感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2012年07月

2012年7月に見た映画

7月に見た映画の一覧。

・「DVDにて」はDVDでの鑑賞。

・「地上波にて」はTV放映をリアルタイムでの鑑賞。

・「@~~(映画館名)」は劇場での鑑賞。

・何も付記されてないものはTV放映の録画の鑑賞。






7/1 アメイジング・スパイダーマン @109シネマズ富谷

7/7 インストール

7/8 スコーピオン・キング

7/8 ボーン・コレクター

7/8 トイ・ストーリー3 地上波にて

7/14 トイ・ストーリー

7/15 ロビンソン・クルーソー

7/15 となりのトトロ

7/15 スパイダーマン 地上波にて

7/16 トイ・ストーリー2

7/21 クリスティーナの好きなコト

7/22 ディープエンド・オブ・オーシャン

7/26 おおかみこどもの雨と雪 @チネ・ラヴィータ

7/28 ダークナイト ライジング @109シネマズ富谷

7/29 Mr. インクレディブル







7月の劇場鑑賞は、「アメイジング・スパイダーマン」「おおかみこどもの雨と雪」「ダークナイト ライジング」の3作品。

なんだか最近、話題作や大作映画ばかり観るようになったかな……。まあ、皆さんとの会話もはずんでいいことですけども。



TV放映で見た映画もピクサーとか、トトロとか、皆がよく知る映画ばかり見てますね。

でも「トイ・ストーリー」は見る順番間違えた…。3→1→2の順に見てしまって、一番面白かったのが「2じゃね?」っていう珍しい結果に。シリーズものは見る順番が重要ですよ~☆



レビューはほっとくといつになるか分からないので、もし気になる作品とかあればコメント欄とかに書いてください。優先的に記事を更新します。

「LUPIN the Third -峰不二子という女- 第1話~第4話」不二子の過去に迫るスピンオフ。序盤は不二子とルパンたちの出会いが描かれる。

LUPIN the Third -峰不二子という女-
第1話~第4話

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「おおかみこどもの雨と雪」既視感に安心感を覚える。

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おおかみこどもの雨と雪
(2012年、日本)

【監督】
細田守
【キャスト】
宮﨑あおい
大沢たかお
黒木華
西井幸人
大野百花
加部亜門
平岡拓真
菅原文太
 
*あらすじ

大学生の"花"はある日、教科書も持たずに講義の内容をひたすらメモし続ける物静かな男と出会う。二人は惹かれ合い、つきあい始めるが、実は男は"おおかみおとこ"という人と狼の混血の末裔だった。やがて子どもを授かった二人は、姉に"雪"、弟に"雨"という名前を付け、都会の片隅で正体を隠しながら幸せに暮らしていた。しかしある日、父が消えてしまう。二人の"おおかみこども"と一緒に取り残された花は、豊かな自然の残る田舎に子どもたちと移住することを決意するが……。
 
*感想(2012年7月26日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)

「時をかける少女」「サマーウォーズ」でアニメファン以外も虜にした細田守監督の最新作。
今作も、脚本・奥寺佐渡子、キャラクターデザイン・貞本義行といういつもの強力トリオ。
 
僕は過去に「時かけ」で恋煩いにかかり、「サマウォ」で人生投げたくなった経験があります(爆)
主人公にしっかり感情移入した上で、もう手に入らないものを見せつけられたんですよね……。
あまりに作品がすばらしかった反動で、その後の数日間が憂鬱でした。むか~し書いた「サマウォ」の記事なんて酷いもんです。
 
今作「おおかみこどもの雨と雪」は、結論から言うと、そういった鬱状態にはなりませんでした。
でも、「時かけ」より泣きました。涙が頬を伝って流れ落ちました。「映画でこんなに泣けるんだ」と再認識。
この結果は、「素晴らしい映画」であることの何よりの証明になるかと。
 
しかも、僕は独身アラサー男ですからね!?(笑)
この映画がターゲットにしてる層とは若干外れますよね。
やっぱり、母子家庭を描いた点で「母親」「これから母親になる人」がターゲットなんだと思います。
そしてお母さんたちがお子さん連れて観られるような映画になってます。
なのに、独身アラサー男までも泣かせてしまう、というのは、単に僕が涙もろくなってるわけではないはず……。



