感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2016年01月

2016年1月に見た映画とか。

1月に見た映画の一覧。

・作品名の後には、鑑賞場所・上映方式・媒体の別を記載。



1/1 REDLINE DVD

1/1 Wake Up, Girls! 青春の影 BD

1/1 Wake Up, Girls! Beyond the Bottom BD

1/2 ザ・フォール 落下の王国 DVD吹替

1/2 スター・ウォーズ 新たなる希望 録画吹替

1/3 ガールズ&パンツァー 第1巻 DVD

1/3 ロッキー BD吹替

1/3 ガールズ&パンツァー 第2巻 DVD

1/7 Wake Up, Girls! Beyond the Bottom @フォーラム仙台

1/9 ロッキー2 BD吹替

1/10 ガールズ&パンツァー 第3巻 DVD

1/10 ガールズ&パンツァー 第4巻 DVD

1/11 ロッキー3 BD吹替

1/13 EDEN エデン @チネ・ラヴィータ 字幕

1/16 欲望(2005年) 録画

1/16 ロッキー4 BD吹替

1/17 ガールズ&パンツァー 第5巻 DVD

1/17 ガールズ&パンツァー 第6巻(完) DVD

1/17 ロッキー5 BD吹替

1/20 パディントン @チネ・ラヴィータ 字幕

1/22 ロッキー・ザ・ファイナル BD吹替

1/24 ジュピター BD

1/30 亡国のイージス 録画

1/31 スター・ウォーズ 帝国の逆襲 録画吹替


1月に見た映画は18本。
映画館での鑑賞は「WUG Beyond the Bottom」「EDEN」「パディントン」の3本。

後半は雪の影響で映画館まで思うように出かけられず、「クリード」を観るためにロッキー・シリーズを借りてきたりしたんだけど、結局見逃してしまった。
あと、12月に初めて見たガルパンの劇場版を、今度は100%楽しみたいなと思ってTVシリーズを鑑賞。
でもガルパンは2月下旬から4DX上映が決定したようで、そんなに急いで見ることもなかったか(笑)

あとSWフォースの覚醒も100%楽しみたいと思ってエピソード4,5,6を見てる途中。
これはいつまで上映してるのかな、時間との勝負な気がする…。

「マネーボール」球界の慣習を大胆に破壊していく革命の物語。


想像していたよりも野心的な内容に思わず嬉しくなった。
実話を基にしたヒューマンドラマ、と書くとおとなしくて頭良さそうなイメージがあるけど、実際は野球界の古い体制を大胆不敵に破壊していくという革命の物語でもあった。

球団のスカウトマンたちが長年培ってきた経験則に頼らず、確率論を持ち込んでどんどん選手をトレードしていく。
とにかく数字。ケガ持ちだろーが、素行不良だろーが、トシだろーが、出塁率高けりゃノープロブレム!
潔くて気持ちいい。

それをブンブン丸なGMブラピと、野球やったことなさそうな助手ジョナヒルのコンビが成し遂げていくのも凄く良い。
このコンビも見ていて面白いし大好きだ。

真面目な話、ジワジワと高揚感がある傑作。
画面は静かで丁寧だけど実は序盤から凄いことが起きてるよねっていう…。
貧乏球団のGMが金持ち球団にケンカ売って行く話でもあるので、そりゃ気持ちよくないはずがない!





マネーボール
(2011年/アメリカ)
【監督】
ベネット・ミラー
【キャスト】
ブラッド・ピット
ジョナ・ヒル
フィリップ・シーモア・ホフマン
ロビン・ライト
クリス・プラット

「うぇいくあっぷがーるZOO!」WUGちゃんがミニアニマルになって動物園を救う!?


わんさかわんさかでお馴染みの破天荒アニマルWebアニメ「うぇいくあっぷがーるZOO!」
本家「Wake Up, Girls!」のスピンオフアニメとして、2014年10月から2015年2月まで全10話が配信された。
最近ではWUGさんの冠番組「わぐばん!」(2015年夏放送)のいちコーナー(本編ともいう)として全話再放送され、視聴者の心をざわざわさせた。

なんかもの凄く今頃の感想になってしまった感があるが、書かないままだとライオンのマユしぃに喰われてしまいそうなので(それはそれで嬉しいが)ここにまとめておこうと思う。(たぶんまとまらない)

