感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2011年06月

7月観たい映画フォー

7月映画館で観たい作品。
絶対観たいもの、気になっているものをリストアップします。
最近の流行とはちょっと違いますので、ご注意を(笑)





「デンデラ」(2011年、日本)
出演:浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子
“新・姥捨山”だそうです。口減らしのために山に置き去りにされたお婆ちゃんたちが、実は生き延びていた!

28年前のオリジナルの方を見てないので、新鮮な気持ちで観れそうです。ってか、キャストが奇跡でしょう。
期待値70/100


「孫文の義士団」(2010年、中国/香港)(R15+)
清朝末期の香港。500人の暗殺者から孫文を守るために集められたのは、たった8人の名もなき男たちだった。

久しぶりに香港映画観たいです。それに、多勢VS無勢という構図に僕は弱いです(笑)「レッドクリフ」とか「十三人の刺客」とかもそう。
期待値70/100


「君を想って海をゆく」(2009年、フランス)
17歳のクルド人難民ビラルは、恋人の住むロンドンを目指しフランス最北端の地、カレにたどり着く。密航に失敗した彼は、フランス人の男から水泳を学び、ドーバー海峡を泳いで渡ろうとする。

観る前から泣きそう(笑)
期待値90/100


「アンチクライスト」(2009年、欧州)(R18+)
出演:シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー
夫婦の営みの最中に幼い子供が事故死してしまい、罪悪感に苛まれる母親。夫は、精神のバランスを崩した妻を、治療のため森へ連れ出す。

怖いです、よね?これ。絶対ヤバイ。いやぁでも、すごい気になる~。森でなにが起こるんだろう(゜Д゜;)
期待値60/100





昨日の記事に書いた会員登録した映画館の系列から4作品をピックアップ。
なんか、素直な選び方(笑)
遠~いシネコンで上映予定のSFアクション3D映画とかは、もう諦めモードです……。

平成23年6月に見た映画

6月に見た映画の一覧。
富谷の109シネマズ、今秋再開予定とか(泣)





6/1 プリンセス トヨトミ  @チネ・ラヴィータ
6/4 マイ・ハート、マイ・ラブ
6/4 ぼくのおばあちゃん
6/5 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 逆襲編  地上波にて
6/11 プルーフ・オブ・ライフ
6/12 二重スパイ
6/18 キングダム・オブ・ヘブン
6/19 ブレイド2
6/19 X-メン  地上波にて
6/22 127時間  @フォーラム仙台
6/25 イーグル・アイ
6/25 ルパン三世 1$マネーウォーズ
6/26 機関車先生
6/26 アイ、ロボット  地上波にて
6/29 ブンミおじさんの森  @チネ・ラヴィータ

※「地上波にて」「@~」と付記されたもの以外はすべてTV録画にて鑑賞。





この6月、ついに会員登録しました。MOVIXではなく、ワーナー・マイカルでもなく、フォーラムグループのに。

入会費10000円に対して無料鑑賞券10枚が付いてくるという豪華特典。しばらくチネやフォーラムでタダ見です。早い話が前払いなんですけどね(笑)

しかし、この会員特典の真価はこれだけではない!
「1年間、いつ行っても会員割引(1000円)」なんです。

別にフツーじゃん……、と思ったシニアまたは学生の皆さま、20代独身野郎にはこのほぼ半額の「1000円」がありがたいのですよ♪
時間はあるけど金は無く、メンズデーは平日だから夜まで仕事で、もしレイトショーがなければ観れないですからね。
一番お金稼いでる世代には、年齢によるサービスなんてないんです……。
まぁ別に、スタンプ倍もらえたりするので、お得なことは間違いないので、いいんですが……。
やっぱり前からひいきにしてたシネコンで「SUPER8」とか「トランスフォーマー」とか「カウボーイ&エイリアン」とか観たかったですねー。うーん、残念!スピルバーグ、御免!!(笑)


今月の劇場鑑賞は3本。
簡単に5つ星評価をすると、
「プリンセス トヨトミ」(★★☆☆☆)
「127時間」(★★★★☆)
「ブンミおじさんの森」(?????)
……ってな感じでした。

だいたい1ヶ月遅れでレビューしていきま~す……(笑)

【映画】コンフェッション

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「コンフェッション」(2002年、アメリカ)

原題:Confessions of a Dangerous Mind  監督:ジョージ・クルーニー  製作総指揮:スティーヴン・ソダーバーグ、スティーヴン・エヴァンス、ジョナサン・ゴードン、ランド・ラヴィンチ、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン  製作:アンドリュー・ラザー  脚本:チャーリー・カウフマン  出演者:サム・ロックウェル、ドリュー・バリモア、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ  音楽:アレックス・ワーマン  撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル  編集:スティーヴン・ミリオン  配給:ミラマックス、ギャガ=ヒューマックス  上映時間:113分

