の交流を描く」と謳ってる映画が苦手なんですけど、この映画はドンピシャその心の交流というやつでした(笑)
作品全体を通しての事件や目的がないので、クライマックスみたいなものもなく、結局なんの映画だったか言い表せないですね。そういうのが苦手ですね。
作品に流れる雰囲気とか、映像の美しさがあればまだ見れますが、その点ではこの映画は平凡だったと思いますし…。



6月20日 @yucke_super_dry
「サイドカーに犬」勝ち気でカッコよくて自立した女っぽいお姉さんも、ダメな男を愛さずにいられない弱さを抱えてたりして、みたいなことを少女の視点から描かれても、うーんまあ普通にそうだよね…って。少女時代の記憶をただ思い出しただけなんだよね。うーん。
posted at 00:37:40

冒頭はミムラ演じる三十路の独身女性・薫の疲れた人生がちょっと描かれ、回想として竹内結子演じるヨーコさんと松本花奈演じる薫ちゃん(小学生時代)との交流が描かれるわけですが、その体験が現在の薫(ミムラ)にどんな影響を与えているかがまったく語られないんですね。
というか、ヨーコさんから受けた影響は30歳の薫にはまったく見ることができません。

30歳の薫が婚期逃したOL風で、まあ冴えない毎日っぽいですが、そんな中でも頑張れる理由や楽しく生きるコツみたいなものを、かつてヨーコさんとの体験の中で獲得した…のかと思いきやそうではない(笑)
じゃあ、ヨーコさんを思い出したことで奮起するのかといえば、ほとんどミムラは登場しないわけで…。

そもそもタイトルの意味についてもよく分からないですし…。
サイドカーに乗せられた犬は登場します。少女・薫もサイドカーに乗ります。
でも、だからそれがなんなの?って…(笑)


小ネタをまとめておくと、
・トミーズ雅が出演しててびっくり。
・伊勢谷友介が端役で出てる。
・ガンプラとツヤだしスプレー。
・樹木希林が面白い。

この映画好きな人は多いようなので、ぜひこの映画の楽しみ方を教えてほしいですね~。
あっ、竹内結子さんはもうテラべっぴんでした!




グレムリン

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グレムリン
(1984年/アメリカ)
 
【監督】
ジョー・ダンテ
【出演】
ザック・ギャリガン
ホイト・アクストン
フランセス・L・マッケイン
フィービー・ケイツ
ポリー・ホリディ
スコット・ブラディ
グリン・ターマン
コリー・フェルドマン
ディック・ミラー
ケイ・ルーク
ジャッジ・ラインホルド

*あらすじ

発明家の父親がチャイナタウンの骨董店で見つけた不思議な生き物<モグワイ>。クリスマスプレゼントとしてモグワイを贈られた息子のビリーは喜び、この不思議な愛らしい生き物に「ギズモ」と名付ける。しかしモグワイを飼う時の3つの約束は不幸な偶然から破られていき、その度に小さな田舎町で奇怪な事件が起こるのだった…。

*感想 (2013年5月29日、DVDにて鑑賞)

今回から試験的に、ツイッターの方に投稿したツイートを引用してその補足を付け足していく、ということをやってみたいと思います。(作業時間の短縮のためw)
「大量発生といえば、今夜は「グレムリン」見た!ギズモ、ブサカワイイ。
けっこうグロくて悪趣味で、現代だったらPG指定になりそうなファミリー向け(?)映画。」
ギズモの外見については賛否両論でしょうね。
可愛らしいペットとして登場するんですけど、けっこうブサイク(笑)で、僕も昔は好きじゃありませんでした。

ただ、今回初めてしっかりとこの映画を見たら、なかなかカワイイと思いましたね。
そりゃクマモンやピカチュウなんかには負けますが、ギズモはギズモでカワイイ
んです。平たく言えば「ブサ可愛い」です(笑)
「ギズモ、…コワイ!」とか無意識にぶりっ子するあざとさも含めて嫌いじゃないです。

