感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2012年04月

マスク・オブ・ゾロ


マスク・オブ・ゾロ
(1998年/アメリカ)

【監督】
マーティン・キャンベル
【キャスト】
アントニオ・バンデラス
アンソニー・ホプキンス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スチュアート・ウィルソン
マット・レッシャー

*あらすじ

20年前、「怪傑ゾロ」としてメキシコの民のために戦っていたディエゴは、知事モンテロによって投獄され、生まれたばかりの娘を連れ去られていた。20年後、モンテロが再びカルフォルニアの地に立った時、その傍らにはモンテロの娘として育てられたディエゴの娘エレナがいた。老いたディエゴは、モンテロの野望を砕き、娘を取り戻すために、お尋ね者の青年アレハンドロに剣術と教養を叩き込み、ゾロの後継者に育て上げようとするが……。

*感想(2012年1月3日、TV録画にて鑑賞)

お正月にピッタリな映画。つーか、お正月になると放送される気がする映画。
特におめでたい内容でもなんでもないんですけどね。
あ、でもなんとなく「かくし芸大会」ぽいかもしれない、いろいろと。

スピルバーグが製作総指揮に名を連ねていることもあって、ゾロは子供たちに夢や希望を与えるような、そんなヒーロー像で描かれていますね。見ていて安心。
そして終盤の、隠し金山を舞台にしたアクロバティックなバトル。これもやはりスピルバーグに関連付けてしまっていいと思います。いいでしょうか?いいですよね?(笑)

監督そっちのけで話を進めてますが、監督はマーティン・キャンベル。
wikiに「アドベンチャー映画が得意」と書いてあったので、終盤も含めたアクションは監督の成せた技かもしれません。

でも、スピルバーグが関わってる映画は、なんとなく、見てると楽しくなる作品が多いような気がします。この映画が楽しいのもスピルバーグのおかげと思いたい……。
いまさらですが、スピルバーグ推しです^^;



主演はアントニオ・バンデラス。
スペイン出身のセクシーな俳優ですね。
ちょっとやんちゃな感じが盗賊上がりの二代目ゾロにピッタリ。

初代ゾロにはアンソニー・ホプキンス。あれ、アクションだいじょぶ?って感じの御年ですが、意外に軽々と動きまわってみせます。
しかし、やっぱりこの方の見所はその表情。実の娘に身分を隠して対面した時の表情がたまらない。

ヒロインにはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。勝気な令嬢エレナを色香たっぷりに演じます。
しかし、あらすじの「20年前」という言葉を信じるならば、二十歳そこそこの役のハズ。
正直そうは見えませんでした、色香が……。

ちょっと危なっかしい二代目ゾロの活躍、そして初代とエレナのドラマと、飽きずに最後まで楽しめる映画ですね。

「ルパン三世 血の刻印 ~永遠のMermaid~」16年ぶりのメインキャスト変更で話題になったTVスペシャルシリーズ第22弾。


ルパン三世 血の刻印 ~永遠のMermaid~
(2011年/日本)
続きを読む

【自作曲】Deep Within The Forest


Deep Within The Forest / Yuckebein



Yuckeです。
今日は月イチを目指して作ってる自作曲を発表いたします!

今回はアンビエントなナンバー「Deep Within The Forest」です。
動画は加工した写真1枚が延々流れますので、じーっと見てなくても大丈夫です(笑)


タイトルのとおり、神秘的な森をイメージした曲です。
屋久島とか、白神山地とか、トトロの森とか想像しながらお聴き下さい。

実はこの曲も、前回と同じく過去に作った曲なんですね……実は新曲じゃないのですm(_ _)m
ただし、今回は残ってたデータを元に切り貼りして再構成してますので、新Ver.と言えそうです。


動画の映像なんですが、ステキなイラストや写真・映像を広く募集してみようと思います。
絵を描いたり、写真やビデオ撮影が趣味な方、Yuckeの音楽に映像を付けてくれませんか?
出来はあまり問いません。コラボしてやってもいいよ、という方はご一報を。
なんか面白いことが始められるかもしれませんね♪




この曲がちょっといいなと思った方はクリック!

