感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2011年11月

【映画】ザ・シューター/極大射程

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「ザ・シューター/極大射程」(2007年、アメリカ)

原題:Shooter  監督:アントワーン・フークア  脚本:ジョナサン・レムキン  製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、リック・キドニー  製作総指揮:エリク・ハウサム、マーク・ジョンソン  出演者:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァー  音楽:マーク・マンシーナ  撮影:ピーター・メンジース  編集:コンラッド・バフ、エリック・シアーズ  配給:パラマウント映画、ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ  上映時間:124分

【あらすじ】
元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。



【感想】
(2011年9月18日、TV録画にて鑑賞)

名射撃手が無実の罪で追われながら、事件の真相を探るアクション・サスペンス。


かつて、作戦中に司令部から捨て駒にされ、戦友を失った経験のある元海兵隊スナイパーのスワガー。
軍や政府嫌いになった彼は退役後、山奥で隠遁生活を送っていましたが、大統領暗殺計画を阻止するために、「自分ならばどうするか」を考え犯人逮捕に協力しようとします。
しかし暗殺は実際に起こり、その罪はスワガーになすりつけられてしまいます。

怪我を負いながら必死の逃亡を続けるスワガー。
FBIの新米捜査官メンフィスは、スワガーを暗殺犯と決め付ける当局の姿勢に疑問を持ち、独自に捜査を始めますが……。


「極大射程」というタイトルのとおり、“狙撃”が一つのテーマになってます。
並のスナイパーには射撃不可能な距離……というのが、謎解きの一つの小さな鍵にもなっているし。

でも、後半はなんだか普通のアメリカ映画になってしまった感じもしないでもない。
スナイパーである必要が、後半はあまりなかったですね。
普通に逃げて、普通に銃撃ちまくって……。
雪山で派手に狙撃してましたが、雪崩が起きないかそっちの方が心配で(笑)


あと、終盤で法のもとへと戦いの場が移るんですが、そこで勝てなかったからってああいう行為に走っていいものなのだろうか(汗;
ただのリベンジャーになってしまったように見えました……。
せめて、最後の決着がスナイパーならではのものだったら、テーマを貫いたという潔さがあったかな、と思います。


冴えないけど一生懸命な捜査官を演じたマイケル・ペーニャがなんかよかった♪






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「ルパン三世 ルパンVS複製人間」黒幕のスケールがハンパねえ!劇場版第1作。


ルパン三世 ルパンVS複製人間
(1978年/日本)
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【音楽】RECREATION, RECREATION REMIX, BGM, LAST SCENE / Supercar

先日、スーパーカーのラスト・アルバム「ANSWER」を紹介したついでに、そこに収められているシングル曲をまとめて紹介。




RECREATION
Supercar

Ki/oon Records,2003,Japan

曲目

RECREATION
SORATOBI
Rou

感想

ふわふわした印象の#1「RECREATION」とアルバム未収録の2曲を収録。
#2「SORATOBI」は、疾走感あるベースとサビのギター・リフ、そしてナカコー(Vo.Gt.)の低い声がカッコイイお気に入りの一曲。
#3「Rou」は、ミキちゃん作詞の10分超えの大作……?歌は6分くらいで終わって、その後うどとボンゴがポコポコいってます。今思えば、これが「ANSWER」のトライバルなリズムにつながっていくのかも。




RECREATION REMIX mixed by Satoshi Tomiie
Supercar

Ki/oon Records,2003,Japan

曲目

RECREATION REMIX mixed by Satoshi Tomiie

感想

ニューヨーク在住のDJサトシトミイエによる「リクリエイション」のリミックス。
歌詞カード無しでCDもタイトルを書いただけ、CDケースに帯だけ付いてるシンプルすぎるデザインですが、そこに「NYからこんなん届きましたけど」みたいな雰囲気が感じられなくもない(笑)
曲自体はフロア向けにリミックスされていて、「踊れるリクリエイション」になってます。
……あ、実はこのリミックスはアルバムに入ってないですね。