Wake Up, Girls!の七人にはそれぞれイメージアニマルというものがある。
ライオン、トラ、シロクマ、サメ、ワシ、ワニ、オオカミ。
共通するのは、どれも肉食で、獰猛なイメージがあるということだろう。(続劇でカルロスが「わぁおっ、猛獣ばっかりぃ↑!?」とか言ってたね♪)

実際、劇中でイメージアニマルの着ぐるみを着たり(リアルでもかぶり物したことあったな…)するのだが、それをもっと進めて、ミニアニマルのキャラクターを作り出したのが、この「うぇいくあっぷがーるZOO!」である。
2.5頭身くらいのカワイイ猛獣の女の子たちが、毎回ハチャメチャやるというギャグアニメで、潰れかけの動物園を立て直すという建前は最後には誰も憶えていない、そんな感じのゆる〜いアニメ。


様々なエピソードがあったが、すごくこう…なんつーか、とても分かりやすく素直で真っ直ぐな作品だった。3分くらいのショートアニメなのであんまり難しい展開はそもそもできない。
アニメ本編見てなくても、わぐずーメンバーはかわいいと思うし、本編見れば彼女らのやりとりが本編のパロディであることに気づくはず。
ご当地アニメを強く打ち出した本編に反して聖地を破壊したりとやりたい放題で、思わず吹いてしまう回も多々あった。

毎回最後にはキッズ向けソングみたいな主題歌「ワグ・ズーズー」をみんなで歌って…というのがお決まりなのだが、そのエンディングも回によって色んな仕掛けが施してあり、低予算を逆手に取った自虐ネタなど、とにかく自由な作風が面白かった。
全10話と言わず、20話30話と続けていってほしい作品でもある。今度は続劇のパロディができるわけだし!





うぇいくあっぷがーるZOO!
【監督】
森井ケンシロウ
【キャスト】
吉岡茉祐
永野愛理
田中美海
青山吉能
山下七海
奥野香耶
高木美佑

ラバスト買ったけど制作費の足しにはなったのだろうか…。

バッドボーイズ


マイケル・ベイ監督のデビュー作。
マイアミ警察の凸凹刑事コンビが、ヤクを盗み出した犯罪グループを追う物語。

事件自体はいたってシンプルなのに、行きがかり上ウソをつくハメになってそのせいでゴチャゴチャする。
さらにそのウソの上塗りとかでまったく捜査が進まず、つまりは面白い。ニヤニヤが止まらなかった。

他にもマイアミ警察が全体的に頭悪そうな感じとか、マーティン・ローレンスとウィル・スミスのコンビっぷりとか、気楽に楽しめる映画。
終盤は重機がー爆発がー…で、やっぱり楽しませてくれる。 





バッドボーイズ
(1995年/アメリカ)
【監督】
マイケル・ベイ
【キャスト】
マーティン・ローレンス
ウィル・スミス
ティア・レオーニ

タクシードライバー


60年代から70年代まで流行したアメリカン・ニューシネマ最後期の作品。
アメリカン・ニューシネマって言葉はよく聞くけど実はなんだかよく分からなかったので調べてみたら、反体制的な若者を描いた映画で、ベトナム戦争当時のアメリカの暗いムードが反映されたものらしい(←かなりテキトー)

この「タクシードライバー」もそんな自省の時代に作られた映画で、ベトナム帰りの元兵士の男が、世の中に馴染めずに不満と狂気を抱えながら、タクシー運転手として孤独に過ごす姿を描く。

不穏な劇伴、繁華街を彩るサックスのエロい響きの中で、タクシーを流すトラヴィスが映し出される。
ニューヨークの華やかなネオンの下は喧騒と犯罪で溢れかえっており、そんな夜の街を、世の中をトラヴィスは内心嫌悪している。

そんな時に出会った高嶺の花とのランチ、そしてある大統領候補との握手。
トラヴィスにも居場所がある、誇らしいことがある、世の中を変えることができるかもしれない。
だがそれはまやかしに過ぎなかった。孤独な男は孤独なまま。彼はますます内なる怒りを膨らませていく。

やがて狂っていく、というか調子にのっていくトラヴィス。
自分が思う世直しを実行しようと計画を立てる。
「ひとりよがり」まさにこの言葉がピッタリな主人公。

終盤になって突然の大立ち回りがあり、かっこいいと言えばかっこいいが、正直よく分からない。
彼の行動は場当たり的であり、自分の怒りを他者にぶつけただけにも見える。日頃の鬱憤を関係ない人間相手に晴らしただけに思える。

