感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2013年12月

2013年12月に見た映画とか&2013年に映画館で観た映画

12月に見た映画とアニメDVD等の一覧。

・「録画にて」はTV放映を録画しての鑑賞。

・「地上波にて」はTV放映をリアルタイムでの鑑賞。

・「@~~(映画館名)」は劇場での鑑賞。

・「○巻」はアニメシリーズのDVDでの鑑賞。

・何も付記されてないものはDVDでの鑑賞。





12/1  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語  @MOVIX仙台

12/4  オーシャンズ13  地上波にて

12/5  涼宮ハルヒの消失

12/8  少女たちの羅針盤  録画にて

12/8  愛のメモリー  録画にて

12/9  リベリオン

12/12  かぐや姫の物語  @フォーラム仙台

12/14  クリスマスのその夜に  録画にて

12/15  女王陛下のダイナマイト  録画にて

12/16  REDLINE

12/19  ファイト・クラブ

12/20  おおかみこどもの雨と雪  地上波にて

12/21  エイリアン  録画にて

12/22  GANTZ  録画にて

12/23  47RONIN  @MOVIX利府

12/23  ブルーベルベット

12/24  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

12/25  ゼロ・グラビティ  @チネ・ラヴィータ

12/28  GANTZ: PAFECT ANSWER  録画にて

12/29  アイアンマン  録画にて

12/29  ラブ・アクチュアリー





12月に見た映画の一覧~。
忙しい師走といわれますが、12月は21本鑑賞。映画のせいで忙しいのかw
映画館で鑑賞したのは、二度目の「まどマギ」略して「にどマギ」と、「かぐや姫の物語」、「47RONIN」、「ゼロ・グラビティ」の4本でした。
47RONINとゼログラの記事は来年に持ち越しします……。(まあ、やっぱり忙しいというわけでw)

おうち映画で面白かったのは、「涼宮ハルヒの消失」「REDLINE」「ファイト・クラブ」「おおかみこどもの雨と雪」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ラブ・アクチュアリー」など。
次点で「オーシャンズ13」や「愛のメモリー」「エイリアン」「アイアンマン」も楽しめました。

「エイリアン」シリーズの4作は昨年にDVDでチェックしてるんですけど、未だにレビュー書いてなかったですね……(笑)
なんか、お気に入りなのにレビューできてない映画とかけっこうあるので、来年からは見た映画を速やかに更新できるようガンヴァリマス!



2013年は計223本の映画を見ました。
(同時上映、DVD特典収録の短編作品、TVスペシャルは含みません)
そのうち、劇場での鑑賞は34作品、にどマギ含めると35回です。


2013年、映画館での鑑賞内容は以下のとおり。



1月ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(同時上映「巨神兵東京に現わる 劇場版」)
LOOPER/ルーパー
007 スカイフォール
2月みなさん、さようなら
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
3月アルゴ
ジャンゴ 繋がれざる者
クラウド アトラス
4月(映画館での鑑賞なし)
5月図書館戦争
探偵はBARにいる2
6月オブリビオン
リアル ~完全なる首長竜の日~
くちづけ
アフター・アース
7月(映画館での鑑賞なし)
8月スプリング・ブレイカーズ
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
ワールド・ウォーZ
タイピスト!
パシフィック・リム
宇宙戦艦ヤマト2199/第七章 そして艦は行く
9月ガッチャマン(同時上映「劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン」)
マン・オブ・スティール
風立ちぬ
キャプテンハーロック
許されざる者
エリジウム
10月サイド・エフェクト
トランス
怪盗グルーのミニオン危機一発
11月劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
キャリー
12月劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
かぐや姫の物語
47RONIN
ゼロ・グラビティ



今年もたくさんの映画を見ました。
昨年2012年の総鑑賞数が209本でうち劇場鑑賞数が29本でしたので、総鑑賞数が増えるのに比例して劇場鑑賞数も増えてますね。
35本を12ヶ月で割ると月平均3本、実際4月と7月は1度も映画館に行ってませんが、8月・9月で12本も観に行ったことで鑑賞数がアップしました。

世の中にはもっとたくさん映画館に行っている人が大勢いまして、自分なんて映画ファンとしてはひよっこですが、自分としてはこの辺が限界の数字ではないかと(笑)
もっと観たいという気持ちもあるんですが、2014年は少し減らしたいな……と。
良作映画を効率よく鑑賞したいという欲が少し出てきました。

でも、やっぱり映画館で映画を観ること自体が好きなので、財布や時間と相談しながら(時には相談せずに)映画館に通ってしまうんだろうなあ……(笑)

【アニメ】ガリレイドンナ 第十話

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ガリレイドンナ
第十話「時空金魚(後編)」

感想

すっかりレビューを忘れていました、ガリドン10話~♪
悪くないエピソードだったけど、今する話?(笑)


前回「時空金魚(前編)」で、最後の月のスケッチを集めたガリレオ三姉妹。
そこへやってきたメシェによって三姉妹は絶体絶命の危機に陥ります。
その時輝きだしたガリレオテゾロによって、ほっちーは16世紀後半のイタリアへとタイムスリップ。
先祖のガリレオ・ガリレイと出会い、もとの時間に戻るために、飛行機を一緒に設計することになります。


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 「時空金魚」の後編である今回は、ガリレオと飛行機を造るエピソード。
共に作業を進める中でほっちーとガリレオの間に友情以上のものが芽生え始めます。

