チャプター3あたりで眠気に襲われたんだけど、隣のフォロワー氏も前半眠たかったらしいので、安心して寝ていいと思います。だって長いもん。
(初めて会うフォロワーさんと待ち合わせして観に行ったのですよ(*´ ω `* )ウフフ)

冒頭の長ーい風景描写と、とてもダイレクトに焦燥感を掻き立ててくるエンニオ・モリコーネの不穏な劇伴から、タランティーノワールド全開という感じ。
台詞の向こうで鳴っているBGM的な劇伴としてではなく、例えば50〜60年代頃の人物の感情を代弁していた映画音楽のような、そんな力強さ・クドさ・主体性を感じるスコア。
モリコーネって60年代の西部劇の劇伴やってた偉大な音楽家なので、むしろ今作は彼のホームグラウンドだったのでは。
もうすぐ90歳のおじいちゃんが、こんなにも心をザワザワさせる力強い音楽を作ってるってすごい。

そんなクラシックな舞台を用意しておきながら、やはり起こる物語はタランティーノ節で語られる。
長っげーーえ導入、日常の風景と化している暴力や差別、どんな太い血管してるんだよってくらい湧き出る血液、種明かし編(という程の謎でもないが)にあたるチャプターも長っげーーえ。

これはタランティーノの個性だと認めるし、個性的な監督の作品は気になってしまうのだが、ジャンゴとか今作とか個性が暴走し始めた感じも少しする。長さとか過激さの点で。
せめて120分にまとめようよ、と言いたい気持ちも無いではないが、でもこの監督は観客のために映画を作るのではなく、間違いなく彼が作った映画を観るために我々がいる、という感じなので何を言っても仕方ない気がする。



ヘイトフル・エイト
(2015/アメリカ)
【監督】
クエンティン・タランティーノ
【キャスト】
サミュエル・L・ジャクソン
ジェニファー・ジェイソン・リー
カート・ラッセル
ティム・ロス
マイケル・マドセン
ウォルトン・ゴギンズ
ゾーイ・ベル
ジェームズ・レマー
ブルース・ダーン
ドゥニ・メノーシェ
ジェームズ・パークス
チャニング・テイタム