感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2011年07月

「ルパン三世 1$マネーウォーズ」1ドルを笑う者は1ドルに泣く。宗教にハマる五ェ門…。


ルパン三世 1$マネーウォーズ
(2000年/日本)
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イーグル・アイ


イーグル・アイ
(2008年/アメリカ)

【監督】
D・J・カルーソー
【キャスト】
シャイア・ラブーフ
ミシェル・モナハン

*あらすじ
 
うだつの上がらない平凡な青年ジェリー(シャイア・ラブーフ)の携帯に、ある日、知らない女から電話がかかってきた。「今すぐ逃げろ」という女の警告を無視したジェリーはその直後、身に覚えのないテロ工作の容疑でFBIに拘束されてしまう。謎の女性・アリアの差し金によってFBIのビルから脱出したジェリーは、携帯から的確に逃走経路を指示してくるアリアに命じられるがまま街中を逃げ回り、レイチェル(ミシェル・モナハン)という女性の車に乗り込んだ。彼女もまた「指示に従わねば息子を殺す」とアリアに脅迫されていたのだった。

*感想(2011年6月25日、TV録画にて鑑賞)

地上波サイズになってたせいか、息もつかせぬ展開がすごい面白かったです。


なによりも主演のシャイア・ラブーフ。彼を見たのはこれが初めてでしたが、もうツボです。
もう全身から溢れる「うだつの上がらない加減」が最高です(笑)
僕なんかは、彼の中に自分の姿を見出してしまいます。見る者の分身となって活躍してくれる。
マット・デイモンとかだと、こうはいきません。あの人は自分と違いすぎる……。

そんなシャイア演じる青年ジェリーが、謎の女に携帯で指図されながら、FBIから逃げ回るストーリー。
その指示が逐一正確!こっちは車で逃げてんのに、なんで次に起こることを予想できるの!?アンタ、どっから見てるの!?ってなコンセプトの「イーグル・アイ」という映画。
そこにバツイチで子持ちの女性レイチェル(ミシェル・モナハン)も絡んできて、ロマンスめいたものを展開する予感もヒマもなく、2人で走りまわってる印象の作品。

彼らを追うのはFBIのモーガン捜査官。ビリー・ボブ・ソーントンはカッコイイね~♪
そして空軍から派遣されたペレス特別捜査官。ロザリオ・ドーソンもスーツ姿がカッコイイね~♪


やがて事件の全容が見えてきて、謎の女アリアの正体が明かされたところで、いったん謎は解明。
冒頭の無人爆撃機の誤爆の話も本筋と繋がります。

イーグル・アイの正体と企み(あと、アリアというネーミング)については、ちょっとがっくりきた感じだけど、でも、それでも失速しなかったジェリーの物語。
警備員と取っ組み合いしてるシーンで「あれ、なんで主人公こんなに頑張ってるんだ……?」と、なぜか感動しました。

ダメな自分をいつも助けてくれた兄。死んだ兄の遺志を継ぐことで「今度は自分が兄を助ける」と信じ、命懸けで行動するジェリーの姿はとても良かったです。
彼が片手を高々と掲げ、撃鉄を引くシーンなんかはすごい泣けると思うんだけど……♪
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚


しかし、その後のエンディングの蛇足が、蛇足がぁ~……orz
すごく面白い"はず"なのに、いろんなところで粗が見えて、"面白くなりきれなかった"作品です。
残念……でも、僕は好きです♪

「ジャンパー」とか、雑なSF映画に寛大なYuckeでした。


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【映画】127時間

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「127時間」(2010年、アメリカ/イギリス)

原題:127 Hours  監督:ダニー・ボイル  脚本:ダニー・ボイル、サイモン・ボーファイ、アーロン・ラルストン(原作)  製作:ダニー・ボイル、他  製作総指揮:バーナード・ベリュー、他  音楽:A・R・ラフマーン  編集:ジョン・ハリス  製作会社:Cloud Eight、Decibel Films、Darlow Smithson Productions、ハンドメイド・フィルムス、フォルム4・プロダクションズ  配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、パテ、20世紀フォックス/ギャガ  上映時間:94分

