感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2013年06月

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」

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GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
(1995年、日本)

【監督】
押井守
【声の出演】
田中敦子 (草薙素子)
大塚明夫 (バトー)
山寺宏一 (トグサ)
仲野裕 (イシカワ)
大木民夫 (荒巻)
家弓家正 (人形使い)
坂本真綾 (少女・草薙)
 
*あらすじ

企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても、国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来――。高度な情報化社会で複雑化する犯罪やテロに対抗するため、政府は非公認の特殊部隊・公安9課、通称<攻殻機動隊>を組織する。ある日、国際手配中の天才ハッカー<人形使い>が日本に現れるという情報が入り、隊長の草薙素子を始めとする公安9課の面々は追跡を開始するが……。

*感想(2013年2月5日、DVDにて鑑賞)


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【映画】くちづけ

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くちづけ (2013年、日本)

【ジャンル】
ヒューマンドラマ
【監督】
堤幸彦
【出演】
貫地谷しほり (マコ)
竹中直人 (愛情いっぽん)
宅間孝行 (うーやん)
田畑智子
橋本愛
岡本麗
嶋田久作
麻生祐未
平田満
宮根誠司

あらすじ

元人気漫画家・愛情いっぽんの娘で知的障害を抱える女性マコが死んだ。数ヶ月前、父親いっぽんとマコは、知的障害者の自立支援グループホーム「ひまわり荘」へとやってきた。無邪気で陽気な住人たちに囲まれ、のびのびと日々を送っていたマコは、そこで出会った男性うーやんにも心を開いていく。ホームのスタッフとして住み込みで働きながら、漫画家としての復帰も見えてきたいっぽんだったが、ひまわり荘の一同に厳しい運命が振りかかり……。

感想 (2013年6月23日、フォーラム仙台にて鑑賞)

笑いあり、涙ありの感動作。
2012年に解散した劇団・東京セレソンデラックスが2010年に公演した「舞台史上一番泣ける」という舞台を、「20世紀少年」3部作や「はやぶさ/HAYABUSA」の堤幸彦監督が映画化。
脚本はセレソンデラックスの主宰・宅間孝行。自身の舞台脚本を映画化し、自ら重要なキャストで出ています。


主演は、貫地谷しほり。知的障害をもつ女性・阿波野マコを演じます。
健常者の男性に酷い目に遭わされた経験があり、心に深い傷を負っています。

マコの父親・愛情いっぽん(本名:阿波野幸助)に竹中直人。
障害を持つ娘を一人で育てて来ましたが、ある日マコをひまわり荘へと入居させ、自分もスタッフとして働きながら、娘の自立を願います。
実は、誰にも話していない秘密があり、それが彼に切迫した問題をもたらします。

ひまわり荘の入居者で、繊細で難しい男性うーやんを宅間孝行。
うーやんの世話を焼く妹・智子に田畑智子。
ひまわり荘を経営する小児科医とその妻と娘に、平田満、麻生祐未、橋本愛。

その他にもひまわり荘の愉快な仲間たちや、いっぽんを慕う編集者や、お巡りさんなどが出てきます。


僕の父親が「くちづけって映画、このへんでやってるのか?」と聞いてきたので、気になりだして調べた所、橋本愛が出てることに気づいて「じゃあ、見てみよっか」となった映画。
貫地谷しほり目当ての父と、橋本愛目当ての僕と、一人で留守番したくない母の三人で観てきました。

結果、僕と親父は、真理子ママを演じた麻生祐未さんに魅了されて帰ってくることに(笑)
いや、貫地谷さんは素晴らしかったし、橋本愛ちゃんは可愛かったし、田畑智子は安定だし、みなさん良かったですけど、真理子ママがなんかいいのよね、なんかね!


