感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2012年11月

零じゃあないッ!!

※この記事は野原ひろしさんの記事を読んで思ったことを元に書かれました。



ネットで話題になったという、

9÷0=

の答え。


9の部分は1でも2でも3でもなんでもいいんですが、要するに、

0で割るなんてできるの?

ってことですよね。


ある小学校では 9÷0=0 というのが正解の扱いになってたらしく、
(僕自身、0という答えに何の違和感もありませんでした……)

0とするのが正しいのか、
解なしとするのが正しいのか、

ネット上で議論になったそうなんです。


で、数日前ツイッターを眺めてたら、この話題に関連した画像がありまして……。

iPhoneに初めから入ってる計算機アプリを使ってこの9÷0を計算すると……。



割る!



は!



`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

なんだこれはッ!?
す、す、す、数字じゃなくてカタカナがwwwwwwwwwwwww
「すごいよマサルさん」に出てくるレジみたいだwwwwwwwwww

これ、ネタじゃなくて実際にこう表示されるんですよ。
iPhoneお持ちの方は試してみてください。(他のスマホ・ガラケーの方もぜひ試してみてください♪)


でも、これたぶんアップルさんが正しいと思います(笑)
エラー……。
つまり「そんな計算打ち込まれても……///」ってことで、「解なし」が正解なんですよね、きっと。

それに、何かを0で割るという状況は間違いなく生きてる間に起こらないですよね……。


でも、なんでこんな問題が出てきてしまうのか?(しかも小学校の授業で……)
その理由は分からないけど、一つには数字を記号的に捉えているせいもあると思います。
計算の練習をするときには数字の持つ意味・大きさなんて考えないから、機械的に繰り返す中で自然とできた答えなのかな?と……。

ちなみにスマホの電卓アプリでは上のようなスマートな答えでしたが、
実際の電卓を使って計算したら9÷0=0でした。
この事実も、9÷0=0がはびこる原因の一つかも。

それから、電卓って何も打ち込まない状態で既に「0」って表示してますよね。
電卓にとっては「0」がスタート画面であり、基準の値なのかもしれません。


そもそも、0という数字自体にもいろんな意味があるし……。
例えば、「なにもない」という意味の0もあれば、温度の値のようにプラスとマイナスを分ける基準値としての0もありますよね。
気温0度っていうのは、「なにもない」って意味とは明らかに違いますもんね。


うーん難しい。
そもそも僕は理系ではないんだった……。
まさかこのブログで数学について語るとは夢にも思わなんだ……。
この続きは誰かにお任せしまーす(笑)





12/1追記

ルワンダでコンピュータを教えている理系の友だちによれば、

9÷0の答えは∞(無限大)とのこと。

例えば、
9を0.1で割ると解は90、
9を0.01で割ると900、
0.001で割ると9000……
……というように、0に近い数字で割るほど、解は大きくなっていくんですね。

そんなわけで、割る数を限りなく0に近づけていくと解は限りなく大きくなっていって……

∞ ドオォォォォン!

……だそうです。

零じゃあないどころか、無限大だってさ(笑)

でも、これはこれでまた別の謎が出てきやしないか……?
(どうやら終わらない問題に手を出してしまったかも?w)

「るろうに剣心 巻之二十四」悲劇のヒロイン、堕ちた主人公…。諦めない弥彦が男前すぎる。

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るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
巻之二十四 ユメノオワリ

和月伸宏続きを読む

12月観たい映画ツー

12月に映画館で個人的に観たい映画をピックアップ。
ただし例のごとく、必ず観れるとは限りません。





12月1日公開

「ボス その男シヴァージ」


12月14日公開

「ホビット 思いがけない冒険」








なんか寂しいけど僕にとって12月はこんな感じ。
全然的外れの余計な勘繰りかもしれないけど、12月1日公開の007最新作と上映期間が重なるのを他の映画が避けたんじゃないか、ってくらい寂しいラインナップ。(僕にとって)
で、その007を観る気が無いとこんな感じになってしまうんですね。

しかも「ボス~」については地元で上映される気配が無いという…。
この「○月観たい映画」のコーナーは、実際はピックアップした数の半分も観ないばかりかピックアップしてない映画を突然観ることが恒例になってますが、今回も例に洩れず確実に観れそうなのは「ホビット~」だけとなっております。

