感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2013年06月

【映画】パニック・ルーム

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パニック・ルーム (2002年、アメリカ)

感想 (2013年1月26日、TV録画にて鑑賞)

寝室の隠しシェルター<パニック・ルーム>に籠城する母娘と、シェルターの中の金庫を狙う強盗三人の攻防を描いたサスペンス。

監督はデヴィッド・フィンチャー。
「ソーシャル・ネットワーク」や「ベンジャミン・バトン」などの落ち着いたトーンから比べると、本作はけっこうドタバタでグダグダでニヤニヤ(笑)

主演は、強い母親を演じさせたら一級品のジョディ・フォスター。
か弱い娘を守り、強盗相手に奮闘します。
娘役には、「トワイライト」のクリステン・スチュワート。
公開当時は中学生くらいの年齢で、まだまだ華奢ですねー。持病を抱えてる設定もあるせいで、なんだか青っちろい女の子です。セリフはなんだか辛辣でしたが(笑)

強盗役には、フォレスト・ウィテカー、ジャレッド・レト、ドワイト・ヨーカム。
パニック・ルームの構造に詳しい技術職と、計画を立てたちょっと抜けてる言い出しっぺ、そして人を殺すことを何とも思ってない危険な男、の三人組。


離婚して間もないメグは、元夫に買わせた家に娘と一緒に越してきます。
しかし、引っ越してきた日の夜、三人の強盗がメグたちがいると知らずに押し入ってきます。
強盗たちの目的はパニック・ルームに隠された金庫。
強盗に気づいたメグは娘と二人でパニック・ルームに逃げ込みますが……。


ハラハラドキドキのサスペンスという体で見るのが普通なんでしょうが、改めて見てみると犯人たちがけっこうマヌケで笑えますね。
まず序盤、空き家だと思ってたのに住人いるというところでつまずきますからね(笑)
その後も母娘をパニック・ルームから出てこさせようと、いろいろやりますが徒労に終わります。

母娘の方も、突然の珍客に慌てて隠れたために、パニック・ルームの中でアレがないコレがないと困る羽目に。
まあ、まず引っ越し当日で荷物整理すらしてないですからね。運が悪いというか……。

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心理的な駆け引きというよりは、ほとんど実力行使。
強盗が下の階に降りてるから今なら外に出られる→やべえ、見つかった!→待てえー!……てな感じで、けっこうグダグダなシーンもあります。
ただ、そのグダグダも心地良いグダグダで、なんだかニヤニヤしてしまいましたね(笑)




【映画】ブロークバック・マウンテン

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ブロークバック・マウンテン (2005年、アメリカ)

感想 (2013年1月24日、DVDにて鑑賞)

アン・リー監督作品2本目にはこれを見ました。
男性同士の20年に渡る愛の物語を描いた衝撃作「ブロークバック・マウンテン」です。

主役となる二人のカウボーイを演じるのは、「ダークナイト」のジョーカー役が有名なヒース・レジャーと、「ミッション:8ミニッツ」のジェイク・ギレンホール。
共演には、「ブルーバレンタイン」のミシェル・ウィリアムズや、「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイなど……。


物語は1960年代のワイオミング州ブロークバック・マウンテンから始まります。
山の中で羊の放牧を管理する季節労働者として雇われた二人の若い男、イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)。
二人は山深くでの過酷な毎日を通して友情を深め合いますが、ある夜、酔った勢いで衝動的に肉体関係をもってしまいます。

最初は戸惑ったものの、その後もお互いを求め合う彼ら。
しかし、夏の終わりと共にブロークバック・マウンテンでの日々は終わり、二人はお互いの人生へと戻っていきます。
イニスは許嫁と結婚し家庭を持ち、ジャックもまた結婚し、妻の父親の事業を手伝うようになりますが……。


まあ、衝撃作ですよね。ええ、そりゃあもう……。
同性愛をリアルに描き、アカデミー賞のみならず数々の映画賞に輝いた作品です。
前半のジャックがイニスを誘って二人で行為に耽る様子はアラアラ……(^◇^;)という感じ。

あれって、山奥での禁欲的な生活の反動でもあるんでしょうね。
毎日、山と空と羊しか見ない生活では性欲の対象も幅広くなるのかも……。
個人的にはあまり共感はできませんでしたが。