物語は、ひまわり荘にやってきた愛情いっぽんと娘マコの、住人たちとの交流って感じです。
知的障害をもつ人たちの無邪気な会話や、それに激しいツッコミを入れる橋本愛のやりとりが面白かったり、元が舞台ということもあって、どいつもこいつも天然ボケかましてますよね。

その一方で、何か秘密を抱えているいっぽんの深刻そうな顔や、住人が巻き起こすトラブルも描かれたり。
笑いの中で、知的障害者とその周囲が直面する現実をうまく盛り込ませていると思いました。

後半は一気にシリアスになっていき、ある悲劇へと物語が突き進んでいきます。
途中から察しの良い人には分かるかも。でもそれだけはやめてほしい、という結末へ向かっていきます。

いわゆる「泣ける映画」であることは間違いないんですけど、「泣けた」の一言で済ませてしまえない、「現実」も描かれていました。
知的障害が原因で浮浪者になったり、犯罪者になったりするケースも多いそうです。
愛する我が子をそんな風にしたくない、でも俺には時間がない。いっぽんの苦悩はそこにあります。

そしてそんな「現実」を冷静に語るお巡りさんに対して感情をぶつけてしまいます。そうならない社会を作らなきゃダメなんだよ、と。
僕の周りには知的障害者はいません。でも、「だから関係ない」というのは間違いだったんだと気付かされました。
この社会に生きる一員として、この社会を形作る一人として、彼らが生きづらい社会を作っている責任は僕にもあるんです。
そんな示唆も含まれた映画でした。

クライマックスではやはりジーンときました。
といっても心が何かで満たされる充足感からくる感動ではなく、無力感というかやりきれなさからくる涙。
この作品はフィクションなんですけど、ある新聞記事を元に膨らました物語だそうで。
そんな現実に僕らはもう生きているんですよね。


全体的には、いかにも舞台を映画化したって感じです。
ひまわり荘の外は描かれないですし、俳優陣のテンションも(笑えるけど)舞台っぽい。
自分のセリフがない時にスッと立ち位置を移動したりする様子も舞台っぽい。
元が舞台なのは分かるけど、もう少し映画的な演出も欲しかったですかね。

例えば、ひまわり荘の外のシーンもオリジナルで付け足して、知的障害者と社会の関係をより分かりやすくするとか。
舞台を映画化する時に、舞台では制限されていた場所と時間が自由になるわけじゃないですか。
なので、もっといろんな場所を映して欲しかったですね。
映画である必要性が薄かったかな、と。まあ、もう見れない舞台を映像化するという意味はあったわけですが。

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最後、ちょっと文句っぽくなりましたが、とても良い映画でした。
そして、「良い映画」という感想で忘れてしまってはいけない映画でした。
堤幸彦監督は「20世紀少年」のイメージが強かったんですが、今作で少し見直しました。(←上からw)




【映画】アヒルと鴨のコインロッカー


アヒルと鴨のコインロッカー
(2007年/日本)
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【映画】華氏451

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華氏451 (1966年、イギリス)

感想 (2013年2月17日、DVDにて鑑賞)

レイ・ブラッドベリのSF小説「華氏451度」を、フランスの名監督フランソワ・トリュフォーが映画化したSF映画。
原作は読んだことがあり、どんな風に実写化されているのか気になっていた作品です。

主演は、オスカー・ヴェルナー。本を焼く焚書官の役を演じます。
共演には、焚書官の隊長の役でシリル・キューザック、そして主人公の妻と主人公が出会う女教師の一人二役でジュリー・クリスティなど。

ちなみに華氏451度とは摂氏で約233度。
紙が燃え始める温度だそうです。


物語は、文字を書いたり本を読んだりすることを禁じられた未来社会が舞台。
主人公のガイ・モンターグは、ファイヤーマンの一員として忙しく出動する日々を送っていました。
しかし、この世界のファイヤーマンは、現代とは大きく違います。火を消すための消防士ではなく、見つけた本を焼くための焚書官という意味でのファイヤーマンなのです。

密告によって容疑者の家に向かい、隠されている本を探し出して焼却するのがモンターグの仕事。
しかし、彼はある日、本の素晴らしさを語る、妻に瓜二つの女性に出会います。
彼女に感化されたモンターグは、ある日、出動した先で見つけた本をこっそり隠し、家で隠れて読みます。モンターグはたちまち本の魅力に取り憑かれてしまいますが……。


SF嫌いのトリュフォー監督によって撮られた名作SF(笑)
(トリュフォー監督は、宇宙ものやロボットが嫌いらしいです)
未来的な派手さは極力省かれ、21世紀の僕から見るとむしろ牧歌的にすら感じる世界観です。

黒服のファイヤーマンたちが大道具さん特製の消防車に乗って出動するんですけど、その様子がなんだか可愛らしかったり(笑)

