感動器官

笑い、涙、鳥肌、私たちの感動を現出させる器官。

2010年11月

平成22年11月に見た映画

11月に見た映画の羅列。





『トゥームレイダー』11/6
『イン・ザ・プール』11/6
『ナショナル・トレジャー』11/7
『かもめ食堂』11/7
『パンドラム』11/10@チネ・ラヴィータ
『カントリー・ベアーズ』11/13
『十三人の刺客』11/13@109シネマズ富谷
『バンテージ・ポイント』11/14
『バイオハザード』11/20
『秋深き』11/20
『最高の人生の見つけ方』11/21
『ルパン三世 カリオストロの城』11/27
『バイオハザードII アポカリプス』11/28
『バイオハザードIII』11/28




先月は、「あれもこれも観たい。でも時間がない」というわけで劇場鑑賞は3回だったのに対し、今月は「あれもこれも別にいいや」という状況で、結局映画館で観たのは『パンドラム』と『十三人の刺客』の2作品。数字的には2も3も同じように見えますが(笑)
『十三人の刺客』が10月公開だったことを考えると、ちょっと相性が悪かった今年の11月。



逆に期待できる(せざるをえない)12月のラインナップ。
ジャンルに「SF」と付く作品だけでも、かなり楽しめそうですねー♪

【映画】秋深き

秋って、恋愛ものとかアート系作品が多いような気がする。
作る側は関係なく作ってるんだろうけど、やっぱり上映する方はそういうジャンルを選んで流しているんだろうか。
正直、今月は「あ、観たいの全然無い」っていうのを結構感じた。TVで見まくってるので飽きてるというのもあるかもしれないけど(笑)女性向け(って言ったら語弊があるか?)って感じのする映画ばかりだった。ちょっと寂しいですね。まあ、逆に12月はシネコンで盛り上がれそうな気がしてるんだけど。





『秋深き』(2008年、日本)

原作:織田作之助
監督:池田敏春
出演:八嶋智人、佐藤江梨子、赤井英和、佐藤浩市
配給:ビターズエンド

【あらすじ】
中学校教師の寺田(八嶋智人)は、大阪・北新地のクラブのホステス、一代(佐藤江梨子)に惚れ込み、酒も飲めないのに、毎日店に通いつめていた。親が持ってくる見合い話にうんざりした寺田は、意を決して一代にプロポーズ。一代も寺田の一途な愛を受け入れることに。寺田は家を飛び出し、二人の生活を始めた。しかし、暮らし始めてすぐ、一代の過去の男性遍歴が次々と見え、寺田は過去への嫉妬に苦しむように。そんな時、一代が「乳がんになった」と告白する。

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【感想】
(2010年11月20日、自宅にて鑑賞)

TVでやってなかったら見ることなかったと思う。
なかなか面白かった映画です。ラブストーリーであり、コメディーでもあり、人生について考えさせられる映画。
最後は「いい話だったね」で締めくくられてしまいそな、まあよくある感じの映画ですけど。


八嶋演じる仏具店の息子が、サトエリ演じるホステスに思い切ってプロポーズしたら、意外とあっさりOK。
しかも、婚約指輪の代わりに位牌(2人分)ってなんだこれは(笑)
プロポーズの言葉も家業が仏壇売ってることに激しくフィーチャーされてます。

そして、駆け落ちするかのように始まった同棲生活。
八嶋智人がサトエリの胸を触っているのが、すごくうらやましい……。
サトエリの可愛い妻っぷりがものすごくうらやましい……。

僕は別に、サトエリのファンではないですけど、それでもやはり彼女は男性にとって一つのシンボルなので。
女性からすれば、「けっ!」ってなってしまうのかもしれないけど……(汗;


物語自体は、妻が乳がんになった、手術でおっぱい切除すれば治るけどそれは妻も夫も嫌だ。
だから、夫はいろいろ奮闘する、という内容です。
女性は自分のおっぱいをどう感じているか、垣間見れ、僕としてはすんなり入ってきた話でしたが、基本的には夫が追い込まれまくって溺れていくというお話。

最近JRAのCMに出ている佐藤浩市が競馬好きのヤクザだったり、海原はるかかなた師匠がちょこっと出ていたり、教師が生徒の修学旅行費を使い込むという世相を反映したエピソードがあったり(それは違うかw)、まあいろいろツボな笑いもありました。

