ノイタミナムービー第2弾、Project-Itoh三部作の主題歌を収めたEGOISTのシングル。
3本の映画の主題歌が1枚に収められてるなんて、とってもお買い得じゃないか!特典クリアファイルも付いてくるし!みたいなノリで購入。
いや実際は「リローデッド」目当てで買いましたけどね。

プロデュースはsupercellで知られるryo。
ボーカルはオーディションで選ばれた歌姫chelly。(顔出しNGのようだ)
EGOISTはノイタミナ・アニメ「ギルティクラウン」に登場する架空のアーティスト。
アニメ終了後もEGOISTはノイタミナ作品を中心に活動中。
このミステリアスな成り立ちが魅力の一つでもある。



表題曲「リローデッド」は、劇場用アニメ「虐殺器官」の主題歌として制作された。
ところが、映画の方が制作会社の倒産で一度上映延期となり、今は2016年内の公開を目指して新プロダクションが制作中のようだ。
よって、「リローデッド」は主題歌には決定しているものの、映画館で聴けるのはまだ先という面白いことになってしまっている。

そんな「リローデッド」は、EGOISTの「動」の面を最大限に表現したエレクトリックな曲。
アニメ「PSYCHO-PASS」シリーズの主題歌「名前のない怪物」とか「Fallen」の系譜に連なるアッパー・チューンだが、これまでよりも遥かに攻撃的で、荘厳な世界観を持った曲。

2曲目「Ghost of a smile」は、逆に「静」の面を表現している。
ボーカルの他はピアノのみというシンプルなラブソング。
ここまでシンプルなアレンジは始めて聴いた。

歌詞の内容がまた良くて、どうやら愛する人を置いて生を終えた「僕」が、「僕」を喪いふさぎ込む「君」に語りかけるというもの。
歌の前半では「僕」自身が死を理解しておらず、傍らにいる自分の存在に気づかない「君」に無視されてる、と思ってるのがなんだかかわいい。

この曲は劇場用アニメ「ハーモニー」の主題歌としてエンドロールで流れた。
映画の内容とは違うのだが、この生者と死者の関係は映画とリンクするような気がして面白い。

3曲目「Door」は一転大人びた曲になる。
アニソン歌手のイメージを拭い去るchellyの歌唱が良い。
ムード満点の曲だが、こんな歌い方もできる人なんだと。
この曲は劇場用アニメ「屍者の帝国」主題歌としてエンドロールで流れた。



初回限定盤のDVDには、上記3曲のライブの模様を映したミュージック・ビデオが収録されている。
ライブ会場のステージには大きなディスプレイ・パネルが設置され、そこに等身大の3DCGモデルの女性(ジャケットの彼女)が映し出される。
早い話が、初音ミクのライブと同じことをやっているのだが、その非現実性や架空と実在の混乱が面白い。
このイメージを壊さないためにもchelly本人は顔を出さないんだろうなと思った。



リローデッド
EGOIST
Sony Music Records, 2015

リローデッド
Ghost of a smile
Door
リローデッド -Instrumental-
Ghost of a smile -Instrumental-
Door -Instrumental-