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この映画の本題はむしろ山を下りてからで……。
山の中では解放的に自由に愛し合っていた男たちが、山を下りると世間体というものに縛られ、ゲイであることを隠さなければならないんですよね。
60年代は今よりも同性愛に対する風当たりが何倍も強かったようで、ゲイであるせいで住民からリンチされついには殺されてしまった男の話も語られます。

今でも同性愛に対する目は充分厳しいですよね。
まず周りから奇異の目で見られるだろうし、僕自身もやはり奇異の目で見てしまうと思います。僕の周りにゲイであることを公言してる人はいないので、実際にそういう人と出会った時にどんな反応をするのか分かりません。

国内のTVでは、オカマキャラとかオネエキャラというのはだいぶ当たり前になってきましたけど、逆に見世物になってしまってるんですよね。嘲笑の対象なんですよ。けして国民の理解が深められてるわけじゃない。
やはり欧米とかと比べると、日本は遅れているというか、旧時代的なのかな、と思います。


さて、お互いに惹かれ合いながらも一旦は別れたイニスとジャックは、4年後に再会を果たします。
熱く抱き合う二人。ここまではまだいい。
しかし、次の瞬間二人は激しくキスを交わし始めてしまいます。
あの山での一夏の経験が、蘇ってしまった一瞬。またもやアラアラ……(^◇^;)です。

彼らはその後も度々、二人きりのキャンプを楽しむようになりますが、逆にイニスが築き上げた普通の家庭は崩壊していきます。
そして、いつまでたってもイニスとジャックが本当に結ばれることはありません。
お互いに愛し合いながらも、社会が、道徳が、宗教が、彼らの愛を認めようとしません。

ここまでくると、もはやこの映画は同性愛の苦悩を描いたわけではないという感じもしてきます。
つまり、マイノリティーであるが故に、自分を偽り続けなければ社会に受け入れてもらえない人々、思うままに生きられない人々、それらを描いた作品なのではないかと。
そういう意味では、単なるゲイの映画ではなく、実は誰にでも共感できる部分がある映画なのかもしれないです。

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腐女子とかBLとか盛り上がってますけど、ああいう美少年・美青年同士の恋愛は所詮その美しい一瞬を切り取って描いているにすぎません。
イニスとジャックのままならない20年間を見ることで、本当の同性愛者がどのような苦労を強いられるのか、少しは理解できるかも。
腐女子の皆様には、現実の厳しさを知った上で妄想の世界を楽しんで頂きたいものですね(←何様w)




【映画】グリーン・デスティニー

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グリーン・デスティニー (2000年、中国/アメリカ)

感想 (2013年1月23日、DVDにて鑑賞)

アン・リー監督による、アジアン・アクション・ファンタジー。
チョウ・ユンファ、ミシェル・ヨー、チャン・ツィイーなど実力派が出演。
これは、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を観る前に、その監督のアン・リー作品を見てみようと思いつき、手に取った作品です。

優れた武人であるリー・ムーパイ(チョウ・ユンファ)は剣を置く決心をし、弟子であり密かに愛し合う女性でもあるユー・シューリン(ミシェル・ヨー)に秘剣<碧銘剣>を託します。
シューリンは北京にいるムーパイの友人へ碧銘剣を預けますが、その夜、剣は何者かに盗まれてしまいます。
実は貴族の娘イェン(チャン・ツィイー)は、手練れの武人。碧銘剣に心奪われた彼女は剣を持ち去り、そのことがきっかけでムーパイやシューリンとの死闘を演じることになっていきます……。


きちんと見たのは今回が初めてでした。(後半は以前にも見た記憶が……)
アクション映画というよりは、アクション込みのラブストーリーといった趣き。
グリーン・デスティニー=碧銘剣を巡る闘争に愛憎劇を持ち込んでダラダラやってる感じがちょっとしましたね。

特に、チャン・チェン演じる盗賊の男とチャン・ツィイー演じる令嬢の愛の駆け引きのくだりがめんどくさいですね。
なんか、これのせいで話が長くなってしまったような気がします。


最大の見所はワイヤーアクション。これが自由すぎて笑えます。
城壁を地面のように走ったり、空を颯爽と飛んだり。
監督のイマジネーション半端ないですね(笑)

終盤の竹林の戦いなんて、竹の先端に立ちやがりますからね!
ユラユラしながら剣を交える!(笑)
いくらチャン・ツィイーが華奢で体重軽いとしてもムリ!そこはムリ!
もう、この人達は仙人か何かだと思うしかないですね。(題材が封神演義だったらハマっていたのかも)