【あらすじ】
ABC放送の臨時職員として働いていたチャック・バリス(サム・ロックウェル)は、今までにない新しいTV番組を作ろうと考えるが上手くいかない。そんな彼の前にジム・バード(ジョージ・クルーニー)と名乗る謎の男が現れる。男はチャックにある仕事を持ちかける。その仕事とは、CIAの秘密工作員となって、合衆国にとって邪魔な存在を消していくというものだった。



【感想】
(2011年5月21日、TV録画にて鑑賞)

「デート・ゲーム」「ゴング・ショー」といった大人気TV番組を作り上げた名プロデューサー、チャック・バリスの自伝的小説をもとに、俳優ジョージ・クルーニーが初めてメガホンを取った映画。

「自伝をもとに」と聞くと実話だと思って見るのが普通ですが、この映画に限っては「これを実話だと信じるほうがどうかしている」という内容(笑)
なんとチャック・バリスは、TVプロデューサーとして活躍する傍ら、CIAの工作員となり、米政府の敵を暗殺していた!というのです。33人も殺したらしいっ!?
早い話、かつて名プロデューサーだった著者が自身の過去すらもプロデュースし始めた、ということなんでしょうが、映画の中では、無理に事実ぶったりせず、逆にトンデモ話とも描いていないので、普通の(フィクションの)映画としてそれなりに楽しめてしまいました。


初監督のジョージ・クルーニーの手腕についてはよく分かりませんが、作品の中で時々出てくる虚像実像入り乱れた映像は割と面白かったです。
例えば、家の電話に出ると通話相手のオフィスが家の中に現れ、お互いが同じ空間で喋っているようなシーンとか。
そういう“遊び心”的なものがもっと散りばめられていても良かった気がするけど、題材が“殺し屋”だからなあ……。遊びすぎるのもまずいかなあ……。

最初こそ、殺し屋の顔のシーンでもコミカルだったりしますが、だんだん表と裏の切り替えがキツクなり、ついには、ドラッグでも求めるかのように「殺しの仕事をくれ」とか言い出します。
序盤は際立っていた表裏のギャップが曖昧になっていき、中盤以降は「表の顔」こそ「仮面を被った裏の顔」という感じがしてきますね。
そこらへんを見る側が楽しめるかどうかなんですが、イマイチふわふわしてるんですよね……。


チャックにベタボレの恋人役でドリュー・バリモアが、CIAの女スパイ役でジュリア・ロバーツが出てきて、それぞれイチャイチャ&ドロドロするんですが、なんかもうそのへんは書くのめんどいからいいや(笑)

ちなみに、“Confessions”とは「告白」とか「自供」の意味ですが、昨年日本でヒットして早々にハリウッドでリメイクが決定したっていう中島哲也監督の「告白」こそ、“Confessions”が相応しいと思うんだけど、あれって英題はどうなったんでしょうか?

【映画】ニュー・シネマ・パラダイス

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「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989年、イタリア/フランス)

原題:Nuovo Cinema Paradiso  監督:ジュゼッペ・トルナトーレ  製作総指揮:ミーノ・バルベラ  製作:フランコ・クリスタルディ  脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ  出演者:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ、アニェーゼ・ナーノ  音楽:エンニオ・モリコーネ、アンドレア・モリコーネ  撮影:ブラスコ・ジュラート  編集:マリオ・モッラ  配給:日本ヘラルド  上映時間:155分、124分(国際版)、170分(ディレクターズカット版)

【あらすじ】
ローマで暮らす映画監督サルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、故郷の母からアルフレード(フィリップ・ノワレ)が死んだという知らせを受け取る。サルヴァトーレはベッドの上で、アルフレードと共に過ごした少年時代を思い出す。
第二次大戦中、「トト」と呼ばれていたサルヴァトーレ少年の父は戦争に取られ、彼はシチリア島の辺ぴな村で母と妹と暮らしている。村人の唯一の娯楽は広場のただ一軒の映画館で、映画に魅了されたトトは何度も映写室に入り込んでは映写技師のアルフレードにつまみ出されていた……。



【感想】
(2011年5月15日、TV録画にて鑑賞)

映画フィルムを宝物にしている少年と、父親のいない彼を暖かく見守り時に導いてくれた映写技師の男性の物語。
「不朽の名作」と呼ばれる映画のひとつですが、僕個人的には今回の鑑賞は感動も何も得られなかったです。