でも、やっぱり現実というか、根底にあるストーリー「癌」と向き合わなければならないわけで、それが最後に哀愁を秋風に乗せて運んできます。
「いい話だったね」という感想を求めているような終わり方でしたが、僕個人としては、あまりひねりがなく平凡なラストに感じました。そして、絶望から立ち直りつつあった主人公の心情もすんなり腹落ち出来ませんでした。



映画とは関係ありませんが……。
おっぱいの大小はあまり関係ない。好きな人が小さかろうが大きかろうが、好きということに変わりはない。
でもそれとは別に、基本的に大きいおっぱいを触りたいとは思う。半分は好奇心です。

って、なにこれ?(笑)

【映画】「バンテージ・ポイント」8人の目撃者、8つの視点?

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バンテージ・ポイント (2008年、アメリカ)

【ジャンル】
サスペンス・アクション
【監督】
ピート・トラヴィス
【出演】
デニス・クエイド(トーマス・バーンズ)
シガニー・ウィーバー(レックス・ブルックス)
マシュー・フォックス(ケント・テイラー)
エドゥアルド・ノリエガ(エンリケ)
アイェレット・ゾラー(ベロニカ)
フォレスト・ウィテカー(ハワード・ルイス)
ウィリアム・ハート(ヘンリー・アシュトン)
エドガー・ラミレス(ハビエル)
ゾーイ・サルダナ(アンジー・ジョーンズ)
サイード・タグマウイ(スワレス)
ブルース・マッギル(フィル・マカルー)

あらすじ

シークレットサービスのトーマス・バーンズは、同僚のケント・テイラーとともに、スペインのサラマンカで開催される首脳会談に出席するアシュトン米大統領の警護にあたっていた。サラマンカ到着直後、大群衆を前に広場でテロ撲滅のスピーチを行うアシュトン大統領が突然、何者かに狙撃される。パニック状態に陥った広場の中で、狙撃の瞬間を目撃した8人は……。

感想 (2010年11月14日、自宅にて鑑賞)

大統領狙撃事件の真相を、8人の目撃者、8つの異なる視点で追ったサスペンス・アクション。

大統領のSPバーンズ。大統領自身。TV局のディレクター。観光で来ていた一般人。恋人に会いに来た地元の刑事。その恋人と、首謀者と、犯人グループに人質を取られて仕方なく言う事聞いてる元特殊部隊員。
8つの視点というのは、この8人でいいの?(笑)
シチュエーションサスペンスとか、密室での事件とかなら、主要人物以外の役者が出てこないで、明らかに「何人の視点で描かれたドラマ」と言えるんだけど、この映画の場合、どちらでもないので、フォレスト・ウィテカーが助ける女の子とその母親とか、ゾーイ・サルダナ演じるリポーターとか、微妙に9人目、10人目の存在がちらついてしまってないだろうか。

つーか、バーンズの同僚テイラーを入れるの忘れてた……。
あれ?9人になっちゃうよ!?(笑)
誰を削って、誰を加えたらいいんですか?

「8人の視点」をウリにするなら、もうちょっとはっきり分かったほうがいい。
密室で最終試験に臨んだ「エグザム」の8人からすると、かなり「8人」があやふやです。

あと、「異なる視点」と言いつつも、実際は寸分たがわないシーンが違うアングルで何度もリピートされ、その後行動する場所が違うから、違う場面に行き着くだけの話かなあ。
例えば、まったく同じセリフを喋っていても、黒人視点では白人の言葉は高慢に聞こえるとか、大統領には周りの意見はやかましいだけだとか、テロリストたちには政府の要人の言葉は偽善に聞こえるとか、立場によって物の見方は違うってことを表現してあれば、もうちょっとサスペンスとして面白かったかもしれません。
真実を中立の立場で映し出せるのはビデオだけで、8人の“主観”はバラバラだと思うんだよね。

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さらに、事件の解決っぷりがけっこうバカバカしくて……。
まったく偶然的に(それとも運命的に?w)バーンズは大統領を救い出します。
ああいうのを「棚からぼた餅」と言います。

事件の発生・解決にかかった時間はわずか数十分。
移動距離はたぶん数km。バーンズはさんざんカーチェイスするのに、行き着いた先はフォレスト・ウィテカーが歩いて(走って)移動できる距離。残念!
誰が誰にハメられていた、という驚きはあって、クライマックスの直前で巻き戻されるので、「え~なになに!?」ってなるんだけど、全容が分かると事件自体はイマイチです。
Vantage Point(見晴らしのいい場所)って一体どうゆうことなんだろう?単純に、狙撃のあった広場の事?
まさか、視聴者の視点が全容を把握できる「見晴らしのいい場所」……ではないよな?(笑)


