ハチミツ
スピッツ
Polydor, 1995, Japan曲目
ハチミツ涙がキラリ☆
歩き出せ、クローバー
ルナルナ
愛のことば
トンガリ'95
あじさい通り
ロビンソン
Y
グラスホッパー
君と暮らせたら
感想
新年もお気に入りの音楽をタイトル順に紹介していきます。とりあえず昨年に引き続き「H」で始まるアルバムを…。
今ハマってる新譜なども随時更新していきます。
今回はスピッツの6thフル・アルバム「ハチミツ」です。
95年の作品で、彼らの代表曲「ロビンソン」が収録されてるアルバムですね。
ジャケ写の印象が強いせいかもしれないけど、個人的に前後のアルバムと比べて「草っぽい」内容に感じます。バッタ捕まえようと草むらに顔突っ込んだ時の臭いがします。(←イメージ)
全体的にポップにきれいにまとめられているのはいつも通りで、さらにノスタルジーを感じる仕上がりですね。
聴いてると心穏やかになっていく一枚。
まず一曲目の「ハチミツ」が良曲。
スピッツのアルバムのイントロを飾る曲って、妙に元気が良かったり、短くて潔さがあったり、いかにもイントロって感じの曲が来ることが多いんですが(本番は2曲目から…みたいな)、この「ハチミツ」はその潔さが良い意味で見事に花開いているというか…。
この曲のなんだかのんびりほのぼのした空気感がアルバム全体通してあると言っても過言ではないですね。
「ハチミツ」、オススメです。
他にはシングルになってる「涙がキラリ☆」「愛のことば」「ロビンソン」とかが、やっぱり注目ですね。
この3曲はどれもスピッツの表側のイメージにピッタリですね。
「昔あった国の映画で一度見たような道を行く」(愛のことば)
このイメージが未だに浮かばないけど…(^^;;
「ロビンソン」については今更言うまでもないでしょう。
(でも、この曲知らない世代もいるんだよな…)
サビの高音が出るか出ないか、試される曲でしたね、昔は(笑)今はもっと高い音で歌うアーティストたくさんいますけどね。
隠れた名曲として紹介したいのが、9曲目の「Y」
マイナーコードのアルペジオで始まるバラードなんですが、サビでは曇り空が晴れ渡るかの如く開放的になるスローナンバーですね。
草野政宗の作るメロディーの素晴らしさが証明されてる曲ですね。オススメです。
全体的に気楽に作ってあるかのような印象。
くどかったり、うるさかったりということがないですね。
アコースティックの響きを素直に楽しんでいるような、肩肘張らない楽曲ばかりですね。
で、その中で「ハチミツ」や「Y」のようにいい具合に力の抜けた曲が輝いているアルバムだと思います。
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