感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

シュトヘル 第1集


1巻から読み返してる。
1巻は須藤のタイムスリップからのユルールとの邂逅、ユルールの口から語られるシュトヘル誕生の物語。
彼女がウィソと呼ばれていた頃にもドラマがきちんとあって面白い。
墓守りのパートは圧巻。

西夏<タングート>を攻め滅ぼす蒙古<モンゴル>。
だいぶ後になって見せ場のあるグルジャンがチラッと出てたり。
西夏文字を記した玉音同も登場し、壮大な物語が開幕した期待に溢れている1巻。

この巻の最初に登場したユルール似のスズキさんの件は12巻現在でも未だに明かされていない謎だったりする。
あと、ハラバルの虎耳フードが可愛すぎた(笑)いつからかフード外してしまったなぁ…。



シュトヘル 1
伊藤悠
ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル(2009)

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲


えっなにこのヨーダ…。
なんかウザいし存在が小汚え…。
まるで妖怪◯◯じじいとか、そんな感じじゃん…。
ルーク、こんなのに弟子入りするの…?



4を見た時に「あっ実はおれルーク三部作見てなかったな」と気づいた私。
アナキン三部作は見てたんだけど、そこに出てくるヨーダとはまるで異なるヨーダがエピソード5で登場して驚いた。衝撃すぎる出会い。

あとケノービもしつこく登場するのが面白い。
必要?ベン・ケノービからのアドバイス必要?

ハン・ソロとレイア姫の「いいじゃないの〜」「ダメよ〜ダメダメ」もなかなかしつこい。
ソロ「俺が出て行くって言ってるのにその態度はないだろ俺のことが好きなくせに!」
レイア「はああああ!?なんで私があなたを好きってことになってるのよおおお!?」
ごちそうさまでした(笑)



スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
(1980年/アメリカ)
【監督】
アーヴィン・カーシュナー
【キャスト】
マーク・ハミル
ハリソン・フォード
キャリー・フィッシャー
ビリー・ディー・ウィリアムズ

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第16話・第17話


コロニー編の後半部分の感想。
いつものようにネタバレありで思ったことを書いてますので、未見の方はご注意を。

第16話のタイトルは「フミタン・アドモス」。
各話タイトルがキャラクターの名前のみという場合、私の経験上(何様)、そのキャラクターの最大最後の見せ場が描かれるということが多い。
その回がそのキャラクターを語る上で最も重要な回になるからこそ、名前をそのまま各話タイトルにできるのだと思う。

そして、前回ノブリスからの密命が明かされたこのタイミングで考えられる、フミタンにとって最大最後の見せ場といえば、もうアレしかない。
さらに、経験上、この手のキャラは主人公やヒロインの純真さに情が移ってしまうものなので、フミタンの退場の仕方についても、もう分かりすぎるくらい分かってしまっていた。
次回予告の時点で分かってた気がする…。

そんなわけで、シナリオ的にはとても王道な感じ、誰しもが予想していた形で途中退場となったフミタンなわけだが、いろいろと小道具含めた演出があって考察しがいのある最期になっていたと思う。


ギリギリの所でノブリスの魔手からクーデリアの命を救ったフミタンは、その代わりに凶弾に倒れる。

「あなたのことが嫌いでした」
「濁ってしまえばいいと…」

現実を知らないその無知さゆえに純粋な眼差しで世界を見るクーデリアを、厳しい現実と向き合ってきたフミタンはこれまで苦々しい思いで見てきたのだろう。
それは偽善だ…、そんな甘いことでは生き抜けない…、しょせん富裕層の気まぐれだ…、そんな風に思っていたのかもしれない。
そんな不満を最後の最後に吐露する。

フミタンにとって現実とは、険しく、汚れていて、容赦のないものだったのだろう。
彼女自身、スラム出身であることをほのめかす台詞もあった。
だから、無知で幼稚な正義感から貧困層に施そうとした幼いクーデリアに、意地悪をしたくなった。
(怖い思いをしたクーデリアはフミタンに泣きつくが、この動作は以前、鉄華団の年少が夜寝れなくて「フミタンがいいー!」と泣きついたのとリンクしそうな気がする)

ところが、クーデリアにとってそれは成長へのステップ(あるいはきっかけ)になった。
彼女はその正義感を濁らせるどころか、構造問題への実際的な取り組みを始め、それは火星独立運動という形で芽吹いた。
フミタンとクーデリアの違いはただ一つ。クーデリアは厳しい現実を目の当たりにしても、そこに希望を見出すことができたのだ。