そもそも、名作ならばちゃんとDVD借りてきて見なくちゃいけなかったのかも(汗;
TV放映でCM入れて2時間前後の録画時間だったと思うんですが、調べてみたら、もともとの長さは155分、日本で上映されたのは「国際版」で30分短くなり、一番長いバージョンだと170分。当たり前のことですが、僕が今回録画して見たバージョンが一番短いバージョンでしょう(笑)

もう一つは、僕自身がこの作品を鑑賞するのが時期的に早かったこともイマイチだったひとつの理由かも。
少年時代を回想していろいろ思う主人公の中年男性に感情移入できなかったんですよね。
若い時の悲恋のエピソードにしたって、中年・壮年世代が思うことと、今まさに恋愛に熱中している(しなければならない、よね;)20代が感じるのでは、受け止め方が全然違うんじゃないかと。中年である主人公にとっては「過ぎ去った遠い昔」でも、僕にとっては「ここにある現在」なんですよね。
もう少し、僕自身が主人公の年齢に近づいたら、感じ方も変わってくるんじゃないかな……。

逆に、見る時期が遅かった、という場合もあるかもしれません。
僕の世代は、CGを多用した作品や派手な銃撃戦が繰り広げられる映画をTVでよく見てきた世代なので。
どこかでこの「ニュー・シネマ~」のような作品を「感動作」と一括りにしてしまい、ある意味「冷めた目」で見てしまっているのかも。
時代が進むほど「感動作」の数は増え、それが当たり前になっていきますし。僕らはもう「『感動作』には感動できない世代」なのかもしれません。


ただ、この作品が名作であることは間違いないようなので、いつか、遠い将来、もう一度鑑賞しようと思います。その時は、ちゃんとレンタルして、何にも邪魔されずに見ようかと。
その時までこのブログが続いていたらすごいですね……。

♪トゥギャザー? オア アローン?♪


Take it easy hospital "Human Jungle"


Take it easy hospitalというインディー・ロック・バンドの“Human Jungle”という曲です。
ネガルという女子とアシュカンという男子が主要メンバー。

もともとイラン国内で細々と活動していたんですが、ポップ音楽の規制が厳しく、2009年の「ペルシャ猫を誰も知らない」(バフマン・ゴバディ監督)という映画に出演した直後にイギリスに渡っています。
その映画を見たことで知ったアーティストです。

“Nobody knows me. Nobody needs me.”
という歌詞が示すように、都会に暮らす者が感じる孤独や寂しさを歌っているようです。
でも、ノリがいいので好きな曲です(笑)

【映画】少年メリケンサック

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「少年メリケンサック」(2009年、日本)

監督:宮藤官九郎  製作総指揮:黒澤満  製作:岡田真、服部紹男  脚本:宮藤官九郎  出演:宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城  音楽:向井秀徳  主題歌:『ニューヨークマラソン』少年メリケンサック  撮影:田中一成  配給:東映  上映時間:125分

【あらすじ】
レコード会社の新人発掘担当として働くかんな(宮崎あおい)は、動画サイトでイケメン4人組のパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を発見。彼らと契約すべく会ってみると、メンバーは50歳過ぎのオヤジばかりで、彼女が見つけた映像は25年前のものだった。予想外の事態に困惑するかんなだったが、バンドの全国ライブツアーに同行するはめになり……。



【感想】
(2011年5月14日、TV録画にて鑑賞)

あまりにもメチャクチャすぎます。いや、もちろん悪い意味で。

クドカン作品なので、可笑しいことは可笑しいですが……。
少年メリケンサックのメンバーがバカなせいでライブの日付と生年月日を勘違いした“かんな”が、泥酔して吐いてるオヤジに会いに行ってしまうのとか……、細かいところではヤングのあだ名の由来とか。
でも、かなりどうでもいい小ネタが続く印象。テンポも良くない。ピエール瀧がちょくちょく出てきて流れを止めます。ヘンにドキュメント・タッチにする必要はなかったんじゃないかな~。

いや、むしろあの4人に本当にパンク・バンドに挑戦してもらって、半年かけて実際にツアーして、「ニューヨークマラソン」もa-vexあたりから発売して、それに密着取材したドキュメントだったら、逆にすごい笑えると思うんだけど。……無理だけどね。

宮崎あおいのコメディエンヌっぷりは、今までのキャリアを吹き飛ばすほどの出来で、逆に「こんなあおいちゃんを見ちゃっていいのかな(汗;」と見てるほうが心配になるほど完璧にクドカンワールドの住人でした。やっぱすごい。(←ホメてます♪)
彼女が演じたかんながキュートでおバカなのが映画の救いみたいなもんです。(←ホメてます;)
スーツ着るとたしかにAV女優っぽいのも好評価♪(←ホメてます♪……ってヲイこら)

