Mr. & Mrs. スミス (2005年、アメリカ)
感想 (2012年4月21日、TV録画にて鑑賞)
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、ハリウッドの2大スターが初共演を果たしたことで話題になったアクション・コメディ。監督は「ボーン・アイデンティティー」や「ジャンパー」のダグ・リーマン。
建築業者のジョンとコンピューター・プログラマーのジェーンは運命的に出会い、友人の忠告も聞かずに結婚します。
幸せな結婚生活を送る二人。しかし、ジョンは実は一匹狼の殺し屋で、妻ジェーンにはそのことを隠したまま、所用があると言って裏の仕事に出かけます。
対するジェーンも実は暗殺組織のエージェントで、夫ジョンにはそのことを隠したまま、所用があると(以下略)
敵対する暗殺者同士が、お互いの素性を知らないまま結婚し、正体を隠したまま結婚生活を続けているんですね。
なんともハリウッドらしいコメディ設定。
邦画でこの設定やると絶対ウソっぽくなりますからね。暗殺者同士が結婚って時点で。
ハリウッド映画だからこういう無茶な設定もすんなり入ってきます。
ある日、ジョンとジェーンはそれぞれ殺しの仕事を受けますが、その標的が偶然同じ人物。
殺しに行った先で鉢合わせします。
しかし、ここではまだお互いに相手に気づかず、邪魔者が現れたと思って銃やミサイルを撃ちあうわけですね。
後々、あの時の邪魔者はオマエだったのかー!?となるんですが、あーもうアホくせえ(笑)
こういうエンタメ・ムービーは気楽に見られるし、それだけで楽しいんですけど、今作の魅力のひとつは主演のブラピとアンジーが現実に夫婦関係にあるということ。
この映画をきっかけのひとつとして交際が始まり、2012年4月には正式に婚約が発表されました。(同時期にこの映画がTV放映されたのも、その話題のおかげでしょうね)
2013年5月中に結婚式を挙げるんじゃないかという話もあるようですが……。
そんなわけで、今になってみると現実の二人の関係性が映画の中に反映されてるような受け取り方もできて、二重の楽しみ方ができるというか。
ブラピとアンジーの共演だったからこそ、いや、むしろ二人の共演でなければならなかったんじゃないか、最初から定められていた運命だったんじゃないか、とさえ思えてしまう映画です。