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【音楽】EXTRA PIECES / tahiti 80

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EXTRA PIECES
tahiti 80

Minty Fresh, 2001, France

曲目

1. Heartbeat (Cornelius Mix)
2. A Love From Outer Space
3. Barbie Dress
4. Desiree
5. John Steed
6. I.S.A.A.C.
7. Revolution 80 (Millennium Version)
8. When The Sun (Sunrise Version)

感想

フランスのポップ・ロックバンド、タヒチ80のミニアルバム「エクストラ・ピーシズ」です。
時期的には1stと2ndの間に出されたもので、1st収録曲の別ヴァージョンと未発表曲で構成されてるEPみたいな感じ。(あ、E.P.って、Extra Piecesの略でしたっけ?)


#1「Heartbeat (Cornelius Mix)」は、コーネリアスの神リミックスになってます。
wiki見てみたら、この曲を日本に紹介したのがコーネリアスみたいですね。その時もうすでにこんな風にリミックスしようという考えはあったのかも。
南国のビーチを思わせるトロピカルなアレンジになってます。個人的には原曲よりもこっちが好きです。

#2「A Love From Outer Space」は、幸福な期待感に突然包まれたような、そんなサビ。
She loves me, she loves me, she loves me... A love from outer space.
グザヴィエってアタマ幸せね☆

#4「Desiree」は、どこかレトロなバンドサウンドって感じ。
ポップで楽しい曲ですね。

#6「I.S.A.A.C.」は何も書いてないけどこれも1stとアレンジ違う。

#8「When The Sun (Sunrise Version)」は、出だしは同じだけど、途中から曲が盛り上がって行きます。
サンライズ・ヴァージョンの名の通り徐々に太陽が昇って町に活気が満ちてくるイメージですね。
ストリングスも気持ちいいです。


アルバムと被る曲もあるんだけど、サクッと聴けるのでタヒチ80が好きなら押さえておいて損はないですね。(10年以上前の作品ですけどね……)

【映画】ヒーローは表?悪は裏?「ダークナイト」

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ダークナイト (2008年、アメリカ)

【ジャンル】
アクション/アメコミ・ヒーロー
【監督】
クリストファー・ノーラン
【出演】
クリスチャン・ベール (ブルース・ウェイン)
マイケル・ケイン (アルフレッド)
ヒース・レジャー (ジョーカー)
ゲイリー・オールドマン (ゴードン警部補)
アーロン・エッカート (ハービー・デント)
マギー・ギレンホール (レイチェル)
モーガン・フリーマン (ルーシャス・フォックス)

あらすじ

バットマンが新任検事ハービー・デントとゴードン警部補の協力でマフィアの資金源を断つ作戦を実行していた頃、ゴッサム・シティーに最凶の犯罪者ジョーカーが現れた。犯罪に快楽を求める彼は、マフィアたちに成り代わってバットマンを追い込むゲームを開始する。それは「バットマンが正体を明かすまで、毎日市民が死ぬ」という卑劣なルールで、闘いの中ゴードン警部補も凶弾に倒れてしまう。ブルースは遂にバットマンの正体を明かすことを決意するが、それを制したのは「白騎士」と慕われる検事デントの意外な行動だった……。

感想 (2012年6月25日、地上波にて鑑賞)

バットマンシリーズ史上、最高の興収記録を持っているノーラン版バットマン第2作。
この「ダークナイト」をフェイバリットに挙げる映画ファンも多いはず。
 

前作「バットマン ビギンズ」で、自らのトラウマを克服し、それすら武器にして悪と闘うことを決意したバットマンことブルース・ウェイン。
しかし、ゴッサム・シティーの腐敗を完全に駆逐するまでには至らず、幼なじみレイチェルとの関係も(バットマンの正体を彼女が知っても)進展のないままでした。

