感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2012年05月

2012年5月に見た映画

5月に見た映画の一覧。
@付きは映画館での鑑賞、地上波とあるものはTV放映をリアルタイム鑑賞、それ以外はTV放映を録画しての鑑賞です。





5/3 ハムナプトラ/失われた砂漠の都
5/3 フィッシュストーリー
5/4 K-20 怪人二十面相・伝 地上波にて
5/5 あしたの私のつくり方
5/5 ジャングル大帝
5/6 阪急電車 片道15分の奇跡
5/6 あずみ2 Death or Love
5/6 相棒 -劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 地上波にて
5/12 ロボット @109シネマズ富谷
5/12 パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
5/13 プリンセス トヨトミ
5/13 ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
5/16 宇宙兄弟 @チネ・ラヴィータ
5/16 ワイルド・スピードX2 地上波にて
5/19 キンキーブーツ
5/20 陰謀のセオリー
5/20 プレデター 地上波にて
5/26 メン・イン・ブラック
5/27 ウォーリー <レターボックスサイズ>





録りためていたワンピースや名探偵コナンを消化する予定だったのに、すっかり忘れてた…。

5月の劇場鑑賞は、マサラムービー「ロボット」(通常版)と意外に面白かった邦画「宇宙兄弟」。
4月に観た「ポテチ」も面白くて、個人的に邦画が株を上げています。(でも、深刻な映画は観にいく気にならないけど…)

インド映画「ロボット」は完全版がこれから各地で公開されるかもしれないので、上映スケジュールを各自要チェック!これを見ずして、ロボットについては語れないですよ?(笑)
今一番待ち遠しい作品がこの完全版だったりします…♪どこかで上映しないかな…。


TV放映の方は、やっぱりハムナプトラ面白いね~♪1と2が既にゴッチャになってますけどね~♪
そのうちレビューしていきます。

あと、「ウォーリー」が予想外に良かったです。
これもそのうち…。

※「この映画をレビューしてほしい!」など要望あれば受け付けます♪

6月観たい映画フォー

6月に映画館で観たい映画をピックアップ。
祝日のない6月ですが、なんとか調整してレッツゴー映画館♪





「愛と誠」(2012年、日本、PG-12)
【監督】三池崇史
【出演】妻夫木聡、武井咲
70年代の人気漫画の映画化。復讐のために東京へやってきた不良・誠と、良家の一人娘である愛の、運命の恋を描いた純愛エンターテイメント・ムービー。
2012年6月16日公開

最初知った時はスルーしようと思ったんだけど、ある予告編で武井咲ちゃんがいきなり歌い出すのを見て興味が湧きました。監督・三池崇史、音楽・小林武史、振付・パパイヤ鈴木…、ふ、振り付け!?なにこれ、踊るの?ミュージカル?ミュージカルなのにPG-12指定?(笑)
み、観なきゃ…。こういうのは観なきゃ…。
期待値??/100



「からっぽ」(2012年、日本)
【監督】草野翔吾
【出演】清水尚弥、平愛梨
テレポート能力を手に入れた孤独な少年が、様々な人々との関わりを通して自分の存在を見つめ直していく。
2012年6月16日公開

影が薄い高校生が、誰にも見られてない時にだけ、<テレポート>瞬間移動できるという皮肉な設定が面白そうですね。公開されれば観に行こうかと。
期待値70/100



「アタック・ザ・ブロック」(2011年、イギリス)
【監督】ジョー・コーニッシュ
【出演】ジョン・ボイエガ、ニック・フロスト
ロンドンの公共団地を襲撃したエイリアンと団地に住む不良グループのバトルを描くSFコメディー。
2012年6月23日公開

これは、侵略者との超・局地戦闘か、それとも史上最大のご近所バトルか…。どっちにせよ、バカバカしいことには変わりないので、観に行きたいと思います♪何気にベースメント・ジャックスがサントラ手がけてるみたいだし。
期待値80/100



「アメイジング・スパイダーマン」(2012年、アメリカ)
【監督】マーク・ウェブ
【出演】アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン
新たなスパイダーマン・シリーズが早くもスタート。キャストとスタッフを一新し、さらなるアクションが期待できる一作。
2012年6月30日公開

