感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2013年04月

【映画】Mr. & Mrs. スミス



Mr. & Mrs. スミス (2005年、アメリカ)

感想 (2012年4月21日、TV録画にて鑑賞)

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、ハリウッドの2大スターが初共演を果たしたことで話題になったアクション・コメディ。
監督は「ボーン・アイデンティティー」や「ジャンパー」のダグ・リーマン。

建築業者のジョンとコンピューター・プログラマーのジェーンは運命的に出会い、友人の忠告も聞かずに結婚します。
幸せな結婚生活を送る二人。しかし、ジョンは実は一匹狼の殺し屋で、妻ジェーンにはそのことを隠したまま、所用があると言って裏の仕事に出かけます。
対するジェーンも実は暗殺組織のエージェントで、夫ジョンにはそのことを隠したまま、所用があると(以下略)

敵対する暗殺者同士が、お互いの素性を知らないまま結婚し、正体を隠したまま結婚生活を続けているんですね。
なんともハリウッドらしいコメディ設定。
邦画でこの設定やると絶対ウソっぽくなりますからね。暗殺者同士が結婚って時点で。
ハリウッド映画だからこういう無茶な設定もすんなり入ってきます。

ある日、ジョンとジェーンはそれぞれ殺しの仕事を受けますが、その標的が偶然同じ人物。
殺しに行った先で鉢合わせします。
しかし、ここではまだお互いに相手に気づかず、邪魔者が現れたと思って銃やミサイルを撃ちあうわけですね。
後々、あの時の邪魔者はオマエだったのかー!?となるんですが、あーもうアホくせえ(笑)


こういうエンタメ・ムービーは気楽に見られるし、それだけで楽しいんですけど、今作の魅力のひとつは主演のブラピとアンジーが現実に夫婦関係にあるということ。
この映画をきっかけのひとつとして交際が始まり、2012年4月には正式に婚約が発表されました。(同時期にこの映画がTV放映されたのも、その話題のおかげでしょうね)
2013年5月中に結婚式を挙げるんじゃないかという話もあるようですが……。

そんなわけで、今になってみると現実の二人の関係性が映画の中に反映されてるような受け取り方もできて、二重の楽しみ方ができるというか。
ブラピとアンジーの共演だったからこそ、いや、むしろ二人の共演でなければならなかったんじゃないか、最初から定められていた運命だったんじゃないか、とさえ思えてしまう映画です。

fb808be8.jpg


内容的にはブラピとアンジーが派手に暴れてて面白いですよ。

【アニメ】宇宙戦艦ヤマト2199 第4話

bf697b85.jpg


宇宙戦艦ヤマト2199
第4話「氷原の墓標」

感想

ヤマト2199第4話。
前回、木星上のガミラス軍拠点を叩いたヤマトは、ガミラスの拠点がある冥王星を叩くべきか、敵を無視してイスカンダルを目指すかで意見が割れます。
時同じくして、土星の衛星エンケラドゥスからの救難信号をキャッチ。
波動エンジンの修理に必要な物質がエンケラドゥスに豊富にあることも分かり、ヤマトは土星へ向かいます。

dc6136d3.jpg


今回は古代と雪が急接近!って感じの回でしたが、個人的には真田さんの回にも思えました。

まず、みんなズッコケてるのに一人だけ直立不動だったのがウケるし。
意見の対立した古代と島が並んでメシ食ってる姿を微笑ましく見てるし。
なんかの詩集読みながら食事してるし。

8148111c.jpg


さらに敵の戦車を前にして不敵な笑み。
真田さんかっこいいな。ちょっと好きかもしれません。

2f1aa822.jpg


女性陣はだいたい出揃った?
スーツの色で兵科・職域が分かるようになってるんですよね。

56295a25.jpg

71bae237.jpg

a42c23f1.jpg


山本玲が主計科ということは、ツインテールの子も主計科で、憧れの森雪を前にして緊張する描写があったけど、雪の直接の部下ではないのね。
ということは、あの子は船務を目指してたりするのかな?
玲は戦闘機乗りたくて仕方ないみたいだし…。なぜか主計科人気がない(笑)

f7c08388.jpg


その玲は今回とうとうやっちゃいましたね。
勝手に持ち場を離れ、勝手に戦闘機に乗り込み発進し、勝手に戦果上げちゃいました(笑)
髪の毛切らなかったらヘルメット取ったシーンが絵になるんだけどな…。ファサァ…みたいな(笑)