【あらすじ】
金曜の夜、アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、都会の喧騒を離れ自然の中で休日を過ごすため、一人出かける準備をしていた。目指すはユタ州のブルージョン・キャニオン。家族からの電話にも出ずに、アーロンは車を走らせる。翌朝、目的のキャニオンに着いたアーロンだったが、ロッククライミングの最中に落石事故に見舞われ、右腕を落石と岩壁に挟まれたまま身動きが取れなくなってしまい……。



【感想】
(2011年6月22日、フォーラム仙台にて鑑賞)

「スラムドッグ・ミリオネア」のダニー・ボイル監督作品。
もう、その一点だけで映画館に行きました。(ノンフィクションだとは知りませんでした;)
後から気づいたけど、音楽も「スラムドッグ~」のA・R・ラフマーンでした。

「スラムドッグ~」が100点だとすれば、「127時間」は80点くらいかな。
やっぱり「127時間」は映画の内容上、どうしても動きが少ないし、基本一人芝居になりがちなので、そのへんにハンディがあったかな、と。
しかし、音楽と映像が織り成す妙な高揚感や、クライマックスの解放感は、やっぱり巧いなと思いました。


音楽が良いのでサントラ買おうかなという気にはなるんですが、何故か「もう一度見たい」とは思えない映画です(笑)
観た人は分かると思いますが、“あのシーン”がけっこう深く印象に残ってます。
あれをもう一度見たがる人はいるんでしょうか?
そこらへんのスプラッタ映画よりもはるかに痛い・痛そうな光景でした。
アメリカの上映会などでは気絶する観客もいたとか……(;´∀`)

ただ、そういう緊張から解放されるクライマックスはやっぱり面白かったんですよね。
何故かジンワリしてしまいましたもん……。
なので思わず山登り好きな友達にオススメしてしまいましたが、ヤツは観たのだろうか?


いろんな側面を持ってる映画だと思います。美しかったり、しんどかったり、痛かったり……。
途中からたった一人の登場人物になってしまった、ちょっとハンサムでちょっとおバカな主人公が、妄想やビデオカメラと共演していく映画の大部分は、哀しい、痛々しい、そして問題のグロ映像。(地上波で巧くカットして放送してくれないかなw)

で、その後に待ってる希望の光。
解放シーンからラストまでは一気に描かれますが、けっこう尺が長く、音楽の明るさも手伝って、不思議な高揚感に包まれました。

だから思わず「いい映画」と言ってしまいたくなりますが、やっぱりグロテスクな“あのシーン”があるので「二度と見たくない映画」(笑)
でも、人に薦めたいし、だけど、グロテスクだし、困った困った……。


面白い撮り方がところどころあって、ストローで吸われる水の映像が面白かったですが、その色が黄色に変わったときは「うげぇ~っ!」でした。
もう、ほんとなんなのこの映画……(笑)

8月観たい映画フォー

8月映画館で観たい作品。
絶対観たいもの、ちょっと気になっているものをリストアップします。
リストアップするだけで、実際観れるかはわからないけど……(^_^;)





「モールス」(2010年、アメリカ)(R15+)
監督:マット・リーヴス
出演:クロエ・グレース・モレッツ、コディ・スミット=マクフィー
学校でいじめにあっている孤独な少年。彼の家の隣りに、ある日、謎めいた少女が引越してくる。モールス信号で壁越しに友情を深める2人だが、町では連続猟奇殺人が起こり……。

スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド・リメイク。オリジナルは少しせつないホラー映画です。主演は「キック・アス」で僕を虜にしたクロエ・モレッツ♪「ぼくのエリ~」も観たし、期待度MAXの作品です!オリジナルの美しい映像をリメイクでどのように再現したかも気になります。スティーヴン・キングが大絶賛してることが逆に不安だけど……。
期待値95/100