3D観たいなーと思ったらこの作品しかないです。マジな話。ただ6月最終日の公開なので、観るのは7月になりそう。
このリブート(再起動・仕切り直し)で一番嬉しいのは、「ゾンビランド」のエマ・ストーンがヒロインだということ♪「ゾンビランド」にこんなに可愛いゾンビ出てたっけ?ってくらい可愛い(笑)
ただ、観にいく前にサム・ライミ版の3作目を見て、キルスティン・ダンストを卒業しておかなければ…。(いまだに見てないw)
期待値80/100





んー、正直6月は選ぶのに困ってしまいました。ハードル下げたら4つもヒットした感じで…。
MIB3がまだ観れてないので、まずはそちらを鑑賞しなくちゃね♪
で、MIB3の前にMIB2を借りて見なくちゃね…。
映画館への道程は遠い…。

【SF小説】宇宙戦争

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 宇宙戦争

原題:THE WAR OF THE WORLDS (1898)
著者:H・G・ウェルズ
訳者:中村融
創元SF文庫

あらすじ

夜空に妖しく輝く火星。ある夜、その表面で謎の白光が観測された。6年後……、英国ウォキングを始めとした地域で人々は夜空を切り裂く流星を目撃する。その流星は、大地に巨大な穴を穿ち、その中には金属でできた謎の円筒があった。やがて、その円筒の中から這い出してきた未知の生物は人類に攻撃を始め……。想像を絶する火星人の地球侵略が始まったのだった!

感想

SF史に燦然と輝く、H・G・ウェルズの傑作長編小説。
人類よりも高度な文明を持つ火星人によってイギリスが侵略されます。
この小説をもとに、舞台をアメリカに移した脚本をラジオドラマとして放送したところ、それを本当に起こったことだと勘違いする人が大勢出て、アメリカで大騒動になったという話はあまりにも有名ですね。

最近では、2005年にトム・クルーズ主演によって映画化されたものが記憶に新しいですね。
僕は映画の方を先に見て、あらすじは知っていながらも「タイトルとちがうw」と思ったんですが、原題の意味を知ると「宇宙戦争」という邦題にかなりムリがあることが分かります。

「the War of the Worlds」
このタイトルを見て「世界戦争」の方がしっくりくると思う方もいるでしょうが、実はそれも正解ではない。
「Worlds」が複数形であるところが大事なところで、ウェルズは「世界と世界の戦争」という意味を持たせてるみたいです。二つの世界同士のせめぎ合いを描いてるんですね。

この小説での「世界」とは、一つ目は言うまでもなく人間の世界。人間の暮らし、あるいは人間の知性。
人類とはまったく違う環境で進化したまったく違う尺度の生物である火星人との戦いは、地球と火星、どちらの世界が優れた世界かを決める戦いでもあります。明らかに人類よりも高度な兵器を持った生物が人間の土地を徹底的に破壊するということは、人類の文明を否定しているようなもんです。
そして負けた側の世界は勝者の世界のように塗り替えられてしまいます。

もう一つの「世界同士の戦い」は、価値観の変革に伴う人類内部での戦いです。
つまり、それまでの文明的な価値観に支配された秩序ある世界が、火星人の破壊行為で非文明状態になったとき、それまでの価値観は淘汰され新しい基準が生まれ出てくるということもウェルズは書いています。
例えば、それまでは富める者が社会を動かしていましたが、火星人の恐怖に怯える世界では、経済力よりも腕力や判断力、精神力が求められてきます。その世界では神に祈る者はいません。

「the War of the Worlds」にはこういう二つの意味が込められているんですね。
となると、邦題の「宇宙戦争」がますます間違ってるような……(笑)


内容については、文字ビッシリで時間がかかりました。
学者である「私」が火星人侵略事件の後に大衆向けに書いたレポートという形をとっています。
なので、主人公が火星人侵略を生き延びたという結末が最初から分かるわけなんですが、それでもやはりピンチのシーンでは彼の身を案じました。

地名がとにかくたくさん出てくるので、かなり難しいですね。難しいというか、イギリスの土地勘がまったくないので、サッパリわからない(笑)
途中から、地名を頭に入れようとするのは諦めました…。


今回、原作を初めて読んでみて、2005年の「宇宙戦争」は割と原作に忠実に作られてたんだな~と思いました。
映画のワンシーンがそのままピッタリ当てはまるような文章もところどころでありました。
一番忠実だったのは、森や丘の上に見え隠れするトライポッドの不気味さ、ですかね?その点は、小説も映画も共通していました。