でも、11月観るつもりでまだ観れてない「ロックアウト」とか、既に観たけどTVシリーズを知らないために楽しめなかった「エヴァQ」の再見とか、なんだかんだで映画館には通うことになりそうな予感。


一応、「ボス~」の紹介をしとくと…。
衝撃のマサラムービー「ロボット」の感動が再び日本に!インドのスーパースター・ラジニカーントが歌って踊って暴れまくる(?)映画。
僕の場合、インド映画を観ること自体がネタになりつつありますが、仙台で上映されるならまた友達を巻き込んで観に行きたいと思います(笑)

「ホビット~」は、「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚にあたる三部作の一作目。
原作知らないので、スペクタクルの部分で「ロード・オブ・ザ・リング」に勝てるのか不安ですが、ガンダルフに会えるなら観に行きます。


しかし、このコーナー、前述の通りあんまり意味の無いコンテンツになってますよね。(←気付いた)
僕が気になってる偏った趣味の映画を3~5本くらいしか紹介しないし、しかも結局観に行かない映画もたくさんあるし、月の後半になると別の映画が気になってくるし…。
その月に公開される映画をたくさん紹介できれば、このブログに遊びに来る人のためにという大義名分が成り立つのだけど、そんな大きな企画にしたら僕が死ぬしな…(笑)

気になった映画をその都度紹介するというのもいいけれど、公開前から情報集めるとなると大変だし、そういうのはよっぽど注目してる映画じゃないと書かなさそうだし…。
こないだなくなってしまったひとこと機能とか、ツイッターとかなら「○○が気になる…」って気楽に書けるんだけど、ブログ記事となるとそれなりのものを書かなきゃみたいなプレッシャーがあるんですよね…。

このコーナーをどうするかちょっと考えてみます。

【音楽】ガールズトーク / KARA

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ガールズトーク
KARA

Universal Sigma, 2010, Korea

曲目

1. ジャンピン
2. ミスター
3. ベイビー・アイ・ニード・ユー
4. スウィート・デイズ
5. SOS
6. ラブ・イズ
7. ビンクス
8. アンブレラ
9. バーン
10. ルパン

感想

K-POPアイドルグループ・KARAの日本第一弾オリジナル・アルバム「ガールズトーク」です。
一部の歌詞を除いて日本語ver.になっていて(ラップ部分はハングル)、選曲なども進出したばかりの日本向けになっているのかな?
例えば、「Honey」とか「Pretty Girl」とかのシングル「ミスター」以前の曲は収録されてなかったりします。

実は自分で買ったCDではなくて、KARAファンの風来坊君から借りているものです。
自分ではなかなかアイドルの歌は聴かないので、友達の趣味を試してみるような感じで……。
……の割には長期間借りてしまってるなー(汗)そろそろお返しします。

ちなみに初回盤がABCと3種類発売され、それぞれジャケットが違うらしいです。
その上、Aの特典はDVD、Bの特典はフォトブック、Cの特典はボーナストラックと、3種類買わないとグッズをコンプリートできない仕様……。
(画像のコレはABCのどれなのかしら?)

そういう商魂たくましいところは少し興ざめしてしまうんですが、アイドルのアルバムってどれもこんな感じなんだろうか?
10曲で40分もない短いフルアルバムなので、アルバム通しての流れとか方向性とかも無いように思うし、良く言えばベストアルバムっぽく、悪く言えば寄せ集めっぽさのある一枚。
そもそもロックとかのアルバムと同じような基準で評価しようとするのが間違いかも……?


最初からいきなりの「ジャンピン」ですしね……。
アルバム全体を考えたらもう少しイントロに工夫が欲しいですけど。

まあ、そういうもんだと思えば全然気にはならないんですけどね。
実際、楽曲はリズム・ベース・シンセ・コーラスとかすごいカッコイイ……というかキラキラしてる?

