2015-05-05-14-08-50

パンチライン
第4話「取り憑くシマ模様」

感想

物語が少しづつ動き始めたか…?

アバンにいきなり登場した子供たち、「ぐりこ」「ちよこ」「ぱいん」。(←ぐりこジャンケンか…)
パインと呼ばれた白髪の少年は第1話のQ-may会の白髪の青年と同一人物かな。
何かの研究施設に軟禁されており、そこからの脱出を決意する。

この手の怪しげな研究施設ってたいてい政府が極秘裏に進めている非人道的な人体実験が行われていたりするものだけど…。
昨年のノイタミナアニメ「残響のテロル」もそんな過去があってテロルに走る物語だったな。
幼少期のつらい体験によって世界に憎しみを抱くようになった…、そんな人物設定ってけっこう多い気がする。



ラブラが自宅に招いた男・グリーゼは、NSA(アメリカ国家安全保障局)のエージェントだった。
古来館での出来事がようやく世界との接点を持ったような感じか。

グリーゼがいろいろと状況説明してたのでまとめてみる。
  • 小惑星VR1に対処するため米国政府は「インターセプト作戦」を極秘裏に進めている。
  • インターセプト作戦は軍事衛星に搭載された核ミサイルでVR1を破壊するというもの。
  • しかし、軍事衛星を管轄する組織「AFSpaC(アフスパック)」のシステムがQ-may会のクラッキングによって乗っ取られた。
  • Q-may会に対抗できるのは世界随一のハッキング能力を持つ台初明香しかいない。

グリーゼの言葉が全部真実だとすると、Q-may会の行動に疑問が生じてくる。
NSAはQ-may会の目的を人類の根絶だとしているが、それならばVR1の衝突を待たずとも、AFSpaCを乗っ取った時点で目的はほぼ果たされるのではないだろうか?
Q-may会は、乗っ取った軍事衛星の核ミサイルを地上に向けて発射する、あるいは軍事衛星ごと墜落させるなどすれば、人類滅亡を自分たちで演出できるはずだ。にも関わらず、政府の欺瞞を大衆に訴え続けるのは意味がないように思える。

人類の切り札ともいえるAFSpaCを手に入れてそのカードを切らないのは、単に技術的な問題か、それともQ-may会の思想がそれを許さないのか…。
どちらにせよ、NSAとQ-may会がVR1の衝突を巡って対立していることは間違いなさそうであり、VR1はやはりこのままでは地球に衝突する運命のようである。

あるいは、ひねくれた見方をすれば、VR1衝突もQ-may会やNSAがでっち上げた「架空の切り札」にすぎないのかもしれない。
Q-may会はVR1衝突のデマで混乱を演出し何らかのメリットを得て、NSAはQ-may会のせいにして第三者に乗っ取られたAFSpaCをどうにかしたいのかもしれない。
少なくともNSAにとってメカえもんの助力を仰ぐほどの脅威が迫っていることは間違いないわけだが、それが人類の平和や古来館の面々の運命と直結するのかどうかはまだ断定できない。

2015-05-05-14-12-57

なんてことを書いてるとすごくマジメな作品に思えてしまうが、やってることはカメの餌を食べたり、女子らがお池でキャッキャウフフしたりといつもどおり。
前回に続いて正義のお助けヒーロー宮沢賢治も登場したが、このキャラについてはどんな反則でもアリな気がするので考えるのやめた。

女子四人の関係がちょっと悪化したのが気になるが…。
そしてCパートで突然の悲劇シーン…。
いよいよ次回からは話がつながり始めるんだろうな、そうに違いないと祈るしかない。

世間的にはこのアニメけっこう見放されてるみたいだけど、個人的には今回とか、女子三人の謎の「どうしよっか」会話と謎の「ラブラへの質問タイム」が、後にグリーゼの仕掛けたものだったことが判明したり、訳の分からぬまま適当に答えた憑依中の遊太の言葉が、ラブラを追い詰めるものになったりと、わかりやすくはないけど分かった時に「なるほど」と思える脚本だったと思う。