監督はジョー・ダンテ、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ、脚本はクリス・コロンバスという布陣で、子供向けには違いないんですが、けっこう気持ち悪かったり怖かったりするシーンもありますね。(お国柄でしょうねw)
例えば、モグワイは水をかけられると分裂するんですが、その際にギズモの背中がブヨブヨ動く…とかですね。
「ママがキッチンでグレムリンを殺していくシーンがなんか凄い。
主婦ならではの方法で互角以上に渡り合う。」
包丁、レンジ、ミキサーなどを駆使して、モグワイが変身したグレムリンと闘うお母さん。
キッチンで血が飛び交う惨事(笑)
この辺もお国柄でしょうね。
「大戦中、戦闘機の調子が悪い時は「小悪魔(グレムリン)の仕業」と言われた。作中では、国産にこだわる男が「外国産には小悪魔が潜んでる」と言うシーンが。PCの調子が悪くなるのもあれか、グレムリンの仕業か…。」 
でもこの映画のグレムリンたちはそんな妖精みたいな雰囲気は一切なく、堂々と人を襲い、町中を混乱に陥れます。
増殖して手が付けられなくなってしまったグレムリンたちを、主人公ビリーとヒロインがなんとかしようと一晩中駆けずり回る展開です。
「通勤用の革靴買おうとジャスコに行ったらグレムリンのギズモがプリントされたTシャツ売ってたから思わず買ってしまったではないか!二枚も!」
そんなわけで絶賛ギズモ推しでした、一時期(笑)
夏の間、ギズモTシャツで映画館に出没してたのは私です。
ただもうさすがに季節的にムリですけどね…。



ちなみにモグワイを飼う時の3つの約束とは…?

1. 光に当ててはいけない。
モグワイは光が苦手、特に太陽光に弱く、最悪死んでしまう。

2. 水をかけたり、濡らしてはいけない。
水分によって細胞分裂を起こし、急速に増殖していってしまう。

3. 夜12時過ぎに食べ物を与えてはいけない。
真夜中過ぎに食べ物を与えると繭を作って変身し、凶暴なグレムリンへと生まれ変わってしまう。

 
みなさんもモグワイ飼う時は気をつけてくださいね(笑)

【アニメ】ガリレイドンナ 第五話

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ガリレイドンナ
第五話「星座夢幻」

感想

ガリドン第5話~。
順調にガリレオの月のスケッチを集めていますが、なんか安定してきてしまった感じがしないでもないですね、うん。

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オランダのとある寂れた街へと降りたガリレオ号。
そこで、アドニムーン・カンパニーのエネルギー施設を襲撃している窃盗団「ブルーホーク」と接触します。

一部の富裕層にのみエネルギーを供給し、採算の取れない地方ではインフラ整備もままならない現状。
それに憤りを感じる者たちが集まって結成したのがブルーホーク。
やってることはアドニムーン社への襲撃・資源奪取と、まあ早い話がレジスタンスですね。

いかなる逆境に立たされても法的手続きを踏んで主張するべきだと言う、「法と正義」の話になると頭ガチガチなはー姉と、俺たちが盗みをしないと飢える者たちが大勢いると主張するレジスタンス側の終わりの見えない議論は番組的にスルー(笑)
メインは星月が出会ったレジスタンスの少年少女との交流です。

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レジスタンス的な組織に必ずいると言っても過言ではない、血気に逸る若者。
常套句、「次の戦いには俺も連れて行ってくれよ!」「だめだ!」のやりとりに誰か新しい風を吹かせようという脚本家の方はいませんか?(笑)

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まあ、単純に敵に攻撃されて…という展開ではなく、よりにもよってリーダーが戦いに疲れて仲間を売る…という社会のしがらみを感じさせる展開は良かったかもしれませんが。
でも、レジスタンス対アドニムーンの空中戦闘も見たかった気がしないでもない…。

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同年代の少年少女たちの恋を見て、少し星月が成長する的な回だったんですかね?
星月はガリレオのスケッチに書かれた恋の詩文に心ときめかせるシーンも毎度あったりして、メカのことしか頭にないのかと思いきや意外に恋に恋するお年頃なのかもしれません。
常人離れした科学力は標準装備で、中身はあくまで普通の女の子というね…!