「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」(2011年、アメリカ)
監督:マイケル・ベイ  製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、他
出演:シャイア・ラブーフ
あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する金属生命体と人類の攻防を描くSFアクション大作の3作目。

説明不要ですね♪この夏最大注目の3D映画。1作目をTVで見たばかりですが、かなり面白かったので、さらに期待値アップです。問題はシネコンのメンズデーにうまく休みを合わせられるか、……です。
期待値80/100



「メカニック」(2010年、アメリカ)(R15+)
監督:サイモン・ウェスト
出演:ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、ドナルド・サザーランド
完璧な仕事ぶりから“メカニック”の異名をとる殺し屋アーサー・ビショップは、ある時、友人であり恩人でもある一人の男を暗殺する。その標的の息子スティーブと知り合い、彼を助手にしたアーサーは、殺しのテクニックを教え込んでいくが……。

ジェイソン・ステイサムもベン・フォスターもわりと好きな俳優なので、ちょっと気になった作品。たぶん観れないと思うけど(笑)これを観るチャンスがあるなら、まず「トランスフォーマー~」を観ますね。そしてそういうチャンスはあまり無いのが現状……。
期待値50/100



「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」(2010年、アメリカ/イギリス/カナダ)
監督:エドガー・ライト
出演:マイケル・セラ
ゲーム大好きバンド少年スコット・ピルグリムは、魅力的な女の子ラモーナと出会い、恋に落ちる。しかし、ラモーナには邪悪な元カレが7人もいて、全員を倒さなければ彼女と付き合うことはできないという。次々と襲いかかってくる邪悪な元カレたちにスコットは立ち向かう!

カナダの人気コミックをエドガー・ライト監督が実写化。日本のアニメやゲームのパロディが満載の、バトルアクション・ラブコメ!音楽もかっこいいらしいです。先にサントラ買おうかな~。
期待値60/100





8月は単純に、笑ったり、怖がったり、エキサイトしたいな~♪
難しいのはダメです。疲れるので遠慮します。

【小説】ペイチェック ディック作品集


「ペイチェック ディック作品集」

著者:フィリップ・K・ディック
訳者:浅倉久志・他
ハヤカワ文庫SF

【あらすじ】
ジェニングスはある会社に整備技術者として雇われた。その仕事は巨額の報酬を得られるが、契約が終わる際に、働いた2年間の記憶を消されるというものだった。だが、今その契約が終わり、記憶を消された彼が報酬として受け取ったのは、欠けたコインや1本の針金などガラクタ同然のものばかり。どうやら記憶を失う前の自分が、莫大な報酬よりもそれらガラクタを必要としたらしい。いったい何故、自分はこんなガラクタを望んだのか……。困惑するジェニングスの前に、彼をつけ狙う者が現れる。
(ペイチェック)

【収録作品】
ペイチェック/ナニー/ジョンの世界/たそがれの朝食/小さな町/父さんもどき/傍観者/自動工場/パーキー・パットの日々/待機員/時間飛行士へのささやかな贈物/まだ人間じゃない



【感想】
フィリップ・K・ディックの短編集です。
2004年の「ペイチェック」の映画化に合わせて、ディックの代表的な中・短編を新たに編集した本になります。
ちなみにYuckeは映画未見です。

何作かピックアップして簡単な感想を書きます。



「ペイチェック」
記憶を消される前の自分“あいつ”が自分に残した7つのガラクタ。その1つが身を守る役に立ったことから、主人公はこれから自分の身に起こることを“あいつ”は予見していたのだろうと気付きます。過去の自分を信じてどんどん行動する主人公。“あいつ”の用意したガラクタは見事なまでに的確に主人公を救いますが、その理由は、2年間従事していた極秘の仕事にありました。

ラスト、ドラえもんを思い浮かべてしまいましたが(笑)なんだかパラドックスな初期の中編。どんな映画になったのか、気になります。



「ナニー」
子守用の優秀なロボット“ナニー”シリーズ。丸くて愛嬌のある彼ら(彼女ら?)ですが、実は、“ナニー”同士が近付くと所構わず戦いを始め、どちらかが壊れるまでやめないのでした。壊された側の持ち主は、新たなナニーを買い求めます。より大きく、強い子守用ロボットを……。