BGM
Supercar

Ki/oon Records,2003,Japan

曲目

BGM
INTERMISSION
HIRAMEKI INSPIRATION

感想

あまりにテクノすぎて異色なシングル#1「BGM」と、ほぼインストの2曲(アルバム未収録)を収録。
1、2曲目はゆったりテクノって感じで、#3「HIRAMEKI INSPIRATION」の後半の盛り上がりがカッコイイけど、この曲は前半がちょっと長いですね……。
全体的に歌詞が少ない(=歌が少ない)せいか、スーパーカーの中ではあまり好きではないシングルです。




LAST SCENE
Supercar

Ki/oon Records,2004,Japan

曲目

LAST SCENE
ANTENNA
SCALE

感想

アルバム「ANSWER」の先行シングル。
大人の雰囲気漂う#1「LAST SCENE」と、歌もの2曲(またまたアルバム未収録)を収録。
#2「ANTENNA」のほのぼのした空気感と、#3「SCALE」の寂しさ切なさとの対比が面白いです。
なんとなくシングル「Love Forever」に構成が似てる……というか同じ?



以上、アルバム「ANSWER」絡みのシングルをまとめて紹介してみました。(シングルカットされた「WONDER WORD ep」は以前に紹介済み)
上記のシングルを出した後、これらからは想像もできないようなアルバム「ANSWER」が生まれたわけですね♪

【TVSP】ステキな隠し撮り

「ステキな隠し撮り 完全無欠のコンシェルジュ」
脚本・演出:三谷幸喜
出演:深津絵里、西田敏行、竹内結子、他

【あらすじ】
新任コンシェルジュの斎藤(深津絵里)はホテルの宿泊客たちに無理難題を言われ、解決のために奮闘する毎日を送っている。今日もまたスウィートルームからお呼びがかかり……。



【感想】
(2011年11月6日、TV録画にて鑑賞)

深津絵里ってすげえな……。

いやね。11月6日は午前中にこの特別ドラマを見て、夜には地上波で「悪人」を見たんですよ。
深津絵里の演技を一日で2パターン見たわけなんですが、どちらもハマり役に思えるのがすげえな……、と。
なんかもう、完璧すぎて「本当に同じ女優だったのか」って疑ってます。今も(笑)


ドラマ自体は三谷幸喜監督の最新作に合わせて作った“企画ありき”の連続コントって感じで、「金縛り」にかけて「隠し撮り」としたタイトルもあんまり重要じゃなかったですね……。
ぶっちゃけ隠し撮り要素いらないし(笑)
落ち武者ヘアの生瀬さんを見て、なぜかサラリーマンNEO思い出しました……^^;


でも、とにかく豪華キャストがコントしてるのが面白かったですね。

三谷幸喜が“ほぼ本人”役で出てて、深津さんにダメ出しされて「みんなごめんよー!また前半が長い映画作っちゃったよー!」って叫んでるのがウケました。

他にも、竹内結子が素ですっころんだり、
草薙剛が入れない箱に深津さん楽々入ったり、
西田敏行はほぼアドリブみたいだったし、
エンドロールで市川正親の名前見つけてどこに出てたんだろうと悩んでたら、最後の最後で登場して山伏姿で映画の宣伝してました(爆)
実はおもしろい人なんですか、この人?