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活字が無い世界を舞台にしているので、全編通して本以外に文字が出てきません。
隊長の部屋に忍び込んで覗き見たファイルも、写真と簡単な記号しかなかったりして。新聞もセリフの無い漫画でしたね。
そういう外見のSF感は小説では感じられないので、実写化して良かった点だと思います。

ちなみに、映画冒頭のタイトルやクレジットも、「文字が無い世界」を描くために表示されず、代わりにキャスティングなどをナレーションで説明していました。
こういった所にも面白い試みがなされていたんですが、最初に見た時は「昔の映画ってこんな感じで始まるんだなー」と演出の意図にまるで気づきませんでした(笑)


モンターグは、自らも本を隠し持ちながら、通報を受けて現場に向かい本を愛する人々からそれを奪う、矛盾した行動を取るようになっていきます。
その矛盾が解消された時、今度は彼は犯罪者として追われる身になっていて、終盤はちょっとした逃亡劇に発展。

最終的には彼は安住の地を見つけます。
本を焼かれても、その本を暗唱する人々が行き交う森の風景。
詩的というか、良いラストシーンでした。




【映画】12モンキーズ

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12モンキーズ (1995年、アメリカ)

感想 (2013年2月16日、DVDにて鑑賞)

ブルース・ウィリス主演のSFサスペンス。
監督はテリー・ギリアム。
共演には、ブラッド・ピット、マデリーン・ストウなど。

物語は時間移動をテーマにしたサスペンス。
21世紀初頭。前世紀末に世界にばらまかれた謎のウィルスのせいで人類のほとんどが死に、残された生存者たちは汚染された地上を捨て地下に潜って暮らしていました。

囚人である主人公コール(ブルース・ウィリス)は、ウィルスが突如現れた1996年へタイムトラベルし、その発生原因の調査と人類滅亡を阻止することを命ぜられます。
ウィルスに関わっているらしい<12モンキーズ>という名前のみがコールに与えられたヒント。

しかし、コールは1990年に誤って転送されてしまい、そこで精神病院へと収容されてしまいます。
コールは、精神科医のライリー(マデリーン・ストウ)や、入院患者のジェフリー(ブラッド・ピット)と出会いますが……。


なかなか面白い時間SFでしたね。
人類を死滅させたウィルスを消し去るために、未来から送り込まれた主人公。
なんとなくターミネーター的な立場な気がしますが、ターミネーターのような明確な目的はなく、主人公もわけがわからぬまま進んでいきます。
まあ、いきなり飛ばされる年数を間違えてるし、挙句、精神病院に入れられてしまいますからね(笑)なにかもどかしい……。ブルース・ウィリスにしては締まらない出だし。

病院で出会った妙にテンションが高い患者ジェフリーも、ブラッド・ピットが演じてるだけに何かあるはずだけど、これただの狂人だよな……?という、謎な展開。
しかし、最初のタイムトラベルは2度目のタイムトラベルのための布石だったということが徐々に分かってきて、もどかしさが解消されていきます。

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最後まで見ると、時間移動SFならではのちょっと切なくてやりきれない結末が描かれていて、思わずニヤリとしましたね。
主人公が夢によく見る子供時代の記憶が、過去に戻った主人公自身によって再現されるという奇妙なループです。
ハッピーエンドとはならなかったですけど、SF的な結末が用意されてるとなかなか良い気分で終わることができます。

ただ、全体的に見ると、結局なんだったの?みたいな感想も抱かないこともないんですよね。
というのも、強烈なインパクトを放っていたブラピが、実はそんなに重要な役じゃなく、お騒がせキャラに収まってしまっちゃうんですよね。最終的な人物相関では。

そして、<12モンキーズ>というキーワード。
タイトルでもあるこの言葉を主人公と一緒に追いかけたのに、結局この言葉に見る側もろとも振り回されてしまった感じ。
「12モンキーズ」というタイトルで、「実は12モンキーズは関係ない」という結末はちょっとなー、と。ロゴマークまで作っといて……(笑)
まあ、そこが意外な結末ということなんでしょうか。
一応、未来人が何故<12モンキーズ>にこだわったのかも描かれていましたしね。あまり細かいこと言わずに楽しむべきかも。


過去と現在の行き来を繰り返した主人公が、どちらが現実か分からなくなり、自己の存在証明をできなくなっていく展開が面白かったです。
ディック的だなーと思ったら、脚本書いた人が「ブレードランナー」の脚本家なので、納得しました。