Dig Your Own Hole / ケミカル・ブラザーズ

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Dig Your Own Hole
Chemical Brothers
Virgin Records, 1997, UK

1. Block Rockin' Beats
2. Dig Your Own Hole
3. Elektrobank
4. Piku
5. Setting Sun
6. It Doesn't Matter
7. Don't Stop The Rock
8. Get Up On It Like this
9. Lost In The K-Hole
10. Where Do I Begin
11. The Private Psychedelic Reel



ケミカル・ブラザーズの2ndアルバム「ディグ・ユア・オウン・ホール」です。

挑発的なリズムでのっけから飛ばしてる#1「Block Rockin' Beats」やビートが跳ね回ってる#2「Dig Your Own Hole」、うねるベースの上で振り切れてしまったウワモノが狂気的な#3「Elektrobank」。
どれもパワーあふれるトラックで、1stで成功を納め乗りに乗っていたケミカルの勢いをそのまま表現した感じです。

#5「Setting Sun」はかなりお気に入りの一曲。もう10年以上も前の曲なのに、最近は車のCMに使われてました。
凶悪なギターリフとパワフルなブレイクビーツが混ざり合った曲で、まさにロックとエレクトロニックの融合!
ゲスト・ボーカルは、オアシスのノエル・ギャラガー!


3曲ほどテンション高めな曲が続いた後は、ちょっとだけノスタルジックな香りのする#9「Lost In The K-Hole」。でも静かな曲ではないです(笑)
そして、ようやく癒しのスローナンバー、#10「Where Do I Begin」。ケミカルはこういう美しい曲も必ずアルバムに入れてきますよね。ただし、ラストはすごいノイジーに次曲へと繋がっていきますが…。

最後は、大作#11「The Private Psychedelic Reel」!
2:00頃のドラムのフィルインがすごい好きです。
アルバムのラストにふさわしい、壮大で楽しげな一曲ですね。

【音楽】Daft Club / Daft Punk

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Daft Club
Daft Punk
Virgin Records, 2003, France

1. Ouverture
2. Aerodynamic (Daft Punk remix)
3. Harder Better Stronger Faster (Neptunes remix)
4. Face To Face (Cosmo Vitelli remix)
5. Phoenix (Basement Jaxx remix)
6. Digital Love (Boris Diugosh remix)
7. Harder Better Faster Stronger (Jess & Crabe remix)
8. Face To Face (Demon remix)
9. Crescendolls (Laidback remix)
10. Aerodynamic (Slub Village remix)
11. Too Long (Gonzales Version)
12. Aerodynamite
13. One More Time (Romanthony's Unplugged)
14. Something About Us (Radio Edit)
15. Voager (Dominique Torti's Wild Style Edit)



ダフト・パンクのリミックス・アルバム「ダフト・クラブ」です。
ダウンロードでしか聴けなかったレア音源を一枚に収めたもので、ほとんどがアルバム「ディスカバリー」からのリミックスになってます。


#1「Ouverture」でダフト・パンクらしい未来への期待に満ちたイントロを奏でた後は、#2「Aerodynamic」のセルフ・リミックスを聴かせます。
この曲が面白いことに「Aerodynamic」の上に彼らの代表曲「One More Time」の歌を乗せてるんですね~♪最初だけですが。
マッシュアップというやつです。これが見事に違和感なくハマっていて、かっこいい。

#3からの前半戦はタイトルのとおりダンスフロアを意識した曲が続きます。
「Harder Better Stronger Faster」は#3のNeptunes remixも#7のJess & Crabe remixもどちらもいいし、「Face To Face」とかは#4のCosmo Vitelli remixも#8のDemon remixもどっちもオシャレで好きな曲。
まあ、要するに原曲がいいんですね(笑)

#10では「Aerodynamic」とヒップ・ホップの融合。
#11では「Too Long」をスローバラードに大胆にアレンジ。
#12「Aerodynamite」はダフト・パンクによる「Aerodynamic」のトランス風アレンジ。
#13では「One More Time」をギター一本で弾き語ったり、いろいろ面白いぞ、このアルバム♪


ちなみに僕は#14「Something About Us (Radio Edit)」がダントツでお気に入り。
2分で終わってしまうんだけど、この曲のいい所が全部入ってる感じです。