なんだか、次々新製品が発売され、買った物がどんどん時代遅れになっていく家電業界を風刺したような作品。現在もケータイやPCやTVを次々買わせようとするし、これが書かれた50年代から変わってないんだね大量消費社会……。



「自動工場」
戦争の間、物資に困る事がないようにと設計された完全自律型の自動工場は、戦争が終わった後も、身の回りのあらゆる物を作り続けていた。しかし、このままでは資源を使い果たし、人類の手によって産業を再興させることもできない。戦争を生き延びた人間たちは、自動工場を停止させようと、試行錯誤を繰り返すが……。

これも見ようによっては、大量生産がもたらす弊害を風刺した作品……?(←こじつけ?)とにかくラストはなかなかの脱力感に襲われる中編です。



「時間飛行士へのささやかな贈物」
遠い未来へ向かって旅立ったタイムトラベラーたち。しかし、彼らが訪れたのはごく近い未来で、彼らはそこで「自分たちがタイムトラベルからの帰還の際に事故死した」ことを知ります。自分たちの葬儀に参列するハメになった、3人の時間飛行士たち。閉じた時間の輪から脱出する方法を探しますが……。

タイトルから勝手に心暖まる物語を期待して読み始めましたが、とんでもなく気の遠くなる重い話でした。まぁそりゃそうだよね、ディックだもん(笑)元いた時代に戻ろうとすると事故死、死んだ自分Aの葬儀に参列する自分B、自分Bが元いた時代に戻ろうとすると事故死、自分Bの葬儀に参列する自分C……。後期の作品はすごいことになってます。



「まだ人間じゃない」
近未来、堕胎法の改正によって生後堕胎が認められ、12歳未満の子供はまだ人間と見なされない世界。今日も堕胎トラックがやって来ます。親に気に入られなかった子供を施設に連れ去り、処分するために……。

一部、おぞましい表現もありました……。日本では妊娠11週程度までなら妊婦側の申し出で中絶ができるみたいですが、その期間がもし、半年に延びたら?生後でもOK、となったら?という不安に基づいて書かれた短編。もしかしたらディックはカトリック(で、しかも共和党)だったのかも。中絶に対してすごい怒ってる感じがします。中盤からは、自由と幸福を人質にとって男を縛り付け搾取し尽くそうとする女たちに対する怒りも爆発(笑)後期のディックはすごいことになってます。「堕胎しましょうよ!すてきじゃない?」と妻、「しかしそれにはまず妊娠しなくちゃだめじゃないか」と夫。……笑えねえ~~(*_*)

【映画】X-メン

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「X-メン」(2000年、アメリカ)

原題:X-MEN  監督:ブライアン・シンガー  製作総指揮:アヴィ・アラッド、トム・デサント、リチャード・ドナー、スタン・リー  製作:ローレン・シュラー・ドナー、ラルフ・ウィンター  脚本:デヴィッド・ヘイター  出演者:パトリック・スチュワート、ヒュー・ジャックマン  音楽:マイケル・ケイメン  撮影:トム・シーゲル  編集:スティーヴン・ローゼンブラム、ジョン・ライト、ケヴィン・スティット  製作会社:マーベル・スタジオズ  配給:20世紀フォックス  上映時間:104分  次作:X-MEN2

【あらすじ】
人間が急激な進化の過程に入った近未来。突然変異の集団であるミュータントは周囲から理由のない迫害をうけていた。超合金の骨格を備えたミュータントの放浪者ローガン“ウルヴァリン”(ヒュー・ジャックマン)は心に傷を負った少女マリー“ローグ”(アンナ・パキン)と出会う。謎の敵に襲われた2人を救ったのは、“X-MEN”と名乗るミュータント集団だった。善と悪のミュータントの戦いが始まろうとしていた……。



【感想】
(2011年6月19日、地上波にて鑑賞)