ナンバーガールが好きだったので、向井秀徳の音楽に期待したんですが、メインテーマの「ニューヨークマラソン」は銀杏BOYZなんですね。これの歌詞も小ネタだな~。


ストーリーは逃げて戻ってまた逃げての展開。
人のセリフに心動かされてメンバーたちが奮起するも、やっぱりグダグダで……という繰り返し。

笑いのレベルも低めでまとまってる感じです。
でも、それでも、ジミーがギターで頭を殴られ、2度目はうまくかわし、3度目で再び頭をやられた時には笑いました。1度目2度目はクスリとも笑えませんでしたが、3度目ではあまりのバカバカしさに笑いました。


何気に一番ハマっていたのはユースケ・サンタマリアかもしれないですね。
「平成教育~」のサンタマリアのノリを想像してもらうとそのままだったりします。

【映画】築地魚河岸三代目





「築地魚河岸三代目」(2008年、日本)

監督:松原信吾  製作:深澤宏、矢島孝  脚本:安倍照雄、成島出  出演者:大沢たかお、田中麗奈  音楽:本多俊之  主題歌:秦基博  撮影;長沼六男  編集:石島一秀  製作会社:「築地魚河岸三代目」製作委員会  配給:松竹  上映時間:116分

【あらすじ】
一流企業に勤める旬太郎(大沢たかお)は、大がかりなリストラの陣頭指揮を任される。やり場のない気持ちに悩んでいた彼は、ひょんなことから恋人・明日香(田中麗奈)の実家の家業である築地市場の仲卸業を手伝うことになる。魚河岸独特のルールや人間関係に悪戦苦闘する中、サラリーマン生活に疑問を感じはじめた彼は、会社を辞めることを決意する。



【感想】
(2011年5月8日、TV録画にて鑑賞)

「映画って、本当にいいものですねえ~」に相応しい映画かどうかは分からないけど、2時間ドラマとしては充分に楽しめました。


なんかすっげーアクティブな主人公・旬太郎がドンドン決断し、バンバン挑戦する物語。
ガンガン首突っ込んでくる素人と魚河岸の人間との確執や、ひとりでズバズバ決めて突っ走っちゃう彼氏と置いてきぼりを食ってる彼女のすれ違いなんかも描かれます。

もう、とにかく大沢たかおがめっちゃアクティブ!有言実行型じゃなくて、言うより早く実行しちゃうタイプ。勝手に脱サラして家業を手伝うなんて、彼女からしたら「ハァ!?」ですよね。しかも彼女の実家の家業ですからね(笑)
ただ、性格はかなりよく、素直に話す人なので、失敗しても許されちゃうタイプです。これは生まれつきの性格なのか、努力してこうなったのか、なんにせよ、素直でアクティブな部分はすごい見習いたいですね。

それと対比するかのような存在が、伊原剛志演じる英二。少年時代から二代目の下で修行し、誰もが「お嬢さんと結婚し、三代目を継ぐのは英二」と認める人物。
しかぁし!旬太郎が思ったことをすぐに言葉や行動に表すのに対し、英二はとにかく腹に溜め込むタイプ!言葉少なで、感情をあまり表に出さない、それゆえに築地の仲間からは慕われているんですが、ある一途な思いを心に秘めていました。
彼が、想い人と一緒に土下座するシーンがグッときました。

あとは、伊東四朗と柄本明の掛け合いが楽しかったですね。
誰か、名優同士のくだらない口論を集めた動画とか編集してくれんかな~。


いろいろ面白かったですし、良い邦画だな~とは思うんですが、興行的には不発だったらしいです。
まあ確かに、映画館に行ってまで観るような内容ではないんですよねー。もうとにかくサワヤカな“2時間ドラマ”という感じで。
ただ、こういう人情ものは絶対に邦画に必要な気もするんですよね~。

【映画】シコふんじゃった。

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「シコふんじゃった。」(1992年、日本)

監督:周防正行  製作:大映、キャビン  脚本:周防正行  出演者:本木雅弘、清水美砂、柄本明、竹中直人、田口浩正  音楽:周防義和、おおたか静流  撮影:栢野直樹  編集:菊池純一  配給:東宝  上映時間:105分