でも、カーチェイスとかはさすがと言うか、すごかったですね。
いくら犯人追跡のためといえ、アメリカのSPがスペインであんなに無茶したら事後処理大変そうですね。

「8人の視点」という言葉に惑わされすぎたかな。
見ている間は面白い映画でした。



【夢日記】なんで夢に出てくる階段ってあんなに危ないのか。

こんな夢を見た。





場所は学校。でも、そこにいる人は思い思いの服装で、年齢もバラバラ。一応、先生もいるけど、学級という括りは無いような、そんな感じ。

僕は校庭から校舎へと続く階段を登っていく。
丘の中腹とかに建てられた学校とかって、校舎のある地面から少し下がった所に校庭がある場合が多いと思うんだけど、まさにそういう形。
だが、この階段が異様に段差がキツイ。一段一段の高さがある上に、足を乗せる部分はすごく狭い。
エジプトのピラミッドを縮小したような階段なのです。
ヘタにバランスを崩すと落ちて死ぬくらいの怖さがあり、登るときも降りるときも階段にへばりつくようにして昇り降りしないとならん。軽くロッククライミングの域?w


教室に着くと、生徒(には見えない人たち)のいろんな発表会?的なものが始まった。
科学とか歴史とかいろいろ分野があって、僕は何故かスポーツ部門でロデオマシーンを披露する話になった。
自分の順番が来るまで待っている間、恋人候補みたいな女友達がやたらアタックしてきて、「チョコレート食べよ♪」とか言ってきて、僕はなんだか「この子とチューしたい」と素直に思いました(笑)

しばらくその女子と仲良く遊んでいたら、いよいよスポーツ部門が始まりました。
スポーツ部門は『熱闘渾身園』とか名付けられていました。よく覚えていないけど、とにかく「甲子園」と「渾身」をかけたシャレでした。

発表を見ていたら、他の人がロデオマシーンに乗って演技を披露していました。
結局僕は、司会に回され、ケーブルが切断されたマイク(もちろん壊れていて使えない)を持って、がなりながら参加者にインタビューとかしてました。
その時には、さっきの女子はどこかに行ってしまっていて、とても寂しかったです。



以上、2010年11月27日に見た夢。





【感想】
まったく見たことない女子、夢から覚めると顔も思い出せない女子。でも、夢の中では確かに好きだった。
そして彼女も僕のことが大好きだったはずです(笑)
惜しい……、実に惜しい。

まあ、それはともかく、夢の中ではよくある風景がめちゃくちゃ危険なものに変わってることがよくある。
今回のやたら勾配のきつい階段も、以前に見たような気がする。
降りる時も後ろ向きになって両手両足で支えながらじゃないと降りられないような階段。
もはや、階段じゃないんだけど、それでも夢では「階段」と認識するんだよねぇ……(汗;

勤労感謝の日って……

勤労感謝の日は、「働いてる大人に感謝する日」だと子供の頃は思ってた。実際そうだし(笑)
でも今朝出勤するときに、「あれ?働けることに感謝する日?」と思ってしまった自分……(汗)

心から働けることを感謝したり、毎日楽しく充実した仕事をしてるわけじゃない。
月曜出勤、火曜祝日、そして今日また出勤で、「げえーー、まだ水曜か」と最悪な気分で、「でも、世の中には“働きたくても仕事がない”人がたくさんいるんだよなあ」「あんな職場でも働けることに感謝しないといけないんだなあ」と消極的な感謝のしかたをしてしまいました(笑)

実際、勤労感謝の日って、「働けることに感謝し、仕事に喜びを見出だす日だよ」って言われたほうがしっくり来る。いや、僕自身はそんなの屁でもねえ!ってつっぱねますが。でもなんかそんな意味に受け取れてしまう現代の仕事事情?そんなことを考えてました。

【映画】十三人の刺客

当初は父親と「これはDVDでいいな」などと言っていたのですが、地元のライターさんと、お気に入りブロガーさんが高めの評価だったので、なんだか観たくなってしまい、終映間際に行ってきました。
 
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『十三人の刺客』(PG-12)(2010年、日本)
 
監督:三池崇史
原作:池宮彰一郎
出演:役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、松方弘樹、稲垣吾郎
配給:東宝
 