どこまでが脚本でどこからがアドリブか考えながら見ました。
面白かったです♪

【映画】メタルヘッド

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「メタルヘッド」(2011年、アメリカ)

原題:Hesher  監督:スペンサー・サッサー  脚本:スペンサー・サッサー、デヴィッド・ミショッド  原作:ブライアン・チャールズ・フランク  製作:ルーシー・クーパー、ナタリー・ポートマン  製作総指揮:ジョナサン・ウェイスガル、他  出演者:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ナタリー・ポートマン、レイン・ウィルソン、デヴィン・プロシュー  音楽:フランソワ・テータ  撮影:モーガン・ピエール・サッサー  編集:マイケル・マカスカー、スペンサー・サッサー  配給:ニューマーケット・フィルムズ、フェイス・トゥ・フェイス  上映時間:100分

【あらすじ】
自動車事故によって母を失った少年T.J.(デヴィン・プロシュー)は、未だにその悲しみから立ち直れずにいた。それは彼の父親であるポール(レイン・ウィルソン)も同様だった。そんなある日、彼らの目の前に突然ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と名乗る男が現れ、あろうことか祖母の家に住みついてしまう。下品で粗暴な彼は、ヘヴィメタルを大音量で流しながら、目的のない破壊行動をただただ繰り返していく。彼の存在を迷惑に思っていたT.J.だったが、後にその気持ちに変化が生じる。



【感想】
(2011年9月14日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)

これ、予告編とちがう……(;・∀・)
全然足んないよ、こんなんじゃ。


サンダンス映画祭では大絶賛された本作。
心に傷を負った親子と、人生を見失った女。そんな彼らの前に現れた謎のメタル野郎“ヘッシャー”。
彼は破天荒な振る舞いで周囲を巻き込みますが、彼の生き様に触れた少年T.J.にやがて変化が……。

“メタル野郎”ヘッシャーに「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィット。
スーパーのレジ係の女に「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞受賞のナタリー・ポートマン。彼女はプロデュースでも参加。
主人公の少年T.J.にデヴィン・プロシュー。チャリンコで盛大にコケます(笑)
T.J.の父に「スーパー!」(←見逃した!orz)のレイン・ウィルソン。


「メタルヘッド=メタル野郎」がヘヴィメタルをBGMに大暴れする映画だと期待して観に行きましたが、正直、欲求不満で帰って来ました。
予告編の作り方が巧いのかずるいのか、想像を裏切る寂しい出来でした。

まず、ナタリー・ポートマンの扱いが期待はずれ。
「ブラック・スワン」で華やかなバレエ界に潜む心の闇を完璧に演じきったとされる彼女が出るとなれば、自然と期待は高くなり、実際、予告編を見るとある親子とある女が再生するストーリーのように見えちゃうんですが、今回ナタリーは完全に脇役。
親子は再生するけれど、人生を見失った女が人生を掴むシーンはほとんど描かれず、「ナタリーはこれで出番終わり?」と思ってると本当に終わっちゃうという……。

次に不満なのが“メタル”の部分。
予告編では「メタルの名曲が次々と」みたいな印象を受けますが、実際そんなに流れないし、覚えている限りカーステレオから流れるという演出だけだったような……。
場面の心情に合わせて挿入されるという使い方じゃないために、ヘッシャーの破壊行動とヘヴィメタルが結びつかない。

そして、メタル野郎ヘッシャーがなんか細い。イケメンだけど強そうではない。
アメリカだから、もっとマッチョな奴は町にいくらでもいるはずなのに、そういう人達は何故かヘッシャーの前には現れない。これってご都合主義?
因縁をつけてきたマッチョを細い体でぶちのめすシーンがあったら、かなり印象は違ったんですが。


ちなみに一番ハラハラしたのはT.J.の回想シーン。母親を失った交通事故の直前の記憶でした。
3人家族が車中で陽気に歌っているシーンですが、もうだいたい母親がどうやって死んだかは分かってるので、いつそれがくるかとハラハラでした……。
このワンシーンはすごい空気が張り詰めていて面白かったです。(不謹慎だけど;)


ラストは家族の絆へと持って行ってヘッシャーの粋な行動で泣かせようとしたみたいですけど、その頃には完全に“お腹すいた状態”でした。
……というか、僕が“泣けない状態”だったのかな?

