甘城ブリリアントパーク
【原作】
賀東招二
【監督】
武本康弘
【アニメーション制作】
京都アニメーション
【声の出演】
内山昂輝
加隈亜衣
藤井ゆきよ
川澄綾子
白石涼子
野中藍
相坂優歌
黒沢ともよ
三上枝織
津田美波
福山潤
五十嵐裕美
高森奈津美
千菅春香
あらすじ
元子役俳優の俺様系高校生・可児江西也は、ある日、謎の美少女転校生・千斗いすずにマスケット銃を突きつけられながらデートの誘いを受ける。日曜日、いすずに連れられてやってきたのは、寂れた遊園地<甘城ブリリアントパーク>、通称甘ブリ。巷の悪評どおりの、閑散とした園内、やる気のないスタッフ、整備の行き届いていないアトラクション……。ゲストに夢を与えようとする姿勢が微塵も感じられないことに西也は憤慨する。しかし、甘ブリ支配人のお姫様ラティファに引き合わされた西也は、あと3ヶ月で25万人の集客がなければ、経営権が失われパークが消滅してしまうことを知る。閉園の危機にあるパークの再建を託された西也は、支配人代行として改革に着手するが、あまりに高い集客目標は現実的に不可能かと思われた……。感想
2014年秋アニメ、ラノベ原作、京アニ制作の「甘城ブリリアントパーク」。「これ、アラサー男がどんな顔して見ればいいんだよ……」と思いながらとりあえず第1話再生しましたが、普通にブヒ顔で見ればいいんですね!
いすずの尻でなんかいろいろ決まりました(笑)
ただ、世間のアニオタ的には、エロは少なめだったようですね。(えっ)
京アニということもあってか可愛さは満点ですが、そこからのエロティシズムについては消極的だったのかな~と……。(露出は高めですけどね)
何やら原作者と監督の間で、おっぱいを揺らす/揺らさないで議論があったらしいですしね。
思うに、あくまでも日常系を目指したのかな、と。
過剰なエロは非日常を感じさせますからね。
まあ、女性陣の可愛らしさはそれだけで満足できるレベルでした。
(これで満足できないって普段萌豚はどんなアニメ見てるの?笑)
……って、初っ端からこんな感想で大丈夫なのかこの記事(笑)
■魔法の国の住人たちが遊園地キャストに!
日常系とは言っても、魔法とかドラゴンとか普通に出てくるんですけどね。
人間たちの楽しかったり幸せだったりする感情の成分<アニムス>を得るために、魔法の国メープルランドからやってきたラティファ王女と仲間たち。
甘ブリはアニムスを効率よく集めるための場所であり、アニムス欠乏症に陥っている姫殿下を救うには、甘ブリにもっとゲスト(客)を集め幸福の感情で満たさなければならないのです。
さらに、長年の経営不振が続いており、3ヶ月後の7月31日までに50万人(残り役25万人)の入場者数を達成できなければ、パークの経営権が不動産会社に移り、甘ブリは閉園してしまう……。
直近の危機はこのパーク閉園、そして姫様のアニムス欠乏も命に関わる重大な問題。
それから実はもう一つ、ラティファ王女には秘密があったのです……。
それらを解決すべく登場したのが主人公・可児江西也(かにえ せいや)!……なんですが、正直、彼の設定あんまり活きてなかったな~と……。
可児江はまったく悪くないのですが、むしろ俺様系発言をしながらも真意は千斗やラティファを思いやっていたりとか、パーク再建に巻き込まれる義理はないのに誰よりも目標達成のために苦心していたりとか……。良いやつですよね。
でも、元人気子役っていう設定必要?とは思いましたね。
原作知らないのでアレですが、少なくともアニメ版では意味のない設定だったかな……。
そもそも可児江くんが選ばれた理由もあやふやですよね、神託でしたっけ?
神託で何故ビジネス界の有名コンサルタントがヒットしないで、高校生がヒットするのか……。(アニメだからさ)
↑これがベスト・オブ・カニエ。
各話のストーリー自体も基本的にギャグですからね。
単純に面白かったり、ほっこりするような回もありましたけど、全体的な流れで見ると毎回茶番だった気がします。
入場者数50万人達成という困難な目標に向かって進んでいるはずなのに、本当にこんなテンポで達成できるのかと不安になるんですよ。毎回あの入場者数カウンターで終わるたびに……(笑)
まあ真面目になって見ちゃいけないんですよね……。
だって、ゴン太くん風マスコットが真面目な顔で姫の病状を心配してるんですよ。シリアスなんだかギャグなんだか!