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で、そんな荒唐無稽なアクションを大真面目にやってるのがこの映画のなんだか締まらない所で。
物語の全体像を見ると、登場人物たちの心情を丁寧に描いた作品なんですよね。
悪役の老婆にすら、母性という側面の描写があるくらいで。

ラブストーリーとしても悲恋話となっていて、ある意味重たい内容とも言えるんですけど……。
でも、それを表現するためにあのワイヤーアクション……。笑わせてどうするよ……。

はっきり言って、オモシロ映像満載の映画なので、ストーリーはもっと軽くして、90分かそこらで終わっても全然よかったと思いますね。
真面目なのか、ふざけているのか、真面目にふざけているのか……。
いや、最初から最後まで大真面目ですよ、という姿勢が失礼だけど笑えてしまう映画でした。




【アニメ】宇宙戦艦ヤマト2199 第11話

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宇宙戦艦ヤマト2199
第11話「いつか見た世界」

感想

前回、帰るべき艦を失ったガミラス親衛隊所属のメルダ・ディッツ。
ヤマト艦内で捕虜として拘束されることに。


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 しかし、まず今回は冒頭のガミラス艦隊のバトルがものすごかったですね。
名将ドメルの指揮による異星人同士の戦争。
ガミラス艦隊がめちゃくちゃキビキビ動いていて、ガミラス軍ってこんなに強かったっけ?と一瞬思いました。
あのスピードで攻めたてられたらヤマト轟沈間違いなし……(笑)

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眉毛かっけえー!!
ドメルは勲章授与の建前で戦地から大ガミラス帝星へ凱旋帰国。
次回以降、ドメルによるヤマト掃討作戦が始まるわけですね、いやー怖い怖い。でも早く見たい見たい。


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捕虜として身体検査を受けたメルダ。
佐渡先生の分析では、地球人とガミラス人は同じDNAを持っていることが分かりました。
(てゆーか佐渡先生、専門はなに?)

「肌の色ちがうじゃーん」という意見もありましょうが、それは地球人も同じことで、白人や黒人、黄色人種などほぼ同じDNAでも肌の色が全然違いますし。
それに、今の所ガミラス人の肉体に地球人は持っていない何か特殊な器官があるような描写もないわけですよね。

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外見は異なっていても、生物学的には近似の種族である地球人とガミラス人。
そして、メンタルの面でも、ガミラス人は人間とそう変わらない、ある程度信頼できる存在だということを古代はメルダとの会話から実感していきます。


しかし、ガミラス人に肉親を殺された人間は大勢いて……。
兄を殺された山本<エース>玲にとって、ガミラス人は憎むべき敵。ガミラスへの恨みをメルダ一人に向けてしまいます。
前回で、メルダと激しく肉弾戦を繰り広げた玲ですが、まだメルダへの不満は解消できず……。


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そんな玲のフラストレーションに気づいた船務長。
玲を気遣う様子はさすがヒロイン!
雪さんの「スッキリしよっか」は飲料メーカーのCMにそのまま使えそうですね。
(次は「キスしよっか」期待してまーすw ←バカ)


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で、待ち続けたお風呂シーンがついに!(*´ ω `* )ウフフ
父の日の放送だったからオヤジたちへのプレゼントというわけですな!(笑)


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でも、雪さんは玲の話を聞くつもりが結局自分の身の上話をしてるのね(笑)
「実は私、一年以上前の記憶がないの……」
それは前も聞きました……(-。-;
なんか、その話何度もするとあざとく聞こえる(笑)


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一方、メルダのもたらした「戦争を仕掛けたのは地球人」という情報に揺れるヤマトクルー。
航海長の島の父親は、最初にガミラス艦隊と接触し、敵の攻撃で全滅した船の艦長でした。(島の父親のエピソードもやはり「父の日」だからなのか……)
「宇宙人と友好を築く」と言った父の言葉を忘れられない島は、父は誇り高い軍人だったと信じている……。
しかし、島の問いに対する沖田艦長の答えは「君の父親は立派な男だった」というもの。地球側からの攻撃を否定もしなければ肯定もしないんですよね。

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そして、島の父親のかつての部下であり、当時同じ船に乗っていたという山崎の口から真実が語られます。
地球人にとっては、戦争の意義が覆る衝撃の真実。
島にとっては、山崎の言葉を信じれば父親の言葉がウソとなるわけで、とても受け入れられない真実でした。

