ルパン三世
第6話 満月が過ぎるまで
*感想

第6話は銭形警部が主役の回。

メディア王だった亡き夫の隠し財産を受け継いだとされる未亡人エレナ。
彼女に言い寄る男もいたが気丈なエレナは頑なに独り身を貫いていた。
そんな彼女だけが知るという隠し財産の在り処。そこに目をつけたルパンと、予告状を受け取った銭形が、エレナの屋敷で邂逅する。

ルパンを追っ払いエレナを保護した銭形は、エレナと共に山奥の山荘へ身を隠す。
最初は険悪だったムードも次第に和やかになり、疑心暗鬼だったエレナは徐々に銭形に心を許していくが…。


あらすじ書いたところで然程意味がないんですけどね。
何故なら上のあらすじはAパートの最後で無意味化します(笑)
Bパートでは再び銭形とエレナが出会うという筋書き。Aパートの銭形とエレナの交流はいったい何だったんだという(笑)

今回は銭形回ということで、とにかく銭形のとっつぁんがカッコイイ。
有名どころで言うと「カリオストロの城」のラストでイケメン発言をする銭形に近い。
「峰不二子という女」に登場するコミカルさを排除した銭形と、よくルパンにおちょくられて「こぉらぁ〜、ルパン〜!」となってるコミカルな銭形とのちょうど中間のような感じ。

数年前から銭形の声をあてている声優・山寺宏一の声もまた渋くて…。
この人は獣からイケメンまでありとあらゆる生き物を演じてしまうものすごい声優だけど、私は山寺宏一がイケメンやダンディなオジサンを演じる時の声がけっこう好きかもしれない。
(あと今回のゲストキャラクター、エレナは田中敦子で、この人の声も好き)

で、その声でシビれるセリフを吐くわけです銭形が。憶えてないけど(笑)
いやしかし、自分を騙した女のために命を張ったり、男に酷い目にあわされ続けて男性不信の勝気な女の心にそっと寄り添うようなことを言ったり、男気のあるキャラクターになってますよ今作の銭形のとっつぁんは。
むしろルパンに「とっつぁん」と呼ばれてることが違和感あるくらいで。
(でも、回を追うごとにコミカルないつものとっつぁんになっていったりしてな)

お話も、騙しだまされのいつもの展開が小気味好いくらいだった。
第4話では次元、5話で不二子、今回の6話で銭形を主役に描いたわけだけど、来週はどうやら五ェ門の当番ではない模様(笑)
ゴェ…どうしたゴェ…。





*以下、ネタバレ注意です!





どんでん返しが多くてちょっと分かり難かったので、自分のために話を整理したいと思う。

最初にエレナが地元刑事と路チューして自宅に入り、ルパンが闖入、銭形が颯爽と現れ、そこから銭形とエレナは行動を共にする。
が、山荘で夜を迎えると、起き出したエレナが電話の前にいる銭形を見て逃げ出す。銭形追いかける。足を滑らせて谷底へ落ちるエレナ。しかしそれを救ったのはヘリに乗ったルパンで、エレナは実は不二子の変装だった。Aパート終わり。銭形とエレナの交流は実は不二子との交流だった。なんだそれ(笑)

ここで沸く疑問が、地元刑事と路チューしたのも変装した不二子だったのかということ。
最初からエレナは不二子の変装で、銭形はエレナ本人とは話してない。
なので、Bパートでやっと会えましたな、なんて相手には意味のわからないことを言ってしまう。

エレナと亡き夫しか知らなかったはずの山荘の場所は、それを言ったのがエレナ(不二子)なので、矛盾はないのか。
ルパン三世にわからないことなんてないからな。

エレナ(不二子)が銭形から逃げたのは、電話で通報またはエレナの所在を確認されると思ったから?
しかし、その時には銭形は変装を見抜いており、逆にエレナ邸で銭形の変装をしていたルパンを追っ払うことに成功している。
刑事の勘ってやつですな。

で、その時には本物のエレナが屋敷にいたわけだけど、多分、銭形がエレナ(不二子)を連れ出した後に何も知らずに帰ってきた?
そこへルパンが再び今度は銭形の変装をして現れ、エレナ(本物)からあれこれ聞き出そうとした。
そこへ山荘の銭形の指示で警官隊がやってくると。

追い出されたルパンと次元は、山荘へ不二子を迎えにヘリで飛ぶ。
不二子を回収し銭形におさらば、といきたかったが、銭形は見抜いており、一悶着の末、ヘリ墜落。

あとはまあ、見たままという感じか。
ゲスい男を銭形がやっつけ、エレナの秘密を知って同情する。
呪いをかけられたエレナのために一肌脱いだとっつぁんと、何故か協力するルパン。
ルパンの魂胆が分かっている銭形は帰ったフリをしてルパンからエレナを守り、自分以外のすべてを欺いていたエレナは、その男気に触れ政治の舞台から世の中と闘っていくことを決意したのだった。