感想
「少し泣く」というのは、風間と久しぶりに会話を交わしたアクマのセリフですが、ラスト5分のペコの語りで視聴者が泣いてしまうことを予言したタイトルでもあります。ええ、私は今回ラスト5分で泣きました。
まず意外だったのが「海行くか…」の江上の登場。
以前登場した時に「行くか…海外」なんて言ってたので、てっきり最終話で描かれるペコのその後と絡めてくるのかと思いきや…。
そうかー!行って来たかー海外!!(笑)
よく考えるとすごい行動力ですよね。
まだ高校生なのに自分探しの旅で半年ほど世界を旅するなんて…。
そんな江上が最後に向かうのはインハイ予選会場…やべえもう泣けてきた…(笑)
前半はスマイルと真田の準決勝が描かれました。
真田を恋に悩める少年(少年には見えない顔ですが…)として描いたことで、負けっぷりもより面白くなりましたね。
風間に卓球では勝てない、その代わりに百合枝を手にしようと足掻いた真田でしたが、スマイルの圧倒的な力の前に改めて風間の卓球人としての覚悟を見せつけられる思いがしたんでしょうね。
卓球でも百合枝のことでも、風間には敵わん…。
真田はただスマイルに負けただけでなく、風間にも負けたのです。
予選会場に現れたアクマ。
ムー子の再現度高かったですね(笑)絶妙にイラっとする口調。
トイレに籠る風間を訪ねたアクマ。
この辺はほぼ原作どおりでしたが、アクマがイケボすぎる気が…。かっこいいからちょっと困ります(笑)
「誰のために卓球してます?」とアクマに問われ、「自分のため」と答える風間。
その言葉を聞いて「それが本当なら自分だって…」と言葉を濁すアクマ。
これは、アクマが自分以外の誰かのために卓球をしていたということでしょうか。
アクマの卓球が誰かに捧げられたものであるなら、その誰かとはアクマがこれまで心酔してきた風間のことでしょう。
アクマは風間のためにラケットを振っていたのかもしれません。というか、アクマがラケットを振る理由が風間だったのかもしれません。
スマイルを倒して風間に自分の実力を認めさせるために片瀬高校に乗り込んだあの時も…。
競争原理から外れ、最強無敵の神の如き存在の風間がトイレに籠る理由も分かるようになったアクマは、もう一年前のように風間を崇拝してはいないようです。(もちろん好意は抱いているけれど)
アクマを泣かせるに至った感情は果たしてなんだったのか。
たぶん様々な想いがない交ぜになった涙なんでしょうね…。
そして、私まで泣いてしまったのがこのラスト5分。
膝が絶不調でも棄権しようとしないペコが、スマイルとの思い出、そして彼と闘うことの意義を語るシーンです。
「スマイルが呼んでんよ…」
スマイルはもうずっと長いこと自分というヒーローを待っている、と自分の役割を認めたペコ。
そして、「気が付いてたけどビビって必死に耳をふさいでた」と、自分がスマイルから逃げ回っていたことを受け止め、もう逃げることはしない、と立ち上がります。
スマイルとの闘いは、膝のケガをおしてでも出なければならない試合なのだと…。
で、このアニメオリジナルのオババの問いかけが良いんですけど、
もうわけがわからないですけど泣いてましたね。
こらえようとしましたけどダメでしたね…。
悲しい涙ではないんですよね。腹の底から笑いと共にこみ上げてくるような涙。
うん、嬉し涙、笑い泣きってやつですか…。
TVアニメでここまでの感動体験ができるなんて…。
しかも…これ、しかもですよ!?
最終話じゃないんですよ!?まだあと2話残してるんですよ!?(笑)
いよいよ次回はペコVSドラゴン!!
風間は己の苦悩にどんな決着をつけるんでしょうか…!
こらえようとしましたけどダメでしたね…。
悲しい涙ではないんですよね。腹の底から笑いと共にこみ上げてくるような涙。
うん、嬉し涙、笑い泣きってやつですか…。
TVアニメでここまでの感動体験ができるなんて…。
しかも…これ、しかもですよ!?
最終話じゃないんですよ!?まだあと2話残してるんですよ!?(笑)
いよいよ次回はペコVSドラゴン!!
風間は己の苦悩にどんな決着をつけるんでしょうか…!
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