【あらすじ】
時は江戸時代後期の弘化元年(1844年)。将軍の異母弟にあたる明石藩主松平斉韶は暴虐・無法の振舞い多く、明石藩江戸家老間宮図書は老中土井大炊頭屋敷前にて切腹、憤死した。幕閣では大炊頭を中心に善後策を検討したが、将軍の意により、斉韶にはお咎めなし、となった。斉韶の老中就任が来春に内定していることを知る大炊頭は、やむなく暗黙のうちに斉韶を討ち取ることを決意し、御目付役の島田新左衛門を呼び出した。新左衛門は大炊頭の意を受け、自身を含めて13人で、参勤交代帰国途上の中山道落合宿にて斉韶を討つことにした。
 
 
 
【感想】
(2010年11月13日、109シネマズ富谷にて鑑賞)
 
13人vs300人……。
『レッドクリフ』の6万人vs80万人よりも倍率が高い……。
 
 
 
本当に140分あったのだろうか、長尺でありながらまったく長いと感じない映画でした。
ラスト50分のチャンバラ、時代劇の持つ2つの方向性の一つに正面から向かっていった感じ。
時代劇映画そのものをあまり見ない僕にとっては、一つの基準となる映画と言えるでしょう。
 
 
PG-12指定ということで、びっくりするシーンもありました。
サイコな側面を持っている映画です。
稲垣吾郎演じる暴君の悪役っぷりが半端ないのですが、僕は「悪人」というよりも「魔物」のように思いました。
それほどまでに人の持つ狂気の部分が誇張されていました。
 
ただ、斉韶の冷静に怖いことを言うスタンスは慣れるとちょっとワンパターンかもしれない。
最後に迫真の演技が見れますが、「敵役」としてはいささか不足。
「悪」や「外道」としての魅力は充分に溢れていますが、その分「強大な敵」としての魅力は薄かったです。
 
むしろ、斉韶の側近の鬼頭半兵衛(市川正親)がこの映画では「敵」ではないかと。
主人公・島田新左衛門(役所広司)と鬼頭はかつて同門でありながら、違う正義を掲げてしまった二人です。
ラストはこの2つの「正義」の闘いとなります。
と言っても、鬼頭の「侍は忠義」という正義は、さすがに斉韶のようなケダモノに対しては必要ないと思うんだけど、でもやっぱりそうなのかなあ、って思わせてしまう市川正親の説得力が凄かった(笑)
 
 
対して役所広司演じる島田は、完全無欠ってわけではないけれど、非の打ち所が無い理想の侍像で、彼の今回の仕事が暗殺であることを除けば、あまりに毒も穢れもない人。
切れる頭で頭脳戦を展開する様子は面白かったけど、彼のもとに集まった侍たちすべて、すこし美しすぎたか?
 
まあ、斉韶という「悪」と鬼頭という「敵」がしっかりしている映画で、それに反比例して主人公たちが美しく見えるという感じでした。
 
 
 
白塗りお歯黒は…………(汗;
サイコな部分ではそのサイコさをより際立たせていたよね。
あのメイクでも欲情できるんだから男って不思議だ。
吹石一恵は結婚前の芸妓と山の民の二役ということで、お歯黒は免れたみたいですね。
 
そういえば、まったく関係の無い二人の女を一人二役ということがちょっと気になりました。
山の民の役は一瞬だけのカットだったけれど、なぜ、両方を吹石一恵が演じたのか。
 
思いついた答えを言うと、あれは「まったく同じ顔の女」という意味ではなくて、「男にとってのいい女のイメージ像」ではないんだろうか?いや、けして吹石が「いい女」の基準だと言うわけではありません(笑)
ただ、死地に赴いて死線をくぐり抜けている男たちが「生きて帰ったら抱きたい女」の実際の容姿なんて、結局誰も同じなんじゃないだろうか?うまく言えないけど(汗;
新六郎も山男も結局、自分の女に焦がれているのは同じことで、彼らにとってその女は世界一いい女なわけで、実際には芸妓と山の民の美人度がイーブンなわけはないんだけど、男が想い焦がれている強さで言えば同じ。だから芸妓もウパシも同じ顔なんだ、という表現に受け取りました。
リアルな描写の中にちょっとこういう「遊び」の表現があると楽しいです。
 
 
 
とにかく、退屈しない2時間半でした。
窪田正孝と濱田岳が別人ということも分かったし。(窪田正孝を濱田岳と思ってました。……似てるんだもん)
 