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そしてようやく完成した飛行機に乗り込み、二つの時空がつながる前兆である雷雲の中へと突っ込む二人。
ガリレオがほっちーに伝えた言葉によって、ほっちーは、月のスケッチに添えられた恋の詩が、自分に宛てたものだったことを知ります。
そして、ほっちーもガリレオへの想いを伝え……。

この辺が、めちゃくちゃタイムパラドックスでしたね♪
ほっちーはガリレオの子孫であり、彼女が16世紀へと時間移動するキッカケを作ったのはガリレオの遺産であるテゾロと月のスケッチ。
しかし、ガリレオが月のスケッチに書き残した詩は、ほっちーに宛てたものであることが判明。

ほっちーに会う前のガリレオが何故ほっちーへ詩を残せるのか?
この不思議な時間の連環が始まったのはいつだったのか?
考えれば考える程わからなくなります(笑)

それよりか、当初は月のスケッチに詩などなくて、ほっちーがタイムスリップし、再び戻ってきた時に月のスケッチにガリレオのメッセージが浮き上がってきた(つまり歴史改変)、という展開の方が自然だし分かりやすいしグッとくるような気もしないでもない……。

今回のような歴史改変の無い時間移動だと、タイムスリップそのものがすべての時間軸において運命づけられていることになっちゃうんですよね。
時間が誕生した(宇宙が誕生した)瞬間から、ガリレオが未来人と出会って詩を残し、その詩を読んだ未来人がガリレオの下へタイムスリップする、ということが定められてるわけですかね?
うう……頭がいたい……。


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で、現代に戻ってきたほっちー。
なんと、三姉妹を襲ったミサイルは、そのまま!
あっさり三姉妹を救ったシシーニョ!えっ!?
その絶体絶命のピンチをなんとか回避するためのタイムスリップじゃなかったんかーい!(笑)

いやー、このアニメとことん予想を外してきますねー。
しかも予想の斜め上を出してくるわけじゃなく、「少なくとも当然そうなるだろ」って所で「少なくとも」すら出してこないという(笑)
結局、シシーニョがまた助けてくれるなら何のためのテゾロ発動だったのか……(←過去エピソードをやるためだッ)

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そしてついにインターポールの手に落ちてしまったガリレオ号。
あと1話で収集つくのだろうか、つかないだろうな……。
とても不安ですが、これから録画していた最終話見ます……。




私の2013年映画ベスト10!

年の瀬ですね、年末ですね。
いつもこの時期になると今年の映画を振り返ったりしてますが、今回は初めて映画ランキングなんてものを作ってみました。既にTwitterの方では呟きましたけどねw

順位つけるなんて大それたことをできるほど映画を知っているわけではないんですけど、実際やってみたら難しい反面、面白さもありましたね。
結局自分が一番満足できる映画ってなんなのか……ってね♪

私の2013年映画ベスト10

ランキングの対象は、僕が今年映画館で鑑賞した34本の映画のうち、昨年2012年に封切られた2本を除く32本。
特に採点方法などは設けずに気分でベスト10を選出しました。

それでは10位から順に発表していきます!
※順位横のタイトルをクリックするとレビュー記事に飛びます。
みろ、人がゴミのようだ!中盤まではすごくメチャクチャで良かったZ映画。Zとブラピと狂った世界。家族愛?知らねえなwww 
知的障害もった女性とその老いた父親に迫るタイムリミット。社会は健常者のために作られていて、障害者が生きるにはあまりに無情すぎる。そんな世界を自分は黙認してるという事実は忘れちゃいけない。
見所は漂流記の美しい光景やベンガルトラの精緻なCGだけど、漂流記終わった後のエピソードがニクい♪世に溢れる美談のうち何割が事実をそのまま伝えているのだろう。
輪廻転生じゃございません永劫回帰と申します。6つの物語の複合型ムービー。6人くらいの主要キャストが1人5役とか6役とか、実験的映画。ニーチェの永劫回帰を知れたのがよかった。
スケールのデカさが文句ナシにベストだったスペースSF。リアル3DCGの到達点。それをジャパンが作った事実。ケイのスピンオフを熱望。

5位 「ゼロ・グラビティ」

ひとつのアイディアを見事に昇華させた映画。音響・映像・物語すべてが他の映画と違うという感じがした。
そもそも原作が気に入って、いやそれ以前に栗山千明さまが好きで、栗山千明の柴崎麻子に期待してたら斜め上を行く満足度。入浴シーンあるし///榮倉ちゃんかわええし岡田キュンかっこええし。個人的には実写化の成功例かと。
これの前売り特典のトレカ5枚セットを入手できないまま年を越してしまいそう。カードを手に入れるまで、僕の中のパシリムは終わらない。※映画の感想ではありません。
待望の新編はどう受け止めればいいのか分からないほどの衝撃の展開。ガンバトルがメチャクチャかっこよくて二度マギした。もうなんかまどかたちを見てるだけで気持ちいいw 
日本よ、これが女子力だ!満足感のMAXに最も近かったのがこれ。大作でも感動作でもないけど、こういう手のひらサイズの娯楽映画はヘタなブロックバスター映画よりも楽しめる。ラブコメがベストなんて自分でも意外だが!