【映画】ブリット

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ブリット (1968年、アメリカ)

感想 (2013年2月2日、TV録画にて鑑賞)

1968年のハードボイルドな刑事もの。
監督はピーター・イェーツ。
主演はスティーブ・マックイーン。
共演には、ロバート・ヴォーンや、ジャクリーン・ビセットなど。


マックイーンが演じるのは刑事ブリット。
サンフランシスコ市警の警部補である彼はある時、上院議員からある裁判の重要な証人の保護を依頼されます。
マフィアの金を横領し殺し屋に狙われている証人のジョニー。ブリットはホテルの一室にジョニーを匿い、部下と交代で番をしますが、部下が目を離した隙にジョニーがドアを開け、入ってきた殺し屋に撃たれてしまいます。

部下の言葉から、ジョニーが殺し屋と示し合わせたようにドアを開けたことを知ったブリット。
事件に何か裏があることを感じた彼は、ジョニーの死を報告せずに生きているように見せかけ、ジョニーの命を狙う黒幕の正体を暴こうとしますが……。


相変わらず古い映画は見ないので、スティーブ・マックイーンの映画も今回が初めての鑑賞です。
いやー、渋いですねー、かっこいいですねー。

ただ、ブリットがクールで無口な上に、作品全体がハードボイルドな空気なので、ストーリーが最初はよく分からなかったですね(笑)
あらすじ調べてみたら、けっこうシンプルな話だったみたいですけど。
セリフで過剰に説明したりもしないんですからね。

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ストーリーがよく分からなくても、カーチェイスのシーンは面白かったですね。
尾行する側と尾行される側、最初はゆっくり走ってるんですが、お互いの思惑が交差するような瞬間があって、それをきっかけに一気に加速して壮絶なカーチェイスに!

サンフランシスコの坂を利用した静かだけどアツいカーチェイスで、スピードがかなり出てるのが素人目にも分かって思わず唸りました。
このシーンは燃えました。
カーチェイスすごかったなーって記憶に残る映画ですね。




【アニメ】宇宙戦艦ヤマト2199 第12話

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宇宙戦艦ヤマト2199
第12話「その果てにあるもの」

感想

前回で衝撃の真実を知った航海長・島。
早くもその動揺が古代との仲に亀裂を生みましたね。
実は、前々回のメルダ登場から、前回→玲の心の整理、今回→島の心の整理と、三週に渡ってゆるーく繋がってるパートだったんですね。

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ガミラス人は憎むべき悪か?それとも信頼できる存在なのか?
見解の相違から子供みたいに口論になってしまう古代と島。

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 そして、出しゃばって被害を被る南部(笑)

沖田艦長に叱られた二人は、罰として艦内各所の清掃を命ぜられるのでした。


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 新見さん、今週もお美しい。……ではなくて(^_^;)
薮くんは新見さんの情報屋になってしまってるのか?新見さんいったい何を企んでいるのか……。
そして薮の愛は報われるのか!?


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今回はガミラス陣営にいろいろと進展が……。
デスラー総統がホットラインで謎の人物と会談。

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 側近のミーゼラも知らない何かを企んでますね総統閣下。
国内ではガミラス人が反乱分子として捉えられたりしているようだし、ガミラス内の情勢もなかなか面白そうですね。
(ていうか、ミーゼラ、顔青くないし、耳トンがってるし、ガミラス人じゃないのね!)

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 青い星を見上げる総統。
果たしてその星に住む者は……?


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英雄ドメルの凱旋パレード。
総統から勲章を授与され、ヤマト掃討の任務に就きます。

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出征の前にドメルの墓参り?
ていうか、その薄幸の美女は誰じゃー!?

