感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2011年09月

平成23年9月に見た映画

9月に見た映画の一覧。
いつものようにTVの録画がほとんどです。





9/4 デモリションマン
9/4 TAXI NY  地上波にて
9/10 X-ファイル:真実を求めて
9/11 オーシャンズ
9/11 JUNO
9/14 メタルヘッド  @チネ・ラヴィータ
9/17 ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)
9/18 ザ・シューター/極大射程
9/24 フェイス/オフ
9/24 アンフェア the movie
9/25 恋の門
9/25 M:i:III





今月は劇場鑑賞は1作品だけでした。
「9月観たい映画スリー」で観たいと言った映画は一つも観れませんでした。なんか、時期を逸しまして(汗;

「今週こそ仕事終わってから観に行こう!」と思ってた週に台風&秋雨前線がちょうどやってきまして……。
電車止まりまして……。バスは混んでるというし、レイトショーを観てしまうと帰って来れないし……。
前の週に何気なく観た「メタルヘッド」って映画がつまんなくてテンション下がってましたし……。
それに、実は10月って観たい映画がたくさんあることに気付きまして……。

なので、9月は我慢の時となりました。
10月は毎週観に行かないと追っつかないので忙しくなりそう&懐寒くなりそう……。
再来月くらいのレビューにご期待ください(笑)
(相変わらず遅れてるんだわ……;)

【夢日記】ブタがいた教室?

2011年9月29日に見た夢。



旧友のS根の部屋へ遊びに行った僕は、ダンボールの中にブタの赤ちゃんを見つけました。
ブタの赤ちゃんは何匹もいて、ダンボールはいっぱいなんですが、S根は世話をするつもりがないようで、ほとんどの赤ちゃんはぐったりしています。

僕はその中で一番元気に動き回っている子ブタにエサをあげてみました。
ホウレン草のような葉っぱをあげるとムシャムシャと食べ、次にお肉のようなガッツリしたエサを与えるとそれもあっという間に食べました。

その2回の餌やりでブタは一気に成長し、もう子ブタとは呼べない大きさに。
ギリギリ抱っこできる大きさだったので、S根の部屋からそのブタを連れて帰りました。


僕とブタの愛に満ちた交流がしばらく続きました。
名前を考えるまでもなく、気がつくと「ブーちゃん」と呼んでいました。(←安直;)
「ブーちゃん、おいで!」と呼びかけると、ブーちゃんは猛ダッシュで体当たりをしてきました。かなり重いタックルでした。

しばらくして、ブーちゃんを学校に連れて行ってみました。
ブーちゃんはクラスのみんなにも大人気です。

休み時間にみんなで記念撮影しようということになり、写真担当の先生まで呼び付けられました。
「あれ、だれそれちゃんいないよ?」「あー、じゃあ後で右上に丸で囲っとくから」ってお約束の戯れ言を言いながら……。

最終的には「狭いから」という理由で体育館に移動することに。
「休み時間もう終わるよな……?」と思いながらブタを抱えて廊下を歩きました。



そんな夢を見ました。

かわいいブタとふれあう夢でした。
ペットとしてのブタも全然アリかも。

実はこの後も夢は続いたんですが、着いた場所が体育館ではなくホームセンターの園芸コーナーで、ブタもいなくなり混沌としてきたので省略します(笑)

10月観たい映画セブン

10月に映画館で観たい作品。
絶対観たいもの、ちょっと気になっているものをリストアップします。
なんと今回は7作品。リストアップするだけで、実際観るかはかなり怪しい……(^_^;)





猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年、アメリカ)
監督:ルパート・ワイアット  出演:ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント
高度な知能を持つ猿に人間が支配されるという衝撃の世界観で話題になった「猿の惑星」の前日譚を紐解く。1匹の猿の突然変異的な進化が、やがて人類にとっての脅威になっていき……。「127時間」のジェームズ・フランコ、「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピントが出演。

ちょっと気になってます。猿のCGもそうですが、フリーダ・ピントが気になってます(笑)
期待値70/100



スマグラー おまえの未来を運べ(2011年、日本)
監督:石井克人  出演:妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信
夢に挫折しその場しのぎの日々を過ごすフリーターが、借金返済のために日給5万という高額な運送アルバイトをすることに。しかし、運送屋とは名ばかりで、その内容は死体などのヤバイ荷物の運搬と処理だった……。

