スノーマンの30年ぶりの新作アニメーション。

…であるにも関わらず、まったく印象に変化がないのが凄いと思う。

前作と同じことが起こり、前作と同じことをやり、前作と同じ結末を迎える。

同じことをやっているのに同じように面白いというのは、コメディ映画「21ジャンプストリート」とその続編にも共通する特殊性。


さらに久しぶりの新作というのは、昨年の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ジュラシック・ワールド」と同じ。

時を超えても独自の物語を独自の切り口で描く作品は、世代を超えて愛される。


そして、今作の序盤で主人公の少年は前作の遺品ともいえるアイテムを発掘するのだが、これは「スター・ウォーズ フォースの覚醒」でルーク三部作が「神話」と位置づけられていることと通ずるではないか!(←こじつけ)

過去からの継承、スノードッグという新たな要素を取り入れつつも、過去作とまったく同じように楽しめる…。

これぞまさに時代を超えたエンターテイメントなのではないだろうか。


ちなみに前作の感想で「主人公の少年が母子家庭」などと書いたのは今作の勘違いでした。

今作の主人公は父親いないみたいで、しかも愛犬を失っているという設定。

スノードッグは明らかにその名残りを投影したキャラですが、スノーマンは父親たりえるか…。どうだろう…。




スノーマンとスノードッグ

(2012年/イギリス)

【監督】

ヒラリー・オーダス