まあ、普通に考えて奥さんでしょうね(笑)
墓はお子さんのものかな……。
お子さんの性別は謎ですが、パレードで花束を渡そうとする少女にドメルが自ら歩み寄ったことを考えると、女の子だったのかもしれないですね。(←深読みしすぎ)


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話はヤマトに戻って、百合亜が不思議な夢を見ます。
病院の中で森雪の病室を見つけ、そこで意識不明の雪と、謎の人影を見る夢。

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多分、一年以上前の記憶がないという雪さんの記憶喪失のきっかけとなった事故直後なんでしょうね。
しかし、それは雪さんの記憶を百合亜が視たのではなく、自動航法装置の前で百合亜が視た「女神」(←オルタ談)の記憶?
あの時、女神に憑かれた百合亜は、女神の記憶を夢として見るようになった?
(しかし、百合亜たんのナースコス……///)


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星名くんの爽やかスマイルと……、

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篠原のイケメン発言も良かったですね。

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それから徳川機関長の、なにその、乙女ポーズ(笑)

島に孫娘を嫁にどうかと勧める祖父馬鹿ですが、実際徳川機関長のお孫さんは……、

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(第2話より)

……この通り可愛いので島もロリコンに目覚めたようです(笑)


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今回はなんといっても古代と雪さんのパートがねえー……。
悩む古代を雪さんが尻ふって応援してましたね……。
ちょいちょいエロいカットを挟んでくるので、ホント宇宙戦艦ヤマト油断できない(笑)

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 艦の仲間が家族ということでね……。
うん、はいはい。でも新見お姉さん何か企んでるよね。保安部長の伊東お兄さんはけっこうゲスいよね。
艦内の不穏な空気を知らずに親睦を深める二人の微笑ましいこと……。


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 ていうか、雪のお尻がインパクトありすぎてその後の展開ほとんど覚えてないです(笑)
古代と沖田艦長の会話も何を話したのだか……。
でも、まあ一つ言えることは、帽子を取ってる艦長はレアだってことです。

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 島は、自分と同じようにガミラスを憎んでいる玲と話します。
しかし、意外にも玲の口からは「もう憎しみはない」との言葉が……。
このシーンでは電光掲示板に表示される限定ランチの情報が気になって会話に集中できなんだ……(笑)

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艦内清掃を通してクルーたちと色々話した古代と島。
限定ランチを一緒に食べる約束をして、仲直りするのでした。
めでたしめでたし……。


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……ところがどっこい!(死語)
最後の最後の敵からの攻撃!?
今度の敵は、なんか消えちゃいましたけど!なにあれかっこいい!!







【今週の媚びすぎな人たち】

やはり森雪のお尻が最大の見所……。
明らかに視聴者サービスを狙った大胆な動きしてましたね。
一瞬、古代にヒップドロップかます気かと思いました。

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 どの角度が好き?……ではなくて(^◇^;)

前回の入浴シーンよりも今回の方がぶっちゃけエロいんですよね。(←個人の見解です)
ヤマトの女性用制服はエロいんです、って公式に認めるような描写(笑)
ありがとう、と心から言いたい。

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 髪型のせいもあって、なんだか森雪が峰不二子に見えてくる……。
ルパンに甘えて騒動に巻き込む峰不二子に見えてくる……。


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 ていうか、今回は先に真琴のセクシー寝姿もあったんですよ!
ええーい!布団かけて寝ろー!腹冷やすぞー!!


サービスカットに文句はないんですが、せめて、サービスは1話に1シーンまでにしましょうよ……。
女性キャラを5人に増やしたから視聴者サービスも4倍5倍になったんですかね?
萌えアニメではなく、国民的アニメとして見た時にこのエロの飽和状態は異常ですよ。

さすがにちょっと視聴者に媚びすぎかと……。
いつまでたっても録画を削除できないんですよね(笑)(←切迫した問題w)
ていうか、このエロの波状攻撃を前にしたら、アホ毛の有る無しでモメてたなんてどうでもいい気がするんですが……?

【映画】特攻野郎Aチーム THE MOVIE

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特攻野郎Aチーム THE MOVIE (2010年、アメリカ)

感想 (2013年1月27日、地上波にて鑑賞)

80年代のアメリカのドラマ「特攻野郎Aチーム」の劇場版です。
様々なスキルを持つ個性的な特殊部隊・Aチームの4人組が、無実の罪を晴らし、巨悪を倒すために大暴れするアクション映画。
監督はジョー・カーナハン。

主役のAチームのメンバーには、
リーダーのハンニバル大佐を演じるリーアム・ニーソン、
物資調達のエキスパート、フェイスを演じるブラッドリー・クーパー、
刑務所の中で非暴力に目覚めたパワーファイター、B.A.を演じるクイントン・ジャクソン、
ちょっと狂ってるパイロット、マードックを演じるシャールト・コプリー。