そんな中、ゴッサムに現れた二人の男。
一人は、アーロン・エッカート演じるハービー・デント検事。公明正大さを絵に描いたようなハービーは、マフィアや警察内部の腐敗にも真っ向から立ち向かうことを公言し、悪徳の町ゴッサムにあってその姿は「白騎士」と呼ばれるほど。
正義感とユーモアを兼ね備えた彼は、ゴードン警部補やバットマンと協力しながら、町に少しずつ希望を取り戻そうとします。
 
ブルースにとってはレイチェルの恋敵でもあるけれど、まあレイチェルがハービーに傾くのも無理もないです。
だって、ブルースは「法を無視して悪を制裁する」のに対して、ハービーは「法の番人として正義を執行する」わけですから、検事補であるレイチェルの立場からすれば、当然「ハービーのやり方が正しい」となります。
レイチェルの信条は本来ブルースとは相容れないんですよね。だからこそ、前作ラストでブルースはフラれたわけで……。(しかし、レイチェルはケイティ・ホームズからマギー・ギレンホールに交代したけど、やっぱり微妙なのはどうなんだろ?w)
 
 
もう一人の男とはヒース・レジャー演じるジョーカー。
この最凶のヴィランについては、いろんな映画ファンがいろんな所でジョーカー論を書いてると思うのでここでは特に書きません。
一つだけ言えるのは、このジョーカーはどうしようもない快楽殺人者であるけれど、イカれているだけで頭が悪いわけじゃない。独自の哲学を持っている人物。
でなければ、バットマンは自分と同じ狂人にすぎないというセリフは出てこないはずです。
 
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全体的に見るとやはり脚本がよく作りこまれている作品ですよね。
今回のテーマを一つ挙げるとするならば、「裏と表」「表裏一体」といったことでしょうか?

ハービー・デントの愛用していたコインが印象的です。
彼は何かにつけて、自分の決断をコイントスに委ねます。「表なら○○、裏なら××」といった具合に。
しかし実際にはそのコインには表しかない。両面に同じ絵柄が書いてあるのです。
つまり、ハービーは最初から自分の信じるやり方を決めているけど、それを運に任せるフリをしていたんですね。これは「白騎士」である彼のユーモアでもあります。

しかし、彼は悪人に連れ去られ、酷い大火傷を負ってしまいます。
そして愛する者の死……。これがハービー・デントの人格を歪め、彼は復讐心のみで行動する異形の怪人トゥーフェイスになってしまいます。

火傷を負った時に彼の愛用のコインも片面が焼け焦げてしまいます。つまり、裏面ができてしまった。
相変わらず彼はコイントスで物事を決めていきますが、そこには以前のユーモアはありません。
コイントスの結果によってはためらいなく人を殺します。

正義の執行者である表の顔と、復讐のために徘徊する裏の顔。
それが、コインの裏表になぞらえてあるのが見事と思いました。
 

他には、バットマンとジョーカーが裏表の関係に思えて、実はどちらも裏の存在であることとか、ただのヒーロー物とは違った深くシリアスなテーマが描かれます。
ジョーカーに散々振り回され、結局大切な人を救えなかったバットマンは今回の騒動の責任を一人で背負い、暗闇へと消え去ります。
 
市民のために命を投げ出し敵を退けても、けして市民から歓迎はされない。
だけど、彼は表舞台から姿を消しても、時には法律を犯してまでも、ゴッサムの守護者であり続けるでしょう。
この人々から愛されないヒーローにとって「ダークナイト(闇の騎士)」という称号はこれ以上ない賛辞でしょうね。



前作のレビューはこちら

【映画】ダークヒーロー誕生の秘密「バットマン ビギンズ」

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バットマン ビギンズ (2005年、アメリカ)

【ジャンル】
アクション/アメコミ・ヒーロー
【監督】
クリストファー・ノーラン
【出演】
クリスチャン・ベール (ブルース・ウェイン)
マイケル・ケイン (アルフレッド)
リーアム・ニーソン (ヘンリー・デュカード)
ケイティ・ホームズ (レイチェル)
ゲイリー・オールドマン (ジム・ゴードン)
キリアン・マーフィ (ジョナサン・クレイン)
トム・ウィルキンソン (ファルコーニ)
ルトガー・ハウアー (リチャード・アール)
渡辺謙 (ラーズ・アル・グール)
モーガン・フリーマン (ルーシャス・フォックス)