だが映画の結末ではトラヴィスの表情は明るい。
彼のひとりよがりの思いから始まった場当たり的な行動は、結果として彼の自意識を充分に満足させた。
そのラストには疑問を感じてなんだかモヤモヤする。
だがそれこそがこの映画が投げかけた問いだったのだろうし、このモヤモヤがアメリカン・ニューシネマ、ということなのかもしれない。

若いロバート・デ・ニーロの有名なセリフ「You talkin' to me?」や、衝撃的なイメチェン、そしてラストの大立ち回りなどが「かっこいい」と評されることもあるようだが、個人的には、それをかっこいいと感じてしまっていいのだろうか、そんな風に考えてしまう映画だ。





タクシードライバー
(1976年/アメリカ)
【監督】
マーティン・スコセッシ
【キャスト】
ロバート・デ・ニーロ
シビル・シェパード
ハーヴェイ・カイテル
ジョディ・フォスター
アルバート・ブルックス

「Beyond the Bottom / Wake Up, Girls!」神曲すぎて心配になってしまった!


今頃のレビューになってしまったけど、声優アイドルユニットWake Up, Girls!のシングル「Beyond the Bottom」。
12月9日リリースということを改めて考えると、まだそれだけしか経ってないんだな、という感じだ。
1ヶ月は経ったけど2ヶ月は経ってない。そのことが少し不思議なくらいずっと前から聴いているような気がするのは、リリース直後に公開された続・劇場版・後編「Beyond the Bottom」でこの曲を主題歌として何度も聴いたからかもしれない。

続劇前編の主題歌「少女交響曲」は夏クールに放送された「わぐばん!」のエンディング曲にもなっていたから、満を持して…って感じのリリースだった。
しかし今回の「Beyond the Bottom」は、リリース前に期待で胸をふくらませる時間も少なかったし、リリース後に聴きこんで続劇後編に備える時間もなかった。

それだけに最初にネットでこの曲の動画を見た時は、ほとんど動揺に近い驚きがあった。
それは、アニメ「Wake Up, Girls!」を締めくくるとしたらこれ以上に相応しい曲はないほどの神曲だったからだ。
WUGが終わってしまう…!と危機感を覚えるほどの出来の良さだった。

作・編曲はMONACAの田中秀和。 「少女交響曲」に引き続き、ストリングスの響きが印象的で、きらびやかで壮大な世界観を作り出している。
イントロのヴォイス・コラージュなども特徴的。そして何よりも、すごくポップスっぽい。
なんというか、今まではあくまでもアニメソングという感じだったのだが、今回はとてもヒットチャートっぽい。他のアイドルさんの曲に混ざっていても遜色ない、というよりむしろ優ってるとさえ思えてくる。

それはこの曲のキャッチーなメロディと、歌詞も含むシリアスな世界観が、アニメっぽさを排しているせいかもしれない。
そんな世界観を創り出した大きな要素の一つは、辛矢凡こと監督・山本寛による歌詞だ。
インタビューでは、最初の劇場版主題歌「タチアガレ!」と対になる楽曲と語っていたが(相対するのではなく、セットになるという意味だと思う)、まさしくこれも絶望の中から立ち上がる歌だ。

それから、歌声の面から見てもとても聴き応えのある曲だ。
WUGを見たり聴いたりしていると7人全員の声が好きになってくるのだが(MVみんなキレイになってるけどいったいどうした!?)、特にこの曲では、吉岡茉祐、山下七海がフィーチャーされている。
サビ前のまゆちゃんの伸びやかな声、ななみんの間奏での「未来の永遠さに僕達は苦しむ」というフレーズは続劇後編の内容と重なる。

他にもひとつひとつのフレーズがとてもかっこよくて、改めてヤマカンの作詞力は本物だと思う。
「混沌(カオス)となったこの自由から逃げ出そう」なんて意味深な歌詞、みなさんはどう解釈しますか?

