Wake Up, Girls! 七人のアイドル
(2014年/日本)
【監督】
山本寛
【キャスト】
吉岡茉祐
永野愛理
田中美海
青山吉能
山下七海
奥野香耶
高木美佑
浅沼晋太郎
日高のり子

*感想

いよいよ明日9月25日に公開されるアニメ「Wake Up, Girls!」の新作劇場版「Wake Up, Girls! 青春の影」を前に、劇場版1作目である「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」が1週間前から再上映されたので、1年9ヶ月ぶり2度目の鑑賞をしてきました。

上映されたのは、私もよくレイトショーで利用しているフォーラム仙台。
2014年1月の公開時には、たしかこの映画館では上映しなかったので、「再映」という言い方は違うのかな…。

ただ、実際テレビシリーズ本編を見てみると、登場人物がフォーラム仙台の前でたむろしていたり、隣接する喫茶店や斜め向かいの和菓子屋がほぼそのままの姿で登場していたりして、逆にこれだけ聖地に囲まれてる好立地条件でこの映画館で上映されなかったのはなんでだ?…と思ったりもしたけど(笑)

それが今回の続・劇場版はフォーラム仙台でも上映するということで、「そりゃそうだよな」と安堵したわけで(笑)
「七人のアイドル」の鑑賞後に、他の観客が「ここで観ることに意味があるんだよ」みたいなことを隣と話していて、「本当そうだよな」と思いながら劇場を後にしました。


ここで一度、Wake Up, Girls!を知らない方のために簡単に書いておくと…。
通称はWUG(わぐ)。アニメ監督・山本寛(通称ヤマカン)が東北の被災地を盛り上げようと企画したアイドル・プロジェクトで、オーディションで選ばれた新人声優を歌って踊れる声優アイドルユニットWake Up, Girls!として売り出し、同時に彼女たちをモデルにしたキャラクターたちを主人公にしたアイドルアニメ「Wake Up, Girls!」を制作していくというもの。

この二次元キャラも三次元声優アイドルも、というパターンは既に「ラブライブ!」が大成功を収めているんだけど、WUGの場合は最初から三次元と二次元のWUGを並行させてやっていくという方針で始まっている所がポイント。
「虚実混交」というのが山本監督の掲げる一つのテーマになっている。

☆Wake Up, Girls!メンバー☆
  • 元トップアイドル「島田真夢」役、吉岡茉祐
  • 和菓子屋のおっとり娘「林田藍里」役、永野愛理
  • 元気いっぱい食いしんぼう「片山実波」役、田中美海
  • 東京コンプレックス持ちリーダー「七瀬佳乃」役、青山吉能
  • アイドル活動は夢への踏み台「久海菜々美」役、山下七海
  • 情に厚いツッコミ担当「菊間夏夜」役、奥野香耶
  • 萌え萌え泣き虫天使「岡本未夕」役、高木美佑
(色、読みづらくても許してください)

2013年に結成された三次元WUGは、レッスンやイベントへの参加を経て、ついに2014年1月、劇場版「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」が公開。
仙台の弱小芸能事務所で結成されたアイドルユニットWake Up, Girls!の物語が始まった。
二次元WUGのスタートである。

劇場版「七人のアイドル」の公開と同日にテレビシリーズ「Wake Up, Girls!」が地上波で放送開始。
二次元WUGの成長の物語を1クール全12話で描いた。
第1話は「七人のアイドル」を見ていること前提で始まるので、テレビシリーズから入った人には少しツラかったかもしれない。

テレビシリーズの最終回で二次元WUGの物語はひとまずおわり。
しかしその後も三次元WUGはライブツアーにラジオに他のアニメへの出演などなど忙しく活動を続けた。
二次元WUGとしては、2014年後半からキャラソンの連続リリース、スピンオフアニメ「うぇいくあっぷがーるZOO!」の配信など、本編の進展はないものの話題を提供し続けた。
そういえば初代のソーシャルゲームも2014年の冬まで展開されてたな…(現在はサービス終了。二代目のアプリゲームがリリース間近だそう)

そして今年2015年、待ちに待った続編は劇場版2部作という形で叶った。
まずは前編「Wake Up, Girls! 青春の影」(明日公開!)、そして後編「Beyond the Bottom」は12月の公開となる。
これにより最初の劇場版「七人のアイドル」は「旧劇」と呼ばれることになる/なった?