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まあ、この芹沢という人が先制攻撃を強行させたわけですが……。
遠く離れた宇宙空間でもリアルタイムに通信できる高度な技術が裏目に出てしまったとも言えますね。もし全権が沖田艦長にあれば……。

ん、ていうか、芹沢……、沖田……、あと土方……。
新撰組からとってきてたのかー!(←いまさら気付いた)


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さて、島の揺れる心なんて知る由もないエース玲は、個人的で身勝手な恨みをメルダにぶつけるべくまたもや戦闘機を無断発進……!
雪さんのフォロー全然意味なかったじゃんすか……。
ていうか、玲が頑固なのか、バカなのか……。

しかも今回は、重要な捕虜のメルダまで発艦させるというね!
もう、反乱行為と思われても仕方ないような気もするけど……(-。-;

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しかし、このガミラスの戦闘機かっこいいなー。
技ありでコスモ・ゼロの背後につくしなー。
でもコスモ・ゼロのコックピットのバリバリ日本語の計器類もかっこいいなー。

ていうか、今回は玲とメルダのドッグファイトだったわけだけど、前回は同じ組み合わせでキャットファイトしてませんでしたっけ?(笑)
キャットファイト→ドッグファイトという流れは、狙ってるんですかね?

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メルダに兄の幻を重ねた玲。
なんか……山本兄は、もし死なずにヤマトに乗ってたら古代の主役の座を奪いかねないな……。


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命令無視やら何やらで営倉入り食らっても、もう思いっきり暴れたりコスモ・ゼロ一機吹っ飛ばしてスッキリしちゃった玲。
もうこの子はかなりのバカとみた(笑)うん、バカ決定w
航空隊(肉体労働専門)の直情バカとして愛でていこうと思いました。


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ガミラス拠点付近で、メルダを解放。
このシーンは、何かとても震えるものがありました。
敵同士でありながら、信頼関係を築いた古代とメルダ(そして玲)。
彼らが再び相まみえる時、それはやはり敵同士としてなのでしょう。
しかし、もしかしたらそれ以外の結論も導き出せるかもしれない、そんな「希望」も提示したシーンでした。

彼らはこの戦争をどんな風に終結させるのか……。
うーん!宇宙戦艦ヤマトおもしれえー!


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逆に、不安要素として気になったのが航海長。
メルダの発艦に「あいつはスパイかも!」と、ガミラス人への怒りを露わにしていました。

その言動が、明らかに山崎さんから告げられた真実を認めまいとしてるように聞こえるから痛々しい。
島は、ガミラスは悪で、父親は潔白だったということに拘ってますよね。
それがガミラスへの恨みを煽っているように見えました。

今後、航海長の苦悩も描かれていくのでしょうかね?ちょっと気になる所。
そのフォローは古代が「スッキリしようぜ」って言って男湯に誘うとか……(笑)
(そういえば、大浴場の掃除とかって何科の仕事なんでしょうね)





【今週の男たち】

美しいヒロインたちだけでなく、脇役たちも魅力的な野郎ばかり!
好きな人多すぎて困ります。

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薮くん。
なにこのちょっとイケメン(当社比)な薮くん!
冴えない役なんですけど、僕が冴えない男子を応援しないわけがないじゃないですか!(笑)
ちゃっかり新見さんのカウンセリング予約してるとか、がんばれーo(^▽^)o
(でも新見さんのカウンセリングって理詰めで逆に追い詰められそうだなw)


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山崎さん。
今回は意外な出番でしたね。
明らかに年下の島に敬語使ってるのがなんかいい。かつての上官の息子だからか、航海長というキャリアだからか……。
なんにせよ、島の苦悩の原因を作った男なので、まだまだ出番はありそうですね。


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沖田艦長。いやいや、全然脇役じゃないです。むしろ主人公です。

今回、開戦時の沖田艦長が映りましたが、いつもの帽子の影がなかったんですよね。
これってもしかして、まだ部下を失う前の沖田艦長だから、顔に憂いが無いのでしょうか?いつもは帽子の真っ黒な影で片目が隠れてたりして、凄味がありますよね。やさぐれ沖田艦長。
もし、意図してこう描かれてたならすごいなあと。


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真田さん。この人も脇役とは言いたくないですね。
とにかく顔のアップが好きです。
古代と話すとケンカになるけど、アナライザーとは会話が弾む人(笑)
ペンネームは「シロシンタ」ね!