ただ、父親が仕事だったので一人で観に行ったら、「時代劇は誘えよ」と怒られました(笑)
終映間近で、一日に1回の上映しかなくて、観るチャンスが無かったので一人で行っちゃいましたが……。
まあ、これからは「DVDでいいな」なんて安易に決めずに余裕を持って鑑賞したいと思います。

【映画】カントリー・ベアーズ

ちょっと前に、人里に熊がやってきて住民が被害にあった、というようなニュースがありましたが、
この映画は、動物との共生や、自然保護について考える映画ではもちろんありません(笑)
 
 
 
 
 
『カントリー・ベアーズ』(2002年、アメリカ)
 
原題:The Country Bears
監督:ピーター・ヘイスティングス
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント(声の出演)、クリストファー・ウォーケン
配給:ブエナビスタ
 
【あらすじ】
そこはクマと人間が仲良く暮らす世界。子グマのベアリーは人間のバリントン家で大切に育てられ、何不自由ない生活を送っていた。自分を人間だと思い込んでいるベアリーだったが、他の家族に似ていないことを不思議に思っていた。そんなある日、11歳になったベアリーはとうとう兄デックスから自分が養子だと知らされ、ショックで家出してしまう。そしてベアリーが行き着いた先は、解散してしまった憧れのバンド“カントリー・ベアーズ”を生んだカントリー・ベア・ホール。ベアリーは今にも取り壊されようとしているこのホールを救うため、ある行動に出るのだが…。
 
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【感想】
(2010年11月13日、自宅にて鑑賞)
 
最高です♪
だって、ベアリーが家出した理由って「自分が養子だから」で、「自分がクマだから」ではないんだよ(笑)
このピントのずれっぷりが最高です♪
 
 
 
ディズニーランドのアトラクション「カントリーベア・シアター」をモチーフにした作品。
確かアトラクションは、クマさんたちが陽気に歌うんでしたっけ?
 
それを元にしているので、必然的に画像のようなこと(しゃべるクマが主人公)になります(笑)
でも、クマが必要だった理由はもっと他にもあるのかも。
 
内容は、けっこうバカバカしくて良いです。
ただし、これを人間の俳優さんがやったらシラケるだろうなってくらいバカバカしいです。クマだから許せる。
クマの必然性はそこにあるわけです。たぶん。
(ライブハウス“カントリー・ベア・ホール”がビアホールと1字違いなのもクマのおかげです)
 
 
 
クマの着ぐるみと侮るなかれ!って感じです。
登場するクマ8人(8頭?)それぞれに個性があるし、アニマトロニクスっていう技術のおかげで、表情なんかヘタな俳優よりも豊かです。特に、メスグマ(おっと失礼、汗;)のトリキシーの色っぽいこと!(笑)いやほんと。
 
ラストは感動の大団円です。安心してどうぞ(笑)
 
 
 
※ベアリーの声を『シックス・センス』『A.I.』のハーレイ・ジョエル・オスメント君があててるんだけど、彼は今どうしているのだろう?

パンドラム

先日、『十三人の刺客』を観に行ったときに「宇宙戦艦ヤマト」の実写化映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の予告編が流れていました。当初はキムタクが着てる制服のダサさに失笑気味で、劇場で観ることはないだろうと決めつけていたのですが、予告編を大画面でじっくり見ると……実に面白そうではないですか。ストーリーどうのよりも、映像?映像ですよ、この映画!たぶん!
で、監督を調べたら、『リターナー』『ジュブナイル』(好きなSF映画です♪)の山崎貴。『ALWAYS 三丁目の夕日』『BALLAD 名もなき恋のうた』の監督と言った方が有名かな。ストーリーの面でも難のある監督ではないですよね?(BALLAD~は見てないですが)
でも、予告編だけ面白い・予告編と全然違う映画っていうのもありますから、少し不安は残ります。しかし、「騙されてもいいや」と思えるくらいのワクワク感を予告編の中に見いだせました。公開が楽しみですね。
 
で、今回は別のSF映画のレビューです(笑)
 
 
 
 
 
『パンドラム』(PG-12)(2009年、アメリカ/ドイツ)
 
原題:PANDORUM
監督:クリスティアン・アルヴァルド
制作:ポール・W・S・アンダーソン
出演:デニス・クエイド、ベン・フォスター、キャム・ギガンデット、アンチュ・トラウェ
配給:オーバーチュアーフィルムス、ソニー・ピクチャーズ
 