というわけで、ランキングは以下のようになりました。

【私の2013年映画ベスト10】
①タイピスト!
②魔法少女まどか☆マギカ新編
③パシフィック・リム
④図書館戦争
⑤ゼロ・グラビティ
⑥キャプテンハーロック
⑦クラウド アトラス
⑧ライフ・オブ・パイ
⑨くちづけ
⑩ワールド・ウォーZ

今年は35回も映画館に行きまして、これは自己最多記録。
しかし世の中には100本も200本も映画館で鑑賞している映画ファンが大勢いまして、そういう方たちのランキングと比べたらとても信憑性がアレですがw

ただ、満足度という点で、「タイピスト!」はとても満足できたのは確かで、ランキングを作るにあたって「何がベストだっただろう?」と考えた時に真っ先に思い浮かべた作品でした。
8月から9月にかけて、大作映画もそれなりに観たけれど、大作映画は大作ゆえに満足度の上限が高めになってしまって、「こんなんじゃ満足できないな~」という状態によく陥りました。
その反動で「手のひらサイズ」の映画に癒された2013年だったのかもしれません。



最後にワースト映画もお知らせw

私の2013年ワースト映画 「ガッチャマン」

ネタ映画として笑い飛ばそうと思ってもなおモヤっとする哀しさ。原作知らんけどその科学忍法はナイ…。止めの画でブレてるヒロインにキャストへの悪意が感じられる。続編は同じ話をぶり返す予定?

地上波登場を楽しみに待ちましょうみなさんwww

【映画】地球の静止する日

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地球の静止する日 (1951年、アメリカ)

【監督】
ロバート・ワイズ
【出演】
マイケル・レニー
パトリシア・ニール
ヒュー・マーロウ
サム・ジャッフェ
ビリー・グレイ
フランシス・ベイヴィア
ロック・マーティン

あらすじ

ワシントンD.C.にある日突然、銀色の円盤が着陸し、人々の見守る中、奇妙な服を着た男が現れた。彼の名はクラトゥ。宇宙人であるクラトゥは、ロボットのゴートを連れ、あることを人類に伝えるために地球へやってきたのだ。クラトゥは、すべての国の代表者が集う会議の開催を要求するが、アメリカ大統領の秘書官には不可能だと断られ、政府施設に監禁されてしまう…。

感想 (2013年7月2日、DVDにて鑑賞)

キアヌ・リーブス主演の「地球が静止する日」のオリジナル版を見てみました。
タイトルはちょっとだけ違くて、「地球の静止する日」。

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@yucke_super_dry
「地球の静止する日」
地球「が」ではなく地球「の」静止する日です。古い方です。キアヌ出てない方です。白黒です。UFOから二枚目が降りてきて、言いたいことがあるから世界中の代表を全て集めろと。それは無理だと答えたら、じゃあ言えないよ、と。
posted at 00:26:42

@yucke_super_dry
「地球の静止する日」
高名な学者と出会い宇宙人であることを証明するために地球上の動力を無効化する。つまり地球が静止した。脅威に感じる政府・軍。クラトゥは世界中の学者たちが集まる会議へ向かうが…。
posted at 00:33:28


リメイクの方だと、地球滅亡の危機が回避された瞬間、世界中が時が止まったように静かになった…という描写がありまして、それが「地球が静止する」ということ。
オリジナルの方だと、宇宙人クラトゥが最初から最後まで友好的な宇宙人で、特に危機とかないです(笑)

地球が静止するのは、クラトゥが自分の身元を証明するために地球上の動力を無効化するシーン。
車や電気、様々な動力が突然停止してしまうんですが、クラトゥは良い宇宙人なので、航空機などの止まったら人死にが出るような動力は止めてない…らしい。
それもほんのわずかな間ですが、オリジナルの「地球の静止する」はそういう意味だったんですね。

時代が変わるとこんなにも解釈や表現が変わるんですね。
ちなみに、クラトゥと行動をともにすることになる女性とその子供の存在はオリジナルとリメイク共通です。

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@yucke_super_dry
「地球の静止する日」
「宇宙に出てまで戦争する気なら容赦しねえよ?」ってことを言って帰ってく宇宙人。制作された時代的に冷戦とか核の恐怖とかがあったのかな…。クラトゥを敵国のスパイと考える人たちもいた。リメイク版は、そういう社会不安じゃなくて、愛の尊さを描いたわけですね。
posted at 00:40:13





【映画】スペース・カウボーイ

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スペース・カウボーイ (2000年、アメリカ)

【監督】
クリント・イーストウッド
【出演】
クリント・イーストウッド
トミー・リー・ジョーンズ
ドナルド・サザーランド
ジェームズ・ガーナー
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ジェームズ・クロムウェル

あらすじ

かつてアメリカ空軍に<ダイダロス>という伝説的なテストパイロット・チームがあった。彼らは初の宇宙探索のために訓練していたが、NASAの介入によってロケットを発射することは叶わなかった。それから40年、チーム・ダイダロスの一員だったフランクに、ロシアの旧式の宇宙衛星<アイコン>を修理してほしいとNASAからの依頼がくる。NASAへの恨みをまだ持っていたフランクは、宇宙での作業をチーム・ダイダロスで行うなら、と条件を出し、昔のメンバー、ホーク、ジェリー、タンクを集めるが……。

感想 (2013年6月27日、DVDにて鑑賞)

クリント・イーストウッド監督主演のSFドラマ。



@yucke_super_dry
「スペース・カウボーイ」(2000年、米)
一度は宇宙を諦めた老人たちが、再び宇宙を目指す話。イーストウッド監督作にしては明るく楽しい雰囲気じゃないですか?イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、Dサザーランド、Jガーナーの4老人に加えて敵対するNASA責任者のJクロムウェル!
posted at 19:16:36

@yucke_super_dry
「スペース・カウボーイ」
宇宙を夢見て訓練する地上での幸福な時間。終盤ではちゃーんと宇宙に行く。目的は通信衛星の修理だがここで一波乱。宇宙パートでは妙にかっこよかったのがちょっとな……。実戦でも老いを出してほしかった。あ、無重力だからいきいきしてるのかそうかそうですか。
posted at 19:20:35