あらすじ

大富豪の御曹司として幸福な少年時代を送っていたブルース・ウェイン。しかし、オペラの帰り道、ブルースの目の前で強盗によって両親が殺されたことで、彼の人生は一変してしまう。十数年後、成長したブルースは、両親への罪悪感、悪への復讐心といった葛藤を抱きながら世界中を放浪し、やがてヒマラヤの奥地で「影の同盟」と名乗る謎の集団と接触する。影の同盟の一員デュカードに師事して心身を鍛えたブルースは、考えの相違から同盟を抜けて故郷へと舞い戻る。腐敗の進んだゴッサム・シティを目の当たりにした彼は、自らのすべてを賭け、悪と闘うことを決意するのだった。バットマンという恐怖を犯罪者たちに知らしめるために……。

感想 (2012年6月9日、DVDにて鑑賞)

数あるアメコミ・ヒーローの中でもスーパーマンと同じくらい長い歴史を持ち、実写作品もたくさん残されているバットマン。
この「バットマン ビギンズ」はクリストファー・ノーラン監督が新たな解釈で描いた3部作の1作目です。
まもなく完結作「ダークナイト ライジング」が公開されるということで、初めてバットマンの映画を見てみました。

ノーラン作品を見るのは「インセプション」に続いて2本目。
めちゃくちゃ練られた脚本を書きますね、この監督さん。


序盤のストーリーは、クリスチャン・ベール演じる主人公ブルース・ウェインが腐敗しきったゴッサム・シティから悪を追放しようと決意するまでがじっくり描かれます。

ブルース・ウェインの人となりに関わった重要な出来事は2つ。
一つは、幼少時に敷地内の井戸に落ちた時にコウモリの群れに襲われ、怖い思いをしたこと。
この経験がトラウマとなり、幼いブルースはコウモリを怖がるようになりましたが、成長した彼は「影の同盟」での修行の中でそのトラウマを克服します。
そして、逆に、コウモリをモチーフにし、バットマンと名乗ることで、犯罪者たちにコウモリを恐怖のシンボルとして植え付けようとするんですね。これはブルース自身がコウモリ嫌いだったからこそのアイディア。
(ちなみに「人はなぜ落ちるのか?~」という名セリフはこの事故の際に登場)

もう一つは、両親を目の前で殺されたという辛い体験。
ゴッサムの治安を回復しようと慈善事業にも力を入れていた父親が、貧困層の者の手によって殺されてしまうという皮肉な展開。
しかも、オペラの内容にコウモリを連想したブルースが父に訴え、予定よりも早く劇場を後にしたことで事件に巻き込まれたと、ブルースは自分を責めます。

バットマンが悪と闘う動機には、復讐心や正義感だけでなく、自分のせいで両親は死に、自分は何もできなかったという罪悪感が大きいんですよね。
だから他のヒーローと比べるとちょっと暗いし、物語はシリアスです。


影の同盟での修行とその後の離反。(渡辺謙さん出てきます)
このへんも脚本が素晴らしい。小さな驚きが用意されてるんだけど、さらに後半でも別の驚きが用意されているという……。二段構えのどんでん返し?(笑)

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ゴッサムに戻ってきたブルースは、父の会社を引き継ぎ、莫大な私財を使ってバットマンという影のヒーローを作り出します。
意外にも執事のアルフレッドも全面協力。文句を言いながら嬉々としてバットマンの耳を発注するステキな紳士です。

というか、このマイケル・ケイン演じる執事がかなり面白い。
ユーモアにすぎる。ウィットに富んだ会話というのかな?
いや逆に他の登場人物たちが暗すぎるのかな?(笑)
まあ、とにかく好きな登場人物を挙げるとしたら、僕は間違いなくアルフレッドです。