自由だけどカオス、そこから逃げ出そう…。その後には「未来の永遠さ」に苦しんだり、「幸せに裏切られ」たり…。
少年少女が大人になるにつれ味わう絶望、現実の厳しさに立ち向かうという意味だろうか?
でも「世界中の憎しみを全部僕が受け止めるから」と歌うことで、閉塞したまま終わりゆく世界そのものに対する応援歌のような感じもする。
まあ大は小を兼ねるというし、いろんなレベルでのBeyond the Bottomが含まれているのかもしれない。

「傷だらけになってでも必ず僕は君を護る。
それが僕には最後の生命の燃やし方だから」



カップリング曲は只野菜摘・作詞、MONACAの広川恵一の作・編曲による「地下鉄ラビリンス」。
こちらは「Beyond the Bottom」と対照的に楽しく元気な曲。
大都会・東京の複雑な地下世界を迷宮にたとえ、都会での生活を始めたばかりの女の子の気持ちを歌っている。
東京と明言はされてないけど、間違いなくそうだろう。(ちなみにリリース直前の12月6日に聖地である仙台で地下鉄東西線が開業したばかりだが、とてもラビリンスといった感じではない)

女の子の気持ちと書いたが、私自身も東京旅行に行った時にその迷宮ぶりに悩まされたので、誰でも共感できる歌だと思う。
「最短距離じょうずに行けない」し、「ちゃっかり乗りかえたりできない」し、「自分ではカフェにさえ入れない」んだよ!そうだそうだ!
よっぴーの「割りこんだりなんかもしたくない!」ってのすごく男前で惚れました。(ほんとに七瀬よっぴーらしくて好き)

個人的には、この曲を聴くと二次元のWUGさんが思い浮かぶ。
続劇で東京に進出し、仙台―東京間を行ったり来たりしているおイモちゃんな彼女たちの心境を歌っているのか、それとも新プロジェクトでI-1 clubと合併することで拠点を東京に移した彼女たちなのか…。
どちらにしても、東京での新生活に心躍らせるWUGちゃんの希望に満ちた表情が浮かんできて、こっちまで勝手に嬉しくなる曲だ。

ちなみにメンバーの永野愛理がダンスの振り付け、そしてタンバリンも担当してるらしい。こういう手作り感好きです。
ついにミュージシャンとしてデビューも果たしたWUGさん(笑)
今後は、作詞なんかにも挑戦してみてほしいなーと思った。


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Beyond the Bottom
Wake Up, Girls!
DIVE II entertainment / avex pictures, 2015

[CD]
Beyond the Bottom
地下鉄ラビリンス
Beyond the Bottom(Instrumental)
地下鉄ラビリンス(Instrumental)

[DVD]
Beyond the Bottom MV

リターナー

Returner

けっこう好きで、たまに見たくなる作品。

裏社会の仕事請負人が、未来から来た少女と出会い、宇宙人の技術をめぐって、チャイニーズマフィアと闘う。
体感時間を20倍に引き伸ばし、目にも留まらぬ速さでの行動を可能にする未来技術ソニックムーバーや、タイムマシンを「戦略時間兵器」と呼んだりと、男子の夢「こんなSFが見たかった!」が詰まっているSFアクション。

しかも邦画。さらに言うとオリジナル作品。
邦画のSFアクションで、これだけのクオリティを保ちつつオリジナルのストーリーを展開したの作品は、これを最後に出てないと思う。(あったら教えてください)
人気の原作の実写化という形なら面白いものから失敗作までたくさんあるけれど、オリジナルのストーリーでSFをやれたっていうのが、まず凄いことだと思う。

結末などは割と当たり障りがないというか、ベタというか、万人が見れる感じに無難に収まっていて、そこが残念でもあるけれど、監督が山崎貴であることを考えればあまり文句は言えない。
この映画の後に、「三丁目の夕日」とか「BALLAD」とか撮ってる人なので…。

金城武と鈴木杏のコミカルでほのぼのしたやりとりが良い。
杏ちゃんは少年のような少女の役にハマりまくってた。
岸谷五朗の演じたヤクザも素晴らしすぎる。最期とか凄い。
この映画のせいで金城武といえば裏社会の一匹狼のイメージ、岸谷五朗はヤクザのイメージ、鈴木杏は外ハネのイメージが刷り込まれてしまった。


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リターナー
(2002年/日本)
【監督】
山崎貴
【キャスト】
金城武
鈴木杏
岸谷五朗
樹木希林

