海上自衛隊の護衛艦いそかぜの先任伍長が、艦を乗っ取ったテロリストと戦う話。
熱い男、先任伍長役に真田広之。
ハリウッド映画に出ると真面目くさってる印象があるけど、本作ではやんちゃな性格が見え隠れしていてちょっと意外だった。

艦を乗っ取った側には、寺尾聰と中井貴一。
…くっそ、勝てねえ…、真田広之といえどこの二人には勝てそうにねえ…。
せめてパルムとミキプルーンがあれば…。

佐藤浩市が防衛庁のDAIS(ダイス)なる架空の諜報部のリーダーとして、原田芳雄が時の総理大臣として登場し、都民を人質に取られた政府の会議なんかも割とメインで描かれる。

ハープーンミサイルを撃つシーンがあったり、戦闘機が飛んだり、本物の護衛艦が映ってたりと、けっこう頑張ってる作品、と言ったら失礼かな。
でも、やはりそこは邦画で、テロリスト相手に説得を試みたりとか、情に訴えてなんとかなっちゃう所が邦画らしいと思った。
お前ら、主人公がセガールだったら問答無用で鉄拳制裁だからな!



亡国のイージス
(2005年/日本)
【監督】
阪本順治
【キャスト】
真田広之
勝地涼
寺尾聰
原田芳雄
佐藤浩市
中井貴一