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艦隊これくしょん -艦これ-
第12話(最終話)「敵機直上、急降下!」

感想

最終回は全力出撃!



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赤城センパイのピンチを救ったのは吹雪。
改だから対空に強いという設定!…たぶん。
吹雪を重用してきた提督の思惑がついに功を奏した…!

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そして、合流が遅れていた大和率いる攻略部隊も到着。
箱入り娘だった大和がついに戦場で戦うことに。
大和の三式弾が飛行場姫に降り注ぐ。



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霧島が本気出してメガネを取ってしまうというアクシデント(笑)
公式ゲームではメガネなしでは戦えないというセリフがある(時報セリフ)のにメガネ取っちゃダメだろとネットで話題に(笑)

こういう所はやはり詰めが甘くて、批判されてしまうのも無理ないかも。
シナリオに関わらない部分を改変する必要はないと思うけど、何故こんな些細な演出をオリジナルでやってしまったのか…?(まあ、でも全キャラの時報セリフまで把握してないと思うよ、普通は?)

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一方、今回の大井・北上は最終回に相応しい面白さ。
艦娘っていつの間に体術で戦うようになったんだ(笑)

片想い描写が続いていた大井だけど、最後に北上さんを守ることができたのは良かった。
正直、これまで毎回欠かさず繰り返される大井・北上のゆりゆりが解せなかったというか、登場できない艦娘も大勢いる中でやたら製作陣にえこひいき…もとい愛されてるなーと思っていたけど、そのクドイくらいのお約束描写が最終回で最高の形で締めくくられたんだから、これは充分に「艦これ」の魅力要素の一つになったと思う。



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飛行場姫に攻撃を加えるも、再生・進化(?)して中間棲姫に変貌。
艦娘たちから溜息がこぼれる中、吹雪は諦めずに戦おうとする。
その吹雪の覚悟に呼応するかのように颯爽と現れたのは我らが秘書艦<ビッグセブン>長門。(大和の表情がちょっと気になる…)

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長門によれば、提督の残した真の作戦とは、すべての作戦を予定通り遂行すると見せかけてMIへ全戦力を集結させるというもの。
最終回ということで、多くの艦娘が登場する形となった。
こういうのはひと昔前のアニメっぽくて嫌いじゃない。

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しかしそれでも再生してしまうラスボス!
そこへ現れたのは装甲空母・大鳳!
なんと、掟破りの「最終回で新キャラ登場」!?

そして「提督が着任しました!」(戻りました)
なんだなんだ、なにがなんだか分からないけど、もしかしてこれはとてもアツい展開なのでは!?

しかし、あの赤いカーテンの描写ってどっからどう見ても「不在」を表してると思うんだけど、あれで「帰還」を表現しようとするなんて、このアニメはものすごい難しいことをやってる気がする。
提督を描写しないってとても難しい演出だと思った。
あと、提督LOVE!な金剛のホッとして思わず泣きそうな顔よかった。

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そしてついに決着の時…。
「航空戦力を叩いてMIを攻略せよ」の通りに空母(例のヲ級)を先に叩いたことで、なぜか中間棲姫の再生能力が消滅。
今度は完全に排除することに成功し、艦娘たちは、美しく静かな海を取り戻したのだった…。

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めでたしめでたし…。



そして、なんとなんと…、

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続編決定!
TVシリーズ2期になるのか、それともまさか劇場版…!?
詳細はまだ海の底だけど(←艦これ的表現)、私はけっこう続編に期待してたりする。
というよりも、続編につながりそうな要素を提示してこられたので、期待せざるをえない(笑)

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その代表的なものがこの髪飾り。
ラスボスを倒し、平和な海が戻った所で浮かび上がってきたのは、第3話で轟沈した艦娘・如月の形見だ。
しかし、勝利した艦娘たちの誰もその形見には気づくことなく戦場を去っていく。
つまりこれは視聴者へのメッセージということになる。大団円で済むところをわざわざ不安材料を提示するのである。

以前から原作ユーザーの間では「轟沈した艦娘が深海棲艦となって襲ってくる」というネタがあったようだ。
あの「まどマギ」の「敵である『魔女』は魔法少女たちの成れの果て」という設定を艦これに適用したようなネタだが、今回、如月の髪飾りが出たことで、艦これアニメでそのネタを採用したということはほぼ決定だろう。

それを受けて、ネットでは轟沈した如月が「片目の空母ヲ級」になったという意見と、ラスボスである飛行場姫・中間棲姫になったという意見で分かれているようだ。
たしかに見方によって、ラスボスが実はかつての如月だったとも言えなくもないのだが、私は空母ヲ級が如月だったのだと思う。

如月が轟沈し、何らかの力によって空母ヲ級として生まれ変わったとすると、艦娘たちへの執念を感じさせる攻撃や、鎮守府を襲ったことに辻褄が合う。
そして如月の最期の言葉「如月を忘れないでね…」にも深みが出てくる。

思えば、艦娘たちが何者か分かっていないように、深海棲艦も何が目的かははっきり分かっていないのだ。
もしかしたら、ヲ級たちは生への渇望とかつての大好きな仲間たちへの思慕から海を越えてやってくるのかもしれない。

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それから、赤城が感じていた既視感、運命に逆らうことの徒労感、こういったものも重要な要素だと思う。
艦娘はどこからきて、どこへ向かうのか…?
何故、過去の戦いの記憶を持ち、同じ戦いを繰り返しているのか?

艦これ世界がループしてるのか、それとも…。
仮にループだとすれば、そこから抜け出すための物語になるわけで、それはもうSFの話になってくる。
続編ではその辺りのことをもっと突き詰めて描いてほしい。



それから、やはり出撃・艤装シーンは大切だと思う。
艦これって、男子が燃える出撃シーンと、女子がときめく変身シーンを一石二鳥でやれる稀なアニメなのだ。
でも、出撃シークエンスは第1話でじっくりやっただけで、その後はうまいことカットされてしまった。

これってすごくもったいないことだと思う。
間違いなくかっこよく仕上がるシーンをやらないなんて…。
調べたら監督も脚本家も制作スタジオも、ロボットものとかやったことないようで…。
正直言ってロボット得意な人たちに任せた方が燃えるアニメになって、最終回の盛り上がり方も違っていたと思う。
まあ、萌えと燃え、どっちを取るかという話なのかな…。



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まあとにかく、人にオススメするほどの内容ではなかったけれど、個人的には楽しく見れたし、またゲームに戻るきっかけにもなったし、まだまだ応援したい作品。
吹雪の成長物語としても、けして悪くない出来だった。
それに、睦月のこと嫁にしたいくらい好きになりましたし…?

ネットではけっこう容赦無く叩かれてるけど、Blu-rayの売り上げは好調らしくてよかったよかった。
これぞまさに「戦術的勝利 B」か!(笑)