おじいちゃん、と言っても過言ではない年齢のオジサマたち4人が、若い頃に一度絶たれた宇宙への夢をもう一度燃え上がらせ、NASAの宇宙飛行士として訓練を積む…という物語。
ユーモアたっぷりの映画で、おじいちゃんたちがヒーコラ言いながら頑張る姿が面白いですね。

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誰でも「一度は宇宙に行ってみたい」と思うはず。
でも、それが具体的に宇宙飛行士となると「自分にはムリだ」と諦めてしまう…というのがほとんどだと思います。
宇宙飛行士にならなくても、「安く安全に宇宙旅行ができるなら、したい」という気持ちは誰にでもあると思います。

そんな人々の心の奥にある「宇宙への夢」を映画という形で表現しようという作品はけっこうあるんじゃないかと…。
「庭から昇ったロケット雲」は、農夫が自力でロケットを組み立ていつか宇宙へ行こうと夢見る物語。
「アルマゲドン」も、石油採掘のスペシャリストたちが全然ジャンル違いの宇宙飛行士に挑戦する話ですから、ユーモラスな設定の中に、僕らと同じ視点が隠されてるんですね。

そんな意味では、この「スペース・カウボーイ」も、(彼らはかつて空軍のパイロットだったけど)今ではすっかり老いて普通のおじいちゃんになってしまった主人公たち(つまり一般人)が、宇宙に挑戦するという構図になっています。
なので、ある意味で僕らの視点から宇宙への夢を描いているわけで、そこに面白さや共感できる部分があるのだと思います。


さて、この映画、いったいどこに落とし所を見つけるのかな、と思いながら見ていたら、なんとキッチリ宇宙まで行くんですね。
重力から解放されて急にカッコよくなるジジイたち(笑)
トミー・リー・ジョーンズなどは少々カッコつけすぎでしたねー♪

コメディと言っても通るくらい明るい映画でしたが、終盤のとある展開はやっぱりなんだかイーストウッドらしいものがありました。

イーストウッドとクロムウェルの喧嘩が見れます(笑)




【映画】スローターハウス5

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スローターハウス5 (1972年、アメリカ)

【監督】
ジョージ・ロイ・ヒル
【出演】
マイケル・サックス
ロン・リーブマン
ユージン・ロッシュ
シャロン・ガンズ
ヴァレリー・ペリン
ロバーツ・ブロッサム

あらすじ

ビリー・ピルグリムは第二次世界大戦で戦い、戦後はアメリカの中産階級の一員として成功をおさめた平凡な男だが、一つだけ彼には常人とは違うところがあった。彼は時間を移動し、自分の人生の過去と未来を何度も追体験するのだ。ある時は、自分を誘拐したトラルファマドア星人のドームの中で美女と共に過ごし、ある時はドイツ軍捕虜になりドレスデンの仮設収容所・第5屠殺場で閉じ込められていて……。

感想 (2013年6月26日、DVDにて鑑賞)

カート・ヴォネガットのSF小説を映画化した作品で、1972年のカンヌ国際映画祭審査員賞などを受賞してます。
難解な不条理SFって感じ。



@yucke_super_dry
「スローターハウス5」(72年、米)
時間を超越した男の幻想的通り越して不条理な人生を描く。原作未読なのでもうこれもわけわからんw書斎で執筆していた男が急に第2次大戦時のドイツへ。次のシーンでは戦後のアメリカで妻や子供たちといる。ある時は異星人に連れ去られたり、なんだこれー。
posted at 19:07:30

@yucke_super_dry
「スローターハウス5」
題は「第5屠殺場」の意。捕虜としてドレスデンに送られた男は、美しい古都と連合国の爆撃後の廃墟を見る。このシーンが一番何か言ってそうなんだけど、いったいなにをいっているの?(笑)自分の死すらも既に視てる男の諦観にも似た何か……。
posted at 19:10:23


冒頭は邸宅の書斎で執筆中の主人公が映し出され、しかし唐突に第二次大戦時のドイツへと舞台が移ります。
そして、再び現代に戻る…わけではなく、次々と舞台が変わり続けていくという物語。

これは一人の男の人生を時系列をいじくって描写する映画の手法ではなく、どうやら主人公自身があらゆる時間をぐちゃぐちゃに体験している…ということらしいのです。
つまり、物語としての時系列はまったくいじられてない(笑)
主人公の体に起こる時間の流れが常人と違うんですねー。

彼の人生のある時点では、突然現れたUFOによってトラルファマドア星に連れ去られ、そこでトラルファマドア星人と同じような時間感覚を手に入れるらしく、どうやらその時点から主人公が全ての人生時間を同時に認識するという事象が起こったようですが…。

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まあ、そんな些細なことよりもこの映画が何を言ってるかですよね。
正直、何を言ってるのか分かりませんね(笑)

スローターハウス5(第5屠殺場)とは、ドイツ軍の捕虜になった主人公たちが収容された仮の収容所のこと。
美しい古都ドレスデンに収容された主人公の視点から、ドレスデン空爆の悲惨さも描かれたりします。
原作は、ドレスデンの悲劇を世に知らしめることにも一役買ったそうです。

ただ、単に反戦映画と言うには余りにも数奇な主人公の体験の数々…。
そして、彼の口ぶりからはどこか人生に対しての諦めも感じ取れるんですよね。

主人公にとっては既に自分の死の瞬間も、自分が人生で何を成すのかも全て見えているわけですからね。
全てをクールに受け入れるような所がありました。
まあ、不思議な映画です。