【音楽】The Cloudy Dreamer / OLIVIA

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The Cloudy Dreamer
OLIVIA

Cutting Edge, 2007, Japan

曲目

If You Only Knew
Stars Shining Out
Dream Catcher
Who’s Gonna Stop It
Cloudy World
Cut Me Free
Wish (English Ver.)
A Little Pain

感想

OLIVIAのミニアルバム「The Cloudy Dreamer」。
ロックとポップスが見事に溶け合った一枚です。

アニメ「NANA」の主題歌に惚れて購入。
けっこうミーハーです、ぼく。


個人的に、ミニアルバムには良作が多いと思います。
なんというか、一曲一曲の出来映えはフルアルバムに優りもせず劣りもしないんですが、全曲に存在感があるんですよね。

多分、ミニアルバムだと全体の中で一曲が占める割合が大きくなるせいだと思うんですよ。
それから、曲数が少ないことで全体のストーリーも分かりやすく伝わるのかも。


で、これも気に入っているミニアルバムです。

静謐な空気感の中で祈るような叫びが響く#1「If You Only Knew」(一曲目にこういう曲を持ってくるのが意外!)に始まって、疾走感のある#2「Stars Shining Out」、スローテンポで力強く歌い上げる#3「Dream Catcher」、攻撃的なロックナンバー#4「Who’s Gonna Stop It」と、3つパワフルな曲が続いた後は、エモーショナルなロック#5「Cloudy World」で風景を描き出し、スローなクラブ調の曲#6「Cut Me Free」で内面の闇を切り出します。
終盤は既にシングルとしてヒットしている2曲。#7「Wish」で再度攻め立て、#8「A Little Pain」で厳かに幕を閉じる、といった感じでしょうか。

いや正直、このアルバムで全曲紹介するとは思ってなかったんですが、気付いたらしてました(笑)


イチオシは#1かな?
シングル曲を聴いたことない人には、#7と#8も勿論オススメ♪

他のアルバムも聴いてみたいアーティストですね。
(結局、フルアルバムも聴くんじゃんって話ですが…)

ちなみに、「NANA」については語れるほど知りません……。

【音楽】Cruise / 石野卓球

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Cruise
石野卓球
Ki/oon Records, 2010, Japan

1. Feb4
2. Spring Divide
3. SpinOut
4. Hukkle
5. Arek
6. Y.H.F.



電気グルーヴの石野卓球のソロ・ワークス、「Cruise」です。
ジャケ写はクルージング中に卓球本人が撮影したもの。カモメに襲われながらのナイスショットですね。


いつもよりも若干テンポが遅め。クルーズということで?
最初聴いた時は地味~な内容だなーと思ってたんですが、最後の#6「Y.H.F.」がわかりやすいテクノでちょっと救われます。

個人的な印象として前作「TITLE #2+#3」の「TITLE #3」を思い出しました。
なんだか構成が似てる。
あれもミニアルバムで、ラストの曲がイチ推しの一曲なんですよね。

あ、#5「Arek」もいいかも♪
くにゃくにゃな音が面白い。ちょっと冗長ですが。
こんなこと言ってたら全曲イチオシになってしまいそう。


つい最近、ライブに警察突入してきて中止になったとか。
逮捕されたわけじゃないようですが…。以前から、ドラッグ容認ともとれる発言がある人なので、それはそれはビビりました、僕が。

ミュージシャンもDJも、演奏しなければ存在価値ナシ。
余計なことで心配はかけないでほしいですな…。

【音楽】CHRONO TRIGGER Original Sound Version

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CHRONO TRIGGER Original Sound Version
光田康典、Square Soft
Pryaid Records, 1995, Japan

Disc-1
1 予感
2 クロノ・トリガー
3 朝の日ざし
4 やすらぎの日々
5 みどりの思い出
6 ガルディア王国千年祭
7 ゴンザレスのお歌
8 不思議な出来事
9 風の憧憬
10 おやすみ
11 樹海の神秘
12 戦い
13 ガルディア城~勇気と誇り
14 んっ!?
15 マノリア修道院
16 道行く者へ祈りを…
17 沈黙の光
18 ボス・バトル
19 カエルのテーマ
20 ファンファーレ!
21 王国裁判
22 隠された事実
23 危機一髪