16d213b8.jpg


あと、看護師の真琴の看護師の鑑たるや…!
それが例えガミラス兵でも、目の前に負傷者がいれば放っておけない!
でも、ガミラス兵がロボットでビックリ!!
…みたいな描写が一瞬ありました。

普通、ああいう「そこに救える命があるなら全力で救う」みたいなのって医師の言うべきことなんですけどね。
本来なら佐渡先生が、ね…(笑)

53ac02f3.jpg

8413a143.jpg


あと、雪は髪の毛後ろで束ねてる方が個人的に好きですね。
どんどん船外に出てってほしいと思います(笑)


今回は、第1話冒頭で散った古代の兄が絡むエピソードでもありましたね。
こういう風にいろんな人間の犠牲を糧にしながら、ヤマトの旅は続くんでしょうね。

【映画】「バトルシップ」エイリアンと海戦だぜえええ!


バトルシップ
(2012年/アメリカ)

【監督】
ピーター・バーグ
【出演】
テイラー・キッチュ
浅野忠信
ブルックリン・デッカー
リアーナ
アレクサンダー・スカルスガルド
リーアム・ニーソン

*あらすじ

2012年、ハワイ沖。アメリカや日本をはじめとする世界14カ国の自衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合にエイリアンの母船が降下してくる。演習に参加していた米海軍の新人将校アレックスと、彼がライバル心を燃やす海上自衛隊の指揮官ナガタは、次々と未知の武器を繰り出し激しい攻撃を仕掛けてくるエイリアンに立ち向かう……。

感想(2012年4月19日、MOVIX仙台にて鑑賞)

続きを読む

「ジョン・カーター」犬の映画です。


ジョン・カーター
(2012年/アメリカ)

【監督】
アンドリュー・スタントン
【出演】
テイラー・キッチュ
リン・コリンズ
サマンサ・モートン
ウィレム・デフォー
トーマス・ヘイデン・チャーチ
マーク・ストロング
ドミニク・ウェスト
ジェームズ・ピュアフォイ
ダリル・サバラ

*あらすじ

1881年、ニューヨーク。エドガー・ライス・バローズは、謎の失踪を遂げた伯父の屋敷へと向かっていた。大富豪の伯父ジョン・カーターには身寄りがなく、甥のバローズはカーターの残した一冊の日記を手に入れる。そこに記されていたのは、未知の惑星バルスームに飛ばされたカーターの想像を超える冒険譚だった……。

感想(2012年4月18日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)

続きを読む

【アニメ】ぷちえゔぁ EVANGELION@SCHOOL

52d93c03.jpg


ぷちえゔぁ EVANGELION@SCHOOL

【ジャンル】
WEBアニメ/パロディ
【監督】
三木俊一郎、桜井弘明

感想

「エヴァンゲリオン」シリーズのキャラクターをデフォルメして完全3DCGで描いたWEBアニメーション「ぷちえゔぁ」です。
新劇場版の「序」公開に合わせて漫画「ぷちえゔぁ」が展開され、その映像化という形で1話3分から4分のショートアニメがバンダイチャンネルで公開されました。
全24話をまとめたものが「ぷちえゔぁ EVANGELION@SCHOOL」としてレンタル店にあったので、もののついでに見てみました。

eac3c0f2.jpg


まあ、パロディアニメということで、エヴァを楽しむ上で特にスルーしても問題ない内容です(笑)
ねるふ学園に通うシンジやアスカやエヴァ初号機、ゲンドウ校長やミサト先生が描かれます。
綾波が原作と同じように3人登場しますが、3人同時に三姉妹として登場してるのが面白かったですね。チビ綾波が原作と違って可愛らしかった♪
あと、初号機が頼れる番長的な存在だったり。

ただ、第1話からウ◯コネタを持ってきたり、けっこう下品というかレベルの低いギャグもあったりなので、わざわざチェックするものでもないのかも……。
ただ原作を知ってれば、思わずニヤリとするシーンもチラホラあるというだけで。

096e307e.jpg


漫画の「ぷちえゔぁ」と違ってキャラクターたちにセリフはないです。
その代わり、「美狂乱」というプログレッシブ・ロックバンドのかなり混沌としたBGMが全編に渡って流れています。
逆にエヴァのお馴染みのBGMとかは流れないです。