【アニメ】銀河機攻隊マジェスティックプリンス

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銀河機攻隊マジェスティックプリンス

【監督】
元永慶太郎
【シリーズ構成】
吉田玲子
【キャラクターデザイン】
平井久司
【声の出演】
相葉裕樹 (ヒタチ・イズル)
浅沼晋太郎 (アサギ・トシカズ)
日笠陽子 (クギミヤ・ケイ)
井口裕香 (イリエ・タマキ)
池田純矢 (スルガ・アタル)
沢城みゆき (スズカゼ・リン)
伊藤静 (テオーリア)
緑川光 (ジアート)
東地宏樹 (シモン・ガトゥ)
【アニメーション制作】
動画工房
オレンジ

あらすじ

地球暦2110年。宇宙へ進出した地球人類は数多の資源小惑星を手中に収め繁栄を築いていた。しかし、木星圏に現れた謎の勢力<ウルガル>の攻勢によって戦線は後退し、地球は存亡の危機に陥る。その頃、遺伝子操作で宇宙に適応できる人類を生み出そうとする<MJP計画>によって生み出された少年少女5人組<チームラビッツ>が、最新鋭の戦闘デバイス<アッシュ>に乗り込み、全地球防衛軍<GDF>艦隊の撤退の盾として前線へと送り込まれる。個々の能力には秀でているがチームワークが悪く、<ザンネン5>という不名誉な異名を持つ彼らの運命は……。

感想

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かなり遅くなってしまいましたが、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」のレビュー行きます。
今年2013年の4月から9月にかけて全24話が放送されたロボットアニメ。
春アニメのロボットものは、この「マジェプリ」か「革命機ヴァルヴレイヴ」の二強って感じでしたね。
ヴヴヴは見れる環境じゃなかったので、マジェプリのチェックとなりました。
(つってもマジェプリも放送終わってからまとめて録画消化したんすけどね……)

監督は「刀語」などの元永慶太郎。
キャラデザは平井久司で、こちらは「ガンダムSEED」で見たことある気が。
吉田玲子は「けいおん!」のシリーズ構成も務めた人で、そうかマジェプリの日常シーンの多さ、そしてフワフワしたボケツッコミの数々はこの方のカラーが出た結果なのかな?

ガンダム好き・ロボット好きを自認している僕ですが、けっこう久しぶりのロボットアニメでしたね。
……え、エヴァ?……あ、あれは、人造人間じゃないですかっ!(汗;
……え、ヴァイパーズ・クリード?あ、すいません完全に忘れてました……(汗;



■高速ロボットバトルがアツい!

ロボットバトルがカッコよかったですね~♪
速いんですよね、目にも留まらぬ速さでガイーンガイーンです。
録画のために画質が少し落ちるのが本当に悔しかったです……。

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第1話「出撃」は二度見てもカッコよかったですし♪
学徒である主人公たちが前線に送られる所から初戦闘で敵を撃退する所まで1話で描き切っちゃうすごさ。

第8話「ケレス大戦」は、GDFの大艦隊を交えた大規模戦闘でアツいです。
物語としても、宿敵となるジアートとイズルが邂逅する重要な回。前半の山場ですね。

第14話「アッシュの影」あたりでレッド5変形!うーん!まだそんなに通常形態見慣れてなかったのに!
それに呼応してジアートの機体も変形。
イズルは闘争本能が覚醒して、物語は別のステージへ……。
切り結ぶ二つの機体の周囲を視点がグルグルと回る素晴らしい映像は、アニメーション技術の進歩ですね♪

第17話と第18話の「都市学園防衛戦」前後篇は地上戦。ラベンダー畑での高速戦闘です。
富良野かよ!?とツイートしたんですけど、調べたらグランツェーレ都市学園は北海道・富良野にある設定(笑)
レッド5とブルー1がウルガル軍団長をザクザクするのが、なんかマジェプリぽくない!(笑)
なんだろ、平時のフワフワ感と戦時のシャキッとした感じ……?

ラスト3話はウルガルのゲートを破壊する総力戦。
さすがに面白い内容でした。特に最終話の挿入歌!(後述)

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あえて戦闘シーンに文句をつけるなら、タクティカルな面での面白味が足りなかったですね。
近接戦闘のブルー1、管制を務めるパープル2、高速遊撃担当のローズ3、遠距離砲撃のゴールド4、前衛指揮官機であるレッド5と、明確に役割分担はされているんですが、それをあまり意識して見ることはなかったかな、と。
なんつーか、結局イズル・アサギ・タマキは前衛で、スルガ・ケイは後衛……くらいの位置づけしかできてなかったかな、と。

それぞれのキャラ・機体が活躍する回はもちろんあるんですが、そもそもフォーメーションというものをしっかり描いた回はなかったかな……と思います。
イズルはリーダーなのに戦術考えたことなさそう……。

艦隊の場合も同じで、敵部隊と味方艦隊の位置関係などが艦橋のモニターで一瞬映されるだけでしたね。
ゴディニオンの仕様なのでしょうがないんですけど、弾が尽きたら武器を射出とかですね、エネルギー切れかけたらピット艦で回収して補給とかですね、その間戦線を支えるのは誰なのさ?って感じでした。
戦術面での駆け引きなども描かれればもっと面白かったと思います。



■ユルユルな星間戦争?