やはり、流行のポップスだけあってキラキラ具合がハンパないわけです。
いつも、怒り・哀しみ・悩み・恨みの音楽を聴いてる僕には眩しすぎるわけです。
よく考えたらコレ、ポップ・カルチャーの最たるものなわけですし。


やっぱり「ジャンピン」「ミスター」「ルパン」が聴き所ですね。
特に「ミスター」のPVのニコルが可愛い♪(もう音楽の感想じゃないけど…)

その他では「ベイビー・アイ・ニード・ユー」がけっこう好きかもしれません。
せつな系トランスって感じの曲ですね。


でもやっぱり全体的に短いかなあー…。
まあ、人から借りたものをあーだこーだ言うべきではないかもですね……。

【映画】「ヴァンパイア」吸血鬼ではなく、孤独な現代人の映画。

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ヴァンパイア (2011年、日本/カナダ)

【ジャンル】
ドラマ
【監督】
岩井俊二
【出演】
ケビン・ゼガーズ(サイモン)
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(ゼリーフィッシュ)
蒼井優(ミナ)
アデレイド・クレメンス(レディバード)
トレバー・モーガン(レンフィールド)
アマンダ・プラマー(ヘルガ)
クリスティン・クルック(マリア・ルーカス)
レイチェル・リー・クック(ローラ・キング)

あらすじ

高校で生物学を教えているサイモンは、アルツハイマーの母親と二人暮らし。そんな彼の裏の顔は、自殺志願の女性たちとネットで知り合い、彼女たちから血を抜く「ヴァンパイア」だった。警察に悟られぬよう密かに行動していたサイモンだったが、ある時、集団自殺のグループに巻き込まれてしまう……。

感想 (2012年10月22日、フォーラム仙台にて鑑賞)

「リリィ・シュシュのすべて」や「花とアリス」の岩井俊二監督作品。
長編映画としては8年ぶり。制作・原作・脚本・撮影・音楽・編集を監督自身が担当。
予告編の感じが良かったので気になって映画館に観に行きました。


ヴァンパイア映画にしてヴァンパイア映画にあらず!……みたいな内容です。
切なくも美しく静かなストーリーは、近年だとクロエ・モレッツ主演の「モールス」やそのオリジナル版と比べてしまうけど、それらとも違う新しいヴァンパイアものですね。

何が違うかというと、ファンタジーの要素が無いんですよね。
今までのヴァンパイア・ホラーのように吸血鬼がコウモリに変身したり、何百年も生きたり、日光を浴びて灰になったり……そういうおとぎ話の展開がこの映画には無いんです。

もっと言えば、主人公のサイモンが本物のヴァンパイアなのかも明らかにされてなくて。
むしろサイモンは普通の人間だと思わせようとするような描写も見られるくらいで……。
ドラキュラを崇拝し、吸血鬼の真似事をするサークルなんかが出てきて、それが逆に「現実にはヴァンパイアなんて存在しない」という事実の上に作品が作られているということで……。

なので、この作品はあくまでも現実の延長線上にあって、僕は「ヴァンパイア」というタイトルに他人の血(何か)を欲してしまう不完全で脆い存在……というイメージを持ってしまいました。


あからさまに恐怖を煽ってびっくりさせるようなシーンもありません。
でも、すごく薄ら寒いシーンはありました。サイモンが自殺志願の女性から血を抜きとるシーン。
(あとおぞましい犯罪行為の映像もありますがグロくはないです。嫌悪感はありますが)

両手両足から採血する要領で瓶に血液を溜めていくんですが、このシーンが美しくもどこか恐ろしいんですよね。
観てるこっちまで両手両足から血が抜けていくような感覚に陥るんです。
でも、あくまでも映像や音楽は美しい……。うーん、不思議な感覚。
そういうどこか寒気のする感覚は全編に渡ってあるかもしれません。


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よく考えれば、この映画は「自殺」というセンセーショナルなテーマを扱っているわけで、その点でも興味深く見れましたね。
「自殺志願者」って簡単に書いてしまいましたが、女優さんたちの演技が巧くてけっこう気が滅入ります(笑)
やはり自殺に行き着く人の性格ってみんな似てくるのか、負のオーラをまとってる感じ。
知らない役者さんばかりなんですが逆にリアリティがあって良かったです。

唯一知ってる役者では蒼井優ちゃんが留学生の役で出てましたね。
このミナという子も自殺未遂をするという役……。うーん、志願者が多い……。

でも、ミナに対するサイモンのセリフが意外でしたね。
要約すると「人間は60兆の細胞から出来ていて、君はその細胞たちに対して責任がある」とかなんとか。
生物教師らしい言葉ですが、これって矛盾する行動ですよね?
“ヴァンパイア”として自殺志願の女性たちを殺しているサイモンが、死にたがっている生徒には生きろと諭すんですよ。うーん、面白い。
逆に、サイモンは自殺しようとする女性たちに何を思っていたのでしょう?

