テルマエ・ロマエ
(2012年/日本)
【監督】
武内英樹
【出演】
阿部寛
上戸彩
市川正親
北村一輝
宍戸開
竹内力
笹野高史

*あらすじ

古代ローマの悩める浴場設計技師ルシウスは、ローマの公衆浴場テルマエから突然21世紀の日本のとある銭湯へとタイムスリップしてしまう。タイムスリップしたことなど知らず、日本人をローマ帝国の奴隷と勘違いしたルシウスだったが、日本の風呂文化に驚愕する。無事、元の時代に戻ったルシウスは日本の風呂技術をテルマエに活かし、その斬新なアイディアを称賛された。しかし、やがて皇帝にその名を知られるまでになったルシウスは、皇帝の後継者争いに巻き込まれていく…。

*感想 (2013年4月21日、TV録画にて鑑賞)

古代ローマ人の浴場設計技師ルシウスが21世紀の日本へタイムスリップし、日本の風呂文化に触れ衝撃を受けるというヤマザキマリの人気漫画が原作。
イタリア人である主人公ルシウスなど古代ローマの人々を、日本を代表する「濃い顔」俳優たちが演じます。

阿部寛がね、イタリア人に「いや俺たちそこまで顔濃くないし」言われたらしいですね。(←脚色)


どうせ話題性だけでつまらないだろう、と思って見始めたら、なかなか愉快なコメディでした。
漫画そのままに心の叫びをボイスオーバーしたり、タイムスリップの際に流れるBGMをテノール歌手が出て来て歌い上げたり、普通の映画なら絶対にやらないようなことを平然とやってるんですが、それが雰囲気を壊すことなくこの映画にハマっています。
映画の手法を良い感じに無視したコメディ映画だと思いますね。

浴場でタイムスリップする時に渦に巻き込まれるような演出もあるんですが、真面目に撮ってるのは最初だけで、後は洗濯機で役者に見たてたフィギュアをぐるぐる回してみたりとか、良い感じにテキトーです。
その一方で、イタリアでのロケでは古代ローマをばっちりオープンセットで再現するという本気っぽさ。
ものすごいお金をかけてどーでもいいものを作ろうという気概が伝わってきましたね。(←褒めてます)

この武内英樹という監督は「のだめカンタービレ」のドラマ演出や劇場版の監督を務めた人のようです。
見ときゃよかった、のだめ最終章…。


そんなわけで意外に笑えてしまったので、後半ドラマがちょっと退屈でもあまり気になりません。
タイムスリップを扱った話になるので、もう当然の如く「このままじゃ歴史が変わって大変なことになっちゃう!」っていう展開になるわけですが、SFっぽさまったく無いですし(笑)

でも最終的には仲間たちが力を合わせて目標に向かうというちょっといいシーンになっていきますので、平凡ですが普通に面白かったですね。
この「みんなでひとつのものを作り上げる喜び」というのが、非常に邦画的だなーと思ったんですが、僕だけでしょうか?(笑)


でも、続編を作るというのには工エエェェ(´д`)ェェエエ工ですが(笑)
まあ、今作と同じくものすごいスケールと手作り感のギャップを楽しめるようなら支持します。