のぼうの城 (2012年、日本)

【監督】
犬童一心
樋口真嗣
【出演】
野村萬斎
榮倉奈々
成宮寛貴
山口智充
上地雄輔
山田孝之
平岳大
市村正親
佐藤浩市

あらすじ

戦国末期。関東一帯を治める北条家に、天下統一を目指す豊臣秀吉が大軍を率いて迫っていた。北条の支城のひとつ忍城(おしじょう)では、城主・成田氏長が豊臣への寝返りを決め、騎馬隊を率いて城を出る。しかし、後を任された城主の従弟・成田長親は、降伏の条件を伝えに来た豊臣軍の使者に抗戦の意を表明してしまう。領民からでくのぼうの「のぼう様」と呼ばれ慕われる長親は、忍城の侍や農民たちとともに石田三成の2万の軍勢と対峙するが…。智も勇も持ち合わせていない、のぼうの奇策とは…?

感想 (2014年1月5日、地上波にて鑑賞)

豊臣秀吉の小田原攻めからわずかな兵力で城を守り切った武将、成田長親を主人公にした戦国時代劇。

野村萬斎主演というとあの「陰陽師」が思い起こされてあまり良い印象がありません。(萬斎さんの演技に非はありませんが)
さらに、榮倉奈々や山口智充、成宮寛貴に上地雄輔というユルいキャスティングが不安で、公開当時はスルーしていた作品です。

しかし、地上波で見てみたら…アリです、全然アリ。
ユルいキャスティングで全然いいんですコレ。
ユルい時代劇ですから。

現代語が飛び交い、明らかなギャグもある。
でもギリリアリティもある、と言えそうな絶妙さ。
バラエティ豊かなキャストや、個性的なキャラクターが色々とツボでした。

・毒舌奥方w(さすが戦国)
・臣下に告られた榮倉奈々の「承知した」が可愛くて悶絶…///
・目ん玉ひん剥いたぐっさんには三国志の張飛を勝手に重ねた。
・アヒル口お調子者の成宮寛貴も分かりやすくていい。
・敵方の武将たちも性格が明確に分かれていて楽しい。


時代劇というと、本格派の重たいイメージか、アイドルを起用した恋愛ものだったりほのぼのコメディだったり…そういうものしかイメージになかったんですが、この「のぼうの城」は戦という舞台でできるだけコミカルにやろうとしてて、なんかそこが新しいな、と。

「水攻めのシーンが津波を思わせる」として公開延期になった作品の割には、けっこうユルユルしていて、でもちゃんとそれなりに戦も描いてる。
大真面目に見る映画ではないですが、娯楽作品としてはこういう時代劇も大いに結構ですね♪