フミタンはおそらく厳しい現実を生き残る過程で希望を心の奥底に封印したのだろう。何も期待せず、堅実に生き抜くために。
しかし、封印したはずの希望が、ふとした瞬間に涙となって溢れ出す。
クーデリアに見せられた本の挿絵。革命の乙女の姿に、フミタンは忘れかけていた希望を見出す。

その革命の乙女の絵は、暴徒虐殺の現場に居合わせたクーデリアの姿とリンクしている。
フミタンは、クーデリアこそが護るべき希望だったことを知り、彼女の下へ駆けつける。
逆に、革命の乙女の絵を見て思わず出た涙は、数年後のフミタン自身の最期の日のために流れたと考えても面白いかもしれない。


小道具のペンダントも、フミタンがそれをどのように扱ったかを考えると面白い。
ある日、クーデリアから贈られた揃いの真珠のペンダント。
フミタンを姉と慕うクーデリアからの親愛の証だ。

しかし、クーデリアを欺いていたフミタンは、そのペンダントを身に付けることはなかった。
常にポケットの中に入れて持ち歩いていても、首から下げることは最後までできなかった。

それは逆に、クーデリアに対して正直でいたいという心理の表れではないだろうか?
クーデリアの思いがこもった品だからこそ、彼女を欺いている自分には身に付けることができない。
もし身に付ければ、その時こそ本当にクーデリアを裏切ることになる…。

ついぞ身に付けなかったペンダントを、フミタンはどのような思いでクーデリアに返したのだろう。
自分はあなたの姉には相応しくない、という思い、または欺いていたことへの罪悪感…。
革命の乙女であるクーデリアへ希望(ペンダント)を託した、そんな風にいろんな思いが込められていたと思う。

そのペンダントの真珠に落ちる涙。
使い古された演出だけど、「月の涙」「涙の象徴」と呼ばれる真珠に涙を落とすラストは意味深いものだと思う。
調べたら「困難を克服する」という意味も真珠にはあるらしく、知ってか知らずかこれを選んだクーデリアといい、それをクーデリアに託したフミタンといい、ああ物語だなあ…という感じ。


そして17話では、決意のクーデリアがペンダントを二つ首から下げる。
もう散々クドクド語ったのでお分かりと思うが、私はその演出をありふれた描写と一蹴することはできない。
二つ重なり合った真珠のペンダントに込められた、二人の女性の思い、彼女たちが歩んだそれぞれの歴史。
そして困難が待ち受けるだろう未来を乗り越える力を秘めるパールという宝石。

ありふれた、使い古された、そんな言葉で一蹴するにはもったいないほどの意味が、このエピソードにはあったように思う。



ほとんど16話の話になってしまったが、17話はクーデリアがついに覚悟を決める回で、これも面白かった。
無知、偽善、そんな危うさが見え隠れしていたクーデリアの独立運動だが、デモ隊に巻き込まれ、下層市民とギャラルホルンの関係を目の当たりにすることで、自分の掲げる理念が火星解放だけにとどまるものでないことを知る。

広い世界を見て、本当の現実を知った。
テレビカメラの前に姿を現したクーデリアが何を語るのか、それは次回のお楽しみだが、その姿はまさにフミタンがクーデリアに重ねた革命の乙女。
ガンダムシリーズを遡れば、市民へ革命を訴えたガンダムWのリリーナ・ピースクラフトと私は重ねてしまう。(クーデリアは戦闘の中止を労働者側に訴えるつもりかもしれないが)

また、裏ではノブリスとマクマードが手を結ぶ。
己の利益のためにクーデリアの死を演出しようとしていたノブリスに、マクマードはより大きなビジネスを持ちかける。
あの少女はもっと大きな火種になる…。

裏組織が得をする火種、それは戦争の火種だ。
クーデリアの支援者を装っていたノブリス、タービンズの親会社であるテイワズのマクマード。
クーデリアはもちろん、名瀬やオルガたちの知らないところで、鉄華団の立場は少しずつ変わり始めている。


