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「オープン・シーズン」(2006年、アメリカ)

原題:Open Season  監督:ロジャー・アラーズ、アンソニー・スタッチ  製作総指揮:スティーヴ・ムーア、ジョン・B・カールズ  製作:ミシェル・マードッカ  脚本:スティーヴ・ベンチック、ロン・J・フリードマン、ナット・モールディン、スティーヴ・ムーア、ジョン・B・カールズ(原作)  声の出演者:マーティン・ローレンス、アシュトン・カッチャー、デブラ・メッシング  音楽:ラミン・ジャヴァディ、ポール・ウェスターバーグ  製作会社:ソニー・ピクチャーズ・アニメーション、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス  配給:コロンビア映画、ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント  上映時間:86分  次作:オープン・シーズン2 ペット vs 野生のどうぶつたち

【あらすじ】
山あいの町ティンバーラインで暮らしているパークレンジャーのベスと熊のブーグ。動物ショーに出演しながらベスと一緒に過ごしているため、熊でありながらペット同然だった。しかし、ハンターの車に縛り付けられていた鹿のエリオットを気まぐれで助けたことから、エリオットに付きまとわれるようになる。さらに動物ショーでエリオットが逃げ込んできたためトラブルとなり、ブーグはエリオットと共にオープン・シーズン(狩猟解禁期間)が迫る森に送り返される。何とか町に戻ろうとブーグは悪戦苦闘するが……。



【感想】
(2011年3月20日、TV録画にて鑑賞)

お子様向けCG映画……?
いやいや、お子様にはおすすめできません……。

何気に酷い描写が盛りだくさんで、狩猟解禁まで待てないハンターは車でシカを轢くし、森のリスたちは性悪、いたいけなウサギたちは他の動物たちからモノ扱いされているという、ブラックユーモアを貫いてる作品です。

しかし、面白い。
お子様には勧めたくないものの、お子様のいない家庭では見る機会はあまりないだろうことが残念です。
(じゃあ、なんでお子様のいないYuckeが見たのか、って話ですが、要するに僕がまだまだ“お子様”ということで解決ですね♪←なにがだ;)


人里でレンジャーのベスと暮らしているクマのブーグ。大きな体でとっても甘えん坊な彼は、すっかり野生の生き方を忘れています。
そこへやってきたおしゃべりシカのエリオット。ハンターに捕らえられていた彼は、助けてくれたブーグを慕い、うんざりするほどつきまといます。
ついにキレてしまったブーグは人間たちの前で大失態を演じてしまい、危険と見なされた彼はベスの弁護も虚しく山奥に置き去りにされてしまうのでした。

見たこともない場所で目を覚ましたブーグ。ベスのことが忘れられない彼は、エリオットとともに町へ向かいますが、その途中で様々な動物たちと出会い、珍道中を繰り広げるのでした。


基本的に登場人物(動物)のキャラクター付けが面白いです。

動物たちに人間世界が侵略されると思い込んでる悪役のハンターとか、カモのコンビの片割れはワンダーフォーゲル中に次々と仲間が脱落していったことを受け止めきれず心が壊れてしまっています。
リスたちは極度に縄張り意識が強く、木に触れただけで大量のマツボックリを投げつけてきます。
そして、クマでありながら、今まで人間同然の暮らしをしてきたために、大自然の中でフンをすることすら恥ずかしくてできないという変なクマ。

物語は簡単に言えば主人公の成長物語といった感じでしょうか?
展開もありがちと言えばありがち。

でも、感動させようとせず、笑わせようとして作ってる感じなので、説教臭くない軽快な映画です。
ぜひ、お子様とごいっしょに……♪(あ、あれ???)