サイモンという男の人物像も、自信たっぷりで完璧な知能犯とは真逆の、けっこうドジで気の弱い独身男といった感じ。
ただ、イケメンなので、友人の妹が勝手に家に押しかけてきたりとハタから見てるとおいしい役なんですが(笑)


自殺という現代社会の闇と、何故か血を欲してしまう不完全な主人公が抱える心の闇。
どちらもある意味ではフィクションですが、しかし別の意味ではどちらも現実を切り取ってみせています。

サイモンは本当に血液を必要としていたのか?そうでなければ、何故血を集めているのか?
何故、自殺者の死に際に立ち会うのか?孤独な彼は何を求めていたのか?
いろんな事が謎のままで終わる映画でもあります。


岩井監督ならではというか、美しく面白い映像世界も良かったですね。
アルツハイマーの母親に風船つないだり、森や室内の映像もいちいち美しい。
音楽も監督によるものですが、これはもう少しバリエーションがあっても良かったと思います。
全部同じに聴こえてしまった……。

それと、観に行ったのが月曜のレイトショーだったせいか客の入りが異様に少なく、まるで自殺志願者が集まった……みたくなってたのが、残念(笑)
もっと多くの人に注目してほしかった映画ですね。



【アニメ】Robotics;Notes #06

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Robotics;Notes ロボティクス・ノーツ
#06「夢が終わっちゃったら、寂しい」

あらすじ

淳和とフラウがロボ部に加わり、さらにガンつく1の制作に燃えるあき穂。一方、海翔は拡張現実の中の少女・愛理の謎と君島コウのレポートの謎を追っていた。そんな中、ROBO-ONE世界大会に向けて昴のホビーロボットを調整していることが、昴の父親にバレてしまい……。

感想

ようやく物語が動き出しt(ry……
!? やっぱり毎回同じこと書いてるよ!?

思うに、このアニメ、学生のみでガンつく1を完成させるのは無理なんでは?(笑)
やはり専門的な知識・技術と資金・労働力が必要なわけで、それには大人の全面的な協力が必須。
で、その全面的協力を得られるのはいつなのか?と考えると……。
けっこう切羽詰まった状況でないと大人は動いてくれないかもしれない……。

「切羽詰まった状況」に関係しそうなのが、海翔の見つけた愛理というヴァーチャル少女と君島コウのレポートなわけで、海翔が積極的にその謎に取り組むまでまだ時間がかかりそうだし……。
つまり終盤までガンつく1は一進一退を繰り返すと思う……。

まあでも、昴と父親の確執あり、その後にはROBO-ONE世界大会も控えているはずだし、しばらくはガンつく1以外でも楽しめそうな予感。
でもM45のカッコよさがイマイチわからないですけど。アレむしろ頭部無いほうがカッk(ry……


フラウが割とすんなりロボ部に入ったのが意外だったけど、それ以上に、フラウのスラングを完璧に理解できずとも大体の内容を把握できてしまった自分が意外……!
第4話ではまったく意味が分からなかったけど、今回は言いたいことが分かってしまった……(-_-;)
きっと、このアニメが終わる頃にには僕は完全にフラウ語を理解していて、フラウ語しか喋れない廃人になってるんだ……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

あと、今回気づいたけど、フラウは「ちびまる子ちゃん」の野口さんに話し方が似てるよね。

あと、ネットで見つけた「昴の親父とサイコパスの征陸のとっつぁんが似てる」という意見に激しく同意(笑)

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大徳さんがさっそく悪い影響を受けてるw


今回、海翔の謎解きは謎の施設まで行ったけど、なんか本人にやる気無さそうな……。
「とおりゃんせ」のメロディにマジビビリなのは良かった。あのメロディを知らない世代なのかも?
何はともあれ、ユルユルな日常とグダグダな謎解きがもうしばらくは続きそうな予感。
DVDで1巻ずつ見たら楽しめるんだろうか、このアニメ?(って余計な心配をしてみる)

愛理は、甘々の妹属性とクールなゲジ姉の一粒で二度おいしいキャラですね。
とりあえず、ゲジ姉の方じゃないと話にならないことは分かりました……。



【アニメ】PSYCHO-PASS 第6話

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PSYCHO-PASS サイコパス
第6話「狂王子の帰還」

あらすじ

狡噛の暗い過去――、潜在犯となるきっかけを作った「標本事件」を知った朱。そして狡噛は先のドローン製造工場での事件とアバター乗っ取り事件に「標本事件」との共通点を見出す。一方その頃、私立の名門学園では新たな陰謀が蠢いていた……。

