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ULTRAMAN 4

清水栄一 下口智裕
小学館クリエイティブ ヒーローズコミックス(2014)

*あらすじ

ウルトラマンスーツVer7.0を装着して戦う諸星。いまだウルトラマンとしての宿命に悩む進次郎の前に立ちはだかったのは巨大化したレッドキングだった。追い詰められた進次郎は更なる力を覚醒させる…。

*感想

等身大サイズのウルトラマンの活躍を描く漫画「ULTRAMAN」の最新4巻。



相変わらず面白いですね。
謎を謎のまま引っ張り続けるので嫌でも興味が持続(笑)
というか、毎回新事実が明かされてもいるわけですけどね…。

4巻の最大の見所は、進次郎のウルトラマンとしての更なる覚醒。
今までは人間離れした身体能力や、打たれ強い強靭な肉体が特長だったんですが、今回はさらにウルトラマンとしてのある能力を開花させます。

まあ、ネタバレしたくないのでここでは伏せておきますが…。
意外と「ウルトラマンの能力」と言われてもピンとこない能力ですが、普通の人間がそれをやると明らかに超能力というやつですね。
そこに着目した作者たちはすごいなあと思いました。

逆に今後、ウルトラマンとしての更なる覚醒も期待できるわけで…。
最終的にはウルトラマンそのものになるんじゃないかとかさすがにそれは話が飛躍しすぎですね!汗



あと、あいも変わらずクールで進次郎に冷たい諸星弾が、常人用のウルトラマンスーツVer7.0を着て登場するのも見所です。

もう、諸星はウルトラマンとしての覚悟が足りない進次郎をさんざんいじめていたくせに、自分もウルトラマンスーツ着て「セブンだ」とか言ってるのがニヤニヤしてしまいます。
諸星の性格がクールであればあるほど、ウルトラマンスーツ着てる姿が逆に面白いというね。

基本的にこの物語のウルトラマンは「めっちゃ強いコスプレイヤー」って感じなんですよね。
作中ではだんだんとヒーローとしての認知が広がってる感じですけど、進次郎自身はまだまだ未熟さが全面に出てますね。
いまいち、ヒーローというよりは、変なスーツ着せられてわけも分からず戦わされてる感じ。(感じというかまさにそうです)

今回の新たな能力覚醒も、本人としては「どうなってんだよ、俺の体…」ですから…。
主人公が物語の展開に置いてかれそうになりながらも必死についていってる漫画です(笑)



連続殺人事件の真相も、ついに暴かれる一歩手前。
アイドル速水レナのライブ会場で邂逅するウルトラマンと新たな敵、そして謎のアイドルオタク星人はなんとVIPだった!?

うわーどーなるのこれー…。
5巻発売が待ち遠しいですね。

ちなみに先月たまたま買った月刊ヒーローズの掲載分までが4巻に載ってましたので、今売られてるヒーローズ買えば読み逃し無しで最新話が楽しめるわけですけど…どうするかな…漫画雑誌ってあんまり買った経験ないのでちょっと悩んでます。
なんにせよ、5巻はフィギュア特装版になるらしいので、次巻は予約するつもりです。