さらには、モーガン・フリーマン演じる倉庫係も知らないうちに巻き込んで行くという大胆さ。
このへんはキャスティングが絶妙としか言えない。

逆にキャスティングで微妙だったのは、ブルースの幼なじみで検事のレイチェルを演じたケイティ・ホームズ。
似てる顔で国仲涼子ちゃんがいるんだけど、ちゅらさんの方が美しいと思ってしまった。
単に好みの問題かもしれないけど……。


後半は、幻覚ガスを使いゴッサム・シティを混乱に陥れようとする怪人スケアクロウとの闘いが描かれます。
さらにスケアクロウを操っていた黒幕も登場。
バットマンは、警察内部で唯一良心を持っているゴードンと接触し、共闘態勢を築きます。

後半の展開も脚本がよく練られていて、例えば、序盤で父親が造ったモノレールに乗るブルース少年が描かれますが、黒幕との決着の舞台もモノレール。
ブルースからすれば、父が貧しい人たちを救うために造ったものを、バットマンとして平和を守るために破壊しなければならなかったんだから、いろいろ複雑ですよね。

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ラストはブルースの人間性についての一つの見方を提示。
昼は大富豪のお坊ちゃんとして豪遊の限りを尽くし、夜は暗闇に紛れ正義の執行者として暗躍する。
果たしてバットマンの攻撃性・怒り・憎しみはブルースが作った仮面なのか?
それともブルースの深層に根付く側面なのか?

深いですね……。

とにかくいろんな所に伏線が張り巡らされているみたいなので、見れば見るほど好きになっていくであろう作品です。



次作のレビューはこちら

8月観たい映画スリー

ちょっと早い気もするけど、8月公開の気になる映画をピックアップ。





「ラ・ワン」
インドの大スター、シャー・ルク・カーン主演のSFアクション。ゲームを途中でやめた少年に怒りを感じたゲームの登場人物が、少年を抹殺するために現実世界に現れ大暴れする姿を破格のスケールで描くインド映画。
8月4日公開



「トータル・リコール」
1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開され大ヒットしたSFアクション映画を「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督がリメイク。記憶を自由に手に入れることができるようになった近未来で、突然命を狙われた男の活躍を描く。
8月10日公開



「プロメテウス」
名匠リドリー・スコット監督が、自身のアイディアを壮大なスケールで描くSF巨編。人類の起源についての謎の答えを求めて、未知の惑星に降り立った宇宙船プロメテウス号の調査チーム。しかし、待ち受けていたのは驚愕の真実と恐怖だった……。
8月24日公開





以上、3作品が今のところ気になってる映画。全部SFですw

「トータル・リコール」のリメイクは絶対観たいですね!
レン・ワイズマン監督の「ダイ・ハード4.0」には度肝を抜かれたので。期待してます♪

「プロメテウス」は予告編倒れにならないかちょっと不安だけど観れたら観ます。
「エイリアン」とか見ておいた方がいいかな?

あと最後になりましたが「ラ・ワン」!
ゲームを途中でやめた少年がゲームの中から現れたキャラクターに襲われるという、すごいストーリー!これ、すごく「ロボット」と似た臭いがする!カレーの臭いがする!
近所で公開されることを熱望しております。短冊に書こうかな……って遅ッ!

【映画】アメイジング・スパイダーマン

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アメイジング・スパイダーマン
(2012年、アメリカ)

【ジャンル】
SFアクション/アメコミ・ヒーロー
【監督】
マーク・ウェブ
【出演】
アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー)
エマ・ストーン(グウェン・ステイシー)
リス・エヴァンス(カート・コナーズ博士)
デニス・リアリー(キャプテン・ステイシー)
キャンベル・スコット(リチャード・パーカー)
イルファン・カーン(ラーサ博士)
マーティン・シーン(ベン・パーカー)
サリー・フィールド(メイ・パーカー)

あらすじ

幼い頃に両親が失踪して以来、伯父夫婦に育てられてきた高校生のピーター・パーカー。彼は同級生のグウェンを密かに慕っていたが、ある些細な出来事をきっかけに彼女との関係は急接近する。そんなある日、ピーターは自宅の地下室で父が残していった鞄を見つけ、生物学者のコナーズ博士が父と深い関わりを持っていたことを知る。しかし、オズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねたピーターは、そこで遺伝子操作をされた実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。そのことによって不思議な能力を手に入れたピーターは……。