いや地球の存亡が懸かっているのでけして呑気に戦ってるわけではないんですけどね。
でも、シリアスの最中でもギャグを入れてくるような感じでね。

戦闘中もザンネン5の掛け合いがあったり……。
スズカゼ教官は上官の隣でアメ舐めてたりとか。ブリーフィングの終わりにアメ配ったりとか。
アンジュなどは存在そのものがギャグですからね。戦闘中うるせー(笑)

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日常シーンに至っては、もう完全にリラックス状態ですよ。
チームメイト同士のやりとり、戦闘母艦ゴディニオンのクルーたちとのやりとり、異星人のお姫様との会食の席がお好み焼き屋だったりと……。そもそも拠点となる宇宙ステーション内部に現代風な商店街ですからね。2110年ってェ……。

まあ、挙げればキリがないんですがそういうユルユルなアニメなんですよね。
スルガの髪型が物語っているように、適度に気の抜けた、脱力系ロボットバトルアニメです。

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ただ、GDFと各国のアッシュ開発技術を巡るやりとりとかはシリアスでしたし、ウルガルとの戦争が終わった後に人類同士での戦争が勃発するのではないか?という懸念もありました。
ゴディニオンが絡んでこないところではシリアスなんですよね(笑)



■ヒーローとは?

天然系の主人公ヒタチ・イズル。
ヒーローに憧れ、自作のヘタなヒーロー漫画を周囲に見せる彼のヒーロー道とは?

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前半こそ、ヒーローについての言及がありましたが、後半、特に終盤はその要素はどっか吹っ飛んじゃってたような気がしますね。
「ヒーローは失敗した時、8割ぐらいの確率で生還するんだ」とか「ヒーローは仲間を信じる」とか、まあそれってヒーローじゃなくてもできるだけ生還しなきゃだし、仲間は信じないとね、ヒーローとか関係なく、ね♪

結局この「ヒーロー」という要素は消化不良だったと思うんですよね。
ヒーローに憧れる少年がいかにしてヒーローへと成長するのか、というフリだけしておいて、彼に与えられた「リーダー」という役職、そして終盤は遺伝子に封じられた闘争本能との闘い、といったものが全部イズルにのしかかってきたような……。

イズルの奮闘にヒーローの姿を垣間見ることはできますが、ほとんどのロボットアニメの主人公は言わずともヒーロー的だし、わざわざそれを主人公に言わせた意味はなんだったのか……。
アムロやシンジは「ヒーローになんかなりたくない」のに無理矢理に戦わされ、そこがドラマになるわけですが、じゃあその逆の方向性をイズルを通して描けていたのかは疑問です。

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さらに「ザンネン5」という要素もなんだかなあ……。
戦績におけるザンネンっぷりは序盤で払拭……。
私生活などでの性格的なザンネンっぷりは全編通して描かれてましたが、そもそも周囲の脇役たちもなんだかザンネンな感じで、特にチームラビッツのザンネンっぷりが際立ってなかったんですよね。(アンジュだのガッカリ3だのw)

むしろそのザンネンっぷりというかボケツッコミがマジェプリのカラーでしたよね。
いつの間にかそれ自体がこのアニメのウリになっていて、そして戦闘では見事なチームワークを早い段階で確立してしまっています。
一体なにがザンネンだったのか……という状態でした。
そのくせザンネンを克服したという気はしないんですよね……。



■少年少女たちの青春

遺伝子操作によって戦うために作られたこと、記憶を消されて兵士養成学校で訓練してきたこと……。
当然、心の葛藤もあるにはあるんですが、あまりシリアスにはならず、割と簡単にスッと流すなり受け入れるなりしてしまう……。(イズルは最終話でも「お兄ちゃん♪」とか言ってるし……)
全部ひっくるめて、青春という言葉で表現してもよさそうですね。

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一応、恋愛模様も描かれるんですが、このシリーズでは決着はつかず。
テオーリア←イズル←ケイ←アサギ(←ピットクルーの幼女アンナ)という複雑な相関図なので、進展があれば盛り上がったと思うんですけど……。
てか24話あって進展しなかったんだよ、このアニメ……(汗;

割と思慮深い方のケイとアサギは、想い人絡みでなにかと表情を変えるので楽しませてもらいましたね。
イズルのことを心配するケイ、そんなケイの想いを察して胃を痛めるアサギ。
極めつけは16話、イズルが心配でアサギに同行してほしいケイの「アサギ……お願い」!
これ言われたアサギの心中察するに余りある……。

2期ではもっと進展させてほしいですね、というか進展させなきゃ話にならないですよ。
恋愛模様に端を発するチームワークの乱れとかあって然るべきだし、このままナカヨシ5のまま2期もやられたんじゃさすがに飽きると思います。
(2期がある感じで書いてますが現時点で未決定です)



■キャラクター……

同じく平井久司キャラクター・デザインによるアニメというと、「機動戦士ガンダムSEED」とその続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」しか知らないんですが、けっこう前の作品だからあまり参考にはならないかも。
ガンダムSEEDは真面目な作品(笑)だったので、硬派にまとめられていましたが、マジェプリだとかなりフザケているというか……。
整備長のムダにデカイおっぱいのムダな露出とかがフザケてる一例w

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そのフザケ具合がマジェプリらしさなんですが、キャラクター・デザインの面ではけっこう地味目だったかな、と……。
特に女性陣、アニメ業界全体が萌え寄りにいってる中で、ケイ・タマキ・スズカゼ教官のデザインはちょっと物足りないですよね。
テキトーに言ってしまうと女子力がイマイチ足りない(笑)