感想

狡噛の過去が明かされた……ということでいいのかな?
冒頭の悪夢と説明セリフのみだったけど、一応、主人公が堕ちるきっかけとなった事件なんだから1話分使って過去回想も悪くないとは思ったけど……。

ササヤマという同僚監視官を無惨な殺され方で失い、犯人への憎しみから犯罪係数が跳ね上がった狡噛。
潜在犯となったことで監視官から執行官に降格され、迷宮入りした「標本事件」を今も追いながら現在に至る。
この事件と槇島はたぶん繋がってるんだけど、その槇島と狡噛の因縁にどう朱が絡んでいくのかは気になるところですね。


朱といえば、今回はカガリとのプライベートシーンが面白かったけど、いつの間にそんな仲いいのよ?(笑)
たしかドローン工場事件ではカガリにイラつかれてたよね?朱は。
それが今回は「カガリくん」「アカネちゃん」の仲だったので意表を突かれました。

これで、朱は征陸のおやっさんとカガリのプライベートを覗き見たわけですが、今後も他のメンバーのプライベートにお邪魔することはあるのかしら?
六合塚と唐之杜は秘密を抱えてるしな……。ギノの私生活はつまらなそうだしな……。
狡噛は朱が一番付き合いづらいと感じているやつだしな……。

ていうか、なんで朱はそんなに狡噛のことだけを「わからない」と思うんだろうね?
ギノの方がよっぽど付き合いづらいと思うけども(笑)

あと、さりげなく狡噛が征陸を「とっつぁん」と呼んでましたね。
このアニメには峰不二子(沢城みゆき)ととっつぁんがいるのか~(笑)

その唐之杜の、「今日付けてるブラジャーを賭けてもいい」には吹きました。
でも実は、性にオープンな大人の女を上手く表現していたり……。


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今回の事件については、まだ始まったばかりという感じで次回に期待ですね。
前時代的なお嬢様学園が出てきたけれど、ちょっと登場人物が多すぎる気も……。
明らかに犯人の「先輩」と、彼女に憧れる(命を狙われるであろう)ツインテールの子の他に、食堂でウワサ話をしていたショートとポニテの二人がやけに存在感放ってた気がするんですけど……。
「先輩」や学園の説明役としては優遇されてて、ポニテの子なんててへぺろ(・ω<)かますし……。

でも、4人で描くにはあと2回分くらいは必要だろうし……。
やっぱり問題は先輩とツインテールですかね。


あと、ドローン工場事件の犯人が生きてたのが意外でした~!
最初誰だか分かんなかった~!(笑)

今回の、「殺意」と「手段」が結びつかなければ犯罪は起きない、という狡噛の指摘は面白かったです。
槇島が、「殺意」を持った人間たちに「手段」を提供しているんでしょうね……。



【映画】「エターナル・サンシャイン」良い所も悪い所もぜんぶ大切な思い出。

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エターナル・サンシャイン (2004年、アメリカ)

【ジャンル】
ラブストーリー
【監督】
ミシェル・ゴンドリー
【出演】
ジム・キャリー (ジョエル・バリッシュ)
ケイト・ウィンスレット (クレメンタイン・クルシェンスキー)
キルスティン・ダンスト (メアリー)
イライジャ・ウッド (パトリック)
マーク・ラファロ (スタン)
トム・ウィルキンソン (ハワード博士)

あらすじ

ヴァレンタインを目前に控えたある日、ジョエルは、喧嘩別れした恋人のクレメンタインが自分との記憶を消す手術を受けたことを知る。ショックを受けたジョエルは、自分も恋人との日々を忘れようと、脳の中の特定の記憶を消去する方法を開発したハワード博士のもとを訪れる。早速クレメンタインとの思い出の品を集め、手術を受けるジョエルだったが……。

感想 (2012年10月11日、DVDにて鑑賞)

この映画を「切ないラブストーリー」と一言でくくってしまうのはどうなんでしょう?
世にあまたある他の「切ないラブストーリー」とはまったく違う映画です。

脚本・制作はチャーリー・カウフマン。
この作品では恋愛と記憶についてユニークなアイディアで書いています。

ミシェル・ゴンドリーはフランス人映画監督。
カウフマンとのタッグは「ヒューマン・ネイチュア」に続いて2度目。
最近の監督作品では「グリーン・ホーネット」があります。