いっそ、エヴァ原作の名シーンをセルフ・パロディしてくれてもよかった気もしますね……。
なんとなく低年齢向けって感じがする公式エヴァ関連作品でした。




【小説】地球の長い午後

5f118ae6.jpg


地球の長い午後

Hothouse(1962)
ブライアン・W・オールディス
伊藤典夫・訳
ハヤカワ文庫SF 早川書房

あらすじ

大地を覆い尽くす巨木の世界。我が物顔に跳梁する食肉植物の数々。永遠の太陽に片面を向けてめぐることとなった地球は、植物たちに繁栄をもたらし、人類の文明を消滅させた。植物の陰で細々と生き延びる存在となった人間たちにとっての救済は、虚空に張り巡らされた蜘蛛の巣を、巨大な植物蜘蛛に運ばれて月へと昇ることだったが……。

感想

読書感想も忘れないうちに書いておかねば…。
今回はブライアン・オールディスのSF長編「地球の長い午後」です。

SFっていうより奇想天外な冒険小説って感じで、とにかく奇妙な世界観が面白かったです。
特に第1部は良かったですね。


舞台は文明崩壊後の地球。
なんとこの時代では地球の自転は止まっていて、常に昼間の半球と常に夜間の半球とにはっきり分かれています。
そのため昼間の地域では温度が上がり続け、光合成で育つ植物たちが繁栄して地上を覆い尽くし、唯一最大の勢力となっています。

この時代では人間は小さなグループを作って樹上に暮らし、文化レベルも低く、獰猛な食肉植物から逃れながら短い人生を繋ぐしかありません。
人間以外の動物もほとんどが絶滅し、代わりに植物が動物のように進化を遂げた世界。
人を襲う植物の他にも、翼の生えた異形の人種「鳥人」が、幼い子供をさらって行く危険な世界です。


まず読んで最初に驚いたのは巨大な蜘蛛の姿をした植物・ツナワタリ。
その全長なんと1マイル(約1.6km)!なんたるインパクト!
その巨大な植物蜘蛛は、天から降りてきては樹上世界の頂上に張り巡らせた巣で食事をし、また天へと昇って行きます。

ある時、グループの年長者であるリリヨーは部族の信仰に従い、同じ年長の仲間たちとその巨大な植物蜘蛛の体にくっついて天へと昇って行くのですが、その行き先はなんと月!
植物が生え、薄い大気さえもある月世界でリリヨーたちは変貌を遂げ、翼を持った人・鳥人グループの仲間となります。

地球にはグレンを始めとするグループの残されたメンバーたち。
月には敵対する存在となったかつての仲間たち。
巨大蜘蛛ツナワタリの往復によって結ばれる地球と月。
これは面白くならないわけがないぞー!とワクワクしながら読み進めましたが、リリヨーとグレンの再会はなかなか出てきません…。


第2部・第3部ではグレンが主人公。
陸地のすべてを制覇した植物の世界をさまよう冒険譚が描かれます。

けっこうSF的なグロテスクな魅力もあって、その代表的なのがアミガサダケ。
知識を蓄え思考するキノコで、グレンの頭に寄生し、彼にアドバイスを与えます。
しかし、その本性は利己的で傲慢。すべての動物に寄生するという野望を抱いており、グレンの体を利用してアミガサダケの王国を作ろうと企みます。
少年の頭に巨大なキノコが乗ってる様子は、滑稽であると同時に気味悪くもあり…。

第2部以降は、ほとんどこのグレンとアミガサダケの話ですね。


リリヨーはいつ出てくるんだろうと思っていたら、最後まで出てきませんでした。第3部の終盤です。
しかも悲劇的な再会を期待してたのに、喜びの再会になってるし!(笑)
当初思ってた内容とは大きく外れた展開でした。

あと、登場する人物や異形の者たちが、ほとんどすべて気味悪かったり、頭悪かったり、口が悪かったりするので、嫌悪感を味わうSFって感じです。(←ほめてますw)
けしてユートピアとか未来社会ではなく、むしろ原始的な部族社会だったり、知能が低かったり凶暴だったりする人物たちのオンパレード。
安らぎを感じるキャラクターはまったくいなかったなあ…。