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さらに意気投合した子たちの恋を見守っていた矢先のあの悲劇が星月に何かをもたらすのか、っていうのが気になるところですが。
星月にとっては「どうにもならないことは、どうにもならない」ことを苦い経験と共に心に刻んだ日となるでしょう。
それが次回以降の星月の行動に何か影響するかが問題で、テオとカレンの死が「ただ悲しい出来事」で処理されてしまうとただのお涙頂戴になってしまうわけで。

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でもこのアニメはそこまで深く人間心理を描いていないような気もするんですけどね(笑)



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↑はー姉、風邪気味ならベッドで寝ろw

【映画】婚前特急

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婚前特急 (2011年、日本)

【監督】
前田弘二
【出演】
吉高由里子 (チエ)
浜野謙太 (タクミ)
杏 (トシコ)
石橋杏奈 (ミカ)
青木崇高 (道雄)
吉村卓也 (健二)
榎木孝明 (三宅)
加瀬亮 (みのる)

あらすじ

「限られた時間を有効活用し、いろんな体験を楽しむ」という考えから、5人の男と同時に付き合っているOLのチエ。スリリングな交際を楽しんでいた彼女だが、突然できちゃった婚した親友トシコの幸せそうな姿を見て、結婚願望が芽生える。トシコの勧めもあり、5人の彼氏を査定するチエ。まずは一番評価の低い男・タクミから関係を清算しようと別れ話を切り出すが、タクミからは意外な言葉が返ってきて……。

感想 (2013年5月25日、TV録画にて鑑賞)

映画を見る前にどういう内容か想像することは多かれ少なかれ誰にでもあることだと思います。
僕の場合はタイトルとあらすじとキャッチコピーなどで内容を知った気になってしまうこともあります。
でも実際見てみると予想と全然違う内容だったりして……この映画もそんな一本です。


キャッチコピーは「このたび、わたくし池下チエは、5人の彼氏を査定します。」というもの。
このコピーとあらすじから勝手に想像したのは、「5股女が友人の結婚を機に5人の彼氏を査定していき、誰が自分の夫に相応しいか悩む」物語。
そして当然、5股がバレそうになったりもしてハラハラドキドキのジェットコースター・ムービー的なもの……を想像していたんですが……。

実際には、「5人の彼氏の査定」は前半の早い段階で終わってしまうんですね。
ノートに書いて終わり!一晩で終わり!一瞬です!
そんな簡単に査定しないで!(男性の声)

で、その査定の低い順に別れようとするチエ。
最初のターゲットは、パン工場で働くいい加減な性格で見た目も良くない、なかば腐れ縁の恋人タクミ。
このニヤニヤした男に別れ話を切り出すと、「え?俺たち付き合ってないじゃん。だってセックスフレンドじゃん」という衝撃的な言葉が返ってきて、美人OLを気取っていたチエのプライドはズタズタに……(笑)

怒りに震えるチエは、タクミをまずは本気で自分に惚れさせその上で無惨に捨てる、という復讐を思いつきますが、タクミのペースに振り回されっぱなし。
他の4人の男は、加瀬亮以外はそんなに目立ってなく、ウザキモいタクミを演じたSAKEROCKの浜野謙太と吉高さんの噛み合わない会話がシュールで面白いコメディです。


個人的には吉高由里子のイマドキ女子風な自然な演技は良いと思います。
素なのかなんなのか分からないくらいがチョウドイイ( ´∀`)bグッ!
似たような理由で杏ちゃんの演技も好きですねえ。

SAKEROCKの人も何も演技しなくても存在感ある感じで。
身から出るウザさがすごいと思います。友達にいますこんなヤツ(笑)
まず、なんでコイツが吉高さんと付き合ってるの!?という謎がね……。(浜野さんすいません;)


ただ、やっぱり見る前と実際のギャップは気になる所で……。
5人の彼氏はそれぞれに個性的なんですけど、でも5人である必要もなかったような気がするし。
その証拠に浜野謙太と加瀬亮以外は出番も少なかったし……。
加瀬亮なんて5股かけられてること知ってて付き合ってますからね。それこそセフレじゃんっていうwww