【自作曲】Saxo Construction


Saxo Construction / Yuckebein



Yuckeです。
5月中の更新なんとか間に合いました。
新曲「Saxo Construction」です。

新曲と言っても、実は今回も過去に作った曲を再構成。
MDに録音されていた曲を打ち込み直して、タイトルも変えました。

正直、ちょっと単調な出来かもしれない……。
歌モノと違って、曲の盛り上がりだけでクライマックスを演出しないとならないので難しいですね。
どうしても、メロ→サビ→メロ→サビ→間奏→サビっていうパターンにハマりがち(笑)

感想などいただければ幸いです。
次回は6月中になんとか……。


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【音楽】電気グルーヴとかスチャダラパー / 電気グルー ヴ×スチャダラパー

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電気グルーヴとかスチャダラパー
電気グルーヴ×スチャダラパー
Ki/oon Records, 2005, Japan

1. 聖☆おじさん
2. ナンバーズ
3. Twilight
4. ANI VS 瀧
5. 瀧 VS ANI
6. 英数/かな
7. 機材屋ロックンロール
8. 目ゲキ者!!!!
9. ミッドナイトコネクション
10. Love Love Session
11. B.A.P.
12. 羊たちのエレジー
13. マシーン少女タムタム~おわりの唄



電気グルーヴとスチャダラパーのコラボレーション作品。
その名も「電気グルーヴとかスチャダラパー」。
ユニット名は電気グルーヴ×スチャダラパー。
まぁややこしいけど、ややこしくて困るシチュが思い浮かびません。

5人の中年による言葉遊びアルバムです。


#1「聖☆おじさん」で笑撃の幕開け。聖はセイントと読みます。パワフルでアグレッシブで多趣味で頑固な謎のおじさんについて歌っています。一時期、リア友の風来坊とカラオケで毎回歌っていた個人的に懐かしい曲でもあります。(最近歌ってないなぁ…)ちなみに漫画家・中村光の「聖☆おにいさん」はこの曲名がタイトルの由来であるとか。
#2「ナンバーズ」は数え歌をモチーフにした曲。もちろん電気とスチャによってとんでもない数え歌に仕上がってます。#6「英数/かな」も1,2,3やABCで始まるラップの競作といった感じ。

#3「Twilight」はこのアルバム中で唯一、笑いを排除した曲。それ故に名曲(笑)キレイな曲です。これもラップ部分が同じ歌詞を繰り返すので、風来坊と半分ずつ歌うのにちょうど良かった曲です。あぁ、懐かしいなぁ…。

#4「ANI VS 瀧」と#5「瀧 VS ANI」はスチャのANIと電気のピエール瀧によるディス合戦の形式。瀧がラップっぽいラップを披露しているのがなんかウケます(笑)
#7「機材屋ロックンロール」は歌詞の一部が音楽機材などのメーカー名や音楽用語に聞こえるという面白い曲。実際、音楽やる人は聴いてて楽しいと思います。歌詞見ながら聴くと、メーカー名の部分が聞き取りにくいかも。
#8「目ゲキ者!!!!」は瀧をネタにしたラップ。瀧語録が合間で挟まれます(笑)

#9「ミッドナイトコネクション」はちょっと一休みの小噺ショー。なぜか荒川良々がラジオDJに扮してますが、なんか彼ならジャケ写に馴染みそう(笑)
#10「Love Love Session」はうねるベースが軽快なノリのいい曲。なんか#9からの流れがYMOの何かであったような気が…。
#11「B.A.P.」は、彼らが特務ポリスに扮する、太陽にほえろ!な曲。

#12「羊たちのエレジー」はANIのリアルなぼやきが聞ける一曲。「あぁ、歌唱印税で暮らしてえなぁ~」という一言が本気すぎて笑える。
最後は#13「マシーン少女タムタム~おわりの唄」で、電気もスチャも歌わないまま終幕。歌うのは、アニソンの女王・堀江美都子さん。
なんなんだ、このアルバムは……。

ていうか、全曲、砂原良徳の編曲らしいですわ。なら歌えばいいのに(笑)6人でいいのに。


注目すべきは初回特典のフォトブックと、DVD。
5人の鬼怒川観光の旅行写真と、そのスライドショーが収められています。
なんなんだ、このアルバムは……。

【音楽】Dove Loves Dub / 石野卓球

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Dove Loves Dub
石野卓球
Ki/oon Records, 1995, Japan