でも、その安らぎのない世界こそ、このSFの世界観なんですよね。
狂騒のSF冒険小説って感じでした。

ちなみに、ブライアン・W・オールディスは映画「A.I.」の原案を書いた人です。

【映画】デンジャラス・ビューティー

a06ac2ee.jpg


デンジャラス・ビューティー (2000年、アメリカ)

感想 (2013年1月2日、TV録画にて鑑賞)

(今回からは、今年見た映画のレビューもガンガンやって行きます)
(昨年見たのばかり優先してると結局1年遅れは取り戻せないしね…)


男勝りの女性FBI捜査官が、事件の捜査のためにミス・アメリカ・コンテストに潜入するサスペンス・コメディ。

主演はサンドラ・ブロック。
彼女演じるグレイシーは、体術でも男に引けをとらず、FBI捜査官であることから知性も兼ね備えていますが、いかんせん女性らしさに欠けるため、口が達者でガサツな印象を与える女性。
彼女自身、自分が女らしくないことは自覚しており、恋や結婚はもはや半分あきらめて仕事ひとすじ。
しかし、ある時仕事に失敗し、現場から遠ざけられてしまいます。

そんな彼女に舞い込んだ新たな任務は、FBIが追っている連続爆弾魔の犯行を未然に阻止し、犯人を捕まえるというもの。
そして、犯人が予告した爆破の標的は、なんとミスコン。
女性という理由だけで、グレイシーがミスコンの参加者として嫌々ながら潜入捜査をすることになってしまいます。

しかし、グレイシーには女らしさなんてカケラもなく…。
仕方なく、伝説のコンサルタントによる大改造が始まるのでした。


正月の新春シアターで流れたものだったと思いますが、お正月に相応しい華やかな内容。
「ビューティー」の前に「デンジャラス」がくっつけば、期待は膨らみますね(笑)
内容的には可もなく不可もなく?サスペンスとしてもコメディとしても二流の映画ですが、こういう映画は気楽に見れるので嫌いじゃないです。

女性には変身願望ってあると思うんですが、この映画も変身願望を叶えてくれる映画。言わば「変身もの」?
しかも、最初は「ミスコンなんてアタマ空っぽのバカ女が出るもの」と決めつけていた主人公が、実際にその世界に触れることで徐々に奥深さを知るという展開は、王道と言えば王道ですね。

後半では各地から集められたミスたちとの友情なんかもチラリと見えたりして。
事件の結末はもちろん気になるんですが、ミスコンの優勝トロフィーの行方もちょっと気になったりして。


劇中のミスコンは、アメリカの各州の代表が集まりミス・アメリカを決めるというもの。
主人公はミス・ニュージャージーだったわけですが、その他にもミス・テキサスとか、ミス・カリフォルニアとか、ミス・ハワイとか、ご当地のイメージをちょっと体現したかのような女性たちが出てましたね。
いかにもハワイっぽいとか、いかにもテキサスっぽいとか、そういう感じのが。
日本では、県によってそこまで外見変わらないですよね。いや、アメリカ人もそうだけどコメディ映画だから誇張して表現してたのかな…?

276876a9.jpg


あと、脇役で一番素晴らしかったのが、美容コンサルタントを演じたマイケル・ケイン。
おネエ言葉で、まあオカマっぷりはピーコみたいな感じですかね。
彼(彼女?)とグレイシーの師弟関係みたいなものも描かれてて、けっこうシリアスなシーンはシリアスだったり。

とにかく、マイケル・ケインは見ていて気持ちいいですね。

【映画】きみに読む物語

71adb46b.jpg


きみに読む物語 (2004年、アメリカ)

感想 (2012年4月15日、TV録画にて鑑賞)

身分違いの恋人たちの純愛を描いたラブストーリーです。
主演は、演技に定評のあるライアン・ゴズリングと、映画「シャーロック・ホームズ」シリーズでファムファタールとしても活躍しているレイチェル・マクアダムス。
その脇を「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデンや、ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズが固めます。

物語は、認知症で過去を忘れてしまった初老の女性に、ある男が物語を読み聞かせるというもの。
その物語とは、良家の娘アリーと木材工場の労働者ノアのひと夏の恋の物語でした。


で、その過去の恋バナが、映画のメインとなるわけですが、これがとても良かったです。
特別珍しい恋愛でも何でもないんですが、とにかく良い(笑)

身分違いの恋に立ちはだかる障害、夏の終わりと同時に引き裂かれる恋人たち、アリーを愛する二人目の男の登場と、かつて愛した男との再会…。
ベタです。ベタベタなんです!でもこのベタさ加減が僕みたいなのにはちょうどいい?

