今回は、アクション映画「ダイ・ハード」と、その続編「ダイ・ハード2」をまとめてレビュー。

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ダイ・ハード
(1988年/アメリカ)

【監督】
ジョン・マクティアナン
【キャスト】
ブルース・ウィリス
アラン・リックマン
ボニー・ベデリア
レジナルド・ヴェルジョンソン
 
*あらすじ
 
クリスマスの夜。武装テロリストに占拠された日本企業のハイテク高層ビルに、刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が偶然居合わせた。幸運にも強盗グループから逃れたマクレーンは、外部との連絡を遮断され応援も望めない中で、携帯していた拳銃1丁と刑事として鍛えた頭脳を武器に死闘を繰り広げる。

*感想(2011年10月9日、地上波にて鑑賞)

有名アクション映画の第1作ということで、特になにも言うことはありません。
人間臭さ全開の刑事マクレーンが、ゼェゼェハァハァ言いながら、テロリストに立ち向かって行く物語です。

さすがに20年以上も前の作品なので、着ている服が"昭和"を感じさせますが、そもそもスタイリッシュさを求める映画ではないのでノープロブレム。


「ウ~、さみ~~」とか「ウ~、イテェ~~」とか愚痴(?)を言いながら頑張る男臭い刑事が主人公です。
ハイテク高層ビル(どこがハイテクだったかはわかんないけど;)の一角に大勢の人質とともに立てこもったテロリストを相手に、意外にも(!)けっこう頭を使って挑みます。

第1作は閉鎖空間の中での闘いということもあり、前半は「見つからないように行動するスリル」があって良かったですね。


バディ要素があったのも意外でしたが良かったです。
孤立無援の状況で、パトロール中の警官アルになんとか気づいてもらえたマクレーン。
2人は顔を合わすことなく、無線のやり取りだけで相棒になっていきます。

そして事件解決後、初めて顔を合わせた2人。
言わなくてもそれと分かる相棒との初顔合わせ。いいですね~♪
最後にアルの抱えていたトラウマまで解決し、伏線を見事に回収して終わるのでした。



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ダイ・ハード2
(1990年/アメリカ)

【監督】
レニー・ハーリン
【キャスト】
ブルース・ウィリス
ボニー・ベデリア
ウィリアム・サドラー

*あらすじ
 
ワシントンに護送されてくる中南米の麻薬王。その奪還を図る傭兵部隊によってダレス空港はその機能を停止、上空で待機する旅客機全てが人質となった。妻の到着を待っていたためにまたしても"クリスマスの悪夢"に見舞われた刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)の運命は……?

*感想(2011年10月16日、地上波にて鑑賞)

スケールアップした第2作。
1作目が高層ビルという閉鎖空間を上へ下へ移動していた印象だったのに対し、2作目は空港敷地内を西へ東へ駆けずり回っていた印象。
単純に舞台の床面積だけでもスケールアップしてますね(笑)

しかも今回は、上空に燃料切れ間近のジェット機が多数着陸待ちをしているということで、人質の数も大幅アップ!(笑)(←ぃゃ、笑うとこじゃない……)


相変わらず、「ウ~、さみ~~」とか「ウ~、イテェ~~」とか愚痴(?)を言いながら(ry

今回はバディ要素はちょっと弱かったですかね?
一応、相棒的な存在になる管制塔職員がいるんですけど、第1作のお巡りさんほど人物像を作り込んでないというか……。
その1作目の相棒もちょっとだけ出てきちゃいますからね(笑)余計に新相棒の影が薄くなる。
まぁ、いろんな人の力を借りて解決する物語って感じです。


裏切りなんかもあって、けっこう面白い♪
最後の最後まで悪役にしてやられた感じですが、それだけに、マクレーンの起死回生の一打が痛快!
火柱ボボボーーッ!でドカーン!!
これが爽快でした!

でも、実際はあんな簡単に引火しないみたいですよ。
他にも実弾と空砲の使い分けにも無理があるらしいし、けっこうリアリティを無視して作ってるみたいです。

まぁ、それでも最後の大炎上はインパクトありますし、「記憶に残る悪人のやっつけ方」でした♪


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