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あと、よく見るこのツーショットもけっこう好きなんですよね。
青く、知的な二人……。うーん♪

薮くんがんばれー(笑)

【鑑賞予定】攻殻機動隊ARISE

さらにもう一作、今気になっている映画がこちら。

攻殻機動隊ARISE

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2013年6月22日公開予定



人気シリーズ「攻殻機動隊」の新作。
士郎正宗の原作、押井守の劇場版、神山健治のTVシリーズに続く、「第四の攻殻」が始動です。
攻殻シリーズや「エヴァンゲリオン」シリーズで作画監督として活躍した黄瀬和哉が監督とキャラクターデザインを務め、脚本は「マルドゥック・スクランブル」の著者・冲方丁が、音楽をCorneliusが担当します。
声優陣は一新され、全4部作で公安9課の設立と草薙素子の過去に触れる物語になっているようですね。

2月頃から攻殻シリーズを鑑賞してきたんですが、それはすべてこの「ARISE」のためと言っても過言ではないでしょう。(よかった仙台で上映あって……w)
親しんだ田中敦子さんの少佐でないのは残念だけど、予告編見る限り坂本真綾の少佐も好きかもしれません。
っていうか、前髪足りない少佐好きかもしれません。他のキャラクターのデザインはちょっと微妙な感じですけど、それを補って余りある素子の前髪パツーン!

あと、Corneliusも好きなアーティストなので期待しまくりですね。

当ブログでは「攻殻」シリーズについてこれから書いていく予定です。


「攻殻機動隊ARISE」本予告0511




【鑑賞予定】アフター・アース

今気になってる映画はこれ。

アフター・アース

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2013年6月21日公開予定



ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子によるSF大作。
人類が地球を放棄し遠く離れた星に移住してから1000年後の未来、宇宙船の事故で地球に不時着してしまった親子のサバイバルを描くSFアクションです。

監督は「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン。
最近だと「エアベンダー」で盛大に失敗していたのが記憶に新しいですが、この作品もすでに公開された本国アメリカではあまり評判がよくないらしいです。

とはいえ主演は、SF作品に出て失敗したことがないらしいウィル・スミスと、役者としてだけでなく身長の方も成長目覚ましい実子のジェイデン・スミス。
「幸せのちから」で親子共演が話題になったこともありましたね。
実の親子が劇中で親子役を演じるというレアなキャスティングがまた見れるわけですね。

しかも今回はジェイデンが主人公?
父と息子の絆を描いた物語っぽいけど……。

あまり期待しない方が楽しめるかもしれないですね(笑)



映画『アフター・アース』予告編




【映画】リアル ~完全なる首長竜の日~

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リアル ~完全なる首長竜の日~ (2013年、日本)

【ジャンル】
ミステリー/ラブストーリー/スリラー
【監督】
黒沢清
【出演】
佐藤健 (藤田浩市)
綾瀬はるか (和淳美)
オダギリジョー (担当編集者)
染谷将太 (アシスタント)
堀部圭亮 (脳神経外科医)
松重豊 (淳美の父)
小泉今日子 (浩市の母)
中谷美紀 (精神科医)

あらすじ

人気漫画家の和淳美が自殺を図り昏睡状態へと陥ってから1年。幼馴染でもある恋人の浩市は、最新医療である<センシング>技術を使って眠り続ける淳美の意識の中へと入り込む。意識の中で漫画を描くことに取り憑かれていた淳美。浩市は淳美を漫画家としてのプレッシャーから解放しようと何度もセンシングを繰り返すうちに、現実の中で幻を見るようになっていくが……。

感想 (2013年6月11日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)

「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」を、佐藤健と綾瀬はるかのW主演で実写化したミステリー映画。
監督は世界からも注目されてる黒沢清。90年代から00年代にかけて多くの作品を撮っていますが、この人の監督作品は実は今までひとつも見たことありませんでした。僕はホラーを敬遠しがちなので、そのせいかも。

主演は実写映画「るろうに剣心」の佐藤健。
そして主演作多数の人気女優・綾瀬はるか。今作では、前半の怖い綾瀬はるかが見所ですかね。

共演には、漫画雑誌の編集者を演じたオダギリジョー、漫画家である主人公のアシスタントを演じた染谷将太、精神科医と脳外科医役で中谷美紀と堀部圭亮、主人公たちの親の役で小泉今日子と松重豊など、よく見る面々。
特筆すべきは染谷将太の髪型と(個人的に)なんかムカつく態度が素晴らしかったですね。(←褒めてますw)