映画「X-MEN」シリーズはここから始まりました。

僕なりにこの作品を要約すると、心優しいテレパシーおじいちゃん“プロフェッサーX”(パトリック・スチュアート)とヘンクツな念力ジイさん“マグニートー”(イアン・マッケラン)の、因縁の対決、長年の対立、これに尽きると思います。
念力ジイさんの偏屈っぷりを矯正しない限り戦いは終わらないのだけど、最新作でようやく「偏屈ジイさん誕生の秘密」を描いてるらしくて、当分このシリーズは終わらないんじゃないかと……。

それを抜きにしても、すごい人気のあるシリーズなので、またすぐにも話題に上がるでしょうね。
僕がきちんと鑑賞したのは、1作目と3作目だけですので、ゆっくり追いかけていきたいと思います。


1作目のラストの方は前にも見たことありましたが、最初の方はまったく見たことありませんでした。
ウルヴァリンってあんな風にX-MENの仲間になったんですね。

そして、サイクロップス(ジェームズ・マースデン)とジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)が恋人という設定なので、てっきりストーム(ハル・ベリー)とウルヴァリンがくっつくのかと、安易に考えていたら……、そうか、やっぱりお前もファムケ・ヤンセンか……(笑)
ジーンを略奪しかねない放浪者ウルヴァリンは、その一方で、哀しいミュータント能力を持ってしまった少女“ローグ”と心の絆を深めたり……。

物語には何の不満もありませんが、「誰か、ストームのフォローは?」と気になってしまいました。
シリーズのどこかで、彼女にロマンスは用意されてるんでしょうか?「3」にはなかったような……。
僕的には、雪山で彼女が登場したときに、髪を束ねていたのがグッときたんですけどね……。
……白目か?白目がダメなんか?


公開当時は世間の期待が高すぎて「物足りない」っていう意見が多かったそうですね。
確かに、登場するミュータントを数えてみると、いかにも“第1弾”って感じですけど。

ただ、悪役の人数も少ないおかげで、他の作品ならあっという間にやられてそうなカエル男“トード”が大活躍してましたね(笑)あんまり無いですよ、ああいう悪役は。
セイバートゥースもパワーファイターなのに、どこかコミカルで、可愛らしい瞳で……。それに頼らざるを得ないマグニートーだから、先頭に立って何でもやってしまうクセが付いてしまうんですよね。
黒幕なのに……。

【映画】ブレイド2




「ブレイド2」(2002年、アメリカ)

原題:Blade II  監督:ギレルモ・デル・トロ  製作総指揮:マイケル・デ・ルカ、スタン・リー 他  製作:ピーター・フランクフルト、ウェズリー・スナイプス、パトリック・J・パルマー  脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー  出演者:ウェズリー・スナイプス  音楽:マルコ・ベルトラミ  撮影:ガブリエル・ベリスタイン  編集:ピーター・アマンドソン  配給:ニュー・ライン・シネマ、日本ヘラルド  上映時間:118分  前作:ブレイド  次作:ブレイド3

【あらすじ】
ヴァンパイアと人間の混血児であるブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、日夜ヴァンパイアを狩るハンターである。相棒のスカッド(ノーマン・リーダス)と共にヴァンパイア討伐の一貫としてプラハに潜伏していた彼は、かつての仲間であり死んだはずのウィスラー(クリス・クリストファーソン)がヴァンパイアのアジトに囚われていることを知り、彼を救出する。



【感想】
(2011年6月19日、TV録画にて鑑賞)

ウェズリー・スナイプス主演「ブレイド」3部作の第2作。
すいません、「1」はまだ見てません……。「3」も見てません。
(ってか、W・スナイプス主演作って全然見たことありませんでした)