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タマキの低身長に巨乳というアンバランスなスタイルも、エロというよりはギャグでしたし……。
飴と鞭を一人で使い分けるスズカゼ教官は、マジェプリのセックスシンボルになると当初思ったんですが、あっという間に見慣れてしまいました……。
テオーリアさんなんて、なんでいつも谷間見せてるのかそっちのが気になってしまうし(笑)
で、個人的にケイを推してるんですが、それにしたってイズルやアサギとの三角関係がチラつきだしたために魅力が出てきただけの話で、デザインそのものは地味ですよね。切れ長の目とかは好きですけど。

「かっかわいい……///」というよりか、徐々に愛着湧いてくる感じのマジェプリ女性陣でした。

↓ベスト・オブ・スズカゼ♪
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柿の種w↑


キャラ設定、というかキャラの多さもある意味ギャグでしたね。
ゴディニオンの整備士たちの多さ(笑)
アッシュ1体につき専属整備士3名(なぜかパープル2だけ4名)がいて、それぞれ個性的な3人組になっているという、ね。
整備士16名にそれを束ねる整備長で総計17名……。なぜここまで整備班が巨大になってしまったのか分かりませんが、とりあえずパイロットも含めたゴディニオン乗員の半分は整備班でできています。

さらにチームラビッツのマネージャーに、食堂のお姉さんなど、それ本当に必要なのかという人物までもが、最終決戦の舞台にまで同行するわけで……。
主人公は「みんなは僕にとって家族なんだ」とか言い出すおかげで一応の言い訳はつけた感じですが、それ、もっと小規模でも言えますし……。

対するウルガルの人の少なさ(笑)
皇帝と軍団長の7名しか登場せず、クローンの一般兵が2,3度映っただけでしたからね。
ウルガル寂しいわ、絶対寂しいわ、そりゃ寂しさ紛らわすために多種族を狩るわwww



■主題歌良かった♪

マジェプリのPVを見た時点で、好きな石川智晶の曲が使用されていたので視聴を決めたというのもありますね。
第1クールのOP曲は昆夏美の「私は想像する」で、これは石川智晶の作詞作曲です。
声質はちょっと違うけど、独特のメロディとか歌詞は石川智晶ワールドでしたね♪
でも、このOP曲から受けるシリアスなイメージは本編にはあんまりないわけですが(笑)

石川智晶はこのアニメシリーズで存在感を放ってまして、第1クールのOP曲提供、ED曲「サヨナラっていう」担当、第6話で使用された挿入歌「ココロ」の作詞作曲……。
第19話の特別ED曲「Respect Me」は、チームドーベルマンの悲劇とリンクさせた神EDでしたね。

そして最終話の挿入歌「その逆」とかもうね!
ここで新挿入歌出して来ますかと!Aメロが神!
てか、「その逆」とか!「私は想像する」とか「サヨナラっていう」とか!(笑)

いやもうね……シングルの「サヨナラっていう」(「その逆」も収録)を買おうか、先日発売されたマジェプリのサントラ(他の挿入歌もフル収録だそうです)を買おうか、悩む~……。
だって劇伴の方はそんなに好きじゃないしな~……。
石川智晶の次作アルバムを待つという手もありますが……。


石川智晶が関わってない主題歌もけっこう良くてですね、第2クールOP曲の「PROMPT」とかやっぱり良いですね。
イントロがとても美しくて切ないんですけど、そこから意外に明るいサビになっていくのは、マジェプリらしさですね。

キャラソン的なEDもありましたし、主題歌・挿入歌合わせると9曲もあるんですね。(キャラソンも別にあるようです)
ロボットバトルだけじゃなく、音楽面にも力を入れていたことが分かりました。

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↑とりあえずジアート貼っとくw



■二期で描くべきことは?

二期あるのかないのか、できるのかできないのか、世間が求めているのか求めていないのか不明ですが、とりあえず第24話のエンディングだけでは消化不良となる内容でした。
いろんな伏線が未回収ですからね。てっきりエンディング直後に第二期の発表あるのかと思って見てたけど無いし(笑)

遺伝子と進化の話が絡んでるのに、主人公が闘争本能を制御できるようになった所で終わり。
侵略者の撃退も一時的なものに過ぎないし。
なにより二期がないならテオーリアさんがシモン司令を助けた意味が無いw
主人公たちの恋愛模様も棚上げ状態だし、ヒーローという存在についてもほとんど描かれてなかったんじゃ……。

そんなわけで二期が実現しないままプロジェクト終了となれば、こんなに微妙なロボットアニメもないわけですが、でもかと言って、二期でどんな展開になるのかと言えば、そんなに期待できるようなものでもないような気がするのが哀しい(´・ω・`)

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主人公の覚醒や機体の変形はすでに描かれています。
最終話で内なる声に勝ったイズルはある意味もう最終形態ですよね、主人公として。
ここからまだ成長を描く余地があるのか疑問。

恋愛模様については当然進展あるでしょうが、なんとなくアサギが胃を痛めるんだろうな(´・ω・`)
このアニメ、少なくとも一期では恋愛関係に力入れてなかったと思うので、二期になって突然頭のなかがラブ一色になるのもそれってロボットアニメとしてどうなの?という思いもあるし(笑)

GDFと各国の政治的な駆け引きが、24話後の世界にどう影響与えたのかは気になるところですが、結局は再来するウルガルに備えてまた一致団結して、という感じでしょうね。
ウルガル以外の敵というのがちょっと考えられなくて、少なくとも二期の敵勢力も異星人だろうと。
人間同士で殺しあうとか考えられないよねマジェプリでは。

時間をちょっと進めて主人公交代という手が一番希望が持てるかもしれません、個人的に。
あくまでこの一期はマジェプリ・クロニクルのエピソード1だったという位置づけなら、中途半端な最終回にもある程度納得できますね。
ほら、時間をおけばスターローズももう一個建造できるし!