<センシング>とは、この物語に出てくる架空の精神医療のこと。
患者と相性の良い者の脳波をコントロールし意識下でコミュニケーションを取ることができる装置です。
物語は、この技術を使って、佐藤健演じる浩市が綾瀬はるか演じる淳美を昏睡状態から目覚めさせようとする所から始まります。

仮想でありながら、リアルに再現された二人が暮らすマンションの一室。
淳美は、自分が自殺未遂によって1年も眠り続けていることなど知らず、今も締め切りに追われながら漫画を描き続けていました。リアルな残酷描写が話題となっていた殺人鬼「ルーミィ」の原稿を……。
スランプに悩む淳美は、「幼い頃に描いた首長竜の絵を見つけてきてほしい」と浩市に訴えます。
浩市は幼い頃に淳美から貰ったはずの首長竜の絵を、現実世界で探そうとします。

しかし、センシング治療を続けるうちに浩市の脳と淳美の意識が混線するようになり、浩市は淳美が描くような残酷な光景を現実でも目にするようになっていきます……。

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正直言って、前半すっごい怖くて……。
冒頭から人を不安にさせる張り詰めた雰囲気で満ちている映画でした。
綾瀬はるか演じる女流漫画家が描く猟奇的な死体が、意識の中なので実体化するんですよね。
溺死体(?)が突然出てきて予想外デース!(笑)

サイコサスペンスを期待していたんですけど、前半はストレートにホラータッチでしたね。
つかみとしてはちょっとインパクトありすぎる気も。ミステリーだけで充分に謎ですからね。
鑑賞予定記事の方で、夢や意識の中に入り込む共通点から「インセプション」「エターナル・サンシャイン」の名を挙げましたが、今となってはまるで見当違いでした。(お恥ずかしい……)

人によっては、「まさかこんな怖い映画とは思わなかった……!」って前半で席を立つ人もいそうですが、後半はそんなに怖くなく、ラブストーリーという触れ込みも嘘ではないので、最後まで観ることをオススメします。


で、肝心の謎解きというか、どんでん返しですが……。
中盤で、180度の転換点があります。
それは素直に驚きでしたし、いやむしろ、そんな転換をしちゃってこの物語はどこに行くの?ちゃんと終わるの?っていうホラーとは別の意味でドキドキがあって、最後の最後まで真剣に観れたと思います。

ただ、終わってからよくよく考えると、ちょっとこの映画は破綻気味じゃないかと……。
いや僕なんかが大それたことは言えないんですが……。

何が言いたいかというと、中盤のどんでん返しによって、前半の展開がほとんど無意味になってしまう……?
冒頭からの流れがそこでいったん断ち切られてしまって、前半のエピソードが後半に効いてこないというか……。
転換点から、仕切り直しで新たな物語が始まってしまう、と言ってもいいかも。

それでも観てる間は、これからどうなるの?と楽しく観れます。
この転換点の意味するものって?そしてどんな結末に持っていくつもりなの?と。
しかし、中谷美紀演じる精神科医がテキトーな仮説を提示するだけで、どんでん返しが普通に受け入れられてしまいます。ホッとした主人公の「なぁ~んだ……」でまとめられてしまいます。

結局そんな風に小さくまとめられてしまった前半部分。
観客を驚かすという意味ではこのどんでん返しは最高のスパイスになっているんですけど、主人公たちが結末を紡ぎだすのに必要な前半だったかというとちょっと「???」です。

さらに、前半のホラー描写の数々と後半のシンプルなサスペンスがまったくイメージ違うというのもちょっとちぐはぐな感じ。
終盤はCGで描かれた首長竜とのバトルが始まっちゃうので、どういう気分で観るのが正しいのか……。

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そう、ハリウッドのVFXスタジオと同じソフトを使用したというCGですが、首長竜はけっこうリアルにできてましたね。
あと、フィロソフィカル・ゾンビの不気味さとかも面白かったです。金メッキ松重豊とか。あれはまさしく作中に出てくる「ルーミィ」のような漫画に登場する、イっちゃった目の人間の具現化ですよね。

一部で、車を運転するシーンで車外の風景が稚拙すぎるとの批判がありますが、あれはその後のどんでん返しを考えれば、作品を読み解くひとつのヒントだと解釈できるでしょう。
なので、映像については独特で、良かったと思います。
(ただ、センシングの機械の安っぽさだけどうにかしてほしかった……)


