ログ・ホライズン
第15話「襲撃」

感想

第15話は胸熱な展開！

なかなか思ったように結果を出せないダンジョン組。
ダンジョンへ入るのは一日一回で、たいてい2～3時間で脱出する羽目に…。
ならば午後からでもいいじゃないですか、午前中はお互いに自己紹介しましょうとミノリが提案。

自己紹介というのは、それぞれの使える呪文やスキル、好きな魔法やそれらの特性などを教え合おうということ。
例えば、ルンデルハウスの得意な火炎魔法「オーブ・オブ・ラーヴァ」は、発動に2秒かかり、再び使用可能になるまでのリキャストタイムは18秒。ルディはこの派手な魔法を好んで使ってます。（攻撃魔法はどれも派手か…）

しかし、実はトウヤの使うヘイト操作スキル「武士の挑戦」も発動までに2秒を要する特技で、しかもルディの魔法よりも射程が短い。
つまり敵が射程圏内に入ると同時にそれぞれがスキルを発動すると、ルディの魔法が先に届き、ルディが敵の標的になってしまう、と。

私はMMORPGとかやったことないので分からなかったんですが、ゲームにはヘイトと呼ばれる敵が攻撃対象を決定するパラメータがあり、それが上がると敵から狙われるということらしいです。
ルディの使うような攻撃魔法は一見強力に見えますが、それを使用すると敵のヘイトを稼いでしまい、敵は盾役のトウヤを無視してルディに殺到。本来後衛であるはずのルディが敵の攻撃にさらされることに。
そうなると戦線がガタガタになって勝てるものも勝てなくなってしまうよ、というわけですね。

なので、トウヤのような前衛盾職には「武士の挑戦」のような敵の注意を引きつける効果のスキルがあるわけですね。
守護戦士の直継もそういうのありましたよね、トウヤよりはるかに強力な効果のやつ。

↑五十鈴もヘイト操作や魔法強化など、便利なスキルを持ってます。

敵が思考ルーチンで動き、ヘイトが思考に優先し、かつそのヘイトを操作・無効化できるゲームの中だからこそのお話ですね。
MMOやらない人には分からない話ではありますが、とにかく、「がんばろう」だけでは敵は倒せないということ。
お互いをよく知り、仲間同士のコミュニケーションを積み重ねていくことで100%の力が発揮できる。（悔しいけど、これは仕事にも言えることです。なんか悔しいけどw）