テルマエ・ロマエII
(2014年/日本)
【監督】
武内英樹
【キャスト】
阿部寛
上戸彩
北村一輝
竹内力
宍戸開
笹野高史
市村正親
キムラ緑子

*感想

ヤマザキマリの人気コミックを実写化した1作目のヒットを受け、さらなるスケールで制作された映画「テルマエ・ロマエ」第2弾。
今回も、古代ローマの浴場設計士ルシウスが現代日本との間を行き来し、日本の風呂文化をローマにもたらして行くという内容。



1作目はとても面白かった(笑えた)が、2作目も同じくらい面白かった。
前作を超えるスケールというのは本当で、5000人のエキストラを動員したという映像には説得力があった。
終盤で民衆を前にして演説するシーンなどは何故か不覚にも感動してしまう。

一方で、前作にあった良い意味での馬鹿らしさも健在だったのがとても嬉しい。
具体的には過去と未来を行き来する時の洗濯機グルグルとか、あのテノール歌手とか。
前作でツボだった所をそのまま残してくれてる(変にCGにしたりとかしない)のが良かった。ああ、この監督わかってる、と。

物語は、皇帝と元老院の対立など陰謀がうごめく内容だったが、現代日本パートではなんとも呑気な感じ。
阿部寛演じるルシウスと上戸彩演じる真実が、いろんな温泉・銭湯で偶然に出会うという、前回とあまり変わり映えしない展開。

まあ、でも前作を気に入った人たちが求めていたものはちゃんとあったと思う。
前作と同じように楽しめるというのは、シリーズの安定感という強みでもあると思った。

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