ちょっと気になってます。CMが多いからかもしれませんが。満島ひかりが気になってます(笑)
期待値60/100



カウボーイ&エイリアン(2011年、アメリカ)
監督:ジョン・ファブロー  出演:ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリヴィア・ワイルド
19世紀のアリゾナを舞台に、過去の記憶をなくした男が、迷い込んだ砂漠の町でそこを仕切る大佐らとともに、宇宙からの脅威に立ち向かうSFアクション超大作。

春頃から待ち続けた作品です。西部劇+エイリアン?というありえないマッチングが痺れます。これは絶対に観に行かねば!
期待値100/100



ミッション:8ミニッツ
監督:ダンカン・ジョーンズ  出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ
列車爆破事故の真相を探るため、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、事故直前の列車内を追体験していくSFサスペンス。監督は「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ。

先週までノーマークだったんですが、かなり面白そうな話。ジェイク・ギレンホールって、「ドニー・ダーコ」とか「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」とか、時間移動ものに縁があるような気が……。
期待値80/100



ステキな金縛り(2011年、日本)
監督:三谷幸喜  出演:深津絵里、西田敏行
ある殺人事件の弁護を担当することになったダメ弁護士が、一晩中金縛りにあっていたと言う被告人のアリバイを証明するために、落武者の幽霊を法廷に呼ぼうと四苦八苦する。「マジックアワー」の三谷幸喜監督。深津絵里、西田敏行ら豪華キャストが出演。

法廷+落武者?というありえないマッチングが痺れます(笑)しかも西田敏行が落武者とか(爆)「マジックアワー」での西田+ヤクザもイケてるキャスティングでしたが、その上をいく最高の配役ではないかと。今から地上波が楽しみ♪(ォィ)
(地上波への)期待値90/100(ォィ;)



ハンナ(2011年、アメリカ)
監督:ジョー・ライト  出演:シアーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット
暗殺者として育てられた少女とそれを追うCIA捜査官の追走劇。監督は「つぐない」のジョー・ライト。主人公ハンナに「ラブリーボーン」のシアーシャ・ローナン。ケミカル・ブラザーズが音楽を担当する、バイオレンス・アクションムービー。

ケミカルのサントラを試聴した限りでは、けっこうイイ感じかな?(←買ってないw)観て面白かったらサントラ買おうかと。
(サントラへの)期待値70/100



エッセンシャル・キリング(2010年、ポーランド/ノルウェー/アイルランド/ハンガリー)
監督:イエジー・スコリモフスキ  出演:ヴィンセント・ギャロ、エマニュエル・セニエ
アフガニスタンでアメリカ兵を殺し追われる身となったアラブ兵の逃亡劇を、全編セリフ無しで撮り上げ、ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞と最優秀男優賞を受賞したサバイバル・アクションムービー。監督はポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ。

全編セリフ無しってどんな感じでしょうね……?セリフ無しでヴェネチアっ子を唸らせるんだから、面白いんでしょうね。気になります!
期待値80/100





気がついたら7作品もピックアップしてました(汗)
お金がありません(笑)
お金があっても時間がありません……。
うーん、悩ましい~♪

【映画】紀元前1万年

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「紀元前1万年」(2008年、アメリカ/ニュージーランド)

原題:10,000 BC  監督:ローランド・エメリッヒ  脚本:ハラルド・クローサー、ローランド・エメリッヒ  製作:マイケル・ワイマー、他  製作総指揮:ハラルド・クローサー、他  出演者:スティーブン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス  音楽:ハラルド・クローサー、トーマス・ワンダー  編集:アレクサンダー・バーナー  配給:ワーナー・ブラザーズ  上映時間:109分

【あらすじ】
人類や野獣、マンモスも生息していた紀元前1万年――。ヤガル族は、彼らが「マナク」と呼ぶマンモスを狩って暮らしていたが、ある日、彼らの村に青い目の少女“エバレット”(カミーラ・ベル)が運び込まれる。数年後、巫母の予言した“最後のマナク”が来た時、村の若者デレー(スティーブン・ストレイト)は偶然から最も巨大なマナクを倒すことに成功する。族長の象徴である白いヤリを受け継ぎ、エバレットを妻に娶ることを認められたデレーだが、それも束の間、「4本足の悪魔」と呼ばれる異民族が村を襲い、エバレットや村人を連れ去ってしまう。デレーは恋人を取り戻すために旅に出ることを決意するが……。