全体的な評価としては、面白かったです。ただ、観る前に期待しすぎてしまったというか……。
個人的には、前半のストレートなホラー描写から、後半は心理スリラーへとシフトしてほしかったです。
ミスチルの主題歌「REM」のイメージもあるんですけど、もっと狂ったものが観られるのだと勝手に思ってしまいました。

なので、ちょっと消化不良な感じで映画館を出ました。
まあ、あのベタベタなラストには満足できないですよ……(笑)




【映画】蟲師

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蟲師 (2007年、日本)

感想 (2013年1月22日、DVDにて鑑賞)

大友克洋月間の4本目にして最後の作品です。(結局、月間というほどの期間でもなかった……w)
アニメ化もされた漆原友紀の漫画「蟲師」を、大友克洋監督が実写映画化したものがこの作品。
自然界に溢れ、時に人に取り憑き不可解な現象を起こす「蟲」。
蟲の対処法に精通し、人々を癒しながら旅をする蟲師のギンコの物語です。

主演はオダギリジョー。物静かな青年ギンコを演じます。
不思議な虹を探し、ギンコと道連れになる男・虹郎に大森南朋。
蟲の話を文字にし、代々守ることを宿命づけられた女・淡幽に蒼井優。
ギンコの育ての親で蟲師のぬいに江角マキコ。
キャストはけっこう豪華なんですが……。


結論から言えば、個人的にまったく盛り上がらないまま終わってしまいました。
原作漫画やアニメは人気だったみたいですが、果たしてこの映画はその魅力を伝えることができているのか……。

現代よりも自然が色こく残っていた時代を舞台に、森や山の神秘性を丁寧に映し出し、時に幻想的に描こうという思いは伝わりました。
しかし肝心のストーリーに起伏がなく、どんな物語を語りたかったのかもよくわからない感じ。
そんな独りよがりな映画が130分も続くのはある意味修行です。

説明不足というのが最大のネックで、原作漫画もアニメも見たことがない僕は、中盤で電灯が出てくるまで江戸時代頃の話だと勝手に思ってました。
本編見た後からDVD収録の特報映像を見たら「百年前の日本で……」とか言ってるので、その時初めて時代が判明(笑)本編中には時代を明確に表す台詞も描写もないですからね。よくよく見れば、ギンコたちの服装はボロだけど江戸時代以前ではないよなあ……という程度。
本編よりも特報映像の方が物語を説明してるってどういうことでしょう?(笑)

さらに、同じくDVD収録の予告編を見たら、たったいま見た本編とはとても思えないスペクタクルな編集で、「あ、この映画ちょっと見たいな……」と思ってしまいました。


蟲の描写については、思ったよりも抽象的な造形で、気持ち悪いというほどではなかったです。
虫が苦手な人でも見れると思いますが、問題はストーリーの起伏のなさですね……。

蒼井優ちゃんは相変わらずの素晴らしいカメラ映えに加え、淡幽という魅力的な和装美人の役なので、そこだけたまらなくなったりしますが、本当にそこだけなのでまったくオススメできない映画です。
中盤に彼女のエピソードがあるだけで、物語の結末に深く関わってるわけでもないようだし……。

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なんだか微妙な感じで大友作品の鑑賞が終わってしまったのが悔やまれます。

【映画】ザスーラ

ザスーラ
(2005年/アメリカ)

*感想 (2013年1月20日、TV録画にて鑑賞)

1995年のファンタジー映画「ジュマンジ」知ってますか? 
その続編が「ザスーラ」です。 
子どもから大人まで楽しめるファミリー向け映画ですね。 

魔法のボードゲームをプレイし、マスごとに定められたイベントが現実に起こるという展開は前作と同じで、本作はそのSFヴァージョンになります。 
のっけから家に隕石雨が降り注ぎ、リビングが穴ボコだらけになるという大盤振る舞い(?)でした。 


主人公はケンカばかりしている幼い兄弟。 
兄を「センター・オブ・ジ・アース」のジョシュ・ハッチャーソン(ぽっちゃりしててふてぶてしくて良かったw)、弟をジョナ・ボボが演じます。 

二人の年の離れた姉役には、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート。物語の半分くらいは凍りづけになってますが……。 
途中から参加する宇宙飛行士役のダックス・シェパード(イヌみたいな名前w)が意外と重要人物でしたね。 
あと、主人公たちの父親役でティム・ロビンスもちょっと出てます。 