1. Bruce And Rhythm
2. TKO Tone
3. GTR
4. Monkey Dance
5. Trip-O-Matic
6. Sex, E
7. I Thought 3, But Were 4 In Fact
8. Magatta Kaono Oyaji (Nagatomix)
9. Dream Baby Dream



電気グルーヴの石野卓球がソロ名義で出した1stアルバム。
僕は後から手に入れたんだけど、当時は電気グルーヴ名義のボックス・セットの中の一枚という形で発売されたそうです。

ブルース・リーの「アタァー!」という声から始まる#1「Bruce And Rhythm」。街の喧騒から始まる#2「TKO Tone」。走る電車を思わせるリズムの#3「GTR」などなど。
いろんな感じの曲がありますが、タイトルにダブとあるとおり、どれも深いリバーブが印象的です。

#4「Monkey Dance」とか#5「Trip-O-Matic」も反響音が後をひく感じ。
特に「Trip-O-Matic」は、卓球にしてはかなりアンビエントでイージーリスニングな、ネイチャー・ヒーリングな一曲。オススメの曲ですが、これは異色の曲でもあります。

#6「Sex, E」はうねるシークエンスが気持ちE~、テンポ早めのハウスぽい曲。
#7「I Thought 3, But Were 4 In Fact」もハウスだけど、あんまり印象のない曲…。
#8「Magatta Kaono Oyaji (Nagatomix)」はとにかくいろんな音がうねってる曲。
#9「Dream Baby Dream」は再度ダブっぽさをアピールするようなスローで残響たっぷりの曲。しかも12分くらいの長い曲。さらにその後、シークレット・トラック(というより、没録音みたいなものがあって、20分くらいになる。

まぁ、テクノとかエレクトロニカでシークレット・トラックやっちゃダメだよね。
本来、時間を埋めるための音楽でもあるのに…。

【音楽】DRILL KING ANTHOLOGY / 電気グルーヴ

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DRILL KING ANTHOLOGY
V.A. (電気グルーヴ)
Ki/oon Records, 1994, Japan

1. ドリルキング・アンセム (ドリルキング社歌)
2. トランジスタ・ラジオ / 子門'z
3. ハングマン / SKELETON JOE
4. 人生 / 瀧勝
5. ツルっと フランス子守歌 / ペダル踏弥
6. 力医師 / 鳥゛留噛男
7. モテたくて… / ギ・おならすいこみ隊
8. 人生 (HARDFLOOR REMIX) / 瀧勝



電気グルーヴのふざけ具合がMAXのミニアルバム。
もう今週は電気グルーヴ祭りにしちゃいます。しばしお付き合いを(笑)

厳密に言うと、電気グルーヴが主宰するレーベル「ドリルキング・レコーズ」のアーティストたちが集結したコンピレーション・アルバムというコンセプトのアルバム。
さらに厳密に言うと、参加アーティストは電気グルーヴのメンバーのみ。


一応、楽曲解説いきますか?w

#1「ドリルキング・アンセム」は社歌のようなメロディだが、歌詞がメチャクチャな一曲。「知らない人の靴を履いて~♪犬の○○を踏み知らん顔♪」という所で吹きます。
#2「トランジスタ・ラジオ」はRCサクセションのカバー。石野卓球がボーカルをとっている。アレンジが激しくテクノな以外は、普通の歌。このアルバムの中にあると名曲に聴こえてしまいます(笑)
#3「ハングマン」を歌うSKELETON JOEとは砂原良徳。野性味あふれる無法者に見事になりきれず、ひたすら酷い歌を歌う。ワイルドだろぉ~?
ピエール瀧を演歌でデビューさせるという無茶ブリから生まれた#4「人生」は、フランス仕込みのど根性男が唄う。実際に全国をキャンペーンで回ったというのがなんかすごい(笑)ネタなのに…w間奏の台詞「ハチミツじゃあ!ハチミツを持ってこおーい!」が破壊力抜群。