【感想】
(2011年8月14日、TV録画にて鑑賞)

これも時代考証がけっこうメチャクチャなお話。(←そんなんばっかりかw)
ピラミッドが出てきたときには、かなり驚きました(;・∀・)

まあしかし、細かい時代考証は抜きにして、「紀元前1万年=古代ファンタジー」くらいの意味に受け取って見てみるとそれなりに面白くて楽しい映画です。


舞台は紀元前1万年。最後の氷河期が終わり、更新世から完新世へ代替わりした頃で、地球の気候はだんだん温暖・湿潤化していきました。暖かくなったことで森林が増加し、逆に草原は減少、マンモスなどの大型哺乳類の棲家が減り、絶滅していったそうです。(←“最後のマナク=マンモス”という部分、時代にあってますねw)
日本では縄文時代が始まったころみたいです。「紀元前1万年」と比べるとそんなに遅れてなかった古代日本の文明(笑)

そんな時代を舞台に、サーベルタイガーや、ガストルニスみたいな恐鳥類、そしてマンモスが地上を闊歩する中を、先進文明の略奪にあった主人公が恋人を取り返すために旅します。

さすがに、命を助けてやったサーベルタイガーと心を通わす展開なんかは、「ディズニーじゃあるまいし……」と思いましたが、マンモスなどの絶滅動物(に襲われる様子)をじっくり味わえるのは良かったですね。


中盤からは、他の部族と団結して先進文明に立ち向かっていく、という戦記モノとしての一面も。

紀元前1万年にピラミッド建設なんてやってたのか?とかいろいろツッコミたくなりますが、逆にエジプト・メソポタミア・インダス・黄河の世界四大文明が最初の文明とする仮定も最近では古くなりつつあるようですね。
紀元前1万年頃、あるいはもっと以前から小文明の試行錯誤的な勃興というのはあっただろうし、映画に登場したものは、その積み重ねの最中の実験的文明だったのかも。

そう考えると、映画は明らかに奇想天外なフィクションですが、旧世代と新世代の対立とか今も古代も変わらないものを描いてる点で、妙に面白いんですよね。


現代ではわずか20年で携帯電話が目覚しい進歩を遂げたりしてますが、古代世界の進歩・進化というのはもっと長いスパンの話のハズ。
言ってみればこの映画でいう“紀元前1万年”ってその前後5千年くらいのことで、何千年にも渡る“変化”の話を2時間に凝縮したという意味では、時代考証のミスが作品の質を下げるものではないと思います。

ただ、見る側はどうしても“ジャスト紀元前1万年”を意識してしまい、「こんなの本当に当時あったの?」という疑念が常に頭にあるから、どうしても作品に入り込めないんですよね。
なので、僕はそれなりに面白いと思っても、やっぱりそれなりの作品。

何千年ものクロニクルを109分で要約した超次元ムービーだったとしたら、侮れないぜ、エメリッヒ……。




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【アニメ映画】ゲド戦記

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「ゲド戦記」(2006年、日本)

監督:宮崎吾朗  脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子  製作:鈴木敏夫  声の出演:岡田准一、菅原文太、手嶌葵、田中裕子  音楽:寺嶋民哉  主題歌:手嶌葵  撮影:奥井敦  編集:瀬山武司  製作会社:スタジオジブリ、他  配給:東宝  上映時間:115分

【あらすじ】
多島世界アースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲド(声:菅原文太)は世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレン(声:岡田准一)と出会う。



【感想】
(2011年8月13日、友人Mの家でTV録画にて鑑賞)

けっこうメチャクチャなお話。
あまりにも酷いので、自宅のHDDレコーダーも録画してくれませんでした(笑)
後日、友達のM宅へ遊びに行ったら、録画してたので、お盆で帰省していたKと3人で見てみました。爆笑ポイントがいくつかありましたよ、なぜか……。