ガンダムについてまったく書いてなかったが、17話は久しぶりのMS戦でアツかった。
キマリス、グシオン・リベイク、流星号と、新MSが3体もお披露目。
三日月&昭弘VSガエリオ、シノVSアインで、新たな関係も生まれた。
アインにまつわる因縁が流星号登場で更新されたこと、復讐者であるアインが上官を護ったことなど、今後に期待できる要素もあった。

ちょっとあまりに字数に差があるが、MS戦もとても面白いし楽しみなのである。ホントに(笑)




機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
第16話 フミタン・アドモス
第17話 クーデリアの決意

亡国のイージス


海上自衛隊の護衛艦いそかぜの先任伍長が、艦を乗っ取ったテロリストと戦う話。
熱い男、先任伍長役に真田広之。
ハリウッド映画に出ると真面目くさってる印象があるけど、本作ではやんちゃな性格が見え隠れしていてちょっと意外だった。

艦を乗っ取った側には、寺尾聰と中井貴一。
…くっそ、勝てねえ…、真田広之といえどこの二人には勝てそうにねえ…。
せめてパルムとミキプルーンがあれば…。

佐藤浩市が防衛庁のDAIS(ダイス)なる架空の諜報部のリーダーとして、原田芳雄が時の総理大臣として登場し、都民を人質に取られた政府の会議なんかも割とメインで描かれる。

ハープーンミサイルを撃つシーンがあったり、戦闘機が飛んだり、本物の護衛艦が映ってたりと、けっこう頑張ってる作品、と言ったら失礼かな。
でも、やはりそこは邦画で、テロリスト相手に説得を試みたりとか、情に訴えてなんとかなっちゃう所が邦画らしいと思った。
お前ら、主人公がセガールだったら問答無用で鉄拳制裁だからな!



亡国のイージス
(2005年/日本)
【監督】
阪本順治
【キャスト】
真田広之
勝地涼
寺尾聰
原田芳雄
佐藤浩市
中井貴一

「Happy Days Refrain / ハッカドール」カップリングのキャベツ検定が迷曲!


テレビアニメ「ハッカドール THE・あにめ〜しょん」のエンディング主題歌。
こちらも先日紹介したオープニング曲と同じく、ハッカドール1号(CV. 高木美佑)、2号(CV. 奥野香耶)、3号(CV. 山下七海)によるアニソンとなっている。

Wake Up, Girls!の3人が演じるハッカドールということで贔屓目になってるという話は前回した通り(笑)
そもそも私はアニソンが気に入ってもシングル1枚買ったりしない人なんだが…。
「推し」効果ってことだなー…。

「Happy Days Refrain」はOPよりもダンサブルな曲になってるかな。
OP同様にキャッチーなメロディーと、キラキラなシンセ関係が良い。
2番のサビの入りではフリーケンシー?をいじってるのかな…こもったような音からキラキラした音へと変化させたり、Bメロの「ぐーるっぐーる、まーわりみち♪」とか遊び心もありつつのノリの良い曲になってる。

DVDに収録されたミュージック・ビデオもハァ…相変わらずカワイイナァ…(*´ ω `* )
OPのMVと違って白い部屋で黒を貴重とした衣装に身を包む。
一見大人っぽい雰囲気なんだけど、ダンスは特別キュートな感じになってる。
イントロでピョコピョコ跳ねるのが楽しいし、Aメロで頬に手を添えて踊るのとか超可愛いですなっっ!!!!!

カップリング曲はアニメ内で使用された名曲(迷曲)「キャベツ検定」!
まさかのキャベツ検定!!音源化されてる!!

これは劇中でアイドルを目指したハッカドールたちが、この曲を披露してそのあまりの酷さにライブ会場を破壊してしまうという伝説の迷曲。
ネタの一曲ではあるのだけど、通しで聴くとけっこう良い気がするのは私だけだろうか?
テンポが上がる2番からは普通にかっこいい気がする…。いや実際この曲最高だぞ?超アガるぞ?
劇中で「すごく良かったよ!」と一人生き残って盛り上がってたオタクと同じ気持ちなのだがこれは…。

歌詞も酷いのだが、社会の暗部に切り込んでいくハッカドールらしい、社会人の心の叫びを代弁したかのような面もあって、そういう所も嫌いになれない迷曲なのである。

「会社の腕前披露に使われる材料として」
「私たちはただのキャベツなのに」



Happy Days Refrain
ハッカドール(高木美佑、奥野香耶、山下七海)
DIVE II entertainment / avex pictures, 2015

