昨年末の話ですが、実家に帰省してきた妹と大晦日にレンタル屋さんに行きました。

妹「私前から気になってたのがあって、『フォール』ていう…」
私「あー『落下の王国』とかいうやつな。フ、フ、フ…」

〜5分後〜

私「どこにもねえど!?」
妹「あったよ」
私「なぬ!どこさあっだ!?」
妹「サ行。『ザ・フォール』だった笑」
私「なにっしゃー!」

CDショップもそうだけど、「ザ・〜」から始まるタイトルって厄介。



いきなりどうでもいい話から始めてしまったが、「ザ・フォール 落下の王国」。
前から存在は知っていて、妹のおかげでようやく見た。

見所は美しいロケ地と、そこを歩く鮮やかな色彩の男たち。
13もの世界遺産を舞台に撮影されたとかで、幻想的な世界を作り出していた。

ただ、それはあくまで怪我をした青年が語る作り話の世界であり、その作り話が語り手と聞き手の状況にリンクするかと思わせつつも、実はあまり切実さを感じさせない。
聞き手は一生懸命に物語のつづきをねだり、語り手はある決意のもとにそのお話を終わらせるのだが、それが2人にとってなんの意味があるのかよく分からなかった。

さらに物語が終わった後の映像集で回収される「The Fall」というタイトル。
これも、本編中の伏線を拾ってはいるものの、それが物語に関係ないような気がして蛇足だったように思う。
映画スタントへのリスペクトは伝わったが、それならばなぜこの物語だったのか分からない。

でも、感動する人も大勢いるようなので、なにか私が見落としていたのか…。
とにかく作り話パートの映像美は良かったと思う。



ザ・フォール 落下の王国
(2005年/インド、イギリス、アメリカ)
【監督】
ターセム・シン
【キャスト】
カティンカ・アンタルー
リー・ペイス
ジャスティン・ワデル
ロビン・スミス
マーカス・ウェズリー
ジートゥー・ヴァーマ
レオ・ビル
ジュリアン・ブリーチ
ダニエル・カルタジローン
キム・ウィレンブローク