さらにさらに、続劇の公開に合わせてか、三次元WUGの冠バラエティ番組「わぐばん!」も24分という小さい枠(わぐ)ではあるが毎週放送中。
キテルヨーわぐちゃんキテルヨー…。
そんな気がする今日この頃です。

全然簡単に書けてないので要約すると(笑)WUG本編は…、
  1. 劇場版「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」
  2. テレビアニメ「Wake Up, Girls!」
  3. 続・劇場版 前編「Wake Up, Girls! 青春の影」
  4. 続・劇場版 後編「Wake Up, Girls! Beyond the Bottom」
ということになる。
ああ…作品として充実してきたなぁ…(*´ ω `* )

ちなみにスピンオフのわぐZOOは本編パロディもあるので、旧劇・テレビシリーズ鑑賞済みだとなお面白い。


ではようやくここから旧劇の感想である(笑)
といっても、以前にも感想書いてるのであまり書くことはないのだが…。

やはり、昨年1月に観て悪い意味で気になった部分は今回も気になる。
「七人のアイドル」と言いつつクローズアップされるのは1人で、他の6人は割とあっさり見つかるし割とあっさりWUGをやってたりする。(全員のエピソードが描かれるのはテレビシリーズから)
むしろ前半は、弱小芸能事務所の剛腕社長・丹下とヘタレマネージャー・松田のやりとりが目立つ。大人視点から始まってしまう。

シーンの連続が唐突というかぶつ切りというか、どこか落ち着かない。
落ちてもいないオチで場面転換とか、オーディション開始の次のカットではオーディション終わってたりとか…。

全体的な尺の短さについてあれこれ言ってもフェアではないのだけど、やはり56分というOVA的な長さでは物足りない。
誰かが言ってたけど映画で感動しやすい時間帯は90分だか100分なんだそうだ。
もう少しエピソードを重ねて90分の映画だったなら、それ単体として面白いということも言えたと思う。

少なくとも私は旧劇単体でも充分面白いとは言えない。
旧劇自体が後のテレビシリーズの存在ありきで描かれてるし、テレビシリーズも旧劇鑑賞済み前提で始まる、互いに依存し合う関係だと思う。
二つセットで見るならば後半に行くにつれてだんだん面白くなってくるよ、という勧め方ができると思う。

あと、物議を醸した(?)クライマックスのパンチラ描写についても、やっぱりどういう気持ちで見たらいいのか分からなくてソワソワしてしまう(笑)
これもあるので旧劇って人に勧めづらいのよね…(´・ω・`)

改めて観て再確認したけど「決意のパンチラ」とも違うわけですよ。「いいじゃん減るもんじゃないし」ってノリだし。
それに「見せパン用意するの忘れた」ってだけで、結局パンツ見えることには変わりないんじゃん、と気づきました…。
そこは、見えそうだけど見えない、というギリギリのラインを攻めていくべきじゃないんだろうか、それがチラリズム、エロティシズムじゃないんだろうか…。
まあ、あの時のパンチラが今後のエピソードで意味を成してくるなら別ですよ?


良かったところは、これはもうWUG作品を鑑賞済みの信者としての意見になるんだけど。

まず、声優を務めた三次元WUGちゃんたちの初々しい演技が逆に良かった。
現在は声優としてのスキルを積んでる彼女たちですが、この旧劇の頃はまだまだド新人。
キャラクターも掴み切れてなかったかもしれない。まゆしぃの冒頭のナレーションとかけっこう声が明るくて高いんですよね。うわあ、若ぇ…などと思いつつ聴いてた。

素人くさい演技がフワフワしたキャラクターの個性にマッチしたりもして、初々しいことが逆に武器になってる。
しかも最近わぐばん!で鍛えられて三次元WUGちゃんたちのことが大好きなので、もう声聴けるだけでしあわせってゆっかぁ〜、最高ってゆっかぁ〜(*´ ω `* )
(ちなみに青山吉能さんが大好きすぐる…///)

で、後半ちょっとした試練があってそこで泣いてしまうメンバーがいるんだけど、素直にもらい泣きする私(笑)
演技うまいのかな実は…。
そのもらい泣きからクライマックスにかけてはけっこう感動させられてしまった。
(ただ最後にパンチラで動揺してしまう)

丹下社長が後半不在になるのと、面白くなってくるタイミングが同じなので、もしかして旧劇のボトルネックは丹下社長…。



以上、良い点だか悪い点だか分からないが、やはりワグナーのはしくれとしては、もう一度観ておきたいと思ったし、映画館で観れたことは素直に良かった。

私が観に行った日は残念ながら15人ほどのまばらな客入りだったのだが、既に円盤がリリースされている旧作の限定上映なのでこんなものなのかもしれない。(そもそも満席になるほどの客がロビー待機できるようなキャパ無いような気がする…)
明日公開される続劇の舞台挨拶付きの上映回は、MOVIXの大きなシアターが3分の2以上既に埋まっているようだし、WUGちゃん人気は間違いなく高まっていると思う。

というか、私も行きたい。すごく行きたい。WUGちゃんに会いたい。
でも仕事休めなくて行けない。もうこんな仕事辞めてしまうか。
初日レイトショーならなんとか行けるので、せめて初日に鑑賞してツイッターで宣伝しまくってやろうと思います。