感想 (2012年7月1日、109シネマズ富谷にて鑑賞)

リブート(再起動)され、新たに生まれ変わってのシリーズ開始となった映画スパイダーマン。
旧シリーズ3部作は楽しめたし、キャストの変更にも非常に興味があったので劇場で観てきました。
 
今回は3D鑑賞。一度でいいからIMAXで観てみたい。IMAXで観たって人には評判がいいんだけど、我が東北にはIMAXシアターが一つもないんですよね……。
いつものSony Digital Cinema 3Dで観たんですが、正直、立体感・臨場感が物足りませんでした。スパイダーマンとリザードのバトルシーンでは逆に見づらいと感じてしまいました。あぁ、これは2Dにしとくべきだったと……。本来、アクションシーンこそ3Dで見るべきなのにね。
 
というかその映画館、2Dの上映は大シアターで、3Dの上映は小シアターだったんですよね。
普通に考えて客の入りが見込める3Dが大シアターなんだけど……?
もう3Dというだけで客は集まらない時期になってるのかな?
映画館の苦労が見え隠れする上映スケジュールになってました。
 
なので、個人的にはしばらく3D上映で観なくてもいいかな~?なんて気分になってますよ。映画館側が大シアターで2Dを観ろ、と言うならそれでいいや、と。
本当はIMAXシアターが県内に出来てほしいんですが。


さて、それでは本題「アメイジング・スパイダーマン」(略してアメスパ)のレビューを。
 
新たに仕切り直して始まった新シリーズ1作目。旧シリーズとの一番の違いはキャストですね。
まあ、もう一目瞭然。

主人公ピーター・パーカー役には、「ソーシャル・ネットワーク」「わたしを離さないで」などでの演技が嫌いじゃなかったアンドリュー・ガーフィールド。
旧シリーズのトビー・マグワイアと比べると若干幼くやんちゃな感じ。そしてイケメン。
根暗な少年ではあるのかもしれないけど、スケボー乗ったり意外とアクティブな一面も。
背負ったリュックから携帯取り出すスパイダーマンも良かった♪

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ヒロインは旧シリーズのMJからグウェン・ステイシーに変更。
当然役者も代わり、「ゾンビランド」エマ・ストーンが演じます。
知的で可愛くてビルの上層階に住んでいて……というのが素敵♪
何度も男を乗り換えたMJと違ってピュアですしね~♪(←言い過ぎ)

ピーターとグウェンのピュアなやりとりは青春ぽくてすごい良かったです。
終盤でスパイダーマンと共同戦線を張る姿も高評価。
この子は、さらわれてばかりのMJとは違うんだ、と……。
旧シリーズのヒロインが微妙だった反動でしょうか?やたらグウェンかわゆす♪
 
ベン伯父さんとメイ伯母さんもキャスト変更。
マーティン・シーンは旧シリーズのベン伯父さんよりもちょっとぽちゃっとしていて少し可愛かったかも(笑)
1作目ということで、ピーターが呼び込んでしまった伯父さんの悲劇のシーンが描かれます。
これは旧シリーズでもピーターが能力を人の為に使おうとするきっかけになったエピソードなので絶対必要なんですが、それが始まった時には少し心が痛みましたね。
 
メイ伯母さんは今回黒髪のせいか少し若く、強気な性格に見えましたね……。
個人的には旧シリーズのメイ伯母さんの方に軍配。
(まったく個人的な趣味ですのでアテになりません;)

 
今回のヴィラン(悪役)はカート・コナーズ博士が変異したリザード。
オズコープ社で遺伝子研究をしていた博士の最終目標は身体組織の再生。博士自身、片腕が肘から無いんですよね。
彼にとってリザードになることは、失った腕を取り戻す唯一の方法でもあり……。う~ん、切ない。
ちなみに、演じたリス・エヴァンスはもちろん両腕あります。VFXの進化もAmazingですね!

