サブカルに特化した学習型ニュースアプリ「ハッカドール」のマスコットキャラクターたちを主人公にしたギャグアニメ。
2015年の秋クールに、ショートアニメを3作品ずつ放送するULTRA SUPER ANIME TIME枠内で放送された。
各話約8分で、全13話。私はネット配信の方で鑑賞させてもらった。(BSほしい…)

私とハッカドールの出会いについては主題歌「Touch Tap Baby」の感想でサラリと書いたとおり。
ザックリ言うと、推している声優ユニットWake Up, Girls!のメンバー(高木美佑、奥野香耶、山下七海)が出てたから…ということになる。



ニュースアプリのアニメ化と聞いて、まず「何をするんだろう?」という疑問があったが、蓋を開ければ未来の技術で具現化したハッカドールたちが毎回いろんな分野で捗らせる(お手伝いをする)、というなんのことはない答えだった(笑)
アイドルや、一日ゲーム友達や、戦隊ヒーロー、いろいろなお仕事に挑戦しては、捗らせるどころか逆にしっちゃかめっちゃかしてしまうハッカドールたち。
アニメ好きなら分かるパロディをたくさん取り入れたギャグが、テンポ良く繰り出されるのがけっこう面白かった。

特に第7話「KUROBAKO」は記憶に残る回。
アニメ好きなハッカドール1号がアニメ制作会社の制作進行という役職で捗らせようとするのだが、ブラックな体質の餌食となり精神的・肉体的に擦り切れていくという物語。
アニメ業界の黒い実態を自虐的に描いているのが実に面白かった。ラストの1号の台詞がとても良い。


キャラクターも分かりやすくてステレオタイプっぽいけど、とても魅力的に描写されていたと思う。
ハッカドール1号(CV. 高木美佑)は、ツインテールで元気なオタクの女の子。
前向きにひたむきに職務に邁進するが、どこかバカっぽい所があって失敗することが多い。
悪徳商法に積極的に騙されに行ってしまうタイプだと思う。

2号(CV. 奥野香耶)は、ナイスバディを持つおっとりお姉さんタイプ。
お色気担当でもあった。あとけっこうな天然。
3号(CV. 山下七海)は、いつも眠そうな小さな女の子…の姿をした男の娘。
「帰りたい」「眠たい」を連発してるイメージ。やる気のない、気だるげな感じが可愛かった。

アニメでは、この3人の他にもハッカドールが登場する。
4号(CV. 上田麗奈)は、1号たちを軽く凌駕するハイスペックを持ちながら、エキセントリックな性格で問題を引き起こすトラブルメーカー。
上田麗奈のハイテンションな声が印象的だったが、この人、「ハーモニー」のミァハ役なんだぜ…?役者だよなぁ…。

0号(CV. 柚木涼香)は、1号たちの上司的な立ち位置。
2号を上回るダイナマイトバディの褐色美女。
出番は少なめだったが、最終回の1号との戦いは本当に熱かった(笑)

その他、各話ごとのゲストキャラクターの声優として、Wake Up, Girls!の他のメンバーが関わっていたのも、個人的にはとても嬉しい。
他のアニメでのお仕事見るとなんか嬉しんだこれが(笑)



DeNAがハッカドールアプリを提供し続ける限りは、またアニメ化する目もあると思うので、その時までにはBS導入しときたいな…。
アニメ鑑賞については全然捗ってないのであった。



ハッカドール THE・あにめ〜しょん
【監督】
げそいくお
【キャスト】
高木美佑
奥野香耶
山下七海
上田麗奈
柚木涼香