ロッキー・ザ・ファイナル

6作目。もう全然冷静に見れていないことは認める。
このシリーズについてはもうとにかくあるがままに受け入れるのみだ。
1で心震え、2で多幸感に包まれ、3あたりで単体の面白さからシリーズとしての面白さに変わった。
時間の経過が愛おしい。

マイ椅子が出てきた所で溜め息、息子が出てきた所で溜め息、まさかのあの子が出てきた所ではテーブルをバンバン叩きたくなった。すげえぞ!
ポーリーおんじの存在も、もはや愛おしいというかなんとも言えない気持ちにさせてくれる。

そんなわけで、ロッキー・ザ・ファイナル、映画としてどうかは知らないが私は好きだ。
時間経過による劣化すらも武器にしている映画。
一人の人間の人生を一緒に歩みながら見ているのだ。
しかもそれはロッキー・バルボアという実に面白い男の人生だから面白くないわけがないのだ。

心残りは、新作スピンオフ「クリード」を結局映画館で観れなかったことだ。
そもそも私がロッキー見始めたのはフォロワーのクリード絶賛評を読んだからなのに…。本末転倒(笑)
でもロッキーをようやく見れて良かった。



ロッキー・ザ・ファイナル
(2006年/アメリカ)
【監督】
シルベスター・スタローン
【キャスト】
シルベスター・スタローン
バート・ヤング
ジェラルディン・ヒューズ
マイロ・ヴィンティミリア
アントニオ・ターバー
トニー・バートン