18話・19話まとめて見たので感想がごっちゃになってます。
良い新キャラが出てきた!カルタ・イシュー!
ギャラルホルン地球外縁軌道統制統合艦隊の司令官を務める女傑。
パッと見がキツそうで、よく見るとギャグっぽい顔をしていて、喋ると面白い人だった。
オーバーアクション、ハイテンション、それに加えて高飛車で口先だけ(今の所は)と、向かうところ敵なしっぽいお姉ちゃん(笑)
こういうキャラが鉄血のオルフェンズで出てくるのは意外というかなんというか、笑わせていただいた。
ただ、ギャラホルの制服姿は凛々しく、着こなしかっこよく、グッときてしまう。カルタ・イシューいいぞ。
カルタはマクギリスに子供の頃から片思いということが早くも明かされ、しかしマッキーは年下のアルミリアと許婚、その辺りのカルタの屈折した思いが、彼女の部下たちの姿に現れている。
なんと全員、金髪の優男。
カルタがマクギリスへのコンプレックスから彼に似た容姿の士官を傍に集めていると想像でき、権力にものを言わせてそんな公私混同をしているカルタはどこか可愛い。
そんなカルタの想い人マクギリスは、謎の仮面男として暗躍。
声優が同じ仮面男とマッキーはどういう関係だろうと思っていたら、マッキーその人だった(笑)意外とあっさり身バレしている。
どうでもいいけど、マッキーが着けてる銀髪カツラは、毛先を揃えたらカルタのヘアスタイルと同じになると思う。マッキーもカルタの風貌は面白いと思ってるのかな。
モンターク商会(なんとあのトドのオッサンが!?)のモンタークと名乗ってクーデリアの革命を支援するというマッキー。
腐敗が広がっているギャラホルの現状に憂いているようだが、地球降下作戦では新たに登場した赤いMSに乗って鉄華団を守ってくれさえした。
しかし、三日月のライバルを張れるのは今の所マッキーしかいない。(ガエリオでは荷が勝ちすぎる)
今回は共闘しても、やはり完全には信用できないキャラクターだ。
モンタークとは、ドイツ語のMontagで「月曜日」の意味だそうだ。あまり深い意味はないのかな…。
凄く強引なこじつけをするけど、鉄血のオルフェンズ=鉄華団の物語は毎週日曜日のオンエア、それに対してモンターク商会は月曜日を名乗る。
つまり、鉄華団(=日曜日)よりもモンターク商会(=月曜日)の方が先を行っている。
モンタークが、先見の明でもって鉄華団を利用しようとしているその比喩にならないだろうか?ならないな…。
ユージンの活躍について書いておかないと本人から怒られそうだ。(アニオタ的妄想)
かっこよかったよ!鼻血も面白かった!
阿頼耶識システムでイサリビもブルワーズの艦も操るとかどういうことだってばよ…。全能感ありすぎだろ…アツすぎるだろ…。
MSも艦船も阿頼耶識で動かせるってことは台所家電も完璧に操れるな…。
放送開始当初の相関図ではユージンとオルガに対立の矢印付いてたけど、どこいったんだあれ…。
あと、ユージンとシノのイチャコラなんなんだアレ…ムダに長えよ…。
シノと昭弘のシミュレーションもうるさ過ぎだろ…(笑)
かっこよすぎるといえば、タービンズの姐さんたちが百錬を全面改装した漏影で駆け付けてくれたのもアツかったな。
その前のシーンで名瀬が女たち3人から抱きつかれてるイミフなカットがあったが、おかげで腑に落ちた。
(18話ラストの三日月のマネではなかった)
ラフタ姐さんアジー姐さんにとって、ハンマーヘッドを降りることは名瀬との別れを意味する。下手をすれば今生の別れ。
名瀬がオルガを義兄弟と思っていても、名瀬の下に集った彼女たちが鉄華団のために命を張る理由はないわけで。
それを思うと彼女たちの参戦は、アニメでよくあるテンプレ展開なんて感想では済ませてはいけない面白さがある。
何故か3人いたのが気になったけど、よく考えたら漏影を運んでくるのにもう1人必要だったのかな。
(さすが名瀬さん三日月よりも数で勝る)
あと、モヤモヤラフタ姐さんというフラグが立って、昭弘の貞操の危機である。