新薬を早く完成させろとコナーズ博士に詰め寄るのがラーサ(ラタ)博士。イルファーン・カーンというインド人俳優が黒スーツ着て登場。博士というよりヤクザみたいな感じでしたけど……。
この人が口にした「あの方」っていう言葉が、1作目では謎のまま終わりましたね。
オズコープ社の社長のことを指してる雰囲気だったけど……。
ということは、アメスパはノーマン・オズボーンを黒幕に設定してるのかな?
 
逮捕されたコナーズ博士の前に現れた謎の男(シスの暗黒卿っぽい)はどういう人物なんだろうね?
明らかにピーターの父がしていた研究について関わってるぽいですね。
コナーズ博士にもまだまだ出番はありそう。
 
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まあ今作は大きな謎といろんな小さな謎を出しながら、ピーターがスパイダー能力を手に入れ、それを人の為に使い、スパイダーマンと呼ばれるようになる過程をじっくり描いていますね。
この辺の流れは旧シリーズとほぼ同じなんですが、描かれ方がポップからシリアスへ変わった感じはしますね。けして暗いというわけではないけどね。
 
やっぱりこれはサム・ライミとマーク・ウェブの違いなんでしょうね。
アメスパは恋愛要素を大きく取り入れている感じ。もともとはグウェンとMJのダブルヒロインという話もあったみたいだし?
ラストの展開なんて見てしまったら次作の御両人が気になって仕方ない。
 
 
なんだか、レビューが長いうえにまとまらない感じですが、とにかく次作も気になる作品。
まったく新しいシリーズなので、今までスパイダーマン見たことなかったという人にもオススメします。
 
あー、それからNYのクレーン野郎たちの熱い心に泣きそうになりました!
ヒーローは市民を助けてナンボだけど、ニューヨーカーはここぞという時はスパイダーマンを助けてくれるんだよね!
 
It's amazing!!



東北の6つの祭りを一気に巡る旅!(日程案)

久しぶりのブログ更新です☆
今日は、映画や音楽じゃなくてちょっとした時事ネタを……。

8月上旬を東北の祭りで過ごす。

東北には各県にメジャーな祭りがあるんですが、その開催期間が集中してることに最近気が付きました。
まとめてみるとこんな感じ。

8月1日~4日 盛岡さんさ踊り
8月2日~7日 青森ねぶた祭
8月3日~4日 福島わらじまつり
8月3日~6日 秋田竿燈まつり
8月5日~7日 山形花笠まつり
8月6日~8日 仙台七夕まつり

上記の以外にも花火祭りなんかがあるんですが、8月上旬に限ってはこんな感じです。


で、「これって一度に巡ることもできるんじゃないか?」「てか、むしろ一度に巡らせようとしてないか?」そんな疑問が浮かんだので、一度の旅行で6つの祭りをすべて見ることを想定して日程表を考えてみました。
ちなみに、考えるだけで僕自身は実行不可能です(笑)むしろ、仙台七夕まつりに出店するチームに選ばれるかもしれない……。(選ばれなくても平日なので仕事ですw)

東北六大祭りを一度に見よう!日程表

8月3日㈮ 福島駅へ 夕方から福島わらじまつり 市内で一泊
8月4日㈯ 東北新幹線で盛岡駅へ 夕方から盛岡さんさ踊り(最終日) 市内で一泊
8月5日㈰ 東北新幹線で新青森駅へ 夕方から青森ねぶた祭 市内で一泊
8月6日㈪ 奥羽本線で秋田駅へ 夕方から秋田竿燈まつり(最終日) 市内で一泊
8月7日㈫ 奥羽本線で新庄駅へ 乗り換えて山形駅へ 夕方から山形花笠まつり(最終日) 市内で一泊
8月8日㈬ 仙山線で仙台駅へ 仙台七夕まつり(最終日) 夕方帰路につくもよし、一泊して翌日帰るもよし

 