【あらすじ】
西暦2174年。人類は荒廃した地球を捨てて惑星タニスへ移住する計画を立て、選ばれた者を宇宙船エリジウムに乗せる。時が経ち、船内では2名の乗組員が冷凍睡眠から目覚める。だが船内には他の乗組員がおらず、さらに2人は記憶を失っており、自分の正体もこの場に居る理由すらも忘れてしまっていた。やがて2人は船内を探索し始め、その過程で恐ろしい何者かが居ることに気づく。
 
 
 
【感想】
(2010年11月10日、チネ・ラヴィータにて鑑賞)
 
一隻の宇宙船を舞台に、人類の存続を懸けたサバイバルを描くSFスリラー。
監督はドイツの新鋭クリスティアン・アルヴァルド。制作は『バイオハザード』シリーズを手がけるポール・W・S・アンダーソン。舞台はまさにバイオハザードのようなクリーチャーが跳梁跋扈してます。
冷凍睡眠から目覚めたペイトン中尉に『バンテージ・ポイント』のデニス・クエイド。
ペイトンより少し先に目覚めたバウアー伍長に、『3時10分、決断のとき』で強盗団のしつこいサブリーダーを演じたベン・フォスター。
 
冷凍睡眠から目覚めた2人は、軽い記憶喪失の状態。
少しづつ記憶を取り戻し、この宇宙船が6万人の移民を乗せた移民船であること、自分たちが船のクルーであることを思い出します。そして、自分たちがクルー室に閉じ込められ、司令室とも連絡が取れず、船の中枢・原子炉は過電流を起こし修理が必要ということに気づきます。
ペイトンはバウアーに命じて、部屋の外への脱出を試みます。
 
 
 
ん~♪面白かったですね。
SFは好きだけど、ホラー・スリラーは苦手な僕は、結構迷いましたが結局観ました。
観て損はありませんでした。
 
序盤は完全にホラー・タッチで、音楽の高まりや、役者へのズームインだけでもかなり怖かったです。
そして中盤からは、まさか!というか、やっぱり!というか……クリーチャーの団体さんのご登場です。
ここからは一気にアクションものっぽくなっていきます。「怖い」ではなく「恐い」。
そしてクライマックス。この映画はまた違った姿を見せてくれます。「パンドラム症」とはなんなのか、黒幕の正体・真意は?そして人類はどうなってしまうのかーーーー!?
 
まあ、よく分かってないんですけども(汗;
結局なんだったのか……いろんな重大な背景が描かれてはいても、本筋とはうまく噛み合っていない感じ。
でも、なんだかわからんくても、ラスト・メッセージは粋です♪
 
 
 
 
以下ネタバレになります。
 































 
地球が消滅した理由がまったくの不明ですね。突如爆発、ですか?(爆)
人間がミュータント化すること以上に、不思議なんですが……(汗;
地球という母星を失ったことでギャロは急性的にパンドラム症に陥り、当時のクルーを殺害し、自分の王国を創りだした。
冷凍睡眠中の一部の人間をミュータント化し(そんなことが個人にできるんでしょうか?)、残った人間を順次目覚めさせ捕食させるという残酷なゲームを始めた。
バウアーが出会ったナディア(そんな名前だったんだ……)や農民やコックも、当初は捕食される側だったのだろうが、なんとか生き延びたのだろう。コックは事の次第に詳しいので、ギャロが発症したときすでに起きていたのかもしれない。
 
あるいは、突然変異はまったくの偶然・予測不能の事態だった、または、人類滅亡を悟った地球側が仕掛けた遺伝子存続のための苦渋の方策だったのかもしれない。(ミュータント化することで、外敵から身を守り、あるいは滅ぼし、遺伝子を残せる。社会的秩序は二の次と考えた?)
なんにせよ、彼女と別れ失うものが無くなったバウアーが死に場所を求めるように移民に志願し、最終的に宇宙でたった1000人しかいない人間の一人になってしまったのは、すごい皮肉。
 
 
 
ペイトンは何故、冷凍装置に入っていたのでしょう?自ら入ったとしか考えられませんが、一体何のために?
一つは、バウアーを騙し彼をゲームの主人公に仕立て上げるため、というのが考えられます。
もう一つの理由は、ペイトン自身を封印するためだったのではないでしょうか。
 
