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るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
巻之一 剣心・緋村抜刀斎

和月伸宏
集英社 ジャンプ・コミックス(1994)

あらすじ

時は明治。廃刀令が敷かれる中、腰に逆刃刀を下げる流浪人(るろうに)・緋村剣心。とある剣術道場にたった一人の師範代・神谷薫を救った縁で神谷活心流の食客となった剣心だったが、その正体は幕末の京都で伝説と謳われた人斬り抜刀斎であった。

感想

僕が中学生くらいの頃かな、流行ってた漫画。週刊少年ジャンプで人気となり、アニメにもなりました。
実は、僕がジャンプ・コミックスで全巻揃えたのは後にも先にもこの作品だけ。
今週末に佐藤健主演の実写映画が公開されるので、懐かしくなって読み返してみました。
全28巻の長丁場になりそうですが、最終巻までレビューしていきたいと思います。


まずは第一巻。序盤の展開は「登場編」と呼べばいいでしょうか?
「神谷活心流・人斬り抜刀斎」を名乗る辻斬りによって、家名を汚され門下生もいなくなった神谷道場。
そこに現れた「本物の人斬り抜刀斎」…ってな感じです。

ヒロイン薫の「私は人斬り抜刀斎に居てほしいんじゃなくて、流浪人のあなたに居てほし…///」は、意外に第一話の台詞でした。
初っぱなからデレデレかよ!


この第一話で悪役として出てきた比留間兄弟が、なかなか悪役として優れた才能を持ってまして…。
出番はほとんど無いんですが、こういう悪いけどアホなキャラは好きですね。


第二話以降は、弥彦との出会い、左之助との出会いを描き、「斬左編」へと突入していきます。
斬左編は、実はけっこう深い話になって行くんですが、それは次巻のお話。