Disc-2
1 荒れ果てた世界
2 過去の謎
3 16号廃虚
4 生きる望みをすてた人々
5 ラヴォスのテーマ
6 世界最期の日
7 暴走ロボ軍団ジョニー
8 バイクチェイス
9 ロボのテーマ
10 工場跡
11 戦い2(アンリリースド・トラック)
12 ファンファーレ2
13 時の最果て
14 愉快なスペッキオ
15 ファンファーレ3
16 地下水道
17 ボス・バトル2
18 原始の山
19 エイラのテーマ
20 風と空と大地のリズム
21 燃えよ!ボボンガ!
22 魔王城
23 錯乱の旋律
24 魔王決戦

Disc-3
1 歌う山(アンリリースド・トラック)
2 ティラン城
3 夜の底にて
4 時の回廊
5 ジール宮殿
6 サラのテーマ
7 封印の扉
8 海底神殿
9 クロノとマール~遠い約束
10 シルバート~時を渡る翼
11 黒の夢
12 決意
13 世界変革の時
14 ラストバトル
15 星の祝祭
16 エピローグ~親しき仲間へ
17 遥かなる時の彼方へ



SFCの名作RPG「クロノ・トリガー」のサウンドトラックです。
コンポーザーは光田康典。近年は「イナズマイレブン」の音楽を手がけているお方です。

クロノ・トリガー、最初SFCでヒットした後、PSやDSに移植され、その度にオリジナルサントラを出しているみたいですが、今回のこれは初代サントラにあたる作品。クロノ・トリガーの原典とも言えますね。


名曲ばかりです。

ゲーム・サントラの感想を書くとき「戦闘BGMがカッコイイ!」って言いがちなんですが、この作品は、フィールドやダンジョン探索中のBGMが名曲ぞろい。
Disc1-#5「みどりの思い出」#9「風の情景」Disc2-#13「時の最果て」などが特にお気に入りです。

しかし、なんといっても一番はDisc3-#4「時の回廊」!
オリエンタル(で、言葉あってるかな?)な雰囲気が最高です。


それから、忘れちゃいけないDisc1-#19「カエルのテーマ」!
これ、かっこいい!!そしてなんだか渋い!!
単純な構成なので脳内でエンドレスリピートして困ってます(笑)

【音楽】CM3 / Cornelius

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CM3
Cornelius
Warner Music Japan, 2009, Japan

1. chronograph / Sketch Show
2. I'd Rather Dance With You / Kings of Convenience
3. Banquet / Bloc Party
4. You Feel Right / If By Yes
5. Twilight / 電気グルーヴ×スチャダラパー
6. Universal Speech / The Go!Team
7. Call Me Super Bad / James Brown
8. Everything Needs Love / MONDO GROSSO feat.BoA
9. Moon Over Bourbon Street / Sting
10. War & Peace / 坂本龍一
11. ONE / Crystal Kay
12. ekot / Sketch Show



あれ、Yuckeのヤツ、昨日と同じの更新してるぞ?
…と思った方、いつも見ていただきありがとうございます☆

昨日のとは違います。ほら、指がスリーピースになってますよね。
昨日のは「CM2」。今日のは「CM3」です。


前作「CM2」と同じく有名アーティストの曲がCornelius remixで収められていますが、今回は前作のような統一感はあまりないかも。
いろんなアプローチからの再構成が目立ちますね。

例えば、#3「Banquet」は原曲のテンポを大胆に破壊して、噛み合わないロックンロールといった感じになってますし、#11「ONE」は原曲かと思うほど正攻法なアレンジになってます。


一番気に入ったのは、Kings of Convenienceの#2「I'd Rather Dance With You」。
最初は止まり止まりって感じの素朴な曲なんだけど、サビで一気に色っぽい感じになります。これは気持ちいい♪
原曲も素敵なのでオススメ。

コーネリアスのリミックスは、無作為な音符のように聴こえて実は計算されているのがすごいです。

【音楽】CM2 / Cornelius

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CM2
Cornelius
Warner Music Japan, 2003, Japan

1. Tender / Blur
2. Curiosity / k. d. lang
3. Family / Crue-L Grand Orchestra Feat. Ellie
4. Mixed Bizness / Beck
5. Hot Computer / Gerling
6. Since I Left You / The Avalanches
7. Fish / Bonnie Pink
8. We Are All Made Of Stars / Moby
9. Garigari-Kun / Denki Groove
10. Tsunami / Manic Street Preachers
11. Butterfly / Towa Tei
12. Brand New Day / Sting
13. Heartbeat / Tahiti 80