ペイトンは過去の良心と戦っていたのは事実です。おそらく(汗;
で、あるならば、彼自身が自分の内にある凶暴性や妄想性を(一時的だとしても)停止させるために自ら冷凍睡眠に入ったのでは……。自分が眠りにつけば、とりあえずゲームは中断され、それ以上の犠牲者が出ることはない。(その間にクリーチャーは繁殖してしまうかもしれないが……)
バウアーに起こされた時、確かにペイトンは記憶を失っていたのでしょう。その記憶の断片を取り戻すうちに蘇ってきたのは、ペイトンの良心ではなく、ゲームを続けなければというパンドラム症のほうだったのかもしれない。
 
 
では、"パンドラム症"とは一体何か?
宇宙航海中に閉所恐怖症によって引き起こされる、神経症や誇大妄想を伴った機能障害。
手の震えが予兆として現れる……というシーンがあったけど、体に起こる異変はスクリーンでは分からないくらいに小さい。
それよりも重大なのが、パンドラム症によって妄想にとり憑かれた乗員が、他の乗員にとって危険な存在になるということ。それによって過去に大きな事件があったというが、まあ、それもスクリーンの中の話とは、あまり関わりの無い感じ。
 
まさに、ペイトンはこの症状を発症していて、自らを終わりのない(限り無く遠い)ゲームに参加させていた。
鎮静剤を自らに注射してもなおこのゲームの王として君臨しようとする様は、パンドラム症が一過性の病状ではなく、時には人の内面を完全に作り替えてしまう(修復不可能に狂わせてしまう)怖さを持っているということでしょうか。(あんな環境に長年閉じ込められたら、そうでなくとも狂いそうですが……)
 
 
 
記憶喪失から始まる物語、もとは人間だったクリーチャーたち、閉鎖空間でのサバイバル。
いくらポール・W・S・アンダーソンがプロデュースしたからって、このへんの設定は『バイオハザード』そのもの?
 
ただ、舞台を地下研究所から宇宙空間に移したことで、巨大宇宙船の全体像や暗闇をうごめく深海生物とかの「物」がシンプルに驚きとして受け入れられる。
ストーリーの結末も「脱出」というよりは「誕生」的な印象を受け、惑星タニスの今後に思いを馳せたりもできる。
まあ、直接の続編はいらないと思うけど……(笑)

【れすとらん日記】オープンカフェ的な!?

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仙台コーデ、床アイテムはなんと「戦国の地」!
「床」じゃねえし!!
 
 
 
 
 
『セルフィれすとらん』
 
セルフィれすとらんのレイアウト機能を使って、仙台コーデを目指そうというこのコーナー。
と言ってもやることはいたって簡単で、稼ぐ→買う、これの繰り返し。
 
とりあえず、比較的安いアイテム、「壁」や「床」から買い揃えていって、今夜一応、壁と床を「仙台コーデ」で埋めれました♪
 
他の地域がどうゆう地元アイテムなのかわからないけど、仙台は、どうやら「戦場」、しかも、戦国時代や江戸時代の戦場(いくさば)をモチーフにしているらしい。
明らかに、政宗公が近年の武将ブームでちやほやされていることに関係している(笑)
(ちなみにお店の外の背景には伊達政宗の像が描かれている……)
 
仙台っていったら正宗ですか……(汗;
だから、床アイテムは戦場の土なんですか……(汗;
兵(つわもの)どもが踏み固めた草も生えない地面なんですかーーーー!!
 
 
 
そのほか、壁アイテムは「陣幕」です。本陣のようなレストランです。天井あるのかと疑ってしまいます。
陣幕は通常のものが3000ペコ。家紋の付いた(これ、どこの家紋だーっ!?)ものが50000ペコと法外です(笑)
とりあえず、一枚だけ家紋付きにしましたが、今のペースの稼ぎだと、一枚買うのに2週間はかかりそう。
まあ、もともと家紋付きは数枚あればいいんですけど、
問題はテーブルと椅子ですね。
 
仙台限定「和の机」は20000ペコ。「和太鼓の椅子」は10000だったかな。
こっちは数を揃えないといけないので、完全に仙台コーデにするにはすごい月日がかかりそうです……。
 