主人公ジョエルにはコメディアン俳優ジム・キャリー。
個人的には「マスク」とか「ライアー ライアー」とか前世紀の記憶しかないですね。
今回久しぶりに見て、老けたなあとは思ったけど、純粋なコメディ以外に出てるのは少し新鮮でした。

ジョエルの恋人クレメンタイン役には、「タイタニック」や「ネバーランド」ケイト・ウィンスレット。
ドレスを着る役が多いので「コルセット・ケイト」っていう愛称が付けられちゃう彼女ですが、今作では髪の毛を青や赤や緑に染めた破天荒な女性の役を演じます。
僕自身、コルセット・ケイトとしての彼女しか知らなかったので、この役はけっこう意外でした。

他には、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッドや、旧「スパイダーマン」シリーズのキルスティン・ダンストなどが脇を固めます。


さて、どこから話せばいいものか……(笑)
これも詳しく書いちゃうとネタバレしちゃう系の作品ですよね……。

ある朝目覚めたジョエルは最悪の気分の中、衝動的にある浜辺へと向かいます。
そこで出会ったエキセントリックな女性クレメンタイン。
まったく個性の異なるジョエルとクレメンタインは何故か惹かれ合い、恋人として付き合うことに……。

で、幸せなストーリーが今まさに始まりかけた瞬間、場面が変わり、一人泣きながら車を運転するジョエルの姿が映し出されます。
「あ、ジョエルふられたんだな。ずいぶん時間が飛んだな」と誰もが思う構成なんですけど、実はそうじゃあない。
この序盤の何気ない構成が巧いんですよね。


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悲しみにくれるジョエルは、失恋の傷を癒すためにクレメンタインとの記憶を消そうと、ある医院を訪れます。
そのラクーナ社では、脳内の特定の記憶を消す技術を持っているんですね。
ちなみにそこの受付嬢がキルスティン・ダンスト。なんか今作の彼女は可愛かったな……。

手術はジョエルの寝室で行われ、マーク・ラファロとイライジャ・ウッドが演じる技術屋によって機材が持ち込まれます。
しかし、酒を持ち込んだり、女(キルスティン)を連れ込んだり、イマイチ職務に忠実ではない彼ら。

一方、無意識のジョエルは過去の記憶を遡っていきます。
クレメンタインとの楽しい思い出、つらい思い出……。
その思い出の中からクレメンタインの存在だけが消されていきます。
やがて、ジョエルの中には「彼女のことを忘れたくない」という想いが生まれます。

しかし、手術の中止を訴えてもそれは所詮脳ミソの中でのこと。
彼の寝室でバカ騒ぎをしている技師たちには聞こえるはずもなく……。
ジョエルは、クレメンタインの存在をどうにか記憶に残そうと、自分の記憶の中で悪戦苦闘します。


大雑把にいうとこういう展開の物語で、ジョエルの脳内の不思議な映像世界でジョエルとクレメンタインの絆を探るパートが主軸として描かれ、そこへ現実での技師たちの少し滑稽なドラマが伏線として描かれる感じですね。
(ジョエルの記憶が幼少時代まで遡った時、この配役はジム・キャリーで正解だったと納得しました)

あまりに技師たちがテキトーなのでイラッとするシーンもあるんですけどね……。
特にイライジャ・ウッドが演じたパトリックはかなりサイテーな役どころでした(笑)
でも、その伏線がクレメンタインを結末へと導く伏線になっているのは意外でしたね。
ムダな登場人物に思えて実は重要だったという……。

また、キルスティンが演じたメアリーもただ可愛いだけの受付ではなくて、結末に大きく絡んでくる役どころでした。
それから、彼女の行動はこの映画のテーマについての一つの可能性を示していますよね。
(これ以上はネタバレのため書けません……!)
(あえて書くならば……、人を好きになる理由というのは、その人との記憶ではなく、その人と出会うまでの経験に大きく左右されるのかもしれません)


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さて、ラブストーリーという紹介のされ方をしているので恋愛映画としてはどうなのか?というと……。
正直、これって恋愛映画と言えるのかな?って感じです。