Happy Days Refrain
キャベツ検定(instrumental)
Happy Days Refrain
キャベツ検定(instrumental)
[DVD]
Happy Days Refrain MV

ロッキー・ザ・ファイナル

ロッキー・ザ・ファイナル

6作目。もう全然冷静に見れていないことは認める。
このシリーズについてはもうとにかくあるがままに受け入れるのみだ。
1で心震え、2で多幸感に包まれ、3あたりで単体の面白さからシリーズとしての面白さに変わった。
時間の経過が愛おしい。

マイ椅子が出てきた所で溜め息、息子が出てきた所で溜め息、まさかのあの子が出てきた所ではテーブルをバンバン叩きたくなった。すげえぞ!
ポーリーおんじの存在も、もはや愛おしいというかなんとも言えない気持ちにさせてくれる。

そんなわけで、ロッキー・ザ・ファイナル、映画としてどうかは知らないが私は好きだ。
時間経過による劣化すらも武器にしている映画。
一人の人間の人生を一緒に歩みながら見ているのだ。
しかもそれはロッキー・バルボアという実に面白い男の人生だから面白くないわけがないのだ。

心残りは、新作スピンオフ「クリード」を結局映画館で観れなかったことだ。
そもそも私がロッキー見始めたのはフォロワーのクリード絶賛評を読んだからなのに…。本末転倒(笑)
でもロッキーをようやく見れて良かった。



ロッキー・ザ・ファイナル
(2006年/アメリカ)
【監督】
シルベスター・スタローン
【キャスト】
シルベスター・スタローン
バート・ヤング
ジェラルディン・ヒューズ
マイロ・ヴィンティミリア
アントニオ・ターバー
トニー・バートン

Free!

Free!

男子高校生たちの水泳と友情の青春物語。
制作は京都アニメーションで、2013年7月から9月まで全12話が放送された。
人気を博したこのシリーズは、翌年の夏クールに第2期が放送され、昨年2015年12月には、「Free!」の原案小説である「ハイ☆スピード!」が劇場アニメとして公開された。

その「ハイ☆スピード!」公開記念としてなのだろうが、ローカル局で秋から第1期を放送していたので鑑賞。
美形男子たちが水着姿で躍動感あふれる泳ぎを披露したり、やたらとくっつきまくったりと(←特に渚ちゃんが)、どう見ても女性向けのアニメでしたが個人的にはそれなりに面白く見れた。
私が思春期の若者だったら恥ずかしくて意地でも見なかったと思うんだけど、三十過ぎたオジサンともなるとそういったこだわりは薄れ、対象の性別に関係なく「青春」そのものへの憧れが強くなってくる。

まあそれでも、エンディング映像は恥ずかしすぎて笑ったが。



ストーリーは、「俺はフリー(クロール)しか泳がない」と豪語する変人・七瀬遙を主人公に、彼が水泳をやめてしまった経緯や、ライバル・松岡凛との因縁を解き明かしながら、再び水泳を通して青春を取り戻す姿が描かれる。
遥の良き理解者・真琴、いつも明るい弟分・渚、理論派の初心者・怜。個性的なチームメイトたちもそれぞれの悩みを抱えている。

メインとなるのが、遥と凛のクヨクヨグダグダになるのだが、これがメインであると同時に最大のネックにもなっていたような気が。
静の遥と動の凛。お互いに素直じゃない所では共通している二人が、誤解から心をすれちがわせており、それが余計な悩みを生み出している状態。
二人とも、相手と一緒に泳ぎたい、または勝負したいと望んでいるだけなのに、何故か反発しあってしまうというもどかしさ。

小学生時代に端を発する遥と凛の因縁。
高校で知り合った怜ちゃんですら、傍目に見ていてなんかイライラしてきて、終盤、他校の凛ちゃんを問い詰めに行ってしまうという始末(笑)
凛ちゃんの「お前には関係ねえだろ」みたいな顔が印象に残っているが、そのとおりだ、視聴者に関係ねえ話をこのシリーズはメインにやってるんだ…(笑)

でもまあ散々ウジウジした果てに、最終回は気持ちの良い終わり方が出来ていたので、このウジウジにも意味があったかなと思えた。
試合に勝つとか、もっと速く泳ぐとか、そういう目的で描かれた作品ではないんだということ。
水泳によってこじれてしまった友情を、水泳によって取り戻す物語だった。