ラスト・ボーイスカウト


ブルース・ウィリスが一匹狼の探偵に扮するハードボイルド・アクション。
この場合の「ボーイスカウト」とは健全な青少年の意味ではないみたいです。

冒頭で事件が描かれるが、これがけっこう衝撃的で、アメフト選手が拳銃を持ってピッチに入り試合中に発砲するというもの。謎だ。
この謎の事件とは別に、主人公があるストリッパーの護衛を引き受けるストーリーが始まるのだが、繋がりそうもない二つがだんだんと繋がっていくので爽快感があった。
ちなみにストリッパー役の女優はハル・ベリーということに後から気づくととても残念な気持ちになるので、今日はそれだけ覚えて帰ってください。

ブルース・ウィリスが強くて粗野で孤独でかっこよかった。
探偵というと推理とか知的なイメージもあるけど、この映画の主人公は足で稼いで拳で解決していくタイプ。
とにかく口も悪く…、というか夫婦の修羅場から物語始まるんですけど…((((;゚Д゚)))))))

悪役や、幼い娘なんかもキャラが立っていてけっこう面白かった。





ラスト・ボーイスカウト
(1991年/アメリカ)
【監督】
トニー・スコット
【キャスト】
ブルース・ウィリス
デイモン・ウェイアンズ
ノーブル・ウィリンガム
チェルシー・ロス
チェルシー・フィールド
ハル・ベリー

ブレックファスト・クラブ

ブレックファスト・クラブ

ピッチ・パーフェクト」の主人公が見ていた映画。
けっこう作中の重要なシーンで登場するアイテムなのだが、残念ながら「ブレックファスト・クラブ」を見たことない人にはどんな映画なのかまったく分からなかったので、もうこれは見るしかないなと。

物語は土曜日の朝、学校に生徒数名がやってくるところから始まる。
ガリ勉・スポーツマン・お姫様・不思議ちゃん・不良の5名は、それぞれ悪さをやらかして休日の図書室に集められた。
強権的な教師に罵られ、罰としてくだらない作文を書くハメになる。

まず最初に不良のかまってちゃんが炸裂し、お姫様がヒステリー起こしたりガリ勉が泣いたりとかメチャクチャに。
しかし、バラバラだった5人に不思議と少しずつ連帯感・仲間意識が芽生えていく。(嫌な教師の存在も連帯感の醸成に一役買ったかな)

罵ったりしながらも、次第に自分の心をさらけ出していく。
するとそこには誰でも共感できる家庭や学校への不満があり、お互いの心の裡を知った彼らはスクールカーストを飛び越えてつながっていく。

でも月曜になって日常が戻ってきたら君はどうする?

これがこの映画の面白い所だと思う。
みんな分かり合える。でも彼らにはそれぞれの居場所や役割が既に決まっていて、それを覆すことはできないのだ。
それが学校という箱庭の現実で、ひいては私たちの暮らす社会の縮図なのかもしれない。


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ブレックファスト・クラブ
(1985年/アメリカ)
【監督】
ジョン・ヒューズ
【キャスト】
エミリオ・エステヴェス
モリー・リングウォルド
アリー・シーディ
ジャド・ネルソン
アンソニー・マイケル・ホール
ポール・グリーソン

ザ・マシーン

THE MACHINE

たいして盛り上がりもなく終わってしまったイギリスのSFスリラー。

なんとなく地雷っぽい気はしていたのだが、ハリウッドのSF映画と比べるとやはりB級SFという感じがしてしまう。

人工知能が感情を獲得するおきまりの物語だが、インプラントされた脳損傷の人間とか出てくるからちょっとややこしい。
脳の損傷箇所を補うためのインプラント治療を兵士に施し、再利用するのだが、インプラント兵士は通常のコミュニケーションが取れず、それはまるで宇宙語を話す新人類のようだ。

そのインプラント治療とは別に、瀕死の重傷を負った女性を救うために、主人公は人工知能に彼女の意識をインストールする。
この技術はおそらくはインプラント技術を得る途中で手にしたノウハウが活かされているんだろうけど、インプラントではなく人工知能となると完全に別物という感じがする。
加えて人工知能が自然に意識を発生させたのではなく、その器に人間の意識をインストールしたわけだから、感情が芽生えるのも当然という感じで、何が凄いのかよく分からなかった。

物語の終盤で主人公の目的や基地内の人間の立場が変わるのは面白いが、あまりに自然に変わるので見所になってないのも残念だった。



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ザ・マシーン
(2013年/イギリス)
【監督】
カラドッグ・W・ジェームズ
【キャスト】
トビー・スティーヴンス
ケイティ・ロッツ
デニス・ローソン
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