フェイスの元恋人で脱獄したAチームを追うソーサ大尉の役には、ジェシカ・ビール。
CIAのリンチ捜査官の役は、パトリック・ウィルソンが演じます。


まあ、何も考えずに見るべき映画ですね。
一応、偽札事件に絡んだアメリカ内部の腐敗というサスペンスでもあるんですけど、脚本は全体的に「よくある」感じで特に目新しさはないですね。
個性的なキャラクターもある意味ステレオタイプで、でもその漫画から飛び出してきたようなわかりやすい人物像が魅力でもあり……。
深い人生哲学とかもないので、とにかく気楽に楽しめる映画ですよね。

海外ドラマとして「特攻野郎Aチーム」を見た世代には懐かしく感じることでしょう。
僕はドラマの方は見たことないんですが、劇場版の方を見て「どんなドラマだったんだろう」と逆に気になりました。
映画ということでものすごい予算になってるし、2010年の作品ということでCGも使われてますね。80年代のテレビドラマではまずマネできないはずです。
なんてったって戦車が飛びますし……(笑)

VFXの見所としては、終盤のコンテナ船に積まれたコンテナがガランガランと崩れるシーンでしょうかね。
あの、重たい物がぶつかった時の太い金属音。
「SUPER8」の列車の脱線シーンを思い出しました。


タイトル見れば分かるとおり、気楽に構えて見る映画ですね。




【映画】蜘蛛巣城

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蜘蛛巣城 (1957年、日本)

感想 (2013年1月27日、DVDにて鑑賞)

うちのお父さんが借りてきたDVDをレビューする<親父が借りてきた映画>第3弾!
1957年の東宝映画、「蜘蛛巣城」です。

監督は黒澤明。シェイクスピアの戯曲「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えて撮っています。
主演は三船敏郎。怪しげな予言を信じて主君を裏切り、むなしい最期を遂げる武将・鷲津武時を演じます。
共演には、武時の妻役で山田五十鈴、武時に予言を授ける怪しげな老婆役で浪花千栄子や、志村喬、久保明、千秋実などなど……と書いてますが、やっぱり僕には分からない役者さんばかりです!
でも、三船敏郎と千秋実の二人は「隠し砦の三悪人」にも出てたのですぐに分かりました。


「マクベス」を元にした物語なんですが、僕はシェイクスピアもさっぱり分かりません!教養無さすぎですいません。まあ、この映画は「マクベス」知らなくても全然楽しめますので……。
素直に「蜘蛛巣城」のあらすじだけ書きますね(笑)

物語の舞台は下剋上が頻繁に起こっていた戦国時代。蜘蛛巣城の城主は、臣下の謀反に遭い苦境に立たされていました。
籠城していた主君を救ったのは、鷲津武時(三船敏郎)と三木義明(千秋実)という二人の将。彼らは謀反人の軍勢を退け、その報告のために嵐の中を馬を走らせていましたが、途中の「蜘蛛手の森」で迷ってしまいます。
そこで二人は奇妙な老婆と出会い、「武時は北の館の主、そして蜘蛛巣城の城主になり、義明は一の砦の大将となり、やがてその子が蜘蛛巣城の城主になる」との予言を聞かされます。
主君の下に戻った武時は、報奨として北の館の主の座を、そして義明は一の砦の大将に任ぜられ、老婆の予言どおりとなるのでした。

武時から一部始終を聞いた妻・浅茅(山田五十鈴)は、予言のことを主君に知られては武時が危ない、そうなる前に主君を殺せと夫をそそのかし、決意を固めた武時は、北の館へ立ち寄っていた主君を槍で刺し殺します。
その罪は別の臣下に着せ、主君の嫡男も排した武時は晴れて蜘蛛巣城の城主となります。
武時と浅茅には子がおらず、武時は義明の子を養子に迎えようとします。しかし、浅茅が懐妊して武時は心変わりします。やはり自分の子を城主に据えようと決めた武時は、義明親子に刺客を差し向けますが……。


人の業の深さ、因果応報、そんなことを描いている悲劇です。
侍に生まれたなら誰しも一国一城の主になるのが夢……。そんな夢を予言として言い当てられた武時のくすぶり出す野心。
下剋上が横行していた戦国時代が日本には実際にあったわけで、人の業を描いた内容にマッチしてますよね。