まあ、あらすじやタイトルで正しいイメージを持てるようにしろ、とまでは言いませんが。
これはこれでそれなりに面白かったですし。
でもあのキャッチコピーはちょっと誤解を生むよね……(´・ω・`)




【映画】JAPAN IN A DAY


JAPAN IN A DAY ジャパン イン ア デイ 
(2012年、イギリス/日本)

【監督】
フィリップ・マーティン
成田岳

感想 (2013年5月24日、TV録画にて鑑賞)

映画監督のリドリー・スコットが率いるプロダクションと、フジテレビが共同で企画したドキュメンタリー映画です。

2011年3月11日に発生した東日本大震災。
それからちょうど1年後の2012年3月11日を、人々はどんな思いで過ごしたのか…?
一般の人々から送られた8000本の動画を繋ぎ合わせ、2012年3月11日の夜明けから夜眠りにつくまでが描かれます。


震災に絡む映画を見たのは本作が初めてですかね。
素人の撮影した映像がツギハギされてるので手ブレが酷いという話もありますが、個人的にはそんなに気になりませんでした。(テレビが小さいから?w)

3.11を経験した僕らにとっては、何気ない日常の映像ですら何かの意味を持ってるように感じますし、日本中で日々起きているプロポーズや出産などのイベントも、3月11日に起きると特別なイベントのように思えますね。
当然、映し出される人々も今日が何の日か当たり前に知っていて、何か、いつもと違う空気感の中で朝を迎えています。その雰囲気が、事情を知ってる僕には感じられるように思うんですよね。

そういった映像を朝の夜明けから夜に向かって時間順に編集していき、美しい音楽で味付けしたドキュメンタリー作品です。
制作者のコメントや主張はありません。
あくまで一般から寄せられた動画のみで構成しています。


個人的には、今一つ好きになれない映画でした。
好きとか嫌いとかで測る作品ではないですけども。

なんというか、「で、結局なにが言いたいの?」という感想を抱いてしまいました。
あまりにもメッセージ性が無いというか…。

例えば、3.11を知らない人が見たら、何についての映画かわからないし、映し出される人々の姿に何か共感することもないんでしょうね。
「3.11を知ってる人が見る」ことを前提にしているんです。(当然と言えば当然ですがw)
だから、見る側に全部丸投げしてるドキュメンタリーとも言えます。

8000本の動画が集められたと言いますが、特定の親子が何度も登場したり、(たぶん東京の)街を陽気に歩く若者たちの動画が何度も取り上げられたりしてて、しかもそれに何のメッセージも無いことが不可解です。
もともと何か特定のメッセージを発信する意図が無かったとしても、それならより多くの動画を取り上げても良かったのでは。

8000本も動画があれば、たった1秒ずつ映したって2時間超えるわけですよ。
他の多くの動画を不採用にして何故その動画を採用したのか、そこの理由はまったく見えてきません。


ただ、やはり地震の起こった2時46分のシーンだけは別で、その時間だけは日本中が黙祷している様子が映し出され、こういう言い方は不適切かもしれませんが、グッときました。
回転寿司でさえ止まっていました。
「地球が静止する日」を思い出しましたね(笑)

3.11からちょうど1年後、まだ人々の心には死者を悼む心が色濃く残っていて、ある意味で日本中の心が一つにまとまっていたのかな、と…。

ただ、残念なことに僕がこれを見たのは震災から2年が経った2013年の春。
その頃には周りを見てもテレビの中を見ても、震災後のような一体感は見られず(被災県と他の都会の温度差は常々感じてます…)、何か、このドキュメンタリー映画自体が賞味期限が切れてしまったかのような印象を受けました。

言ってみれば、この映画プロジェクトが震災後の「何かしなきゃ」という強迫観念によって作り出されたものですよね。
見た者に何かの感情を芽生えさせるというよりは、人々の感情によって生み出されたわけで…。
今となっては、「ああいうことがあったから、こういうものを作った」それくらいの意味しか感じ取れない内容だと思います。
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