構成が上手いよなーと思った。
冒頭のシーンではグループを見せるだけで紹介はせず。
次のシーンではもう事が起こった後。

倉庫に駆け込んで、そこが主な舞台となるのだが、物語の途中で個人個人の回想エピソードを挟む。
そのけっこう長い回想で現在時間をぶった切るのだが、代わりにそいつがどんな奴か、誰とどんな関係なのかが初めてわかってくる、という構成。

とりあえず盛り上がりから見せといて説明は都度必要になってからするという。
だから飽きないし、明かされた事実に驚きもする。

物語は銀行強盗に失敗した男たちの顛末。
最近のタランティーノ作品と違って社会的なテーマがまったくなくて軽い感じも良い。
いかにもデビュー作って感じだ。

Mr.ブルーの扱い(扱わない)も鑑賞後ジワジワくる。



レザボア・ドッグス
(1991年/アメリカ)
【監督】
クエンティン・タランティーノ
【キャスト】
ハーヴェイ・カイテル
ティム・ロス
マイケル・マドセン
クリス・ペン
スティーヴ・ブシェミ
ローレンス・ティアニー
カーク・バルツ
エドワード・バンカー
クエンティン・タランティーノ