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依頼人 (1994年、アメリカ)

【監督】
ジョエル・シュマッカー
【出演】
スーザン・サランドン
トミー・リー・ジョーンズ
ブラッド・レンフロ
メアリー・ルイーズ・パーカー
アンソニー・ラパグリア
オジー・デイヴィス

感想 (2014年1月22日、地上波にて鑑賞)

スーザン・サランドン主演の法廷サスペンス、いわゆるリーガルものです。



殺人事件の重要参考人である弁護士の自殺を目撃してしまった少年マーク。
ギャングが上院議員を殺してその死体を埋めた場所を弁護士から聞かされてしまった少年は、野心家の検事ロイやFBI、ギャングの殺し屋に追われる羽目に。

困った彼は離婚問題専門の女性弁護士レジー・ラブをたったの1ドルで雇います。
検事たちの強引な捜査に、プライバシー保護や人権を盾に切り返すレジー。
第1ROUNDは、少年に雇われた弁護士VS目立ちたがり検事!

面白いのは、法廷ものには違わないけど、法廷でやりあう相手が検事やFBIであり、事件の犯人ではないということ。
どちらも犯人を捕まえたいという立場は同じなのに、手段の違いから判事の前で激論を交わすことになります。

その間、ギャングは野放し(笑)
犯人の目星はついているのに、決定的な証拠である被害者の死体が見つからない限り、逮捕に踏み切れないFBI。
その場所を知ってるのが唯一マークなのですが、マークはギャングから秘密を喋らないよう脅され、自分と家族の安全が保証されない限り喋るつもりはない…。
そんなわけで、喋らせたい検事と喋りたくない少年と弁護士の対立構図ができあがるわけですね。



終盤は、死体の在り処を確認するため行った場所で犯人との対峙。
法廷ものの域を越えて普通にサスペンス映画やってましたが、まあ90年代の映画は勢いがあっていいですね(笑)

検事ロイを演じたトミー・リー・ジョーンズが嫌な奴に徹していてちょっと意外でした。