アーシュラ・K・ル=グウィンの小説「ゲド戦記」のアニメ映画化ということですが、原作の第3巻、4巻の時間軸を舞台に、宮崎吾朗監督の独自の解釈をふんだんに織りまぜて作られているようです。
もとより、説明不足・描写不足な映画なんですが、大作ファンタジーの途中から物語が始まるために、原作を読んでないと「なんで?……なんで!?……なんでだよッ!!(# ゚Д゚)」となってしまいます。

そして原作を知る人(及び原作者)にはすこぶる印象が悪いんですよね……。
Yuckeは原作は例のごとく未読ですので、余計な期待も先入観も持たずに見たつもりですが、これはあまりにもちょっと……(汗;


まず「ゲド戦記」なのにアレンが主人公。ジブリ作品には珍しく屈強な男(ゲド)が活躍するかと思いきや、それも中盤までで、終盤は完全に蚊帳の外。クライマックスは実にシンプルに(自然に)少年と少女にクローズアップします。
せめてラスト、ゲドにもう一働きさせてやるべきです。

そのゲドとテナーの過去、ゲドと悪役クモの因縁については、それに基づいたセリフが交わされるだけで、何があったのかまでは原作読まないと分からない作り。それならいっそそんなセリフ言わせるなとも思うけど、初顔合わせでは物語が破綻するかしら?(笑)
村はずれで畑を耕しながら暮らしてるテナーさんが、実はとある神殿の巫女だったとか意外すぎる!?
ゲドの「昔の女」ぐらいにしか思ってなかったのに(;・∀・)

そして、なによりも言いたいのは、
「なんでテルーがドラゴンに(・・?」
……ということ。

そういうフラグありましたっけ?いや、ない。
少女が突然、巨大な竜に変身したのに、周囲もあまり驚いた様子もない……。誰も理由を問いたださない……。
なんなんですか、これ?この世界では女はみんな竜に変身できるんですか??
いやいや、そんな強引な仮定を持ち出さないと説明が付きませんよ。不自然です。

wiki見てたら、竜族の長というのがいて、テルーはその娘だそうです(゚Д゚)ハァ?
それ、映画本編で言いなさいよ(笑)


まあ、しかし、ちょっと調べると大人のしがらみというか、本編と別のところでいろいろ痛い話が出てきますね。
結局、映画「ゲド戦記」の不幸は、20年以上前、まだ世界的には無名だった宮崎駿が原作者に映画化を打診して断られたところから始まるんでしょうか?
結果、時期を失い、監督も別人となり、テーマも時代遅れになってしまいました。

もし、20年前に宮崎駿がこの作品を手がけることになっていたら、「ナウシカ」も「ラピュタ」も「もののけ」も無い代わりに「ゲド戦記シリーズ」があったかもしれないですね。

やるならちゃんと原作の初めからやるか、同じ世界を舞台に2時間でスッキリ終わる話を新たに作って欲しかったです……。




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【映画】007 ダイ・アナザー・デイ

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「007 ダイ・アナザー・デイ」(2002年、イギリス/アメリカ)

原題:Die Another Day  監督:リー・タマホリ  脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド  製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ  製作総指揮:アンソニー・ウェイ  出演者:ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー、トビー・スティーブンス  音楽:デヴィッド・アーノルド  主題歌:「Die Another Day」マドンナ  撮影:デヴィッド・タッターサル  編集:クリスチャン・ワグナー、アンドリュー・マクリッチー  製作会社:イーオン・プロダクションズ  配給:MGM、20世紀フォックス  上映時間:133分  前作:007 ワールド・イズ・ノット・イナフ  次作:007 カジノ・ロワイヤル

【あらすじ】
英国諜報部の凄腕エージェント、ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、北朝鮮のムーン大佐(ウィル・ユン・リー)暗殺任務のため朝鮮半島に潜入する。しかし、任務達成目前にして正体を見破られ、北側に捕まってしまう。14ヶ月後、拷問に耐えたボンドは南側で捕虜となっていたムーン大佐の腹心ザオ(リック・ユーン)との交換によりようやく自由の身となった。しかし、上司M(ジュディ・デンチ)はボンドが拷問に負け情報を漏らしたと疑い、諜報部員の資格と「殺しのライセンス」を剥奪したうえ施設内に幽閉してしまう。ボンドは自らの疑いを晴らすため、なんとか施設を脱出するが…。



【感想】
(2011年8月13日、TV録画にて鑑賞)