【あらすじ】
親のコネで就職も決まっていた教立大学4年の山本秋平(本木雅弘)は、ある日、卒論指導教授の穴山(柄本明)に呼び出され、授業に一度も出席しなかったことを理由に、単位と引き換えに穴山が顧問をする相撲部の試合に出るよう頼まれる。しかし、その相撲部にいたのはまだ一度も勝ったことのない8年生の清水(竹中直人)ひとりだった……。



【感想】
(2011年5月4日、TV録画にて鑑賞)

帰省していた妹を含めて家族4人で久しぶりに映画をじっくり見ましたが、なかなかサワヤカな良品で、「お兄ちゃん、ナイスチョイス!」みたいな雰囲気になったとか、ならなかったとか。
いや、とにかくいい作品です。スポ根コメディ……ってか、「スポ根」って久しぶりに聞いた。


監督は「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行。
主演は「おくりびと」がなんかすごかった(僕はまだ見てませんが……)“モックン”こと本木雅弘。
弱小相撲部の唯一の部員・青木に、20年前からなんも変わってないんだなあ竹中直人(笑)
そして最近、俳優としての功績を認められ、春の褒章をもらった柄本明。なんかいいですよね、柄本明。うん、なんかいい。「なんかいいから」で褒章決めてるわけではないでしょうけどね(笑)

「相撲なんてカッコ悪い、マワシなんてダサい」と思っていた普通の大学生・秋平が、ムリヤリ相撲部に入部させられます。
しかし、そこは部員一名の弱小相撲部。部に8年も在籍している(!)部長の青木とともに、まずは団体戦の条件である5人の部員集めに奔走します。
しかし、部員が揃ったところで、しょせんは素人の寄せ集め。部長の青木も極度のアガリ症で試合では一勝もしたことがなく、頼りになりません。
惨敗した部員たちを激しく罵る相撲部OB(六平直政)に、秋平が吠えます。「勝ってやるよ!勝てばいいんだろ!」その日から猛稽古が始まるのでした。


いいですね。なんか、どこまでいっても、強くなったような気がしないんですが、なんかいい。
マネージャーの愛(?)ゆえの決断とか、尻を出すなんてナンセンスと言いスパッツ履いてマワシ締めてた留学生の気持ちの変化とか、面白いし、なんかイイ話になってるし。

「スポ根」というジャンルには失敗作は少ないんだろうけど、他のスポーツでは味わえない笑いや黄昏や歓喜があるように思います。ラストシーンの道場に神聖な雰囲気すら感じるのは、やっぱり相撲を題材にしたからで、冒頭の柄本明のモノローグにもなにか“スポーツ以上のもの”を感じますね。

ただ、映画では「学生相撲」で「フィクション」なわけだから、現実の不祥事続きの角界とこの映画を比較するのはあまりにも酷。
現実では、「興行」であり、「巨大組織」なわけだから……。ほころびが生まれない方が不自然。
恋愛ドラマのような恋愛ができないのと同じことですね。
何が言いたいって、この映画を誰かが見るたびに逆に非難される現代の相撲協会が可哀想だ、と。
(とか言いながら暗に非難しているような気もしないでもない……;がんばろう、角界!


とにかく、まったり爽快な見応えでした。
まだ見てない人はぜひ!オススメです♪

【写真】夜景は難しい。

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移動時間を利用して写真を撮ると、どうしても夕方~夜のシーンが多くなります。
朝は……、余裕が無い(汗;

枚数的にはこれの3~4倍は撮ってるんですが、夜景は難しくてお見せできるレベルのものはこのぐらい。
ちゃんと勉強しないと上手に写せないみたいです。

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この信号機をとりあえず、今回の“名作”に……(笑)
もちろん狙って撮影したわけじゃなく、偶然こんな「なんかいい感じ」になりました。
デジカメの設定をいろいろ試しながらやってます。

「イレイザー」シュワちゃんにレールガンを持たせてはいけない。

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イレイザー
(1996年/アメリカ)

【監督】
チャック・ラッセル
【キャスト】
アーノルド・シュワルツェネッガー
ヴァネッサ・ウィリアムズ
ジェームズ・カーン
ジェームズ・コバーン
ロバート・パストレッリ
ジェームズ・クロムウェル
ダニー・ヌッチ
アンディ・ロマノ
ニック・チンランド

*あらすじ

イレイザーことマーシャル・ジョン・クルーガー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、重大事件に関わる証人を保護する証人保護プログラムを実行する凄腕のエージェント。クルーガーは大手軍事企業サイレックス社の最新鋭兵器“EM銃”に関わる陰謀を知るリー・カレン(ヴァネッサ・ウィリアムズ)の保護を命じられるが…。

*感想(2011年5月3日、TV録画にて鑑賞)
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