まあ、前作のストーリーを知らなくても充分に楽しめますね。
明らかにアクションやVFXが見所なので……。


2作目の今作は、主人公とヴァンパイアの戦いよりも、新種のヴァンパイア"リーパーズ"を倒すため、主人公とヴァンパイアが手を組むというお話。
序盤ではブレイドに銃撃されてゲームのごとく燃え尽きてたヴァンパイアたちですが、中盤からは背中を預ける(だが信用はできない)チームメイトになってしまいます。
そしてなんとロマンスまで用意されてる!?
……うーん、やっぱりシリーズ物は1作目から見るべきですね(;・∀・)


アクションに関しては面白かったですね。
マンガ的なアニメ的な動きがふんだんに盛り込まれていて、見ていて飽きませんでした。

逆に、モンスターの描写については、正直うんざりです。
もう、あんまり怖くないんですわ。あの手の顔は(笑)
ただし、あのゾンビ顔にも心があり、ヴァンパイアとリーパーズの父子の絆みたいなものも描かれて、「バイオハザード」とは違う印象の映画です。


内通者が明らかになるまで分からなかったので、終盤のどんでん返しには驚きました。
そしてその直後の「"どんでん返し"返し」にも「いつの間に!?」って驚きました。
ブレイド、意外と手先が器用ですね。
(こういう、細かいツッコミを入れ始めるとキリがなさそうな……)

【写真】白い部分にセリフを書いてください。



鉄塔の気持ちになってセリフを考えてください(笑)

「……」

面白い答えを考えた人には、Yuckeから座布団が郵送されてくるとか、こないとか。



PHOTOHITO始めました。
とりあえずはそちらに写真をアップロードして、たまにこちらにリンクを貼ろうかと。
ヤフーブログだと、上のサイズで3枚までしか貼れないの……(泣)

【映画】キングダム・オブ・ヘブン


「キングダム・オブ・ヘブン」(2005年、アメリカ/イギリス/ドイツ/スペイン)

【監督】
リドリー・スコット
【キャスト】
オーランド・ブルーム
エヴァ・グリーン
リーアム・ニーソン
ジェレミー・アイアンズ

【あらすじ】
フランスで鍛冶屋を営んでいたバリアン(オーランド・ブルーム)は、ある日現れたイベリンの領主ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)から彼が自分の父だと告げられ、十字軍に参加するように言われる。バリアンは十字軍に参加し騎士の身分を得たが、聖地への道中でゴッドフリーは病死し、自らの乗った船も難破してしまう。かろうじてエルサレムにたどり着いたバリアンは時の王の妹シビラ(エヴァ・グリーン)と禁断の恋に落ちるが……。



【感想】
(2011年6月18日、TV録画にて鑑賞)

TV放映でしたので、2時間半程度の長編が、CM含めて1時間50分に短縮されていました。
上のあらすじに書いた主人公と王妹の禁断の恋を、僕は見ていません(笑)
かなり駆け足で進んでいるなあ、というのは感じましたが、それもTV放映の醍醐味です♪たぶん。

実は、ディレクターズカット版は3時間超もあるとか……。
さすがにそれをDVDでチェックする気は起きませんね~。(見たばっかりだし……)


主演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのオーランド・ブルーム。鍛冶屋の青年バリアンを演じます。
その彼の前に現れたのがキャプテン・ジャック・スパロウ……じゃなくてリーアム・ニーソン演じる騎士ゴッドフリー。イベリンの領主である彼が実の父親だと知ったバリアンは、十字軍に合流するためにゴッドフリーの隊列に加わります。

しかし、いきなりの森の中での戦い!
弓矢が飛び交う、騎士が剣を振り上げる、仲間が次々と倒れていく……。やっぱり、ナイトとソードの出てくる作品は面白いです♪僧侶も武器を持って戦いますし。


なんとかエルサレムに着いたバリアンですが、イスラムの王サラディンがエルサレム奪還を狙っており、味方の陣営内でも、病魔に冒された王と急進派の将軍たちの間で対立が起こっている状況。
バリアンは国王に忠誠を誓い、死んだ父親が治めていた領地を受け継ぎます。

