映画「バクマン。」は面白い映画だったが、その面白さの大きな要素の一つが、サカナクションが手がけた劇伴の素晴らしさだった。
鑑賞後にサントラ盤を探してみたところ、主題歌「新宝島」の豪華初回限定盤のみの特典として劇伴が付いてくることが判明。
なんでそんな売り方してんだ(笑)と疑問に思いつつも購入した。

まずは主題歌「新宝島」の感想から。
これも当然サカナクションが手がけた曲。
ドーン!というダイレクトなイントロからノリノリのキャッチーなナンバーだ。

和風で且つレトロ感も多分に含まれる曲で、初回限定盤及び豪華初回限定盤に付いてくるDVDには、わざわざ映画「バクマン。」の監督・大根仁が撮った90年代を思わせるカラオケ映像風のMVが収録されてる。しかもこれが合う。(フロントマンの山口一郎も出演)
曲の単純な構成もカラオケで好まれそうな感じだし、歌詞も分かりやすい。
とにかくノリの良さと伸びやかなサビが魅力の曲で、映画のエンドロールを爽やかに飾っていた。


劇伴の方は「MOTION MUSIC OF BAKUMAN。」として、豪華初回限定盤のボーナスCDに収録されている。
こちらなんと劇中の曲を一つにまとめた1曲入り35分のサントラとなっている。
一応、曲と曲の間に紙をめくる音を挟んで始まりと終わりが分かるようにはなっているが、いま何曲目を聴いてるのかよく分からない仕様。
だからなんでこんな売り方してんだと疑問でしょうがなかった(笑)

DVD収録のメンバーによるカラオケボックストークによると、「大人の事情」によってそういうことになった、と。シングル扱いにするために曲数の制限があるらしい。
ちなみに紙をめくる音は、漫画「バクマン。」が載っていた少年ジャンプを買ってきて、実際にページをめくって録音したとか。こういう話を聞けるのは面白い。

曲自体は様々な雰囲気のものが混在しているが、一枚のサントラとしてはとても心地よい。
アンビエントであり、ダンスミュージックでもあり、主人公たちの感情を湧き立たせるアンセムでもある。
もともとサカナクションって音の質とか空間表現としての音楽にこだわりある人たちみたいなイメージを私は勝手に持っていて、そんな彼らがこういうクールな映画音楽を手がけるのは必然だった気もする。
あとロック畑の人たちに劇伴やらせると良い作品生まれやすい気がする。

うーん、やっぱり曲名を挙げて「この曲が好き」って言えないのがツライなあ…(笑)
一応、曲名も書いてはあるけど、結局いま流れてるのが何曲目かが分からないからなあ…。
PCに取り込んで曲の切れ目で分割してしまえばいいんだけど、それが手間でなあ…。

とにかく最高のサントラ盤ということで。



新宝島
サカナクション
NF Records, 2015

[Disc1]
新宝島
「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
インナーワールド(AOKI takamasa Remix)

[Disc2]
MOTION MUSIC OF BAKUMAN。

[DVD]
新宝島 カラオケ映像
新宝島 カラオケメイキング映像
カラオケボックストークセッション
新宝島 カラオケ映像(歌入りバージョン)