23作目が来年公開予定の“007シリーズ”の第20作記念作品。
Yuckeはこのシリーズはほとんど見たことないので、なんとも言えないですが、まあ、普通に面白かったです。


なんと意外にも、ミッション失敗するところから始まります。(失敗と言っても、捕まるまでの間ものすごいアクションがあるんですがw)
で、1年以上も北朝鮮に囚われの身に……。その後、捕虜交換によって帰還しますが、髪の毛ボサボサの髭ボーボーで、スタイリッシュさの欠片もない感じで。
「これ、007なのかなぁ……?」と一瞬迷うも、「Mがいるから間違いないか」なんて状態。

Mに「殺しのライセンス」を取り上げられたボンドは、自力でザオを追い、キューバへと飛びます。
そこで今回のボンドガール、ジンクス(ハル・ベリー)と唐突に出会い、唐突にベッド・イン(;・∀・)ワオ
まあ当然、この謎の美女はワケありの美女というわけで……。


透明化するボンドカーもかっこよかったですが、SF好きな僕としてはザオが孤島の病院で人種・外見を変えるために「DNA変換療法」をやっていたのが近未来っぽくて面白かったです。「そんなSFな話なん!?」って(笑)

ザオのDNA操作はボンドに邪魔されて中断されてしまいますが、最後まで変換療法をやり遂げ人種が変わってしまった人物が黒幕として登場します。
その人の正体が分かると、北朝鮮→キューバ→イギリス→アイスランドという一見とっ散らかったように見えた全体の流れが繋がります。


ただし、黒幕の野望が世界征服という事と、最後のバトルで黒幕がパワードスーツのような物を着込んでたのが、なんとなくアメコミ・ヒーロー物っぽく見えてしまって、ちょっとこれは英国スパイじゃないよねぇ……って感じです(;´∀`)

シリーズ40周年、通算20作目のダブルアニバーサリー作品ということで過去作品へのオマージュもたくさんある、お祭りのような映画らしいですね。




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【音楽】Activity Center / Tahiti 80


Activity Center
Tahiti 80

Barclay/Polygram,2008,France

曲目

1. 24×7boy
2. Unpredictable
3. All Around
4. Brazil
5. Fire Escape
6. One Parachute
7. Tune In
8. Dream On
9. White Noise
10. Come Around
11. Whistle
12. Ear To The Ground
13. Too Close To The Sun

感想

タヒチ80の4枚目のアルバム。
キラキラなギター・ポップですね。


バンドの偶発性を意識してわずか3ヶ月でレコーディングされたそうです。
そのためか、原点とされる1stよりもロックで、テンポの速い曲が多いです。

しかし、けっして重くはなく、軽快な楽曲はドライブによく合います。
初のセルフ・プロデュースということも、こういう作品になった大きな要因かも。


【映画】モールス

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「モールス」(2010年、アメリカ)

原題:Let Me In  監督・脚本:マット・リーヴス  原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト  製作:サイモン・オークス、他  製作総指揮:ナイジェル・シンクレア、他  出演者:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス  音楽:マイケル・ジアッキーノ  撮影:グレイグ・フレイザー  編集:スタン・サルファス  製作会社:オーヴァーチュア・フィルムズ、他  配給:オーヴァーチュア・フィルムズ、アスミック・エース  上映時間:116分

【あらすじ】
学校でのいじめに悩む孤独な12歳の少年オーウェン(コディ・スミット=マクフィー)。ある日、隣に引っ越してきた少女アビー(クロエ・グレース・モレッツ)と知り合ったオーウェンは、自分と同じように孤独を抱えるアビーのミステリアスな魅力に惹(ひ)かれ始める。しかしその頃、町では残酷な連続猟奇殺人が起こっており……。


【感想】
(2011年8月10日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)

“なんか釈然としないなあ”
――過去のブログ記事「ぼくのエリ 200歳の少女/LAT DEN RATTE KOMMA IN」より抜粋。


相変わらず原作本には手を出してませんが、「ぼくのエリ」のハリウッドリメイクということ、そして「キック・アス」で僕のケツを蹴り上げてくれたクロエ・モレッツが主演ということで、それなりの期待と敬意を持って映画館へ行きましたが……。

スウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの処女作「MORSE -モールス-」を映画化したのが「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008年、スウェーデン)。
その「ぼくのエリ」をハリウッドでリメイクしたのが、今作「モールス」となります。


ヴァンパイア・ホラーなのですが、恐怖というよりも切なさに溢れる映画です。
アメリカでの評価も高く、スティーヴン・キングに「過去20年間における最高のアメリカのホラー映画」と言わせた作品。

ただ、Yucke的には「ぼくのエリ」とあまりにも酷似していて、リメイクする意味があったのかと問いたくなるような内容でした。

冒頭、雪の舞う夜道を救急車が走ってくるシーンでは、ものすごく嫌な予感がして良かったですが、その部分以外にアメリカ版オリジナルの要素はほとんど見られず、そのシーンだって実は時間をちょちょいと操っただけで、スウェーデン版のストーリーをなぞっていることには変りないわけで……。

さらに後半は、画面の構図までスウェーデン版を思い出すほどそっくりで、特に一番観客がジーンと来るはずのラストカットが完全に同じ構図だったのには、ちょっと呆れました。
原作の別解釈が描かれるわけでもないし……。
この監督さんに想像力はあるんでしょうか?


「ぼくのエリ」から問題になってたアビー(エリ)の性別について、「モールス」では完全に女の子扱いになってた件も、それはそれで良かったような気はするけど……。
スウェーデン版の裏設定を知ってる者としては、非常にモヤモヤしましたよ(笑)

原作ではエリは去勢した男の子なんですが、スウェーデン版映画では去勢した時の傷が一瞬見えるシーンでモザイクがかかってしまい、原作を読まないと男の子だとは気づかない作り。
で、今回のハリウッド版では傷が見えるシーンすら割愛され、あの展開でアビーが男の子だと判断する方が無理な状態。ついでに、実は200歳なんてことも気付くはずもない……。

で、実際アビー(エリ)が男子だろうが女子だろうが、物語にはあまり関係なし……。
嗚呼、モヤモヤ(;´Д`)
初めて観る方は素直に観てください(笑)


オーウェンを演じたコディ・スミット=マクフィーはかなり良いです。
しかしファッションセンスではスウェーデン版のオスカーに軍配。
そしてアビーを演じたクロエ・グレース・モレッツ。期待しただけの甲斐はありましたが、スウェーデン版エリの黒髪の妖しさにはかないませんでしたね。


あと、今回観て確信しましたが、この作品、モールス信号は重要じゃないんですよね。
そんなところも含めて、僕的には「なんか釈然としない」映画でした……。




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「大人一枚お願いします!」

今日はなんと動物園に行きました。
場所は仙台市八木山にある、八木山動物公園。

仕事に行った父が仕事道具を忘れたというので、八木山の現場まで僕が持っていくことになり、どうせ行くなら近くの動物園でも見てくるかと、半ば衝動的に行ってきました。


一応連休初日なので、もし混んでたらすぐに帰ろうと思っていましたが、駐車場が有料だと気づき、「それならとことん隅々まで見て回ってやる!」と腹をくくりました。

「大人一枚お願いします!」
一人で動物園に入ったのは初めての経験でした(笑)

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やっぱり親子連れが多かったですね。小学校低学年以下のお子さんを連れたお客が圧倒的に多いです。
そんな中を、見た目オッサンの男(Yucke)が独り黙々と写真を撮っていました(笑)

ひとり動物園というのもいいかもしれませんね。
連れを気にすることもなく、2~3時間同じ通路も何度も何度も歩きまわって、180枚の写真を撮りました。
ただし、デジカメが古くて安物ということと、動物がやや遠かったり、柵が邪魔だったりして、ほとんどお見せできるほどの出来ではなかったんですが……。

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ホッキョクグマの近さは、かの旭○動物園にも負けてないですよ!多分。
彼、人懐っこいですしね♪

でも、ライオンやトラはうまくカメラにおさめるのは難しいですね。
ネコ科は気まぐれだから……(;´∀`)

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今回行ってみて、動物園ってかなり楽しいなと再確認しました。
もっとうまく動物を撮りたいという欲も出てきたので、機会があればまた行きたいですね。
その時も、もちろん一人で……(笑)
「大人一枚お願いします!」とか言って(笑)