下剋上によって蜘蛛巣城の城主となった武時ですが、城主になるということはつまり、下剋上される側に回ったということでもあり……。
予言への妄執を続け、罪を重ねすぎた武時には壮絶な死が待っています。

映画ファンには有名な、三船敏郎に本当に弓を射かけたシーンですね。
初めて見ましたけど、いやーこれはすごい。
だってこれ、CGじゃないんだぜ!?特撮でもスタントでもないんだぜ!?
三船の表情も、もうどこまでが演技とか言ってられないような感じ。無駄に長いような気もするこのシーンはやっぱりこの映画の目玉であり、映画史に残るシーンですよ。

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さらに、終盤の目玉がもう一つありまして……。
弓を射られる前に、迫り来る敵軍を前にして武時は老婆に予言を乞います。
老婆の予言は「蜘蛛手の森が動かぬ限り、武時が負けることはない」というもの。

「森が動かぬ限り負けない」→「森が動くはずがない」→「俺は負けない!」ってなわけで気を良くした武時は意気揚々と城に帰り、兵たちを鼓舞します。
しかし、森が、動くんですよね……!'`,、('∀`) '`,、
動くんですよ、森が、ザワザワと押し寄せてくるんですね!
この辺のアイディアや意外性もとても魅力的です。


全体的には、ホラーっぽい雰囲気が漂っている映画ですね。静かな怖さというか、禍々しさというか……。
冒頭の深い霧の中から風景が現れる様子や、ラストのまた深い霧に包まれていく演出は、この物語の幻想的な面を表現してると思います。

あと、武時の妻を演じた山田五十鈴さんが怖いですね……。
夫に謀反を勧めるってのも怖いけど、声や表情がおどろおどろしかったですね。蜘蛛手の森の老婆とどちらが妖怪かわからなかったりして……^^;



【映画】丹下左膳(1952)

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丹下左膳 (1952年、日本)

感想 (2013年1月27日、DVDにて鑑賞)

うちのお父さんが借りてきたDVDをレビューする<親父が借りてきた映画>第2弾!
戦前から親しまれている林不忘の「丹下左膳」を再映画化した1952年の白黒時代劇、「丹下左膳」です。

監督は松田定次。
主演は阪東妻三郎。隻眼隻腕の侍・丹下左膳を演じます。
共演には、左膳の内縁の妻・お藤を演じる淡島千景、柳生源三郎の役で高田浩吉、ところてん売りの小僧・ちょび安役にかつら五郎、などなど……と書いてますが、すいません、僕にはさっぱり分からない役者さんばかりです!


セリフが聞き取りづらいってのもあってちょっと話がわかりづらかったけど、まあ要するにドタバタ時代劇なんですね。
「こけ猿の壺」の争奪戦が描かれます。それが三つ巴の闘いで、しかも事の発端が将軍様にあるということで、話が大きくなっているんですかね。
調べるととても分かりやすい話だったわけですが。

そもそもの事の発端は、柳生家に代々伝わる「こけ猿の壺」に100万両の在り処が示された図面が隠されているという話が将軍・吉宗に伝わり、「よしそれならその埋蔵金を使わせてやろう」ということで柳生藩に日光東照宮の修復を申し付けられてしまうのが始まり。
しかし、こけ猿の壺はその時すでに柳生藩にはなかった!柳生家の息子・源三郎が、江戸の不知火道場へ婿入りするために引き出物として持参していたのです。

道場の乗っ取りを企む者、幕府転覆を画策する者たちに狙われるこけ猿の壺。
ひょんなことからこけ猿の壺が手元に転がりこんだ丹下左膳は、その闘争に半ば嬉々として飛び込んでいきますが……。


いやーわかりやすい話ではなかったですね実はw
三つ巴だと思ってたけど四つ巴でしたし(笑)

痛快時代劇って感じですね。序盤の追いつ追われつはコメディタッチ。
終盤はやはり豪快な丹下左膳によるチャンバラが面白かったりして。
親父と違って役者さんをまったく知らないので、演技がどうとか、ノスタルジーを感じながらの鑑賞はできませんが、50年代の映画ってこんな感じだったんだ~ふむふむ、って感じでした。

冒頭とラストカットで江戸城天守閣のアップが映し出されるんですけど、あの演出は「はいっこんなお話でした~」みたいな、「これが江戸の日常です~」みたいな意味でしょうか、面白いと思いました。




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