この辺からはちょっと難しくなりましたかね。そもそも歴史について僕が勉強不足なので……。ほとんどの登場人物は実在の人物か、それをモデルとしているようです。
エルサレムの周辺って世界史で一番ごちゃごちゃしてるところじゃないですか?
そこらへんが無知な僕には難しかったけど、でもまあ、悪役は悪役として描かれていたし、戦闘シーンは迫力あったし、攻城戦なんかも描かれて、存分に楽しめましたね♪


登場人物たちもみんなそれぞれ個性的で魅力ありましたし。
仮面を被った不気味な王さま、ターバン被った黒ひげの王さま、返り血で髭が赤く染まった猛将……。
主人公が一番、インパクトなかったかな……。

あ、あとヒロインの王女様が、ほとんどカットされていて印象薄……(;´∀`)

【映画】二重スパイ






「二重スパイ」(2002年、韓国)

監督:キム・ヒョンジョン  製作総指揮:パク・ムスン  製作:クー・ボンハン  脚本:シム・へウォン、キム・ヒョンジョン  出演:ハン・ソッキュ、コ・ソヨン、チョン・ホジン、ソン・ジェホ  撮影:キム・ソンボク  音楽:ミヒャエル・スタウダッハー  編集:キム・サンボム  配給:ギャガ=ヒューマックス、東映  上映時間:123分

【あらすじ】
1980年代、北朝鮮から韓国へ自由を求め亡命した1人の男、イム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)。韓国の国家安全企画部(安企部)による拷問に耐え抜き、上層部の信頼を獲得した彼は、2年後、正式に安企部の諜報員として採用される。それからまもなくだった。ラジオから流れてきた暗号に目の色を変えるビョンホ。実は彼は、二重スパイとして韓国に送り込まれた北朝鮮の工作員だったのだ。暗号の指令に従い、潜伏スパイとして活動するユン・スミ(コ・ソヨン)に接触するビョンホ。しかし、この運命の出会いが2人の人生の歯車を大きく狂わせてゆくのだった……。



【感想】
(2011年6月12日、TV録画にて鑑賞)

ハリウッドのスパイ物と比べちゃだめなんだけど(そもそもジャンルが違うかな;)、でも現実感だけはハンパない映画です。


互いの秘密情報をより多く得ようと水面下で対立する韓国と北朝鮮。
北朝鮮から亡命してきた男・ビョンホは、韓国政府に忠誠を誓います。
韓国の情報部は、北の事情に詳しいビョンホを諜報員として取り込み、彼を情報部に向かい入れます。
しかし、ビョンホは初めから密命を帯びて韓国に送り込まれた、北の工作員だった…という流れ。

最初は普通のスパイだったので、まだ「二重スパイ」じゃないよな……とか思いながら見てましたが、ようやく彼の秘密が分かった瞬間からは、情報部でただ働いているだけなのになんだかスリリング。
スパイを使う部署が一番スパイに用心しているわけですからね。ましてやビョンホの祖国は“北”。
主演のハン・ソッキュの細い目が何を見、何を感じているのか、一挙手一投足から目が離せなくなりました。


全体的に暗く落ち着いたトーンの絵と静かな音で構成されていて、純粋なサスペンスって感じです。
スパイ物なのに、アクションが少ない。(ハリウッドと比べたらの話ですが;)
銃撃戦もなければ、カーチェイスもない、一番アクションしてたシーンって、多分、料亭から脱出したシーン……「逃げる」シーンでした(笑)

アクションはないけど、美女は一応用意されていて、2人の愛がけっこう重要な物語のテーマになっていたり……。(ただしYuckeはこういう恋愛はぜったいしたくないw)


結末は、地球の裏側で……。

はっきり言って、よその国のスパイ事情なので、何かメッセージ性を求めても意味が無いのかも。
現実の国際情勢が下敷きにあるせいで娯楽映画ではなくなっていますが、見る側に問題意識を植えつけるにはどうしようもない大きい問題で……よその国ですし(;・∀・)

ただ、一人の男がどう生きてどう愛したかということを見ると、なんとなく悪くないし、駄作と吐いて捨てるには惜しい作品でした。

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