とにかくもっともっとムチャやってほしいと感じる映画でした。
……充分ムチャしてた?……そうかもしれない。






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【映画】JUNO/ジュノ

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「JUNO/ジュノ」(2007年、アメリカ)

原題:Juno  監督:ジェイソン・ライトマン  脚本:ディアブロ・コーディ  製作:ジョン・マルコヴィッチ、他  製作総指揮:ジョー・ドレイク、他  出演者:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー  音楽:マテオ・メシナ  撮影:エリック・スティールバーグ  編集:デイナ・E・グローバーマン  配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、20世紀FOX  上映時間:92分

【あらすじ】
パンクとホラーが好きなクールな女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)は、親友ブリーカー(マイケル・セラ)と興味本位にセックスをして妊娠してしまう。中絶を思いとどまったジュノは親友に協力してもらい、養子を希望している夫婦を探すことに。理想的な夫婦を見つけ、会いに行ったジュノだったが……。



【感想】
(2011年9月11日、TV録画にて鑑賞)

第80回アカデミー賞脚本賞に輝いた作品。
……ようやく見た、という感じです。
レンタル屋行くと必ずちょっと目立つように置かれてますよね。(半年くらい行ってないけど……)


エレン・ペイジ演じるユーモラスな(あらすじに「クール」って書いてありますが、クールの意味が違うw)女子高生ジュノが妊娠してしまい、家族や里親との関わりの中で成長していく姿を描いた心温まる物語です。
子供のいない富裕層の夫婦に子供を引き取ってもらう約束をするんですが、なぜかその旦那と趣味の合うジュノ(笑)大きなお腹で何度も遊びに行きます。そして、それと関係あるのかないのか、里親夫妻の関係もギクシャクしだして……。


アメリカのリアルをうまく楽しませながら見せる映画です。
ストーリーはシリアスなんですけどね。
ジュノのマシンガントークと下ネタがそう感じさせない、のかな。

ちなみに、ジュノのような事情で子供を育てられず、子供を欲しがっている夫婦と養子縁組するのは、アメリカではそんなに珍しいことでもないみたいですね。
最近亡くなったアップル社の創業者の一人であるスティーブ・ジョブズも、生まれる前から養子に出されることが決まっていたみたいですね。


Yuckeはおのこなのでどうしてもエレン・ペイジの相手役を演じたマイケル・セラに視点を合わせがちになりますが、このマイケル・セラ演じる彼氏がすげー情けねえ……!
子供には自分の遺伝子が半分入ってるっていうのに、完全に“待ち”の態勢。なにもアクション起こさないんですよ(笑)
せっかく視点を合わせてもピントぼけぼけで掴みどころがないんですよね。

彼氏がそんなだってジュノも分かってるから、特に文句も言わず、「あたしにまかしとけ!」みたいな感じに自然となるんですが……。
男視点で見ると、彼氏に対して「いいのかお前そんなんで」ってちょっとなってしまいました。


そういえば、里親の旦那も終盤の決断が情けねえ。
「いいのかお前らそんなんで」

唯一、ジュノのお父ちゃんだけが、男らしい態度を示してくれました。
やっぱり、子供を持たないと男は変わらない……?






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【映画】オーシャンズ

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「オーシャンズ」(2009年、フランス)

原題:Oc?ans  監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ  脚本:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾー、他  製作:ジャック・ペラン、クリストフ・バラティエ  製作総指揮:ジェイク・エバーツ  音楽:ブリュノ・クーレ  撮影:リュック・ドゥリオン、ルチアーノ・トヴォリ、フィリップ・ロス、ロラン・シャルボニエ、クリストフ・ポテイエ、エリック・ビェリェソン、ロラン・フルト、ティエリー・トマ、フィリップ・ガルギ、オリヴィエ・ゲノー  編集:バンサン・シュミット、カトリーヌ・モシャン  配給:ギャガ  上映時間:117分

