2015-04-03-06-19-11

マイ・バック・ページ(2011年/日本)
【監督】
山下敦弘
【キャスト】
妻夫木聡
松山ケンイチ
忽那汐里
石橋杏奈
韓英恵
中村蒼
長塚圭史
山内圭哉
古舘寛治
あがた森魚
三浦友和
感想(2015年3月29日、TV録画にて鑑賞)
評論家・川本三郎の実体験を元にした映画。
反戦運動や全共闘運動などといった過激な運動が行われていた1960年代後半の日本を舞台に、本物のジャーナリストを目指す青年と、革命家を名乗る若者のドラマが描かれる。

個人的には、しかしそこには真の信頼や友情はなくて、口先だけの革命家にまんまと巻き込まれてしまった記者の若気の至りが描かれているように思った。
「本物」と「偽者」その違いは明白だが、「僕は本物になりたいんだ」と訴え続ける者は果たして偽者と言い切れるだろうか。
「こいつは本物になるかもしれない」という期待を巧みに利用して「革命」で食っていこうとした若者の姿が、当時の混沌とした時勢を表している、と思う。

妻夫木聡と松山ケンイチがもちろん良かったが、先輩記者を演じた古舘寛治も作品を締りのあるものにしていた。
妻夫木演じる主人公は、おそらく彼をジャーナリストとしての目標としていたのだろう。
しかし、それを目指す過程で、先輩の忠告を聞かずに泥沼にはまってしまうのが皮肉だと思った。