インクレディブル・ハルク
(2008年/アメリカ)
【監督】 
ルイ・レテリエ 
【出演】 
エドワード・ノートン 
リヴ・タイラー 
ティム・ロス 
ティム・ブレイク・ネルソン 
タイ・バレル 
ウィリアム・ハート 

*あらすじ

人体への放射線の影響を研究していた科学者ブルース・バナーは、研究中の事故により怒りとともに緑色の巨人<ハルク>に変身する能力を得てしまい、軍の追跡を逃れてブラジルに潜伏し治療薬の開発に取り組んでいた。しかし、実験の責任者だったロス将軍はブルースの居所を突き止め、ブロンスキー率いる特殊部隊を派遣する。間一髪ハルクに変身して危機を脱したブルースは、治療の鍵を握る<ミスター・ブルー>を訪ねて5年ぶりにアメリカ国内へと戻ってくるが……。 

*感想(2014年1月21日、DVDにて鑑賞)

「アベンジャーズ」への道、第2弾(笑)
今回は緑色の怪物<ハルク>に変身してしまう科学者の戦いを描いた「インクレディブル・ハルク」です。

マーベル・コミックの他のヒーローとのクロスオーバー作品になっていて、「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」へ繋がっていく描写もあります。
というか、繋がるどころかエンディングで「アイアンマン」のスターク社長思いっきり出てきますからねコレ(笑)
冒頭でスターク・インダストリーズ製の兵器がチラリと映った時は遊び心かファンサービスくらいに思ってたんですが、まさか社長まで登場するとは…。

他にも、主人公ブルース・バナーが携わってた研究が<スーパーソルジャー計画>と呼ばれていたことが中盤くらいに明かされるんですが、この計画がキャプテン・アメリカ誕生と絡んでいるわけですね。



さて、その研究の人体実験の被験者となったブルース。
しかし実験は失敗に終わり、ブルースは緑色の巨人に変身し理性を失ってしまいます。

ここまでの経緯をオープニング・クレジットで断片的に描いているのがちょっと意外ですね。
この映画は続編ではなくリブート作品なので、最初の最初から描くのかと思いきや、です。
過去にドラマ化されたり2003年にも映画化されたりしてるので周知の事実は冒頭でサクッと済ませたんですかね。
(ハルクって、ヒーローの中ではかなり知名度ある方らしいですし)

まあ逆に、事情を伏せておくことで、映画での最初の変身が劇的になりますよね。
家がゴチャゴチャと密集したリオで特殊部隊との追いかけっこ、追い詰められたブルースと…突然の反撃。
もったいぶらずともハルクの外見は誰でも分かるんですが、それでももったいぶる演出は基本に忠実ですw



後半は、リヴ・タイラー演じるヒロイン、ベティ・ロスや、ブルースの身体を治療する鍵を握る科学者ミスター・ブルーなどが出てきます。(リヴ・タイラーってあまり好きな女優ではないんですが、ストーリーが進むにつれてだんだん可愛く見えてくるのが不思議)
ハルクに変身すると基本暴走しかないんですが、それをどう制御するかのエピソードや、ハルクの力に魅せられた男が自ら怪物と化してハルクに襲いかかってくるなどのエピソードが語られます。

ドラマとしては、ハルクになってしまうことに引け目を感じるブルースと、彼を支えようとするベティ・ロスの関係などがメインですかね。
久しぶりの再会の夜に、同じ家に泊まりながらも別々の部屋でベッドに横になり天井を見上げる2人…。
ふっふっふっ…子供には分かるまい(笑)


見ながら思ったのは、古典文学の「ジキル博士とハイド氏」がモチーフになってるのかな?ということ。
でも気になって調べたら「ジキルとハイド」の話は、善良なジキルが大柄な中年で、残虐なハイドになると小柄な若者の姿になるんですね。
つまり、細身で善良なエドワード・ノートンが乱暴者の緑色の巨人に変身するのとは真逆の変化をするわけで。

で、思い出したんですが、「リーグ・オブ・レジェンド」という古今東西のヒーローが集結する映画がありまして、それに出てたジキル博士が薬によってちょうどハルクのような巨大な暴れん坊ハイド氏に変身するんですよ。(色は違いますがw)

ハルクというのは「ジキルとハイド」の影響を受けたのかと思っていたら実は逆で、ハルクの方が「リーグ・オブ・レジェンド」のジキルとハイドに影響を与えたのかもしれません。

今後はツキイチくらいでアベンジャーズ関連作を見ていこうと思います。