#5「ツルっと フランス子守歌」は、クラフトワークの名曲「ツール・ド・フランス」のカバーかと思いきや、そこへチェッカーズの「ギザギザハートの子守歌」をパロった歌をかぶせてきます。つまり、ペダル踏弥とは藤井フミヤとかけてるのね!
#6「力医師」。この曲は「力石徹のテーマ」のカバー。…え、いや、これカバーなの?パロディじゃなく?マジ?wと、とにかく、1:00前後の「ヒャアァーーーーハァ!」が破壊力MAX。後で、原曲もチェックしてみよう。
#7「モテたくて…」は、もともとは漫画家・天久聖一がモテない男の心情を赤裸々に歌い上げたある意味名曲。このアルバムでは瀧がボーカルをとっています。センセーショナルすぎるので人前で歌うの禁止。
#8は「人生」をドイツ人ユニットHARDFLOORがリミックスしたものです。演歌(ぽいもの)をフロア仕様にリミックスするという試みがすごいですが、やっぱりどうにもならないところがまたすごい(笑)


以上、電気がかなりふざけてるミニアルバムでした。
これ、発売時期を見ると、けっこう高い評価をされてる「VITAMIN」と「DRAGON」の間に出されてるんですよね。
オリジナル・アルバムは真面目に作った分、このミニアルバムでとことんバカやって、精神の安定を図ったのかもしれません。

【音楽】DRAGON / 電気グルーヴ

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DRAGON
電気グルーヴ
Ki/oon Records, 1994, Japan

1. ムジナ
2. ポポ (DUBBING YOU MIX)
3. バロン・ダンス
4. カメライフ
5. ザ マーブル メン
6. お正月
7. カメレオン マニア
8. ノイ ノイ ノイ
9. ブラジルのカウボーイ
10. 虹



電気グルーヴの5枚目のオリジナルアルバム「DRAGON」です。
電気の神曲「虹」が収録されているアルバム、と覚えてください(笑)


一つ前のアルバム「VITAMIN」と比べると、アングラっぽさが目立ちます。
逆に、よりフロア向けな曲になってるとも言えますね。

#1「ムジナ」からいきなり9分超えの大作。揺れるフロアのカオスっぷりを音楽にした感じ。
#2「ポポ」は、朝の番組「ポンキッキーズ」で流れた歌なんですが、見事にアルバムに合ったダブなミックスになってます。このミックスがTVから流れてきたら二度寝してしまうだろ…。
エスニックなイントロから突如四つ打ちビートが始まる#3「バロン・ダンス」は、珍しく真面目なアプローチで作られた曲(笑)石野卓球がバリ島に行った際、ラジオから流れてきた民族音楽をサンプリングしたものだとか。そしてバリの聖獣バロンの名を曲のタイトルに。この曲は好きな一曲です。

#4「カメライフ」で気分一新。これはディストーションのかかったシンセが気持ちいい明るい応援ソング。本来の電気グルーヴのお気楽さが復活する一曲です。
高速ダンス・チューン#5「ザ マーブル メン」のお次は#6「お正月」。ピエール瀧がボーカルをとってる曲です。内容はいつも通り…、ていうかこの曲は、当時流行のglobeのマーク・パンサーをパロってるのが面白い。あと、しっかり盛り上がってくれるのが面白い。

#7「カメレオン マニア」のポップで賑やかなダンス・ナンバーの後は、#8「ノイ ノイ ノイ」。
ゴワザーム地方という架空の場所の民謡という設定の曲なんですが、これは昔よく歌ってました。「ソワマーバーグー、マイチョルグースー」今でも歌詞書き出せるかもしれません。ちなみに民謡の設定なのにテクノです(笑)
#9「ブラジルのカウボーイ」これはぜひ英題で「Brazilian Cowboy」と呼びたい。イントロがカッコイイ、中盤からなんかぶっ飛んでてカッコイイ。

そしてついに!ようやくきました#10「虹」!
海外でも高い人気を得た曲みたいですね。アニメ「エウレカセブン」でも挿入歌として使われコンプリート・ベストにも収録されたので、知ってる人も多いハズ!ちなみに僕は、この曲を聴くとエウレカの映像が浮かぶように上書きされました。
イントロから徐々に浮かび上がってくるなんとも言えない美しいシークエンス。五島良子の美しいボーカル。そしてまったく毒の無い真っ直ぐで普遍的な歌詞(笑)
テクノ・ミュージックはフロアに狂騒と混沌をもたらすけど、一方ではこの曲のように癒しと安らぎを与えてくれるんですね。
このアルバムに入れておくのがもったいない名曲です。

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