【あらすじ】
北極海から南極海、サンゴ礁に彩られる美しい海に、冷たい氷で覆われた海など、世界各地の海にいる生物たち。猛スピードで泳ぎ、ジャンプするイルカ、ゆっくりと海の底へと沈んでいくマンタ。光のない大気圧1,100倍の海底であっても、そこで生きる命は存在している。



【感想】
(2011年9月11日、TV録画にて鑑賞)

有名な海洋ドキュメンタリーを見てみました。(TVでやってたのでねw)
監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のジャック・ペラン。映画の中でも何度か登場します。
日本語版ナレーションを宮沢りえが担当しています。


海を思い思いに泳ぐ生き物たちに、とにかく食らいついていった作品と言えます。
時速70キロで泳ぐマグロや、深海の暗闇の中で暮らす生き物に、最新技術を駆使してひたすら迫り続けます。
撮影に要した期間は4年。12人のカメラマンが世界中の海に潜り、合計469時間に及ぶ映像を撮ったそうです。

多分、そのほぼすべてが素晴らしい映像なんだと思います。
だけど、残念ながら約2時間の映画にする上で残りの467時間を切らなければならない。編集も気の遠くなるような作業でしょうね。コレもいい、アレもいいとやってるとあっという間に容量オーバー。涙を飲んでカットしたシーンもたくさんあったでしょう。
このへんの努力とか、プロジェクトのデカさはすごいと思います。


印象的なシーンは、何万匹というカニが交尾のために集まってきて海底に山のように重なりあう様子。
「こ、これ……、エイリアンじゃんッ!?(;゚д゚)ゴクリ…」って感じでした(笑)
普段映画で見るエイリアンよりもエイリアンっぽい生き物が地球にいたんですよ!


逆の意味で印象的なシーンは、フカヒレ漁の網にかかったサメが、漁師にヒレを切られたあと、血を流しながら暗い海底へと真っ逆さまに沈んでいくシーン。
可哀想ではありますが、どこか儚く美しい映像です。

しかし、このシーン、実はアニマトロニクスで、つまりサメは精巧なロボットだったとか……。
途中から説教臭くなってきたな~とは思っていましたが、まさか再現VTRが混ざっていたとは思いませんでした。
作り物・偽物という共通点で、あの「ザ・コーヴ」の苦い経験を思い起こしたことは言うまでもなく……。

もう一人の監督ジャック・クルーゾーのコメント。
「実はあのサメはロボットなんです」「私たちは実際の漁の映像を見て、それを忠実に再現した。だって私たちはサメがそんなひどい目に遭っている場面に立ち会い、観察者としてカメラを回すことなど出来ませんから」

……だったら、海洋生物と人間の関わりなんて描かなければいいのに。
酷い目に遭っている現場に立ち会わなくても許されるのはこの映画を見る観客の立場であって、やはり作り手側はそれを取材するべきではないでしょうか?
おぞましい光景だと思うなら、なおさら肌で感じて、それを観客に向けて伝えようとするべきでは?

4年間も製作期間があったのに、本当に一度も漁の様子を見に行かなかったというのは、なんだかすごいというか、頑固というか……。


前半は次々と映し出される「見たことない海」に圧倒されましたが、後半は「よくある主張」にうんざりしてしまいました。
ロボット以外の映像は本当にすごいんだけどね(;´∀`)
(いや、誰も気づかないという意味でロボットもすごいですw)
採用されなかった467時間も見てみたいな~。全部は無理だけど(笑)