【ゲーム】機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T. II PLUS



『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T. II PLUS』

機種:PS2
ジャンル:チームバトルアクション
開発:カプコン
販売:バンダイナムコゲームス
発売年:2006年

【解説】
アーケードゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T. II』(以下、連ザ2)に各種モードを追加して発売された移植版。MSを操り、射撃や格闘で敵機を撃破していくアクションゲーム。
【機体】80種以上(MA含む)
【登場キャラクター】40人以上(通信のみを含む)
【モード】
「対戦」「アーケード」「P.L.U.S.」「チャレンジ」「ギャラリー」「オプション」。 「対戦」は好きな設定で遊べるフリー対戦モード。機体やパイロットはもちろん、ゲームルールの変更も可能で、使用可能機体はもっとも多い。 「アーケード」はずばりアーケードの移植版。新ルート・新機体が追加され、クリアすることで開放される。オプションで難易度を変更可能。 「チャレンジ」は特定の条件を満たし、高スコアを狙うモード。難易度は高めだが、「ギャラリー」をコンプリートするには達成しなければならない。
【P.L.U.S.モード】
プレーヤーはシン・アスカとなり、仲間たちとの絆を深めながらミッションをクリアしていくモード。ミッションは250を超え、序盤は「SEED DESTINY」のストーリーを追体験し、中盤以降は「SEED」のストーリーやifストーリーを楽しめる。分岐などはないが、他のキャラとの信頼度によって増援や反逆が起きるので、プレイするたびに違った状況で遊べる。
【特徴】
「僚機」と「覚醒」を使いこなせれば、かなり楽になる。
P.L.U.S.モードでのみ「信頼度」が重要になる。
・僚機……プレーヤー機と共に戦ってくれる仲間。連ザ2は基本2on2のチームバトルなので、戦闘中の指示の出し方が勝敗に結び付く。
・覚醒……覚醒ゲージが一定量溜まると発動できる。移動速度上昇とあらゆる行動をキャンセル可能な「スピード」、射撃の連射やリロード速度アップ効果のある「ラッシュ」、攻撃力上昇やダメージ耐性が付く「パワー」の3種類から1つを戦闘開始時に選択できる。スピードを選び、敵の攻撃をかわして連撃を叩き込むのが爽快だ。
・信頼度……P.L.U.S.モードではシン・アスカの視点でミッションを進めて行く。おもに、ミッションに僚機として登場したキャラクターはミッションクリア時に信頼度が上がり、敵機として登場したキャラクターは信頼度が下がる。信頼度が高いと僚機に選択することが可能になり、最高まで高めればプレーヤー機として選択することも可能。さらに信頼度の高いキャラクターが敵として登場した場合“反逆”して味方になる可能性もある。逆に信頼度が低いと味方として出撃しても“反逆”して裏切られる可能性が高い。
序盤は「SEED DESTINY」のストーリーを追うので、キラやファントムペインとの信頼度は低く、ルナマリアなどのザフト軍との信頼度は高くなりがち。
【攻略本】
エンターブレインから発売の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T. II PLUS コンプリートガイド」を購入。機体データ、各モード攻略、キャラクター紹介などで構成。P.L.U.S.モード攻略は、そのミッションに登場する敵機の情報があらかじめ分かるので、信頼度上げに非常に便利。機体データではすべての登場機体の詳細なデータと運用法が分かる。
一部、「本当にプレイしたの?」と言いたくなるミス表記もあるけれど、まぁあれば便利でしょう。

【まとめ】
僕は、この『連ザ2』をもともとアーケードで遊んでいて、難度の低い筐体ならエンディングまで行ける腕前でした。最近はもうさすがにゲーセンから消えたので、中古で買ったというわけで。(ガンダムvs.ガンダムはなんか好きじゃない……、汗)
2週間くらいかかってP.L.U.S.モードを全クリしたけど、あまりアクションゲームが得意でない僕でも繰り返し挑戦すればクリアできるレベルでした。けっして簡単ではないやや難しめの設定が、逆にミッションクリアしたときの達成感に繋がりました。時には1対3で追いかけ回されたり、救命ポッドの回収に難儀したりと、なかなかハードなミッションもあるけれど、何回か挑戦すれば必ず対応策が分かるし、シンのレベルアップによって同じ機体でも能力が上がるので、根気よく挑戦すれば誰でも楽しめる良ゲームでしょう。
ただ、P.L.U.S.のエンディングが少しお粗末(汗)せめてアーケードモードのエンディングのようにムービーにして欲しかった……。
大半のミッションのプレーヤー機がシンで固定というのも残念。もう少し自由度があれば。

カプコンが開発した連ザ2の爽快感そのままに、やりこみを追求した楽しいアクションゲームです。
赤いガイアがかっこいい!!

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