カワイイ女性陣に萌え、下衆なマスコットキャラクターたち(マカロン・ティラミー)に笑いながら30分を潰す番組でした。
ちなみにマスコットでお気に入りはワニのワニピー。
ワニの風貌で気弱な所が良かったです(笑)
あと、広報担当のトリケンも回が進むと存在感増していきました。
■女性陣まとめ
まあ、所詮このアニメはおにゃの子カワイイしか書くことないような気もするんですが、それに触れなかったら何のための甘ブリだったのか……ってなるので、ガッツリ触れときますね。
まずはメインヒロインの千斗いすず(せんと いすず)。
当初、甘ブリの再建を任されるも経営センスがまったくなく、かえって甘ブリを衰退に追い込んだ不器用な人。
愛用のマスケット銃を毎回ぶっ放したり、感情の表現が超絶下手くそだったりと、本当に不器用な秘書でした。
まあでも、お尻見せてくれたの彼女だけですし、私は応援してましたよ?←ゲスい
何気に途中からコスチュームがノースリーブでしたしね……。←同上
性格の固さと相反する外見のエロさのギャップが良かったですね。
後半は、可児江への恋慕がクローズアップされ、切ない乙女心を見せることも。
そういえば、ああいうラストだったけど、どうなるんだ千斗の恋は?
もう一人のヒロインが、甘ブリの支配人ラティファ王女。
この方は、純粋で可憐で慈愛に満ちたいかにもお姫様な感じでした。
ちょっと病弱なところも含めて、王道っていいですね…ってちょっと思いましたね。
声優の藤井ゆきよさんがちょうど同時期に「ログ・ホライズン」で「銀河系アイドルてとらちゃん」を演じていまして、そのウザキャラと甘ブリのしとやかさのギャップが面白かったですね。
本当に同じ人かよって……改めてプロ声優の仕事ぶりに感動しました。
ちなみに劇場アニメ「サカサマのパテマ」では行動力のあるお姫様として主演しています。
で、ここからが京アニの凄さだと思うんですが、サブキャラに至るまでみんな魅力的なんですよね。
四精霊・アルバイト3人組・経理のアーシェさん・可児江に憧れるJK……。
もっと言えば、客としてやってくるモブキャラまでなんとなくカワイイ……。
作画はモブキャラに至るまで手を抜いてない感じがしました。
■最終話は第12話なのに13話まである
第12話でキレイにまとまりましたよね。
最終的にモノを言うのは「人の輪」という、暖かいメッセージを残して終われたと思います。
ラティファについてのご都合主義な展開はどうかと思いますけどね……。
でもなんとそこが最終回じゃないんですよね(笑)
最終回の次の週に「PVがつまらない!」という日常回を放送したんですよ。
なんで、先週キレイにまとまったのに話ぶり返してるの?と……(笑)
TBSの深夜アニメではよくあるらしいんですが、12話で一区切りとして、1週余っていた場合には番外編として13話を放送するんだとか。
スポーツ番組の延長等で放送回数が減った場合に無理なく対応するための布石なんでしょうね。
ただ、内容を見てみれば、PV制作を通して、パーク内の普段陽の目を見ないキャストたちが多数登場したので、この回を本編の前半あたりに持ってきておけば、その後の回も楽しく見れたんじゃないかと、ちょっと残念な気持ちになりました。
まあ、制作したものを余すところ無く見られたので良しとしますか。
以上、甘ブリについての感想でしたが、うまくまとまってないですよねこの文……。
全体的な面白さとしてはけして記憶に残ったり語り継がれるようなものではありませんでしたが、そこはさすがの京アニと申しますか、腐っても鯛と申しますか、作画の面ではとても良いものを作ったと思いました。
物語の内容についても、全体的にギャグ調でしたが、その中で厳しい現実を生き抜くためのヒントがほんの少しでもあったのは良かったと思います。
例えば可児江の執念が感じられるセリフ「1000人よりも1001人を呼ぶためだ!」とか、ラスト(12話)の人と人のつながりがパークを閉園の危機から救う展開であったりとか……。
ん、結局面白かったんですかね、私は、これは?(笑)
最終的にモノを言うのは「人の輪」という、暖かいメッセージを残して終われたと思います。
ラティファについてのご都合主義な展開はどうかと思いますけどね……。
でもなんとそこが最終回じゃないんですよね(笑)
最終回の次の週に「PVがつまらない!」という日常回を放送したんですよ。
なんで、先週キレイにまとまったのに話ぶり返してるの?と……(笑)
TBSの深夜アニメではよくあるらしいんですが、12話で一区切りとして、1週余っていた場合には番外編として13話を放送するんだとか。
スポーツ番組の延長等で放送回数が減った場合に無理なく対応するための布石なんでしょうね。
ただ、内容を見てみれば、PV制作を通して、パーク内の普段陽の目を見ないキャストたちが多数登場したので、この回を本編の前半あたりに持ってきておけば、その後の回も楽しく見れたんじゃないかと、ちょっと残念な気持ちになりました。
まあ、制作したものを余すところ無く見られたので良しとしますか。
全体的な面白さとしてはけして記憶に残ったり語り継がれるようなものではありませんでしたが、そこはさすがの京アニと申しますか、腐っても鯛と申しますか、作画の面ではとても良いものを作ったと思いました。
物語の内容についても、全体的にギャグ調でしたが、その中で厳しい現実を生き抜くためのヒントがほんの少しでもあったのは良かったと思います。
例えば可児江の執念が感じられるセリフ「1000人よりも1001人を呼ぶためだ!」とか、ラスト(12話)の人と人のつながりがパークを閉園の危機から救う展開であったりとか……。
ん、結局面白かったんですかね、私は、これは?(笑)
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