ただ、王道と言えば聞こえは良いですが、けっこうベタベタな内容でもあったので、二期あるとしたら何かを突破口として殻を破っていってくれないと飽きちゃいそうですね。
バトルかっけ~え!がいつまで続くか心配ではあります。
それなりに楽しめたアニメでした♪

あと、二期とか以前にキット化切望ー!!



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【自作曲】OCT STR OST

久しぶりのオリジナル曲です!


OCT STR OST



今作は初めてスマホで作曲したものになります。
iPhoneのGarageBandというアプリで作りました。
そのアプリからアップロードしたので画像はこんな感じです(笑)

まあ、GarageBandでの最初の曲ということで、自動演奏機能とか使ったりで、あまり打ち込みはしてません(^O^;)
「おお!こんなこともできるのか!」「おお!この音カコイイ!」と楽しみながら作りました。

今後もスマホを利用していろいろ作っていけたらと思います♪
感想など、是非に♪




「シックス・デイ」家に帰ったら自分が居て家族に誕生日を祝ってもらっていた!?

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シックス・デイ
(2000年/アメリカ)

【監督】
ロジャー・スポティスウッド
【出演】
アーノルド・シュワルツェネッガー
トニー・ゴールドウィン
ロバート・デュヴァル
マイケル・ラパポート
マイケル・ルーカー
サラ・ウィンター
ウェンディ・クルーソン
ロドニー・ローランド
テリー・クルーズ

*あらすじ

2010年、クローン技術の発達によって人間の生活は豊かになっていたが、神が6日目に人間を創ったとされる創世記にちなみ、人間のクローンを造ることは「6d法」によって禁止されていた。ある夜、仕事を終えたヘリコプター操縦士のアダムは、家族の待つ自宅へと戻った。しかし、そこにはなんともう一人の自分がおり、家族と自分の誕生日を祝っていたのだ……。

*感想(2013年6月20日、DVDにて鑑賞)
続きを読む

【映画】サブリミナル

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↑エヴァ・グリーン改め、エヴァレッド!(言わない言わないw)

サブリミナル (2008年、イギリス)

【監督】
ジェラルド・マクモロー
【出演】
ライアン・フィリップ
エヴァ・グリーン
サム・ライリー
バーナード・ヒル

あらすじ

ロンドン。結婚式が突然中止になった落ち込むマイロは、初恋の相手サリーによく似た女性を見かけるが……。母親とうまくいってないエミリアは、自ら救急に通報した後、薬を飲んで自殺未遂を図り、病院に担ぎ込まれる……。また、ピーターは病院から失踪した息子を探し求めていた。一方、教会がすべてを支配しているミーンワイル・シティでは、ジョン・プリーストという男が、教団デュプレックス・ライドに誘拐された少女を探しつつ教祖インディビジュアルを殺害する機会を窺っていた……。

感想 (2013年6月19日、DVDにて鑑賞)

イギリス発の心理サスペンス。(と言っていいのか…)
日本での劇場公開はなく、DVDスルーとなった作品です。
たしかにコレを買い付けるのは勇気がいると思います。


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@yucke_super_dry
「サブリミナル」(2008年イギリス)
あなたが見ているものは現実か?現代劇とファンタジーがごっちゃに描かれる序盤からずっと4人の主人公すべてが幻惑を見てるような感じ。最初まじで何がなんだか分からないwエヴァさん柔らかそう。
posted at 18:37:59


物語は4人の人物の視点から描かれ、その一つ一つは互いに繋がりが無い状態で始まります。
結婚式直前で破局し、絶望に打ちひしがれる男マイロ。
何度目かの自殺未遂で病院に運び込まれるエミリア。
行方を眩ました息子を探して歩く初老の男ピーター。
そして、彼が一番不思議なんですが、ミーンワイル・シティというファンタジー世界に生きるジョン・プリースト。

これら4人の人物のエピソードが次々と切り替わっていくわけですが、最初はその関連性が何も見えてこないんですよね。
特に異世界なんて異物がどう現代ロンドンを舞台にしている他の3つのエピソードとつながるのか…。

主人公たちはみんな深刻な顔だし、エヴァ・グリーン演じる女性もなんだか鬱だし…。
しかし、最終的にはその絶望感こそがこの作品に必要なものだったとわかってきます。

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@yucke_super_dry
「サブリミナル」
心に傷を負った者たちがそれぞれに心の傷を埋めようとして幻想を作り出す。それは昼間でも異世界でも実体として現れる。脳がそう認識する。面白いのは、それらが一つの事件として最後に収束する。
posted at 18:42:22


まあ、ネタバレしちゃってますが、要するに物語の半分くらいは幻想なんですね。(キャッチコピーで「あなたが見ているものは現実か?」ってあるので許してくださいw)

ただ脳科学云々というのは一切語られてなくて、あくまで「心が生み出したまぼろし」というわけで。
そういう意味では最終的に夢から覚めていく登場人物たちの心は、救われたと言ってもいいんでしょうね。

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最後には納得のいく回答があります。
あのミーンワイル・シティも一応他の3つのエピソードとつながります。
…というか、むしろミーンワイル・シティによって結末に導かれます。
街路の一角で4つの心がようやく出会う展開はなかなか面白かったです。

ただ、「サブリミナル」って邦題は意味が分かりませんけどね(笑)
(あと、サスペンスと紹介しましたが、SFの棚に置いてありますのでwww)




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