今日撮った写真はPHOTOHITOに追加しました。(39枚)
上に掲載した以外にもいろんな動物が見れますので、ぜひチェックしてください♪



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【映画】スウェプト・アウェイ

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「スウェプト・アウェイ」(2002年、アメリカ/イタリア)

原題:Swept Away  監督・脚本:ガイ・リッチー  製作:マシュー・ヴォーン  出演者:マドンナ、アドリアーノ・ジャンニーニ、ブルース・グリーンウッド  音楽:ミシェル・コロンビエ  撮影:アレックス・バーバー  編集:エディ・ハミルトン  配給:SPE/スクリーン・ジェムズ  上映時間:89分

【あらすじ】
ギリシャからイタリアへ向かうプライベート・クルーズ船の船上で、アメリカから来た富裕層のカップルたちが豪勢なバカンスを楽しんでいた。しかし、ただ一人、製薬業界の大物トニー(ブルース・グリーンウッド)の妻アンバー(マドンナ)だけは不満を露わにしている。既にトニーとの夫婦仲も冷めている上に傲慢で利己的な彼女はなかなか鎮まらず、特に船員の一人ジュゼッペ(アドリアーノ・ジャンニーニ)に怒りをぶちまけていた。そんなある日、アンバーは洞窟探検に出掛けた友人たちを追うため、ジュゼッペに無理矢理ボートを出させる。だが、その途中、2人はボートの故障と嵐に見舞われてしまう…。



【感想】
(2011年8月7日、TV録画にて鑑賞)

ゴールデンラズベリー賞の5冠達成は「エアベンダー」が初ではなかった……!!
この映画……、作品賞、リメイク賞、監督賞、主演女優賞、スクリーンカップル賞で2003年に最低映画の烙印を押されていました……。(「エアベンダー」は一度きりの部門を増設しての5冠だったから、こっちは真の5冠とも言えます……!)

その事実を知らずに見ましたが、ついでにあらすじも知らずに見ましたが、「流されて…」(1974年、イタリア)のリメイクということも知らずに見ましたが、うん、たしかに納得な出来。
てっきり、クルージングの最中に殺人事件が起こって……というサスペンスだと思っていたら、最終的にはラブストーリーになってました。なんじゃこりゃ(;´∀`)


マドンナ演じる製薬会社の社長夫人アンバーが、筋肉質の体に怖い顔で周りを威圧しまくります。
そして、乗組員として雇われた漁師のジュゼッペに目をつけると、彼を徹底的にいびり倒します。
序盤から金持ちが貧乏人をいたぶる不快な映像がしばらく続きます。ジュゼッペは内心「チクショー!」と思いながらも反抗できません。
この、人をいじめている時のマドンナの顔が本当に恐い(笑)

で、見てる方も充分マドンナに殺意を抱いたところで、「遭難→漂流→無人島」という展開。
社長夫人と漁師が無人島に2人っきりになってしまいます。

クルーザーの上では権勢を振るっていた社長夫人も、サバイバル能力が試される無人島では急におとなしくなり、逆に漁師のジュゼッペはイキイキとしだして……。
これはもしや、立場が逆転して2人が助けあいながら生き延び、和解するという物語か?

……と思ったら、いやいやトンデモナイ!!

立場逆転じゃなくてそっくり反転?
なんとジュゼッペが社長夫人を殴り、蹴飛ばし、「ご主人様」と呼ばせ、レイプ未遂してるじゃないですか!
何ナノこの映画?(・・;)

今度はマドンナが虐げられながら耐える番。
視聴者は、逆に傲慢になったジュゼッペに殺意を抱きながら見る番……?w


やがて2人は惹かれ合っていくんですが(ナンデダ!)、終盤、立場はもう一度逆転。
“待つ男”と“選ぶ女”になってしまって、なんとなく悲恋だったのかなと錯覚するラスト。
悲恋を描きたいなら、もう少し序盤・中盤の描き方というものが……(;´Д`)

マドンナの40代にして鍛えあげられた肉体は凄かったですが、筋肉質なだけでナイスバディというわけではないし、目元のシワも気になって、水着姿にも関わらず、魅力は感じられませんでしたね。
そもそも、この役に筋肉必要だったのか謎だし、監督とマドンナが当時結婚していたことも、ラジー賞の受賞に関係してるんでしょうね……。




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