例えば後半、アリーがノアを選ぶか、弁護士のロンを選ぶか、真剣に悩む展開があります。
この展開、見る者としても非常に悩ましい部分でした。
というのも、アリーは本当にどちらの男のことも愛しているようだし、ノアとロンのアリーへの愛の大きさにもまったく違いがないんですよね。

いわゆる三角関係ってやつですが、アリーが誰と結ばれても、残された方が不幸になる…。
「でも、誰も不幸になってほしくない…!」と見る者に思わせる映画なんですよ。
後から出てきたロンが、けして悪い奴として描かれてないせいだと思うんですが、本当に難しい選択を迫られます。アリーも、観客・視聴者も。

そこまで一緒になって悩めるくらい感情移入してたんでしょうね。ヒロインに(笑)


で、その若かりし頃の大恋愛があまりにも良いので、それだけで満足しちゃう映画です。
「きみに読む物語」ということで、お爺さんが物忘れの酷いお婆さんに昔の話を語って聞かせるのが、この映画でやりたかったことだと思うんですが、むしろこの設定は蛇足じゃなかろうか?…と(笑)
はっきり言って、現代のパートはいらなかったと思います。

ラストカットは現代パートなんですが、ちょっと夢見がちというか出来すぎな終わり方。
世の中そんなにうまくいかないよ、何十年も変わらず居続けるなんて無理だよ、ってつい思ってしまいますね。
せっかく過去パートで恋と現実、選択とそれに伴う責任や犠牲をしっかり描いていたのに、ラストのお爺さんお婆さんが悪い意味でファンタジーにしちゃってお茶を濁した感のある結末。

過去パートが良作だっただけに、この現代パートの腑に落ちない感じが、なんかねえ…。
そして、タイトル「きみに読む物語」や原題「THE NOTEBOOK」からも分かるように、その腑に落ちない現代パートこそがこの作品の見所だというのが、非常に残念な映画なのでした。

【鑑賞予定】図書館戦争

今気になってる映画はこちら。


図書館戦争

a66cdfd1.jpg


2013年4月27日公開予定



人気作家・有川浩の代表作「図書館戦争」の実写化映画。
本が厳しく検閲されるパラレルワールドの日本で、本を読む自由を守るために組織された図書隊が、国家権力と戦う物語。
主人公は、新米図書隊員の女の子・笠原郁。鬼教官の堂上に毎日シゴかれながら、やがて彼に惹かれていくという、ツンデレな!w…ツンデレなラブ・コメディ!


既にアニメ化もされていて劇場アニメまで作られた人気シリーズなわけですが、僕はアニメの方はまったく見たことがなく…。(見ようと思ったんだけど時間なかったんです汗)
かろうじて原作小説を読むことはできて、その世界観を一気に好きになりました。(とは言っても文庫本一冊しか読んでないけどね汗)

ベストセラーの映画化とかはたくさんありますが、僕はあまり読書をしないので原作を知らずに映画を見ることが多いんです。
でも今回は珍しく原作を先に楽しんでいるので、そういう意味でも貴重な鑑賞になりそうな予感。

あと、キャスティングが期待できる内容で、V6の岡田准一が堂上教官というのが一番期待しています。
こないだ「SP」シリーズのTV放映で彼の身体能力の高さに驚いたばかりなので、この「図書館戦争」でもアクションの見せ場があるようだし、ある意味岡田くん目当てで観に行くと言ってもいいでしょう。(僕、男なのに何故か岡田くんが気になってしょうがないw)

他には郁のルームメイトでイイ女・柴崎役が栗山千明というのも非常に俺得なキャスティング!(*´ ω `* )ウフフ
というか、そもそも「図書館戦争気になるな~」って思ったのが栗山さんが名を連ねてたからで、「有川浩どんなもんじゃい」と原作読んでみたら「コレ面白いぞ!」となり、「アニメはまったく見てないけど実写化観てもいいのかな~?」と悩んでる所へ「SP」の放送で「岡田くん動けるぞ!かっこいいぞ!」と岡田くんに惚れ、「岡田きゅん出るなら観たい!でも男一人で観る勇気がない!」という自分自身を「観なきゃいけない状況」へ追い込むためにポストカード付きの前売り券買って来ました!(あぁっ/// 岡田きゅーん!)