だって、ジョエルが対話するのは記憶の中のクレメンタインなわけで、現実に生きて日々成長(変化)する彼女ではないんですよね。
ジョエルの記憶、「彼女はこうだった」という主観的な思い出が、「彼女ならばこうするだろう」という行動を脳内で再生しているに過ぎないと思うんですよ。
だから、ジョエルが彼女に語る言葉のすべてが無駄なように思えて、夢の中でのクレメンタインの言葉もジョエルが作り出した幻影に思えてしまうんですよね。

記憶とか夢とかって、結局は過去の体験のリピートでしかないので、それだけでは前に進めないはず。
予測不能の世界を生きて初めて新たな経験が蓄積され、人に変化をもたらすのだと思います。

ただ、僕のそんな思いとは裏腹に記憶の中で「何か」を掴んだジョエル(笑)
そうか、記憶をリピートすることで忘れていた大切なことを思い出して変化する場合もあるのか……。


物語も終盤。記憶を消され目覚めたジョエルは最悪な気分。衝動的に電車に乗ります。
ここで冒頭の映像が活きてきますね。
冒頭の映像と記憶の中での二人の出会いのシチュエーションが違っていたりして不思議に思ってはいたんですが、ここでようやく辻褄が合うんです。

そして明かされる真実とその証拠。
この「証拠品」がもう素晴らしい小道具でして……。

最後まで緊張感と驚きを保ってた面白い映画でした。
恋愛観については僕の経験が浅いせいで違和感に感じるところもあったけど、ラストの展開を見て思ったのは、相手に幻滅してからが本当の恋愛で、お互いの嫌な所を散々言い合って傷つけ合って……、そこから本当の愛が始まるのかもしれない、……なんてな。
どれだけ相手が理想に近いかではなく、長所短所をどれだけ知っているか……なんでしょうね。

そんな恋愛観と、ちょっとした時系列の組み換えが功を奏していると思います。
なので、ただ「切ないラブストーリー」と評価するのはもったいない。


最後の最後で画面がホワイトフェードしていくんだけど、あれってかなり憎たらしい演出ですよね(笑)
「結局は破局しました」という意味に取れなくもない……(-_-;)
いや、チャーリー・カウフマンならそういうことも普通にやりかねないからなあ……(笑)
でもむしろこの作品、彼の書いた脚本としては分かりやすく取っつきやすい方かも。



「るろうに剣心」名セリフ集 其之五

るろ剣名セリフ集・第5弾!
今回は11巻~13巻の名セリフを集めてみました。

漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」名セリフ集
其之五
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【音楽】ガラクタ / 螢

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ガラクタ

JOTA, 1999, Japan

曲目

だいいろ子鹿
虹~ダンボール
くらげ
ふうせんガム
大切ココロ

感想

少女詩人・螢(ほたる)のインディーズ・アルバム「ガラクタ」
ポエトリー・リーディングとかポエトリー・シンガーとか言われるのですが、早い話が螢の独特な詩の朗読と音楽プロデューサー山本伊織氏の作曲したインストゥルメンタルの融合です。
かつてインディーズ界でカリスマ的存在でしたが現在は引退状態。
(ちなみに、少女だったのはデビュー当時w)


詩の朗読と言っても囁くように歌っています。ウィスパー・ヴォイスですね。
でも、あんまり音程にはこだわってない感じ(笑)
そこが逆に雰囲気を作るのに成功しているんですけどね。

彼女の魅力はなんといってもその独自の詩世界でしょう。
言葉の選び方・繋ぎ方が独特で、何を言いたいのか判然としない感じも。

ただ一つ言えるのは、若者特有の無力感や虚しさ・気怠さを世界観として持っているということ。
ティーンズの時しか味わえない膨らみ過ぎた感受性とでもいうか、ピュアであるがゆえに世界に絶望してしまうあの脆い心をそのまま吐き出しているんですよね。
(どうやら「みんな死ねばいい」とかポツリと言ってしまう子だったらしい)

彼女の作詩能力は才能だけれども、根底にある感情はある時期なら誰でも持ちうるものなんです。
だから、当時カリスマとまで呼ばれたのかもしれません。


このミニアルバムでのオススメは#5「大切ココロ」
美しくも切ない詩です。

ちなみに、螢を知ったのは高校時代に同級生の佐○君が螢のメジャーデビュー・シングル「ハリガネ」を貸してくれたのがきっかけ。
そのとき一緒に貸してくれたのがマリリン・マンソンでした(笑)
僕にポリシックスを教えてくれたのも○川君です。
(共通点を探すと「オルタナティブ」しかないw)

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