Cornelius(コーネリアス)こと小山田圭吾が手がけたリミックスを集めたアルバム「CM2」です。

これ、持ってない人は夏が来るまでに手に入れておいて下さい。
そのくらいオススメの一枚。コーネリアス知らない人には特に。

で、なぜ夏までなのかというと、個人的に南国リゾートを思い浮かべる一枚だからです。
夏に聴いて欲しいアルバムだからです。
夏になってからでは遅~い。


#1「Tender」からの4曲とかはぜひヤシの木陰で聴きたいアレンジ。意図的に波音が入ってる曲もありますし。
ほとんどの曲がアコギと穏やかなリズム、ポッポッポッという電子音(コーネリアスお得意の!)で構成されていて、とてもシンプル。
ヒーリング・ミュージックといってもいいですね。


原曲と聴き比べするのも面白いです。
すべての原曲を聴いたわけではないですが、どれも見事にコーネリアス色に染まっています。
そして、全体通して南国チックな統一感があります。

BlurやBeck、Stingなどのロック界の有名どころの曲も、ことごとくcornelius remixに。
他にもテクノやクラブ系、ポップス歌手の楽曲が、まったく違ったアプローチで奏でられています。


洋楽に抵抗無い人は気持ちよく聴ける傑作リミックス・アルバムです。

宇宙人ポール


宇宙人ポール
(2011年/イギリス、アメリカ)

【監督】
グレッグ・モットーラ
【キャスト】
サイモン・ペッグ
ニック・フロスト
セス・ローゲン(声の出演)
 
*あらすじ
 
イギリスからやってきたSFオタクの2人組・グレアム(サイモン・ペッグ)とクライヴ(ニック・フロスト)は、オタクにとって聖地であるコミックの祭典"コミコン"を目指し、キャンピングカーで男2人の気ままな旅を楽しんでいた。その途中、アメリカ中西部のUFOスポットを巡っていた彼らは、ネバダ州の"エリア51"でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。謎のエージェントの追手がかかる中、グレアムとクライヴはエリア51から脱走してきたというグレイ型エイリアンを故郷に帰そうと奮闘するが……。

*感想(2011年12月28日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)

笑いました~♪

グレイ型の宇宙人ポールを匿ったために巻き起こる珍騒動の数々!みたいなSFコメディ映画。
いや、SFパロディ映画って言った方が正しいのかな?
とにかくいろんなSF作品へのオマージュが詰め込まれている作品ですからね。

ただし、断っておきますがYuckeはほとんどわかりませんでした!
オッパイ3つ女と、スピルバーグとポールの意外な関係とか……、それぐらいしか引用元がわかりませんでしたね。
SFが大好きだとか言いつつ、まだまだこの程度です(;^ω^A ァセァセ

でも、後半は元ネタ分かんなくても普通に笑えました。
良い意味で、SFがとれてコメディ映画になってました。


主演は、脚本を書いたサイモン・ペッグとニック・フロスト。
イギリスからコミコン目当てにやってきた生粋のSFオタクを演じます。
もう、見事なまでの独身オタク男ぶりでした。それが男2人でキャンピングカーで昼夜問わず常に一緒に行動……。うん、いい具合にキモいですね~♪

そんな彼らの前に現れた宇宙人。その名もポール(笑)
これがもう最高♪タバコ吸いながら渋い声で女を語るとか、ヤバイです。
そう、声がなんかよかったですね。体型に合わない落ち着いた声だったのがまず意外で、でもその声で下ネタ連発したり、ファックサイン出したり、素行が悪い悪いw

ただ、たまにすごい愛らしい顔をしたりする。眼球が大きいせい?