294ce92d.jpg



そんなわけで非常に期待してる映画なんですけど、唯一の悩みが「劇場入って女子ばっかだったらどうすっぺ…」どう考えても男性より女性に支持される内容ですので…。
まあ、僕は何故かこのシリーズにハマったわけですけども…。

やっぱり男一人で観に行くのはちょっと勇気のいるジャンルの映画です。
こんな時、一緒に観に行ってくれる女の子がいたらよかったな~と、自分がモテない事をまさかこういう形で再認識させられるとは思わなかったですね(爆)
まだ間に合うので、僕と一緒に図書館戦争観に行ってもいいよという女性は下のコメント欄までご連絡ください(笑)
僕と一緒に岡田くんを愛でに行きませんか!?www

【アニメ】宇宙戦艦ヤマト2199 第3話

87418786.jpg


宇宙戦艦ヤマト2199
第3話「木星圏脱出」

感想

ヤマト2199第3話。
地球を旅立ったヤマトは、火星軌道から木星圏へのワープを試みますが、ワープした先で木星の重力に捕らえられてしまいます。
木星の上空に浮かぶ浮遊大陸に緊急着陸し修理を行うヤマトクルーたちでしたが、そこはガミラスの前線基地で、敵軍の攻撃を受けます。

35a3db63.jpg



うーん、宇宙に旅立った途端の陸地の登場が、原作知らない僕には意外でした。
あと、人間だと思ったらガミラス軍だったりとか、顔が青くないガミラス人(?)もいるってこと?
耳とんがってる人もいれば、マクロスFに出てきそうな美少女もいるし…。
このへんの基本設定が全然分かってないので、新鮮に見れます。


00056e83.jpg



今回の見所はやはり初ワープと初波動砲ですよね。
エフェクトもかっこよかったです。
でも、森雪の制服透ける演出は必要?
ヒロインだけ映して男性陣の透ける演出ないところに甘えが見受けられるんですが(笑)


08a32f4e.jpg



行きすぎた技術、行きすぎたチカラ…。宇宙の法則を破壊しかねないワープ航法と、大陸を一つ消滅させるほどの威力を持つ波動砲。

沖田艦長は「敵を殲滅することが任務じゃない」と言いました。
この波動砲をガミラスの本拠にぶち込めば停戦くらいには持ち込めるでしょうが、それでは放射能に汚染された大地を取り戻すことはできない…。
ヤマトの使命は、イスカンダルへ行き放射能除去装置を持って地球に帰還することなんですよね。

とは言っても、やはり戦闘になったら波動砲に期待すると思いますけど。視聴者的には。


7b0f5586.jpg



あと、陸地に不時着するとき、ヤマトの下部にぶら下がってる第三艦橋どうなってるんでしょう?
ポキッと折れやしないか?(笑)引っ込むのか?
しかも今回ズザザザザーッてドリフトかましてましたよね?(笑)
…か、科学考証…(-_-;)

当ブログのやる気スイッチ
ブログランキングならblogram
ブログ内記事検索
タグ
ギャラリー
  • 「ちはやふる 上の句」広瀬すず演じるヒロインの魅力が作品に説得力を持たせる。
  • 「ちはやふる 上の句」広瀬すず演じるヒロインの魅力が作品に説得力を持たせる。
  • NEXT ネクスト
  • 精霊の守り人
  • ホワイトハウス・ダウン
  • ホワイトハウス・ダウン
  • 映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち
  • ダイヤモンドの犬たち
  • 「ハッカドール ハッカソング0号」カップリング「恋のアルゴリズム」が神曲!
  • 誘拐ラプソディー
  • 4DXでパンツァー、フォー♪「ガールズ&パンツァー 劇場版」
  • 4DXでパンツァー、フォー♪「ガールズ&パンツァー 劇場版」
  • 4DXで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ネタバレ)
  • シュトヘル 第2集
  • アレックス・ライダー
  • 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生
管理人のつぶやき
管理人プロフィール

ゆけち。

映画やアニメを見る側の人。

最新コメント