かなりの強行軍かもしれませんが、移動と祭り参加を毎日繰り返せば1週間の休暇で東北六大祭りを一気に回ることは可能なんですね。
上の予定は移動のロスや無駄を省いて東北を一周するような旅程になってます。
行ったり来たりが気にならないなら、開催日の早い順に
盛岡(8/1)→青森(8/2)→秋田(8/3)→福島(8/4)→山形(8/5)→仙台(8/6)
という順番もありですが、これも同じように強行軍。
(スケジュールの組立てには鉄道ファンの風来坊氏の力もお借りしましたm(_ _)m感謝)


もし、上の旅行を実践される方がいたら旅のお話聞きたいです。

【小説】アイ・アム・レジェンド

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アイ・アム・レジェンド

原題:I AM LEGEND (1954)
著者:リチャード・マシスン
訳者:尾之上浩司
ハヤカワ文庫NV

あらすじ

突如蔓延した疫病によって人類は絶滅し、世界はその様相を一変させた。ただ一人生き残ったロバート・ネヴィルは日が暮れる前に自宅に帰ってくると、キッチンで夕食の準備をする。料理を皿に盛っていると、いつもと同じベン・コートマンの怒声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」しかし、ネヴィルはけして出て行かない。出て行けば今では吸血鬼と化したコートマンたちに殺されてしまう。地球最後の男は自宅に籠城し、毎夜耳を塞ぎながら、絶望的な戦いの日々を送っていた……。

感想

リチャード・マシスンの「アイ・アム・レジェンド」を読みました。
50年以上前の作品です。当時は「地球最後の男」という題で日本に紹介され、2007年には3度目の映画化もされました。表紙は、映画で主演したウィル・スミスですね♪
映画化に合わせて改訳された本みたいです。非常に読みやすかったです。

リチャード・マシスンはアメリカの小説家・脚本家で、彼の作品は他にも「運命のボタン」とか「リアル・スティール」として映画化されています。
ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロもマシスンの影響を受けているとか。


原作は映画とは大きく違い、たった一人生き残った主人公が吸血鬼たちに毎夜悩まされるという出だし。
最初から自宅を知られているし、吸血鬼の姿も人間とあまり変わらないみたいです。
吸血鬼なので、ニンニクや十字架には寄ってこず、心臓に杭を打ち込むと身体が一気に崩壊する。でも、吸血鬼は鏡が嫌いという伝承はデタラメだったり。

毎日、町を歩き回りながら吸血鬼の観察を続けていた主人公ネヴィルは、やがて、全人類を冒した吸血鬼病のメカニズムを知ろうと独自の研究を始めます。
全編に渡ってミステリー要素が散りばめられています。


当たり前だけど、主人公の一人称で物語は進みます。
とにかく、夜になると外壁を補強した自宅に籠り、医学書などを読みふけるネヴィル。
しかし、酒が入ると「こんなことをして何になる?」と、すぐにヤケになりグラスを壁に投げつける。
最後まで理性を持った人間として生きたいという思いと、いっそ吸血鬼どもの仲間になった方が楽かもしれないという思いのせめぎ合いが毎晩のように繰り返されます。
本当にグラスを何個割ったのやら……。


終盤は、すっかり吸血鬼狩りにも慣れたネヴィルの前に現れた謎の女がもたらす、最後のミステリー。
この女は生き残りの人間なのか、それとも吸血鬼どものスパイなのか?

そして、衝撃の展開と結末。
はっきりいって、映画では描かれなかったこちらのラストの方が好みです。

「アイ・アム・レジェンド」の意味は、映画では「伝説の英雄」になっているんですが、もともとの原作では畏怖の対象としての「伝説」なんですよね。例えるなら、「伝説の人喰いザメ」みたいな扱い(笑)
普通の人間だったはずのネヴィルがいつのまにか唯一無二の存在となり、それは同時に、異質だったはずの怪物たちが今では世界を支配する多数派であり標準になったことを示しています。

さらに、人類に起こった吸血鬼化、吸血鬼に起こったさらなる進化といったもの……。
読み終えてみると、一人の男の視点から「時代の変わる瞬間」を見たような、壮大な物語でした。

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