監督は「アイアンマン」や「カウボーイ&エイリアン」のジョン・ファヴローです。 

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魔法のボードゲームによって宇宙へと飛び出してしまった少年たちの家。 
地球に戻るためにゲームを続けますが、次々と難関イベントが起こる……という冒険アドベンチャー。 
トカゲ型の凶悪な宇宙人に襲われたり、玄関からアストロノーツが訪問してきたり、暴走ロボットに襲われたり……。SF好きな人はけっこうワクワクすると思います。 

95年の「ジュマンジ」から10年経ってCGとかも進化してますね。 
でも、前作と違って家の外(宇宙空間)に基本出られないので、スケール感はあまりないかもしれないです。 
所詮は二番煎じの映画かも。 


見所は喧嘩ばかりしている兄弟の成長ですね。 
そして、途中参加の宇宙飛行士の正体が物語に深く関わっていましたね。単純な宇宙SF以外のSF要素もちょっとだけ描かれてて、「ほお~♪」って感じでした。 

ご家族でどうぞ♪
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【映画】隠し砦の三悪人

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隠し砦の三悪人 (1958年、日本)

感想 (2013年1月19日、DVDにて鑑賞)

今夜は突然の白黒映画。
うちのお父さんが借りてきた映画を紹介する、<親父が借りてきた映画・第1弾!>です。(そのまんまなネーミング)
第1弾は、黒澤明監督の作品「隠し砦の三悪人」をさらっとレビューしちゃいます。


舞台は戦国時代の架空の国。隣り合う領地を持つ山名家と秋月家の間で戦が起こり、秋月家は敗れてしまいます。
戦で手柄を立て一山当てようとした百姓の太平と又七でしたが、逆に全てを失い、一文無しで原野をさ迷う羽目に。
偶然見つけた黄金の延べ棒に目が眩んだ二人は、怪しげな侍・六郎太が大量の延べ棒を秋月領から持ち出そうとしていることを知り、その分け前を目当てに手伝うことになります。
しかし、六郎太は秋月家の侍大将・真壁六郎太であり、彼は御家再興のため、秋月の姫君・雪姫と隠し財産を山名に見つからないように友好国の早川領へ持ち出そうとしていたのでした。


コミカルで、そしてかっこいい映画でした。
千秋実と藤原釜足演じる二人の百姓は、「スターウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルになったそうです。(これ、豆知識な)
ツラい道中から逃げ出したくなるも、金のために頑張る姿がなんか泣かせます(笑)

恥ずかしながら、三船敏郎を見たのは初めてだったのですが、六郎太が出てきた瞬間「この人がミフネだ!(゚Д゚)」と確信できるほどのスター性?オーラをまとってますよね。
いやあ、着てるものが半袖短パンっぽいのにカッコいいですからね。

特に、馬に跨って敵の斥候を追いかけ、「イヤアーーーー!」って言いながら斬りかかるシーンのインパクトがすごいです。カメラワークが良いのもあるんでしょうが……。
手綱を手放して両手で刀構えてますからね。同じことをできる俳優が現代に何人いるの?って感じ。
(最近、馬に乗ってるだけのシーンですら合成だったりしますからね)

あと、宿敵の敵将と槍で立ち合うシーンなんかも、妙にドキドキするというか……。

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この映画、ちゃんと目の保養も用意されていて、上原美佐が演じた雪姫の終始露わなふともも♪がモノクロ映画ということもあってか純白で美しい……。
当時、短大生だったということなので、女子大生のふともも♪が拝めるわけですね。
劇中には、雪姫の露出したふともも♪を丁寧に映すシーンもあって、黒澤監督バンザイ!ですね。

演技の方は、無駄に元気が良くて、いくら男勝りの姫君と言っても怒りすぎじゃないの?ってくらい叫んでましたが、そういうツンな性格も現代の若者から見れば可愛く見えるはず、ふともも♪とツン属性で、今でもけして色褪せない映画ですね。(まあ、白黒だから色褪せることはないですね)

そんな、ふともも♪美人の雪姫が隠し砦の瓦礫の坂道(歩く度にガラガラと崩れる)を歩かされますからね……。
現代だったら転んだ時のこと考えますが、この頃の映画がすごいのか、黒澤映画がすごいのか。
とにかく、基本生身でチャレンジな姿勢にも驚きました。

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