アインも今回良かったなー。他のキャラに比べるとどうしても地味なキャラでどうなることかと思ったが。
地球人と火星人(火星生まれの意味だろう)の子として生まれたアインは、純血を良しとするギャラルホルンの中で苦労をしてきたんだな。
そんなアインの救いとなったのが、序盤で三日月がやっつけてしまったクランク二尉だったとは。(三日月なんてことを)
単に上官を殺された復讐心だけで動いてる危ない若者という感じがしていたが、このエピソードを知ってアインに人間らしさを感じた気がする。
もっと早く言ってくれても良かったのにとも思うんだが、アインがガエリオという良き上官に恵まれたこのタイミングで明かされたからこそ、アインとガエリオの絆を深めるファクターになったんだろう。
ガエリオもアインもまだまだ未熟、まだまだ伸びしろのある人物像だ。
バルバトスという圧倒的脅威に対しての2人の戦いはけっして格好良くはなかった。
だが、そこに人間的成長の種が芽吹く瞬間を見る気がして、彼らの悲劇もまた面白い。
18話冒頭のクーデリアの「声」も触れずには終われない。
ようやくお嬢様は覚悟を決めたわけだが、18話というタイミングは早いのか遅いのか…。
まあそれはともかく、ギャラルホルンの非道を暴露することでギャラホルの動きを止めてしまうという手腕は(三日月が評したとおり)見事だった。
ギャラホルは、反体制分子を根こそぎ排除したいがために労働者を苦しめ、デモをするように仕向け、爆破テロをでっち上げ偽りの大義名分を得た。
当然、報道管制も完璧だったはずだが、そこに割り込んできたクーデリアの言葉が、ギャラホルの嘘を暴いてしまう。
地球上にはもちろん大勢の人々が暮らし、ドルト3には裕福な市民もいる。
そういった反体制派ではない人々にまでギャラホルの悪事を知られるのは、イメージダウンになって良くないわけだ。
過去のガンダム作品と違って、まだ戦争状態ではない。
相手の戦力を最後まで叩き潰せば良いという単純な話ではないから、こういう駆け引きができる。
もしもクーデリアの掲げる革命を誰かが利用し戦争が起きた時には、鉄華団を含む反体制派(テイワズや労働者も連合するかもしれない)と、ギャラルホルンの容赦ない潰し合いになるだろう。
(そしてそれぞれの思惑をめぐらす各勢力の重要人物たちも次々登場した)
この物語はそうなるのかならないのか、そうなった時にクーデリアの声はどう宇宙に響くのだろうか…。
冒頭で気丈に振舞ったクーデリアも、フミタンの件では強く打ちのめされていた。
ラスト、アトラの励ましによってタガが外れ、三日月の抱擁によって少し救われる。
アトラだってフミタンの死に、心を痛めていた。だからってなんで三日月、両手に花なの…。
(アトラちゃん積極的に三日月を焚き付けてたけど、三日月とクーデリアがキスしたこと知らないからなあ…。知ってたら絶対あんなこと言わないはず…ハァ…不憫)
19話の終盤もすごく良くて凄すぎた(笑)
大気圏突入というピンチにおいて三日月が思い出すオルガとのやり取り。
見たことない場所へ行きたいという強い願い。それはそのまま見たことない平和な世界を見たいという願いなのだろう。
それをバルバトスに訴える三日月と、アイカメラを緑色に光らせて応えるバルバトス。
あああああガンダムだ!そうだよ、ガンダムはこうでなきゃ!
(真面目に考察すると今作ではパイロットが阿頼耶識システムで機体と神経的に繋がっているので、ガンダムの反応はパイロットの気持ちとも受け取れ、科学的に説明がつく。よく知らんけど)
そしてとにかくもうアトラちゃんが満面の笑みで号泣してたので、本当に本当に良かったと思う。
こんな良い表情するヒロインなかなかいないですよ。
また、ドルトコロニーに着いてから辛い目にあったりしてたのでそのせいで余計に泣かされる。
アトラちゃん最高オブ最高。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
第18話 声
第19話 願いの重力