※この記事は破廉恥画像を含みますので、不快に思う方は閲覧注意です(笑)

Wake Up, Girls! 七人のアイドル
(2014年/日本)

【監督】
山本寛
【声の出演】
吉岡茉祐
青山吉能
田中美海
山下七海
高木美佑
永野愛理
奥野香耶
浅沼晋太郎
日高のり子
【アニメーション制作】
Ordet
タツノコプロ

*あらすじ

2013年7月、仙台に拠点を置く弱小芸能プロダクション「グリーンリーヴス・エンタテインメント」は、所属していた最後のタレントにも逃げられ、存続の危機を迎えていた。打開策としてアイドルグループの結成を思いついた社長の丹下は、さっそくアイドルのスカウトをマネージャーの松田に命じる。なんとか6人の少女たちを集め、アイドルグループ「Wake Up, Girls!」を結成するが、グループの核となる存在が欠けていた。そんな折、松田は公園で1人口ずさむ少女の歌声に魅了される。彼女こそ、国内NO.1の人気を誇る「I-1クラブ」の元センターで、とある事情からグループを脱退した島田真夢だった。

*感想 (2014年1月16日、MOVIX仙台にて鑑賞)

世はまさにアイドル戦国時代!
そしてアニメ業界も戦国時代!
さらにご当地商法も戦国時代!

この3つをミックスしたご当地アイドルアニメーション、
それが「Wake Up, Girls!」!

なんと、私の地元・仙台が舞台のアニメということで!
今までアイドルアニメ・萌えアニメというものには抵抗があったんですが、地元を人質に取られちゃったら従うしかないよね!(*´∀`*)ということで、けっこう嬉々として観に行ってきました。(見たかったんじゃん……)

1月10日から劇場版「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」が公開されましたが、同日からTV版の放送も始まっており、劇場版はその前日譚という位置づけ。
劇場版から始まるなんて面白い試みだな~、と、その時は思ったんです……。

その「面白い試み」とやらは、劇場版、そして後日TV版第1話を鑑賞して、「ずる賢い企み」に変わりました……とまで言ったら言い過ぎか。
何が言いたいかというと、劇場版として、TVアニメとして、こういう見せ方はどうなの?ってことです。

まず劇場版。
素直に「劇場版」と思って観に行くと肩透かしをくらいます。
53分しかありません。TVアニメ2話分ですね。
これもう、「先行上映会」か何かの類なんですよね。
「これ、映画じゃねえな……」(by 佐藤浩市 「マジックアワー」より)

内容は、<Wake Up, Girls!>(以下、WUG)の結成からクリスマスのデビューライブまでの物語。
話の中軸になるのは、<I-1クラブ>というトップアイドルグループ(AKBさんみたいなもん)の元センターだった伝説のアイドル島田真夢(まゆ)が、心の傷を克服して再びアイドル業に挑むのかどうかという葛藤。
まあ、タイトルにも「七人のアイドル」とあるとおり、最初で最後のライブの成功という形で幕を閉じるんですが……。


そして、TVアニメ版。
これの第1話が劇場版の直後という形で始まるんですが、なんと「劇場版を見ていること前提」でTV版が始まってるんですよ……。
劇場版と同じ日に放送始まったのに、劇場版の真夢の葛藤とかまるで分からない構成になってるし、そもそも7人の自己紹介もなく、社長が何故失踪中なのか、なんでマネージャーは正月から支払いに追われているのかとか……。

挙句の果てに少女たちの口から「やっぱりこのまま解散なのかな……」なんて飛び出してる始末。
いや仮にも新アニメの第1話でそういうセリフはおかしいでしょどう考えても!(笑)
普通、第1話というのはこれからどうなるのか胸躍らせる内容なのに、このアニメに限ってはもう終わっちゃいそうですからね?

で、ふと思ったんですが、これってやっぱり劇場版はTV版と地続きにつながってるわけだし、TV版の本来の1話2話を劇場版として限定上映したんじゃないのかと。
以下は勝手な妄想になりますが、構成上、第1話(劇場版の前半)をTVでやっても数字を取れそうにないし、与えられたクールに収まらないとか、制作費が心もとないので……とか、そういう理由で劇場版になったのでは……?

少なくとも「アニメ映画を作ろう」という企画ではないんですよね。
劇場版のカットがTV版でも使われてたりしますし。
そこらへん、もっと時間をかけてまずはそれ単体で楽しめる劇場版を作っていただき、その上で時間をおいてTV版を発表してほしかったなー(´・ω・`)
なんか、拙速ですよね。


さて、映画の内容の方ですが。
前述のとおり、WUG結成とそれに伝説のアイドル島田さんが加入するかどうかの物語。
島田さんのI-1時代の苦悩などもちょっと描かれ、ネットでの誹謗中傷など、あくまで現実のアイドルの困難さと向き合っていたと思います。
「こんなのってないよ……」というセリフに何故かまどマギを思い出す私……。

一度は現実の厳しさに夢を諦めた島田さんが、自分の幸せのために「アイドルやらせてください!」と乗り込んでくる所が一応ドラマの見所。
アイドルとは、大勢の人や、身近な人や、自分自身を幸せにできる人――、という冒頭に語られた言葉でいうなら、「自分自身を幸せにする」ためのスタートを切った形。
他の二つは今後TV版で描かれていくことになるのでしょうか?

そして映像的な見せ場は、ラストの勾当台公園での飛び入りデビューライブ。
クリスマスの夜のメタルバンド祭りに「これが最初で最後だし……」と覚悟しながら参加するという奇特なデビューでしたが、まあ社長がとんずらこいたりマネージャーが素人だったり、そんな弱小アイドルですWUG……(応援したげて……)

なんとパンチラありました……///
松田マネが素人ゆえに見せパンを準備し忘れるという、大失態だかグッジョブだかよく分からない仕事ぶりのおかげで、映画館の大画面に地元の学校の制服着た現役JKのパンツが……。

そしてワンコーラス歌った所で暗転してエンディング。
歌の2番をバックにエンドロールを見ながら、「えっ、パンチラ映画……?」という率直な感想が浮かびましたね……。
いや、でも本当にそれやりたかっただけみたいな内容でしたし……。

で、まあ鑑賞後数日は、なんだか微妙なものを見た気分でいたんですが、なんとなくまたあのパンチラライブが見たいな~って思うんですよね……(*・ω・*)
TV版1話2話を見て、七人それぞれのキャラも掴み始めて、ちょっと愛着が湧いてきてます……。
まんまと罠にハマったのかもしれない……。



そういえば、仙台を舞台にした映画なので(←そこ忘れるなw)、見たことある風景とか地元ネタがけっこう出てきました。
地元なので当然分かる場所は分かるんですが、それを抜きにしても普通の現代物アニメとは背景が違うなって感じがしました。
東京や、東京みたいな架空の街を舞台にしたアニメとは一味違った風景がありますので、そこは仙台に来たことない人でも「あっなんかちがうな」と感じるかと思います。

ただ、「伊達藩士の名がすたる!」なんてことは言ったことも聞いたこともないですし、「ヤンヤンヤヤーン、八木山の~♪」でお馴染みの八木山ベニーランドのCMによっぴーが出てたという話にも「えーそんな可愛い子出てたことあったかなー」と違和感(笑)
あと藍里のプロフィール「嫌いなもの:ゴキブリ」って……。仙台にゴキブリ出ないのにどうやって嫌いになったんだろう……(´・ω・`)?

すいません、完全に余計なツッコミでしたorz