ちなみに、ちょくちょく出てくる男の子はジャック・ペランの三男ランスロ・ペラン君。
ペラン監督、もしかしてただの動物好きの親バカ……。






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【音楽】recycled A / 電気グルーヴ



recycled A
DENKI GROOVE
Ki/oon Sony Records,1998,Japan

1. WICKED JUMPER (THOMAS SCHUMACHER Remix)
2. VOLCANIC DRUMBEATS (THE PULSINGER/TUNAKAN SHOWOFF)
3. POCKET COWBOY (DMX Krew Remix)
4. NEVER (DUMMY RUN Remix)
5. PARACHUTE (LONDON FUNK ALLSTARS Remix)
6. GARIGARI KUN (MIJK VAN DIJK Remix)
7. CATY SUMMER (QUADRA Remix)
8. ASUNARO SUNSHINE (DJ MISJAH Remix)
9. SHANGRI-LA (JIMI TENOR Remix)
10. SMOKY BUBBLES (DOCTOR ROCKIT'S BUBBLE TROUBLE Remix)
11. LOOP ZOMBIES (Remix 4 Ya)





電気グルーヴの名盤「A」のリミックス・アルバム「recycled A(リサイクルド・エース)」。
オリジナルの真っ赤なジャケットと対照的な青いジャケットです。

「A」の曲が全曲同じ順番で収録されており、11組のDJ・アーティストらによる個性的なリミックスが聴けます。
よりフロア向けにかっこよくなった曲もあれば、#5みたくジャンルまで変わってオシャレになった曲も。
個人的にはオリジナルよりも好きな一枚です。

長い歴史の電気グルーヴですが、オリジナル盤を一枚まるごとリミックスしたのはこの「recycled A」と「FLASH PAPA」だけで、あらためて「A」の傑作っぷりを感じさせます。
「リサイクル」なんて控え目な言い方をしてますが、元になった素材はけっしてゴミではなかったですね。





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11月観たい映画フォー

11月に映画館で観たい映画。
いつもは、「絶対観たいもの、ちょっと気になってるもの」をリストアップしてますが、今回は「絶対観たい」と言えるものがありません。
大作もあるにはあるんですが……。





「マネーボール」(2011年、アメリカ)
監督:ベネット・ミラー  出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン
『ソーシャル・ネットワーク』の製作陣がメジャーリーグを舞台に贈る感動の実話!選手からフロントに転身し、若くしてメジャーリーグ球団アスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー・ビーンは、自分のチームの試合も観なければ、腹がたったら人やモノに当り散らす短気で風変わりな男。ある時、ビリーは、イェール大経済学部卒のピーターと出会い、彼が主張するデータ重視の運営論に、貧乏球団が勝つための突破口を見出す。そして、後に「マネーボール理論」と呼ばれる戦略を実践していく。

うーん、見に行こうかな~、という感じ。つまらなくはないと思う。好みのジャンルではないけれど……。ちなみに「ソーシャル・ネットワーク」はあまり好きでない^^;
期待値65/100



「コンテイジョン」(2011年、アメリカ)
監督:スティーブン・ソダーバーグ  出演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン
アカデミー受賞監督スティーブン・ソダーバーグが豪華キャストで描くグローバル・サスペンス超大作!接触感染により、数日で命を落とすという非常に強い新種のウィルスが香港で発生。感染は地球規模で急速に拡大してゆく。アメリカ疾病予防センター(CDC)と世界保健機構(WHO)は国境を越えた調査と一刻を争うワクチンの開発に追われる一方で、ウィルス自体よりも深刻な広がりを見せているパニックの抑制対策の確立に忙殺される。そして、人々は崩壊していく世界の中で生き残るための道を必死に探るが…。

マット・デイモン、なんか太ってますけど(笑)これじゃファット・デイモンじゃん……。「恐怖はウイルスよりも速く伝染する」がテーマ。
期待値75/100



「インモータルズ ―神々の戦い―」(2011年、アメリカ)
監督:ターセム・シン  出演:ヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク、ジョン・ハート
人間が誕生する遥か昔、光と闇の神々の戦争が起きた。戦いは、光の神が勝利し、闇の神は奈落の奥底に封印された。時は流れ、古代ギリシャの時代。闇の力を手に入れ、世界を支配しようと野望を抱くハイペリオンは人類に対して宣戦布告。光の神が造った武器の一つで、闇の神を開放するための重要なカギ「エピロスの弓」を捜し求め、軍隊を結集し、ギリシャの地を侵攻していく。そこでハイペリオンの蛮行を食い止めるべく、光の神の頂点に立つゼウスが選び出したのは、自らの手で鍛え上げた人間テセウスだった…。