で、オタク2人組が宇宙人をキャンピングカーの中に匿いながらの旅が始まるんですが、そこへ謎の任務を負ったゾイル捜査官(ジェイソン・ベイトマン)や、キリスト教原理主義の女性ルース(クリステン・ウィグ)なんかが絡んできて……。

このルースなんですが、科学を一切信じない極端な思想の持ち主で、世界は6000年前に神が創ったと信じている原理主義者。
そんな彼女が、ある意味科学の塊であるエイリアンと出会った時の反応は見ものでした(笑)
そして教義的にはどんどん堕落していく姿が面白い。
天然っぷりでも笑わせてくれます♪


ラストはなんだか感動の結末。
意外に深い話だったような気もしないでもない、痛快な映画でした。


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さて、これでようやく2011年に見た映画のレビューも書き終わりました。

……。

いいえ、嘘です!
実はレビューするタイミングを逃したまま忘れていた作品もありますね。
まぁ、いつかまた見ると思う作品なので、その時にでもまとめてレビューいたします。

そんなわけで、次回からは2012年に見た映画レビューへとついに突入!!
ハハッ♪4ヶ月も遅れてるよ! by ミッキー

この遅れを取り戻すために(というか、忘れないうちに記事を書いてストックするために)、レビュー記事の書き方をちょっと変えようと思ってます。
具体的には、より簡潔にしようかと。
同じ様式が1年以上続いて自分で飽きてきたというのもありますし。
サクっと書いていけたらな、と思います。
もちろん、好きな作品については長々と語りますが!

【映画】DENGEKI 電撃

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「DENGEKI 電撃」(2001年、アメリカ)

原題:Exit Wounds  監督:アンジェイ・バートコウィアク  脚本:エド・ホロウィッツ、リチャード・ドヴィディオ  製作:ダン・クラッチオロ、ジョエル・シルヴァー  製作総指揮:ブルース・バーマン  出演者:スティーヴン・セガール、DMX、イザイア・ワシントン  音楽:トレヴァー・ラビン、ジェフ・ローナ  撮影:グレン・マクファーソン  編集:デレク・ブレシン  配給:ワーナー・ブラザーズ  上映時間:101分

【あらすじ】
デトロイト警察の凄腕刑事ボイド(スティーブン・セガール)は、その強引で手荒な捜査が災いし、犯罪地帯として知られる十五分署へ左遷させられてしまう。女性署長から「なにもするな」と釘を刺されたボイドだったが、犯罪の匂いに敏感な彼は早速、ドラッグの密売現場に乗り込んでいくが……。



【感想】
(2011年12月25日、TV録画にて鑑賞)

フツーに面白いポリティカル・アクション。

主演は無敵の男スティーブン・セガール。
圧倒的な強さをもって一人で場を制圧していく刑事を演じます。
しかしこのボイド刑事、かえって問題を引き起こしたり、被害を拡大させたりするので、署内では問題児扱い。ついに左遷させられてしまいます。

そしてある日、犯罪多発地域の十五分署管内で警察の保管庫から大量のヘロインが強奪されるという事件が起きます。
ボイドは事件解決に乗り出しますが……。


面白いことは面白いです。アクションも脚本も。
ただ一つあえて苦言を呈するなら、セガール一人が目立ってるワントップの構造。
脇役はそれぞれ活躍しますし、面白いんですが、相棒と呼ぶに足る脇役が不在なんですね。

活躍した(あるいは魅力的な)脇役たちを挙げると、ラッパーのDMXが演じる謎の黒人ラトレル、イザイア・ワシントン演じるお調子者の警官クラーク、マイケル・ジェイ・ホワイト演じる優秀な警官ストラット、紅一点?ジル・ヘネシーが演じる若くて勝気な女性署長マルケイヒー、などなど……。
でも、彼らがセガールと肩を並べて活躍したかというと、そんな感じはしないんですね。

まあ、問題児と呼ばれるほどの凄腕刑事ってだいたい一匹狼なのかな、こういう映画では。
ただ、なんだかんだで相棒と反発したり協力したりしてっていうバディームービーが多い中、この映画では最後まで一匹狼貫いてましたセガール。


逆に相棒不在の状況だからこそ、脇役たちの秘密が明かされて話が二転三転するのは良かったかも。
どんでん返しがけっこうあって、ぉお!みたいな(笑)
怪しい人がイイ奴だったり、良い人があっさり退場したり……。
そして真の黒幕は……。


んー最近こういうコテコテのアクションも悪くないと思えるようになってきたな~。
「沈黙の~」とかも見てみようかな。






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