Free!
【監督】
内海紘子
【キャスト】
島﨑信長
鈴木達央
宮野真守
代永 翼
平川大輔
渡辺明乃
雪野五月
津田健次郎
宮田幸季
家中 宏

パディントン

パディントン

ハァ…家族で観たかったな。
いつもどおりぼっちでの鑑賞でした。
「いや自分映画好きなんで。ニコール・キッドマン目当てなんで」みたいな顔して鑑賞(笑)

いや、実際キッドマン良かったですし。
作業用エプロン着た姿にズキューン!となってしまった。
彼女が悪女役で出てるファミリー映画はハズレなしだと思う。(他には「ライラの冒険」しかないと思うけど)
あとパディントンを迎え入れる母親役サリー・ホーキンスもチャーミングで良し。

パディントン・ベアーは、原作者が妻に贈ったぬいぐるみに疎開児童を落とし込んで創造されたとか、本作では難民を落とし込んでいるとか、そういう意味性も含んでるようだ。
でも個人的にはそんな難しいことは考える間もなく、ある家族の下へ転がり込んできた毛むくじゃらが起こす騒動を楽しむだけだった。
場に馴染めない者の苦悩とか家族の絆など、描かれるのは普遍的なものであり、それに疎開児童を見出すか難民を見出すかは鑑賞者の生きる時代によって変わるのかもしれない。

だから、あまり構えずに家族みんなで見て、「楽しかったね」「良かったね」「パパ、うちもクマ飼いたい」そんな会話が鑑賞後に出てくるのが一番幸福なのかもしれない。
ブラウン一家のような家族で観るのが一番最高だと思う。

とにかく家族で観たかった。私はこのままいくとお隣の孤独な爺さんカリーさんになってしまうだろう。
とにかく家族がほしい、と思わせる映画だった。ハァ…。



パディントン
(2014年/イギリス)
【監督】
ポール・キング
【キャスト】
ベン・ウィショー
ヒュー・ボネヴィル
サリー・ホーキンス
マデリン・ハリス
サミュエル・ジョスリン
ジュリー・ウォルターズ
ニコール・キッドマン
ジム・ブロードベント
ピーター・カパルディ
ティム・ダウニー

月は無慈悲な夜の女王

月は無慈悲な夜の女王

邦題が良すぎる(笑)
月は無慈悲な夜の女王ってどんな話だろうと興味あったが、月世界住人たちが地球の支配から独立しようとする革命物語。
自我の芽生えた計算機とたった3人の秘密結社からそれは始まる。

680近くあるページの約半分が革命の準備段階を描いており、入念すぎるくらいの段取り描写が読みづらくもあった。
第2部では世界連邦との交渉、第3部ではいよいよ地球との戦いとなる。
計算機マイクの本領が発揮される第3部が一番面白いのだが、第3部が一番ページ数が少ない。

前半をがんばって乗り切れば後半一気に面白さが加速していく。



月は無慈悲な夜の女王
ロバート・A・ハインライン
ハヤカワ文庫SF

ロッキー5 最後のドラマ

ロッキー5

引退したロッキーの前に現れたチャンピオンを目指す若者トミー。
このトミーがタカandトシのタカになんとなく似てて面白かった。
タカの顔と体をシェイプアップした感じで、スパーリング中に突然キレて暴れ出したりとか、大口叩いておいて本番直前にはプロモーターに泣きついたりとか、口先だけの芸風も一緒だった。
チャンピオンになるのはー、オレだオレだオレだオレだオレだオレだ!

そのタカ似の弟子とのトレーニングの日々や人の心の移ろいやすさを描いたヒューマンドラマ。
正しく人を導いても報われないというのがなんとも人生ですね。
ラストは吹っ切れたかのように敵対。
それでいいのか、と首を傾げるラストだけど、その過ちも人生なのかもね。
道を踏み外した愛弟子に愛の鞭…?そんなんじゃなくてもっと本能的な何かだよね。

駄作といわれるけど、たしかに公開当時にこれが最後と思って見たら困ったと思う。
今は6作目があって本当に良い時代だ。
トミーの存在によって息子との関係にも変化があって面白かった。
ロッキー、弟子、息子でつくる三角関係。面白い。



ロッキー5 最後のドラマ
(1990年/アメリカ)
【監督】
ジョン・G・アヴィルドセン
【キャスト】
シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
トミー・モリソン
セイジ・スタローン
トニー・バートン
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