くだらなくてもいいので、こういう派手なヤツが観たいというのが今の気分です。本当にくだらなかったら困るので、観るか悩んでます……。一応、今お気に入りの女優フリーダ・ピントも出ますが……。
期待値70/100



「スイッチを押すとき」(2011年、日本、PG12)
監督:中島良  出演:小出恵介、水沢エレナ、佐野和真、真司郎、阪本奨悟
多発する若者の自殺の心理を探る実験材料として、自殺起動スイッチを埋め込まれ監禁された子供たち。新任の看守は、彼らに優しく接し心を開かせてゆくが、その目的は……。原作は「リアル鬼ごっこ」の山田悠介。独特の世界観で、生きようともがく姿を描くヒューマン・サスペンス。

今の気分的には山田悠介の作品を観るなんてありえないんですが、まだ、その世界観を映像で味わったことがなく、このまま一生触れないままになってしまいそうでなんかイヤ。
期待値60/100





ん~、ぶっちゃけた話、どれもそんなに気になるわけでもないんですよね……。
むしろ、先月公開の「スマグラー~」とか「三銃士~」とかの方が気になってるかも……。

12月観たいのは既にあるんですけどね。「リアル・スティール」とか。
11月はもしかして不作?お休みしろってことですかね?

ちなみに、駅前の映画館で“SUSHI TYPHOON祭り”をやるらしいです(笑)
でも、C級映画はさすがに観る気起きないです^^;
やっぱり、お休みしろってことですね……。

平成23年10月に見た映画

10月に見た映画の一覧。
並べてみたら20作品見てました。
自分にしては多い方。





10/1 スウィート・ノベンバー
10/1 ラブ★コン
10/2 アナコンダ2
10/2 ワイルド・スピード MAX  地上波にて
10/8 猿の惑星:創世記  @109シネマズ富谷
10/8 不夜城
10/9 アイ・アム・レジェンド
10/9 ダイ・ハード  地上波にて
10/10 孤高のメス
10/10 エッセンシャル・キリング  @フォーラム仙台
10/12 ハンナ  @フォーラム仙台
10/15 マスク2
10/16 インシテミル 7日間のデス・ゲーム
10/16 ダイ・ハード2  地上波にて
10/22 カウボーイ&エイリアン  @109シネマズ富谷
10/23 ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~
10/29 ミッション:8ミニッツ  @109シネマズ富谷
10/29 アクシデンタル・スパイ
10/30 僕の初恋をキミに捧ぐ
10/30 ザ・マジックアワー





10月は気になる映画が7つもありましたが、そのうち5つも観ることができました。
一か月で5回も映画館に行くという新記録を打ち立てましたよ(笑)

最初は予算どうなるかと思いましたが、無料鑑賞券などを使いまくった結果、払った金額は1000円だけでした♪
ちなみにその1回は「カウボーイ&エイリアン」。
一番期待してた映画だったので、なんとなくお金払って観たかったんです。
……で、ガッカリしたという……^^;


なんか、シネコンに白いシートがありました。
普通の座席なんですが、手すりが大きく、隣りの席との間に10~20cmくらい空間があるんです。なので、通常は一列10シートくらいのところが、7シートくらいになってます。

一つ飛ばしで座られるよりは、最初から座席間隔あけた方がいいってことでしょうかね?
通常料金で特等席感覚を味わえるので、隣りが気になる僕にとってはうれしいです。
できれば友達すら隣りに座って欲しくないですからね(笑)

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